結婚式の準備って、決めることが山ほどあって本当に頭を悩ませますよね。
会場選びやドレス、料理のメニューと同じくらい意外と時間をかけてしまうのが、招待状をいつ送るかというタイミングの問題です。
私も自分の結婚式のとき、カレンダーを見ながら「この日でいいのかな？もっと早い方がいい？それとも大安まで待つべき？」と何度も悩んでいました。
六曜なんて普段あまり気にしたことがなかったのに、いざ結婚式となると急に気になりだしてしまうんですよね。
特に親や親戚から「せっかくだから大安に出したら？」なんて言われると、こだわらないのも悪い気がして、どんどん迷路に入り込んでしまう感覚になりました。
でも冷静に考えると、いちばん大事なのはゲストがスケジュールを立てやすいように余裕を持って案内すること。
日柄はあくまで目安であって、絶対に守らなければならない決まりではありません。
この記事では、そんな迷いがちな「招待状を出すタイミング」と「六曜の考え方」について、私自身の経験も交えながら分かりやすくお伝えしていきます。
あなたが自信を持って招待状を出せるようになるお手伝いができたら嬉しいです。
招待状を出す時期はいつがベスト？
結婚式の招待状は、ただ送ればいいというものではなく「いつ送るか」がとても大切です。
送る時期が早すぎるとゲストが返信を後回しにして忘れてしまう可能性があり、逆に遅すぎると予定が埋まってしまって欠席されるリスクが高まります。
私も式場のプランナーさんに「このタイミングで出すのが一番失敗が少ないですよ」とアドバイスをもらって、ようやく不安が落ち着きました。
一般的な目安は「2～3か月前」
結婚式の招待状は、挙式日の2～3か月前に発送するのが基本です。
この時期に送れば、ゲストは予定を調整する余裕があり、返信もしやすい時期といわれています。
特に遠方から来てもらうゲストや仕事の調整が必要な人には、早めに案内が届くことで旅程や休暇をしっかり確保してもらえます。
私の場合、遠方の友人が「早めに連絡もらえて助かった、飛行機が安く取れたよ」と喜んでくれたことがあり、早めに送るメリットを実感しました。
返信期限の設定も大切
発送時期とあわせて意識したいのが返信期限です。
式の1か月前には出欠を確定させておきたいので、返信期限は挙式の1か月半前くらいに設定しておくと安心です。
少し早めに締め切りを設定しておくと、返信が遅れている人に連絡を入れる時間が確保できます。
季節や連休を考慮した調整
ゴールデンウィークやお盆などの大型連休に式を予定している場合は、さらに早めに招待状を送った方が安心です。
連休の交通機関や宿泊施設はすぐに埋まってしまうので、できれば3～4か月前に案内を出しておくと親切です。
逆に、年末年始や繁忙期に重なる場合は、ゲストが落ち着いて返信できる時期を見極めて送るのがポイントです。
準備が遅れてしまったときの対応
現実的には準備が押してしまい、理想のタイミングで送れないこともあります。
そんなときは、まずは電話やLINEで「招待状がもうすぐ届くから見ておいてね」と一報入れるだけでゲストの不安はぐっと減ります。
急ぎの場合は速達や宅配便で送る、またはデジタル招待状を併用するのも今では一般的です。
私も準備がギリギリだったときにLINEで先に連絡しておいたおかげで「招待状まだかな？」と心配させずに済みました。
親族や主賓には少し早めに
会社の上司や主賓、親族など特別な立場の方には、一般ゲストより1～2週間早めに案内するのが丁寧です。
スケジュール調整や服装の準備などに時間がかかる場合があるため、余裕を持ったタイミングで届けておくと安心です。
六曜（大安・友引）と招待状の関係
招待状を出す時期を決めるとき、多くの人が気になるのが「六曜」ですよね。
私自身、結婚式の準備中に初めて真剣にカレンダーの六曜欄を眺めました。
「せっかくの結婚式だから大安に出した方がいいのかな」
「仏滅はやっぱり避けた方がいい？」
と悩んで、親やプランナーさんに何度も相談したのを覚えています。
六曜は絶対的なルールではありませんが、気にする人がいる以上、配慮することでゲストへの心配りが伝わります。
六曜の基礎知識と意味
六曜とは、大安・友引・先勝・先負・赤口・仏滅の6種類の日柄のこと。
もともとは中国の暦注に由来するとされ、戦国時代以降に日本で広まったといわれています。
大安は「何をするにも吉」とされる日で、結婚式や引っ越しなど慶事によく選ばれます。
