あまねくってどんな意味なの?正しい使い方と実際の例文を紹介

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「あまねく」という言葉を日常的に使う人はそうそういないので、どんな言葉なのかイメージがしづらいですよね。

人とのコミュニケーションではあまり使わない言葉なので、私もほとんど喋るときには使いません。

しかし、小説や書籍を読んでいると時折出てくるのが「あまねく」という言葉なのです!

今はあまり読書をしないという方でも。

もしも自分が読書にハマってしまった時に、意味の分からない言葉があっては、本の世界を心から楽しめませんよね。

言葉の正しい意味や使い方を知っておくことで、日本語がより理解できて、楽しくなってきますよね。

そんな「あまねく」ですが、「広く及んでいる様(さま)」という意味があります。

漢字に表すと、「普く」「遍く」と変換されるので、普遍的という単語に置き換えると意味が理解しやすいですよね!

あまねくの使い方は?あまねくの意味や正しい使い方を解説

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ではそんな「あまねく」という言葉の正しい使い方って、どのようなものなのなんでしょうか?

つい知ったかぶって間違った使い方をしてしまって、相手に失礼のないように一緒に確認をしていきましょう。

あまねくとはどんな意味があるの?

「あまねく」という言葉は、もれなく全てに及んでいる様のことをいい、広くや一般的にといったニュアンスで使われています。

元々、古語から来た日本語なので、人とのコミュニケーションの中で口に出すと、古風な印象になってしまうかもしれませんね。

やはり会話中よりも、書籍として文字に起こす方が一般的な使い方として、しっくり来るようです。

「普く」と「遍く」には、違いはあるの?

どちらも「あまねく」と読む言葉の通り、意味の違いは全くありません。

ただ、小説を読んでみると、「普く」の方が一般的な使い方として浸透している印象があります。

なので、本に触れると「普く」のほうが多く出てくると思います。

「遍く」の方が、古風で滅多に目にしない言葉なのかもしれませんね。

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あまねく一切の意味は?日常で使う場合の例文を分かりやすく紹介

「あまねく」とは、一般的な会話や文中でどのように使われるのか、いくつか例文をご紹介しますね。

また、「あまねく一切」という言葉もあり、主に仏教や悟りの中で使われる言葉として浸透しています。

日常的になかなか使わない言葉だからこそ、例文触れて、意味を理解しておくことで、いざ会話の中で出た時に知ったかぶりをせず済みますよ。

では、例文を通して、より深く学んでいきましょう。

「あまねく」を使った例文を紹介!

それでは、「あまねく」を使った例文をご紹介していきます。

上記でご紹介した意味を理解することで、スッと頭に入ってくると思いますよ。

「あまねく」を使った例文を紹介!

  • 日本中のいたるところを、あまねく旅行する。
  • 店内をあまねく回ったら、2時間過ぎていた。
  • その名前は、あまねく世間に知られることになった。

また、最近の話題を「あまねく」を使って表現すると、より伝わりやすいと思います。

  • およそ10年前に、あまねくスマートフォンは世界中に普及した。
  • 日本の原宿文化は、あまねく世界に浸透し、今や多くのファンがいる。
  • コロナ禍をきっかけに、小規模な結婚式やフォトウエディングがあまねく浸透した。

「あまねく」に似ている言葉はどんなものがあるの?

「あまねく」と似たような意味で、一般的に使われている言葉は、とても多いです。

普段何気なく、家族や友達と喋っている中でも聞かれる言葉もあるのではないでしょうか?

意味が想像しづらいという方は、実際に流通している言葉と結びつけることによって、イメージが湧きやすくなりますよ!

  • 全ての
  • あらゆる
  • 全部の
  • みんな
  • 一つ残らず
  • 隅々まで

「あまねく一切」とは仏教などでどのような意味で使われているの?

「あまねく」に似た言葉として、「あまねく一切」という言葉があります。

こちらは、仏教や悟りの中で主に使われている言葉となっているので、一般的に生活をしている方にとっては、馴染みがない言葉ですよね。

私自身も、初めて耳にしましたが、仏教で使われていると思うと、どこか納得できます。

それでは、こちらの言葉についても、具体的な意味と使い方についてご紹介していきますね。

仏教での「あまねく一切」の使われ方①どのような意味があるの?

元々、お釈迦様が 妙法蓮華経の中で言った言葉の中にこんな一文があります。

「願わくばこの功徳をもってあまねく一切に及ぼし、我らと衆生と皆共に仏道を成ぜん」

妙法蓮華経といえば、一般的に生活をしている方は、お通夜やお葬式、四十九日などで聞きますよね。

肝心な意味はというと、「もしできるのなら、私が行うこの善行を、あらゆる人々にも振り分け、私もすべての人々も皆、平等に成仏できますように。」と言うのだそうです。

このことから、「あまねく」とは違い、私だけでなく皆が平等にと言った、より進化した意味が込められているのですね。

仏教での「あまねく一切」の使われ方②例文をご紹介!

それでは、仏教でも用いられている「あまねく一切」の例文をいくつかご紹介したいと思います。

  • 仏や菩薩のさとりが、あまねく一切通じているのだろう。
  • 威光があまねく一切、光り渡っている。
  • 大地をあまねく一切、おおう広大な天。
  • 文物が盛んに起こり、あまねく一切行き渡るのだろう。
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あまねくってどんな意味?のまとめ

今まで「あまねく」という言葉に馴染みがなかった方も、現代の使われている言葉に置き換えることによって、意味が理解しやすくなったと思います。

人とのコミュニケーションではあまり使わない言葉だと思いますが、読書を楽しんでいるときには、きっと出会うと思います。

そのときに、今回見た言葉の意味を思い出していただけたら嬉しいです。