本来、通帳の繰り越しは「通帳の最後のページの一番下の行まで印字したときに、新しく通帳を発行すること」です。
でも、通帳の記帳行が少なくなってきたんだけど、しばらく窓口に行く予定も時間もないという方もいるかと思います。
そんなときは、途中からでも通帳を新しくしておきたいですよね。
もしくは記帳欄が少し残っているけど、キリのいいところで新しい通帳に切り替えたい、という方も結構いるんですよね。
できることなら、出来る時に前もって手続きを終わらせておきたいですよね。
金融機関の手続きって、いざその場になると何が必要か、どこでしたらいいのかわからなくなってしまって混乱してしまいませんか?
私は何度行っても銀行で、てんやわんやしてしまいます。
通帳の繰り越しに必要なものは?どこで受け付けてくれる?
通帳の繰り越しに必要なものは、基本的には「繰り越したい通帳」だけでOKです。
しかし、あまり見かけませんが金融機関によっては、「本人確認資料(免許証など)」の提示を求められる場合もあるかもしれません。
二度手間にならないために、あらかじめ電話で確認しておくことをおすすめします。(滅多にないとは思いますが、念のため…)
そのときに、「通帳にまだ空白があるけど、繰り越したい」ということを伝えるようにしましょう。
あまりにもページが余っているときなどだと、途中繰り越し自体を断られてしまう可能性もあります。
通帳繰り越しはどこで受け付けてくれるの?
本来、通帳の最後のページの一番下の行まで印字したときには、ATMでも新しい通帳は発行できます。
※ゆうちょでは、繰り越し機能を搭載しているATMはごく一部で、かなり限られています。
しかし、通帳の途中での繰り越しは、窓口に行って手続きをするしか方法はありません。
金融機関によってはATMで出来るところがあるかもしれませんが、私の知っている限り、調べてみた限りでは、見当たりませんでした。
やはり、「窓口に行く」という選択肢しかないようですね。
どうしても窓口に行けないという場合。
そんなときには、取引金融機関に電話をして、郵送対応か外交員に来てもらうなどの方法がないかを相談してみてください。
最後まで使い切った時のatmでの通帳繰越のやり方は?
最後まで使い切った時のatmでの通帳繰越のやり方は、
①通帳繰越を押す
②通帳を入れる
③2冊出てくるので、忘れずに持って帰る
という感じです。
基本的には手順が表示されますので、それに従って進めてくださいね。
通帳を最後まで使い切った時のatmでの通帳繰越のやり方①ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行では、一部のATMで通帳の繰り越しをすることができます。
また、通帳繰越ができるATMがある場所は、こちらのサイトから探すことができますよ。
「日本郵政グループ 通帳繰越ができるATM」の詳しい情報を見てみる
そして探し方ですが、まずページ下にある「利用条件からさがす」のところの「ATMから選ぶ」を選択します。
その後、「通帳の繰越」にチェックを入れ「検索」すると都道府県が2ページに分かれて出てきますので、選択します。
すると市町村が出てきますので、住んでいる地域を選択すると店舗リストが表示されます。
3年前の動画(2023年現在)ですが、通帳繰越をしている人がいましたので、参考にしてみてくださいね。
通帳を最後まで使い切った時のatmでの通帳繰越のやり方②みずほ銀行
みずほ銀行の通帳繰越機が置いてある場所を探せるサイトはこちらです。
下の方にスクロールすると「ATM・店舗を検索する」という項目が出てきます。
なので、住所や地域を入力し、「条件を指定して検索」の箇所の「通帳繰越機設置店」にチェックを入れ「条件を指定して検索」を押します。
すると入力した下に支店名などの一覧が出てきますので、確認することができますよ。
また、みずほ銀行の通帳繰越はこんな感じです。
通帳を最後まで使い切った時のatmでの通帳繰越のやり方③動画紹介
ご紹介した「ゆうちょ銀行」「みずほ銀行」以外にも、ATMで通帳繰越をしている動画がありましたので、紹介しますね。
どの銀行もやり方はほとんど一緒のようでしたので、参考にしてみてください。
<三菱UFJ銀行のATMでの通帳繰越>
<三井住友銀行ATM通帳繰越>
<りそな銀行 OKI製通帳繰越機で通帳繰越してみた>
通帳を新しくしたい場合に余白ありでも繰り越しできる?