友引は「幸せを友に引く」として午前と夕方を避ければ比較的縁起が良いとされる日。
逆に仏滅は「物事を慎む日」とされるため、結婚式を避ける人も多いですが、最近では仏滅割引を行う式場も増え、費用重視であえて選ぶカップルもいます。
消印を大安に合わせる必要はある？
「消印も大安にした方がいい？」と悩む方は多いですが、実はそこまで神経質になる必要はありません。
消印は郵便局で仕分けした日時が印字されるため、ポスト投函だと集荷時間次第で翌日になることもあります。
大切なのはゲストに招待状が届くタイミングであって、消印が何日かはほとんどの人が気にしていません。
とはいえ私も「せっかくだから」と平日の午前中に郵便局窓口に持ち込み、大安の消印を押してもらった経験があります。
ほんの少し自己満足でしたが、やりきった感があって気持ちがすっきりしました。
友引や仏滅に出す場合の考え方
友引は基本的にお祝い事に向いている日とされますが、地域によっては午前中や夕方を避けるなど細かい決まりがあります。
仏滅も必ずしも避ける必要はなく、最近は「日取りよりもゲストへの連絡の早さや気持ちが大切」という考えが広がっています。
どうしても仏滅や赤口しかスケジュールが合わない場合は、両親や親戚に一言相談して理解を得ておくと安心です。
私も式場が混み合っていて友引の午後しか空いていなかったのですが、事前に両親に説明して納得してもらえたので、当日も心置きなく楽しめました。
日柄よりも大切にしたい「気持ちの伝わり方」
六曜はあくまで目安であり、最も大切なのはゲストへの思いやりです。
「忙しい時期にありがとう」「遠方から来てくれてうれしい」という気持ちが伝わるよう、招待状の言葉や送るタイミングを工夫しましょう。
日柄にこだわるより、確実に届いてゲストが安心できる方がずっと大事だと私は感じます。
郵送時のマナーと注意点
招待状を準備して封入し終わったら、次に迷うのが「どうやって送るか」「どんな切手を使えばいいのか」という実務的な部分ですよね。
私も最初は「ポストに入れるだけでいいのかな？」「慶事用切手ってどれ？」と迷い、ネットや郵便局で調べながらひとつずつ確認しました。
ここでは、ゲストに失礼にならず、安心して受け取ってもらえるためのポイントを詳しく解説します。
ポスト投函と窓口持ち込みの違い
ポスト投函は時間を選ばず手軽ですが、集荷時間を過ぎると翌日の消印になってしまうことがあります。
もし「大安の日付の消印で送りたい」「確実に今日のうちに出したい」という場合は、郵便局の窓口に持ち込むのがおすすめです。
窓口ならその場で料金も確認してもらえ、重さのオーバーや料金不足による返送を防げます。
私は初めてのとき、念のため窓口に持ち込んだおかげで「あと2円足りません」と教えてもらえました。
危うく返送されてスケジュールが狂うところだったので、少し手間でも窓口は安心感があります。
慶事用切手と封筒のマナー
招待状には、できれば慶事用切手を貼るのが丁寧とされています。
紅白梅や鶴亀のデザインは華やかで、受け取った人も「お祝いごとなんだ」とすぐにわかります。
普通切手でもマナー違反ではありませんが、ちょっとした心配りとして選んでおくと印象が良いです。
また封筒の表面は毛筆や筆ペンで宛名を書くと上品ですが、最近は印刷でも問題ありません。
大事なのは、読みやすく、失礼にならない書体を使うことです。
発送前の最終チェック
意外と忘れがちなのが、封筒の向きや同封物の確認です。
封の向きは慶事の場合は「上から下へ」が基本。
返信用ハガキの日付や会場名、同封物がそろっているかも必ず確認しましょう。
私は一度、地図を入れ忘れてしまい、あとから慌てて送り直したことがあります。
事前にチェックリストを作っておくとミスを防げます。
ゲストの受け取りやすさにも配慮する
送り先が引っ越ししたばかりの友人や、仕事が忙しいゲストの場合は、事前に住所や勤務先に変更がないか確認すると安心です。
特に単身赴任中の友人や一人暮らしの親戚は、不在票が続くと受け取りが遅れてしまうこともあります。
ひと声かけてから送るだけで、スムーズに受け取ってもらえます。
手渡しする場合のタイミング
招待状は郵送が基本ですが、会社の上司や主賓、親族など特別な関係のゲストには手渡しをするとより丁寧な印象になります。
私も結婚式のとき、直属の上司と祖父母には直接渡したのですが、その瞬間に「おめでとう」と笑顔で言ってもらえたのがとても心に残っています。
