家族や親密な関係の人たちだけで行う家族葬。
家族葬は、基本的に香典やお供えものを受け付けていないことが多いです。
私も家族葬をしたことがありますが、何も受け付けませんでした。
でも、なぜ家族葬の形をなぜ選ぶのか?
それは、最期は家族だけの時間を取りたいからです。
香典などがあると、受付に人を割かなければなりません。
また、受け取ったからにはお返しも必要です。
もちろん、気持はありがたいのですが、受付ない場合がほとんどなんですとね。
でも、家族葬だからといっても、香典やお供えものの辞退の意思表示をしていないときもあります。
そういうときは、気持ちをお渡ししてもよいです。
ただ、家族葬のときに「気持ち」を渡すときにはマナーがあります。
家族葬のときに香典を郵送するのは相手に失礼?
家族葬であるとき、だいたいは香典を受け取ってもらえません。
でも明確に「香典辞退の申し出」がない場合は、お渡ししても大丈夫です。
生前お世話になっていて、どうしても香典を渡したいときがありますね。
でも遠方で、葬儀にはどうしても駆けつけられない場合もあります。
そういうときは、郵送で香典を送ることも可能です。
現金を郵送することになるので、現金書留で送ります。
そのとき、絶対に普通郵便で送ってはいけません。
香典袋ごと現金書留封筒に入れて、郵送するようにしてくださいね。
家族葬での香典のポイント①香典袋には新札はNG
そして、中に入れるお札は「新札」は避けるようにしましょう。
香典のときに新札が好まれないのには、ちゃんと理由があります。
その理由とは、
「香典袋に入れるお札が新札だと、葬儀を予想してお札をわざわざ準備したように捉えらてしまうから」
なんですよね。
あなたにその気はなかったとしても、それがマナーです。
新札しかない場合は、せめて折り目をつけるようにしましょう。
家族葬での香典のポイント②香典の郵送は葬儀から1カ月までに
そして、香典を郵送するタイミングも大切です。
葬儀が終わってから、遅くても1カ月経たないうちに送りましょう。
また、郵送で送る場合必ず手紙を添えることも大切ですね。
香典を郵送するときには手紙が必須!相手の気持ちに寄り添った例文をご紹介!
家族葬のときの香典に手紙を添える場合は、いくつか注意することがあります。
まずは、お悔やみの文章から始めます。
そして直接お渡しできなかったことへの、お詫びの文章も書きましょう。
このとき、冒頭の挨拶は必要ありません。
季節の挨拶を入れたり、自分の近況を話したりなどはしないよにしましょう。
内容については、故人のことばかりではなく、遺族のことも気遣った内容にすることが大切ですね。
家族葬で香典を郵送するときに添える手紙の例文
では、香典と一緒に添える手紙の例文を2つ、ご紹介しますね。
ご家族の皆様のご心痛はいかばかりかと存じます。
本来であれば直接弔問に伺うべきところでした。
本当に申し訳ありません。
略儀ながら書中をもちましてお悔やみ申し上げる次第です。
お母様のご冥福心よりお祈り申し上げます。
心よりお悔やみ申し上げます。
さぞかしお力をお落としのことと存じますが、どうぞ気を強く持って一日でも早く立ち直れるよう祈っております。
本来であればすぐにでも弔問に伺うべきでしたが叶わず大変申し訳ございません。
心よりご冥福をお祈りいたします。
あなたの気持ちが伝われば、問題ないでしょう。
香典を郵送するときに添える手紙に使ってはいけない言葉
ただ家族葬のときに添える手紙を添えるとき、使わない方がいい言葉があります。
それは「忌み言葉」と言われている言葉です。
代表的な忌み言葉を見てみましょう
家族葬に添える手紙に書いてはいけない忌み言葉①不吉な言葉
- 消える
- とんでもない
- 数字の四・九
家族葬に添える手紙に書いてはいけない忌み言葉②重ね言葉
- 重ね重ね
- いよいよ
- ますます
- 度々(たびたび)
家族葬に添える手紙に書いてはいけない忌み言葉③不幸が続くことを連想する言葉
- 再び
- 繰り返し
- 続いて
- 追って
このような言葉を使うのはマナー違反です。
こういった言葉を使ってしまいそうなときには、別の言い回しに変えるなどして、十分に気を付けてくださいね。
家族葬の香典を後日渡すのは非常識!?のまとめ
家族葬は本来、身内だけで執り行われるものです。
そのため香典やお供え物を受け付けていないケースが多いです。
でも生前お世話になった人にはどうしても、気持ちを伝えたいと思います。
それに対して、ご遺族も絶対受け取れないという態度は示さないと思いますよ。
あなたが亡くなられた方に対して「こうしたい」という気持ちがあると思います。
でも第一には、ご遺族の気持ちをくみ取るのがマナーです。
失礼のないように対応しましょうね。