初盆にお供えを送る時期はいつぐらいが最適?一緒に贈る手紙の文例も

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初盆というのは、故人が亡くなって四十九日を過ぎれば行うことができるお盆の行事です。

もし四十九日より前にお盆が来てしまう場合は、翌年が初盆になりますのでお供えを送る場合は命日の確認をしてからにしましょうね。

それに、初盆というのは普段のお盆と違って、人を呼んだり僧侶に供養をしてもらったりするので施主は忙しいです。

お供えを宅急便などで送る場合は、せめてお盆の一週間前には届くようにしてください。

お盆ギリギリですと、準備であわただしくしているので荷物が受け取れないこともありますので・・・

さらに頭を悩ませるのが何を送るかなのですが、お菓子とか果物を思い浮かべますよね?

お菓子はいいと思いますが、果物は夏場ですぐ腐りますので、一週間前に送るとなると初盆の時にはすでに食べられなくなっている可能性が高いです。

施主が高齢で甘いものはあまり食べなそうだと思ったら、乾物系でもいいと思います。

でも、結婚式の引き出物によく入っている「鰹節」や「昆布」はおめでたい時に贈るものなので、この2つは避けましょう。

お金の方がいいかもと思うのであれば「御提灯代」として送るのもいいんじゃないでしょうか。

宗派にもよりますが、仏教ですとだいたい初盆では白い提灯を軒先に飾ります。

かといって提灯を送ってしまうと、施主がすでに買っている可能性が高いですから、御提灯代として渡すのがマナーです。

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お供え物を送る時のマナーを紹介!いつ頃送ればいいものなの?

初盆にお供え物を送る場合、どんなことに気を付けたらいいのか、マナーなどをご紹介したいと思います。

先ほども書きましたが、お盆ギリギリに到着するように送るのはやめましょう。

施主側もタイミングが悪くて受け取れない場合もありますし、宅配便の都合で発送が遅れるということもありますからね。

特に夏場は最近異常気象で、豪雨とか雷雨とかでどんな災害があるのか想像がつきません。

道路が寸断されるレベルの大雨も毎年のように起こっていますから、せめて1週間前に到着するような気持ちで送りましょう。

お盆の時期は地域によって違う場合があるので要注意

お盆の時期というのは、大半が8月13日~15日ですが、一部の地域では7月13日~15日のところもあります。

遠方の親戚ですとお盆の時期が違う場合もあるので、初盆をいつするのかということを確認してから送るのも大事ですよ。

初盆のときの「のし」の注意点

次にお供え物につける「のし」ですが、これはそのまま「御供」や「御供物」を選べば大丈夫です。

あるいは「御仏前」でも使えます。たまにスーパーなどでのしを付けてもらおうとすると、定番ののししか置いてないなんてこともありますからね。

御供くらいはあると思いますが・・・

遠方の場合、ネットが使えれば通販を利用して商品を送ってもらうというのを選ぶ人が多いことでしょう。

お店で買う場合は、店員さんに「初盆で持って行くお供えののしなんですが・・・」なんて相談できますが、ネットはそうはいきません。

もちろんメールなどで問い合わせれば教えてもらえる場合もありますが、即答で来るとは限らないので。

通販の場合、商品を選んだあとにのしを選ぶ選択肢が出てきますので、自分でのしを選ぶわけですが、この時に絶対に間違えてはいけないのが「志」がついているのしです。

これは香典やお供え物のお返しとして施主側が送る場合ののしになります。

だからそこだけは気をつけてくださいね。

お供え物を地元の名物にしたいということで、自分で買ってきて送りたいなんて場合もあるかもしれません。

もし、のしをつけてもらえなかったなんてときには、100均で結び切りののしが売っていますので、それを使いましょう。

蝶結びじゃなくて結び切りですよ。白黒で蝶結びというのは売っていないので、間違えることはないと思いますが・・・

そこに「御供」と書いて、下には自分の名前をフルネームで記入すればOKです。


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初盆にお供えを送る時は手紙を添えて!おすすめの文例を紹介

初盆に直接訪問する場合は、お供え物をお供えして口頭で挨拶できます。

しかし宅配便になると品物だけになってしまうので、そんなときには手紙を添えるといいですよね。

今どきの通販は本当にサービスが行き届いていて、お店によってはメッセージカードなどもつけてくれる場合もあります。

定型文を選ぶ場合と、文章を自分で入力できるのとだいたい2パターンあるので、それもまたありがたいですよね。

文字を書くのが苦手な人などにはありがたいサービスです。

ここで1つ注意なのですが、宅配便でお供え物を送るときに「手紙」を同封すると郵便法違反になります。

見つかると「3年以下の懲役、または300万円以下の罰金」ということです。

昔の仕送りなんて手紙メインじゃないの!?なんて思いますけど。

でも今はそういうルールがあるので、複数枚の便せんに書く場合は荷物と同梱しないで、別に郵送しないといけません。

でも、一応例外として簡単な挨拶程度のメッセージカードは同封して大丈夫となっています。

なので、お供えに手紙を添えたいという場合は、簡単な文面で送るようにしましょう。

初盆で送る手紙の場合、白い封筒と白い便せんで書きましょう。

同梱するなら白い封筒と一筆箋が100均に売られているので、おすすめですよ。

それではお供え物に添える手紙のおすすめ文例をご紹介したいと思います。

初盆のお供え物に添える手紙の文例①
〇〇様の初盆を迎えるにあたり、心ばかりですが□□をお送りさせていただきました

心よりお悔やみを申しあげますと共に、皆様方のご健勝をお祈り申し上げます

初盆のお供え物に添える手紙の文例②
○○様の初盆を迎えられ、新たに悲しみがつのられている事とお察し申し上げます

当日はお参りに行くことができませんが、遠方より合掌させていただきます

初盆のお供え物に添える手紙の文例③
初盆を迎えるにあたり、心ばかりですが〇〇をお送りさせていただきます

〇〇様の御仏前にお供えしていただけると幸いです

心よりお悔やみを申し上げますと共に、ご冥福をお祈りいたします

初盆にお供えを送る時期のまとめ

初盆のお供え物は、初盆の1週間前くらいには到着するように手配しましょう。

お供え物に簡単な手紙などを添えるといいですね。

地域によって「初盆」や「新盆」など呼び方が違う場合があります。

なので、手紙を書くときには、そういう部分も確認しておくことが大事です。

関西では初盆、東日本では新盆と呼ぶことが多いので目安にしてくださいね。