手渡しは、ただ紙を渡すだけでなく、感謝の気持ちを直接伝えられる貴重な機会なのです。
手渡しは2～3か月前が目安
郵送と同じく、手渡しも挙式の2～3か月前までに行うのが理想です。
特に主賓や会社関係者は早めに予定を押さえる必要があるので、招待状を渡すタイミングを事前に相談しておくと親切です。
会う機会が限られている相手なら、早めに日程を調整して渡せる機会を作りましょう。
渡すときの一言が大切
手渡しのときは、招待状と一緒に感謝の言葉を添えることでより丁寧になります。
「このたび結婚することになりました。
ぜひ出席していただけたら嬉しいです」と一言伝えるだけで、相手の心に残る瞬間になります。
私も祖父母に渡したとき、涙ぐみながら「楽しみにしてるよ」と言われて胸がいっぱいになりました。
会社関係や主賓は席次表を意識
会社の上司や主賓に手渡す場合は、席次表の相談やスピーチのお願いを同時にするとスムーズです。
「当日お願いしたいことがあります」と丁寧に説明すると、相手も準備がしやすくなります。
式の進行に関わる人には早めに案内しておくことが安心です。
どうしても会えない場合の対応
仕事や距離の関係でどうしても直接渡せない場合は、電話やオンラインで一言お詫びと挨拶をしてから郵送すると、失礼のない形になります。
私は遠方の恩師に電話で挨拶をしてから招待状を送りましたが、「わざわざ連絡くれてありがとう」と言っていただけて、むしろ距離が近くなったように感じました。
地域や家族の価値観を尊重する
結婚式の準備をしていると、「六曜なんて気にしなくていいよ」という友人もいれば、「絶対に大安じゃないとダメ」と言う親や親族もいて、どうしたらいいか迷うことがありますよね。
私も準備中に、母から「大安に出してね」と言われて、でも日程的にどうしても無理で…。
そのときは少し心がざわつきました。
結婚式は自分たちのものでもありますが、親や親戚にとっても大切な日。
だからこそ、家族の価値観と自分たちの考えのバランスを取ることが大切です。
まずは家族と気持ちを共有する
親や親戚が六曜を大切に思っている場合は、まずはその気持ちを受け止めることから始めましょう。
「そういう考え方もあるんだね」と共感するだけで、話し合いがスムーズになります。
その上で、自分たちのスケジュールや事情を丁寧に説明すれば、理解してもらえることも多いです。
私も母に「どうしてもこの日しか空いていないんだ」と伝えたら、少し考えた後で「じゃあ仕方ないね」と納得してくれました。
地域や宗教による違いを知っておく
六曜の受け止め方は地域によって差があります。
都市部ではあまり気にしない人が多い一方、地方では今も強く意識されることもあります。
また、仏教や神道、キリスト教など宗教によっても慣習が異なる場合があります。
式場のプランナーさんや親族に相談して、その土地ならではの習慣を事前に知っておくとトラブルを防げます。
最終的には納得感のある選択を
大切なのは「自分たちが納得できる形で決めること」です。
全員が100％満足する決定は難しいかもしれませんが、家族や親族の意見を尊重しつつ、自分たちも後悔しない選択ができればそれが一番。
私も「気にしすぎるより、感謝を込めて丁寧に送る方が大事だ」と思えた瞬間に心が軽くなりました。
まとめ
結婚式の招待状は、送るタイミングひとつでゲストへの印象が変わる大切な準備です。
2～3か月前という一般的な目安を意識しつつ、連休や遠方ゲストの都合を考えて少し早めに送ることで、相手もゆとりを持って予定を立てられます。
そして六曜については、大安や友引を選ぶと縁起が良いとされますが、絶対的なルールではありません。
私も最初は日柄ばかり気にしていましたが、実際にはゲストが「しっかり案内をもらえた」「安心して準備ができた」と思えることの方がずっと大切だと気づきました。
もし仏滅や赤口しかスケジュールが合わないときも、家族や親戚と話し合い納得感のある決定をすれば、きっと気持ちよく送り出せるはずです。
郵送か手渡しか、消印や切手の選び方など細かいマナーに迷ったときも、「相手が受け取りやすいか」「気持ちが伝わるか」を基準にすれば答えは見えてきます。
招待状はただの紙ではなく、結婚式へとつながる最初の贈り物。
感謝や楽しみにしてほしいという気持ちを込めて送れば、その想いは必ず届きます。
迷っていた心も、送り出した瞬間から少しずつ晴れていくはず。
あなたの大切な一日が、招待状を受け取った人にとっても楽しみになるように、心を込めて準備してくださいね。
