お供え物の落雁を美味しく食べる?アレンジすれば美味しく食べられるものなの?

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落雁(らくがん)と言えば、お仏前へのお供え物の定番ですよね。

色あざやかで、季節のお花やかわいい動物が型どっているのもあって、見ているだけで華やいだ気持ちになれますね。

でも正直、そんなに美味しいものではないんですよね。

お供え物の落雁を食べる?なにかアレンジすれば美味しく食べられるものなの?

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お仏前へのお供え物のイメージが強いので、「食べられないのかな?」と考えてしまう方はけっこう多くいらっしゃいますが。

落雁とは本来、高級和菓子なのです。

落雁は干菓子なので、ある程度の時間が過ぎたら食べる消耗品です。

食べたら消えてしまうことから「不幸も消える」と願掛けの意味もこめられています。

でも、お彼岸やお盆の時期にスーパーなどで安く手に入る落雁は、正直あまりおいしいとは言えませんよね。

でもお供えしたものを食べずに捨ててしまうのは、なんだか罰当たりな気もしてしまいます。

お味はいまいちな落雁も、ひと手間くわえたらおいしく食べられます。

そこで、落雁をおいしく活用できるレシピを紹介します。


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落雁の食べ方でアレンジレシピを紹介!粉状にしてスイーツを作ろう!

落雁をそのままポリポリかじっていた私ですが、落雁はいろいろな使い道があります。

ここからは落雁を使ったレシピを紹介していきます。

落雁で簡単でおいしいアレンジレシピ7選

落雁の簡単おいしいアレンジレシピ①ドリンク

「コーヒー」、「紅茶」、「カフェオレ」もいいですね。

お砂糖とはまた一味ちがって、優しくて上品なお味を楽しめます。

小さいタイプの落雁でしたら、そのまま。

大きければ砕いてかけらを入れてもいいし、すりおろして粉状にしてから入れてもお好みでお楽しみください。

我が家では大根おろし器でガリガリすりおろしてます。

落雁にはでんぷんが含まれているので、溶かすととろみが付きます。

その特徴を活かして、甘酒や生姜湯をつくってもおいしいです。

特にとろみが付いた生姜湯は、冷え性の女性には最適ですね。

甘味が足りないと感じるときは、蜂蜜をくわえるといいでしょう。

落雁の簡単おいしいアレンジレシピ②煮物

お砂糖代わりの甘味付けとしてはもちろんのこと、煮物のとろみも付けにも大活躍です。

お料理に使用する際は、落雁をすりおろして粉末にしてから使いましょう。

我が家は大根おろし器を使いますが。

「すりこぎ」や「フードプロセッサー」、「ミル」を使えば簡単に粉末にできます。

落雁の原材料は「砂糖」、「片栗粉」、「でんぷん」です。

片栗粉やでんぷんはとろみをつけるので、煮豆や筑前煮にもぴったりです。

ただし、とろみを付けたくない場合は控えた方がよさそうですね。

落雁の簡単おいしいアレンジレシピ③落雁プリン

砂糖の代わりに粉末にした落雁を使います。

ポイントは、落雁を細かくしっかりすりつぶしてから、ふるいにかけましょう。

塊が残ってしまうと、プリンの口当たりが悪くなってしまいます。

落雁の優しい甘さが卵の風味を引き立ててくれて、やみつきになりますよ。

落雁の簡単おいしいアレンジレシピ④落雁シュガートースト

こちらは朝食にぴったり。

食パンにバターかマーガリンをいつもよりちょっと多めに塗ります。

そして、粉末にした落雁をたっぷりふりかけて、トースターかオーブンで表面がこんがりするまで焼きましょう。

サクサクでとてもおいしいです。

簡単でおいしいので、よく作ります。

おすすめですよ。

落雁の簡単おいしいアレンジレシピ⑤ヨーグルトに

こちらも朝食におすすめ。

ヨーグルトの甘味付けには「砂糖」、「蜂蜜」が定番ですが落雁もおすすめです。

カラフルな落雁の粉末をヨーグルトにふりかけたら見た目も華やかになって、

朝から気分もあがりますね

落雁の簡単おいしいアレンジレシピ⑥落雁クッキー

お供え用の落雁の中には色付けが濃く、とてもカラフルなものも多いですよね。

そんな落雁でクッキーを作ると、かわいらしい色のものが作れます。

でんぷんが入っているので、ほろほろと崩れやすく、スノーボールのような味わいを楽しむことができます。

落雁の簡単おいしいアレンジレシピ⑦パウンドケーキ

パウンドケーキは大きめのお菓子なので、使用する落雁も26cmの型で150gと大量消費ができます。

冷凍保存もできるので、助かりますね。

ホットケーキミックスに粉末の落雁をいれると、和風なモチモチ食感が楽しめます。

落雁の保存方法

落雁は非常に水分が少なく、長期保存に適した干菓子です。

ただし、正しい保存方法を知らないと、すぐに劣化してしまう恐れがあります。

落雁を保存するときは「湿気」と「日光」に注意

砂糖が多く含まれる落雁は湿気を吸収しやすいです。

なので、特に梅雨の季節は劣化が起こりやすいので注意が必要です。

色が付いた落雁は、日光が当たる位置にお供えしていると日焼けしてしまい、色が抜けていってしまいます。

カラフルなスイーツを作るつもりだったのに、肝心の色が抜けてしまうとショックなので、こちらも気を付けましょう。

落雁を長期保存するには?

冷凍保存がおすすめです。

冷凍庫では、劣化を最低限におさえた状態で保存することができます。。

落雁はでんぷん質が含まれているので、冷蔵すると変質してしまうものが多いです。

解凍は自然解凍で大丈夫です。

ただし、解凍後の落雁は品質の劣化がおこりやすいので、早めに召し上がってくださいね。

落雁が食べきれなかった!捨ててもいいの?

いろいろな食べ方を試してみたけど、食べきれなくて傷んでしまった。

どのように処分すればいいのでしょうか?

  • 川に流す
  • 海に流す
  • 庭にまく
  • 庭でお焚き上げ
これらの方法は、ご先祖様が仏様の国に帰るときに持って帰ってもらう、お土産という意味が込められているようです。

しかし、現代では環境問題もあって、許可されている川でしか流せなくなっていますよね。

また、お焚き上げも灰が周辺に飛び散ってしまったり近隣住民にご迷惑をかけてしまうかもしれないなどの問題もあるので、なかなか難しいです。

そういう理由もあって、お清めのお塩をふって燃えるごみとして出すという処分方法が一般的になっています。

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お供え物の落雁をおいしく食べる?のまとめ

お仏前へのお供え物としてたくさんお供えしたい気持ちもわかります。

ですが、余ってしまった落雁を無下に捨ててしまうのは、しのびないですよね。

活用できるだけの落雁をお供えするのが望ましいですね。