上げ膳据え膳と上げ膳下げ膳の違いは?意外と知らない細かな違い

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日本には、「上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)」ということわざがあります。

意味は、「全て人の世話になって自分は何もしなくてよい」という意味なんです。

ただ、「上げ膳据え膳」を「上げ膳下げ膳(あげぜんさげぜん)」と間違う人が結構いるんですが。

「上げ膳」には、「食事の膳を出す」という意味だけではなく、「食べ終わえた食膳を片付ける」という意味があります。

さらに、「下げ膳」にも「食べ終わえた食膳を片付ける」という意味があります。

つまり、「上げ膳下げ膳」は、「2回食膳と片付ける」という間違った日本語であることを覚えておいてください。

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上げ膳下げ膳の旦那とは?こんな旦那のことを表す言葉!

お伝えした通り「上げ膳下げ膳(あげぜんさげぜん)」とは、「2回食膳と片付ける」という意味になってしまうため、本来の日本語として正しい言葉ではありません、

本来の日本語は「上げ膳据え膳(あげぜんすえぜん)」という日本語で、意味は、「全て人の世話になって自分は何もしなくてよい」と言う意味。

つまり、「上げ膳下げ膳の旦那」とは「上げ膳据え膳の旦那」という意味で、

  • 食事の準備や片づけを全て人任せにする
  • 家事全般を人に任せっきりにする
という意味があります。

「本当に、うちの旦那は上げ膳据え膳で自分は何もしないんだから。」と「揶揄(やゆ)する」、「からかう」意味として使われます。

自分に対して使う「上げ膳据え膳」は良い意味になる

旦那に対しての「上げ膳据え膳」は、「何もしない」という悪い意味を指します。

ですが、自分に対して「上げ膳据え膳」を使うことは、「気楽さ」や「喜び」を伝えられる良い意味になるんです。

例えば、

  • 毎日家事ばかりしているから、旅行で上げ膳据え膳を楽しめて嬉しい。
  • レストランは、上げ膳据え膳で食事がゆっくり楽しめるわ。
  • 実家は、上げ膳据え膳なのでゆっくりできるわ。
  • 入院生活はどうなるかと思ったけれど、意外と上げ膳据え膳で快適だったよ。
などとして使うのです。

「据え膳」を使ったことわざ「据え膳食わぬは男の恥」の意味とは?

「上げ膳据え膳」と同じく「据え膳」を使った「据え膳食わぬは男の恥」ということわざが日本にはあります。

「据え膳食わぬは男の恥」には、「女性が言い寄ってくれることを受けないことは、男の恥である」という意味があるんですよ。

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下げ膳のマナーとは?知らないと恥ずかしいマナー8選!

間違った日本語である「上げ膳下げ膳」の「下げ膳」には、「食べ終わえた食膳を片付ける」という意味があり、「下膳(げぜん)」と言う場合もあります。

実は、「下げ膳」「下膳」には、食事の作法として知っておくべきマナーが、8つあるんです。

下げ膳のマナー①下げてOKのサイン

食事をする時に使用したスプーンやフォークなどの「シルバー」が、お皿に4時20分の一に置かれていれば「下げてください。」というサインなんです。

他にも「ナプキンが丸めて置かれている」場合も「お皿を下げてください。」のサインなんですよ。

下げ膳のマナー②食事の途中のサイン

シルバーが4時20分の位置ではなく、「八の字」に置かれている時は、まだ「食事の途中」というサインになります。

八の字にシルバーが置かれている時は、お皿を下げないように気をつけましょうね。

下げ膳のマナー③右側に立って右手で下げる

基本的にお皿を下げる時は、相手の右側に立って、右手でお皿を下げていきます。

そして、その後に相手の後ろで左手に持ち替えます。

お皿を持つ時は、左手の親指と小指が、お皿の上部にくるようにして挟んで持つと安定して持つことができます。

下げ膳のマナー④使われていないシルバーはお皿と一緒に下げる

もし、使用するシルバーが使われていない場合、お皿と一緒に下げましょう。

2枚以上のお皿を下げる時は、1番下に持ったお皿にシルバーをまとめるとスマートです。

下げ膳のマナー⑤フォークとナイフは十字で滑りにくく

フォークとナイフを一緒に下げる時は、左手の親指でフォークを押さえ、お皿とフォークのすき間にナイフを差し込みます。

そうすることで、お皿の上でシルバーが滑ってしまうことを予防できます。

また、ナイフを差し込む時は、ナイフの刃先は自分に向くようにするのがポイントですよ。

下げ膳のマナー⑥下げる時は会話を遮らないように

お皿を下げる時は、「丁寧」そして「スピーディー」にするのがマナーです。

特に食事中にお皿を下げる「中間バッシング」では、相手の会話を遮らないように気をつけましょう。

下げ膳のマナー⑦様子を見て「お下げいたしましょうか?」と声をかける

シルバーが4時20分の位置に置かれていて、料理が残っている場合や長時間料理が残っている状態の時は、「お下げいたしましょうか?」と声をかけましょう。

テーブルの上がスッキリするだけでなく、次の料理やデザートのまでの提供がスムーズになります。

下げ膳のマナー⑧ファミレスなどではお皿を下げるタイミングに注意が必要

食事がメインのファミリーレストランでは、スピーディーにお皿を下げると「早く帰れ」と捉えられる場合があります。

食事の後もゆっくり過ごしたいと考えている人もいるので、お皿を下げる時に「温かいお茶をお持ちしましょうか?」と尋ねる方が喜ばれます。

シーンや状況によって、お皿の下げ方には工夫が必要なのです。

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まとめ

日本語のことわざ「上げ膳据え膳」には、「全て人の世話になって自分は何もしなくてよい」と言う意味があり、旦那など相手に使う時は、からかう意味があります。

ですが、自分に「上げ膳据え膳」を使う時は、「気楽さ」や「喜び」を伝えられる良い意味になるんです。

また、よく似た「上げ膳下げ膳」を「上げ膳据え膳」と同じ意味で使う人もいます。

ですが、「上げ膳下げ膳」は、「2回食膳と片付ける」という意味になってしまい、間違った日本語であることが分かりましたね。

そして、お皿を下げる「下げ膳」には、シルバーの位置を見極めるなどマナーがあります。

主にホテルや飲食店の接客業で使われるマナーですが、ホームパーティーや会社のパーティーなどで実践すると良い印象を与えられること間違いないでしょう。