記帳行が残り少ないという場合であれば、窓口でお願いすれば新しい通帳に切り替えてもらえます。
自営業など、入金や出金の記入が多く場合は
「月末の通帳記入のあとに余白の残りが1~2ページ未満になったら、窓口に行って新しい通帳に更新してもらって。
次の月からは、キリ良く新しい通帳に記帳していく」
といったように、通帳を上手く切り替えて使っている方もいるくらいです。
なので「まだ少し残っているけど」とかでも特に問題はないので、安心して切り替えてください。
また、通帳の更新だけなら窓口が混んでいても番号札を取らなくて大丈夫♪
窓口に声をかければ、だいたいササッとすぐやってくれる銀行がほとんどです。
なので、余白がなくなった通帳でも、ATMで更新するより窓口に持っていって依頼したほうが早いですよ。
ATMって、並んでることが多いですもんね。
通帳が有料になるって本当!?無料で使い続ける方法はないの?
「これからは通帳が有料になるという話を聞きました。
大手銀行を給与振り込み口座にしているのですが、通帳を更新して新しい通帳を発行する場合、今後は有料になってしまうのでしょうか…?」
という、まことしやかに流れている噂。
聞いたことありますか?
実際、2021年から一部の銀行で「紙の通帳の有料化」が始まっています。
しかし、各銀行の有料化開始より前から使っている預金口座であれば、通帳の利用手数料や繰越手数料は発生しません。
一例として、
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱UFJ銀行
手数料を無料で使うには、2つの方法があります。
通帳の手数料を無料にする方法①
- 開設・繰り越し時に70歳以上(三井住友銀行は75歳以上)であること
- 銀行が設定した一定のランク以上に到達する
なんだか、ハードルが高いですね…
通帳の手数料を無料にする方法②
2つ目は、インターネット通帳に切り替えることです。
デジタル化によるコスト削減が大きな目的ということもあり、前者と比べてかなり難易度が低くなっています。
現時点で利用している銀行が「紙の通帳の有料化」の対象になっていなくても。
これから近い将来、通帳の手数料を導入する銀行は増えるでしょうし、有料の対象範囲が広がる可能性もゼロではありません。
これを機に、デジタル化にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
私はデジタル苦手なんですが、そうも言ってられなくなってきちゃいましたね。
私も重い腰を上げなきゃいけませんね。
通帳繰越ができない理由にはどんなことがある?
通帳繰越ができるATMで操作しているのに、通帳繰越ができない・・・なんてこともありますよね。
理由にはどんなことがあるのでしょうか?
まずゆうちょ銀行のATMで通帳の繰り越しができない場合は、『通帳が古い』という原因が考えられます。
古い通帳は最初のページに印鑑が押してあってシールで保護してあるんですが、新しい通帳にはそれがありません。
なぜかというと、新しい通帳は印鑑がデータとしてATMのシステムに登録してあるからです。
なので、ATMのシステム内に印鑑の登録があればできるみたいなのですが、古い通帳で登録がまだの場合はATMでの通帳繰越は出来ないようですね。
また、総合口座のみで、通常貯蓄貯金等の通帳・証書は対象外だそうですよ。
このように他の銀行でも繰り越しできる通帳の種類が決められています。
- 外貨定期預金
- 外貨普通預金
横浜銀行はATMによっても繰り越しできる通帳の種類が異なると書いてありました。
しがぎんでは
- 普通預金通帳
- 総合口座通帳
- スーパー総合口座通帳
なので、ページがいっぱいになってない場合も利用している銀行やATMによっては、通帳繰越できない原因になると考えられますね。
三菱UFJ銀行は
- 旧東海銀行の通帳
- 旧三和銀行の通帳で、通帳見返し面の右上に「コード764」と表示されているもの
- 法人のお客さまの繰越(一部ATM)
なので、何かしらエラーが出たら窓口で手続きしてもらうのが手っ取り早そうですね。
通帳を新しくしたい!のまとめ
通帳に余白がある場合の繰り越し・更新についてお話しさせてもらいました
通帳の更新の手続きに限らず、金融機関での手続きって、どうしてもハードルを感じてしまいがちですよね。
そんな時は金融機関に電話でもいいし直接でもいいので、質問してみましょう。
丁寧にわかりやすく教えてもらえますよ。
うっかり必要書類が足りなくて、取りに帰る羽目になった私みたいなことにはならないでくださいね。