「生後6ヶ月頃までは、お母さんの免疫をもらっているから赤ちゃんは風邪を引きにくい」という話を聞いたことはありませんか?
もちろんその通りだけど、全く風邪を引かないということではないのです。
私の娘は夏生まれだから、沐浴後の湯冷めはなかったけれど、赤ちゃんが沐浴後湯冷めをしてしまうのは稀ではないのです!
まず赤ちゃんの湯冷め症状として、特徴的なのは汗をかいた後に手足や体が冷たくなります。
「ベビーバスで沐浴をするときも」
「一緒にお風呂に入るときも」
どちらの場合でも、お湯の温度だとか溺れないよう目を配るなどと、色々なことへ神経を回さないといけないですよね。
赤ちゃんの湯冷め症状は?風邪を予防するためどう対策すればいい?
私は、お風呂上がり安心しきってしまって、つい着替えでもたついてしまうことがいまだによくあります。
ただでさえ赤ちゃんはのぼせやすく、お風呂上がりもしっかり汗の始末をしないと風邪をひいてしまう要因に繋がってしまいます。
赤ちゃんが湯冷めをしないためにもしっかりと対策をした上で、「お風呂の時間」を楽しめるように、留意事項を一緒に確認していきましょう。
赤ちゃんは沐浴でどうして湯冷めしてしまうの?
赤ちゃんが湯冷めをしてしまう原因は、前に書いた通り赤ちゃんはのぼせやすく、お風呂上がりもしっかり汗の始末をしないことが挙げられます。
また他の原因としては、浴室や脱衣所が寒いことも挙げられるのです。
お風呂に入って温まった体が急に寒い場所に移動することで、血管が収縮してしまって必要以上に体温を下げてしまうんです。
大人のサウナ後の冷水に入った感覚をイメージするとわかりやすいですよね。
それに、汗をかいた体をしっかりと拭いてあげないと、体に残った水分が体温を下げる原因になってしまって、湯冷めを引き起こしてしまいます。
湯冷めを防止するためにも、お風呂上がりは脇の下や太ももの付け根など、しわになりやすいところまで、しっかりと拭くのはもちろんのこと。
髪の毛の後ろ側まで、しっかりと乾かしてあげましょう!
沐浴の時に風邪を引かないために気をつけることは?
赤ちゃんの体を温めたいと思って長風呂にしてしまうことは逆効果で、湯冷めの原因となりやすいから10分を目処に上がると良いでしょう。
それから、冬場は特に赤ちゃんに厚着をさせると体温調整がうまく出来ずに、汗をかきやすくなり体が冷えてしまいます。
洋服は大人のマイナス1枚を基準にすると良いと、助産師さんの家庭訪問の際に教えてもらいました。
さらに、お風呂に入れる前にしっかりと着替えの準備を完了させて、保湿剤を近くに置いておくことで素早く着替えを行うことができますよ。
ワンオペで赤ちゃんをお風呂に入れるときの事前準備
私は、毎日平日はワンオペで娘をお風呂に入れているけれど、以下のように準備をしています。
ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!
ワンオペ沐浴で用意するもの①赤ちゃんのもの
- 赤ちゃん用バスタオル(広げておく)
- 肌着と洋服
- オムツ
- 保湿剤
- (必要に応じておへその消毒セット、綿棒)
ワンオペ沐浴で用意するもの②自分のもの
- バスローブ
- 着替え
- ヘアゴム
- 自分用の保湿セット
そして、使い終わったものから別の場所に移動させておくことで終わったものの目安がわかって、やり残しがないので安心ですよ。
生後6ヶ月から授乳中に震えるのはなぜ?震えとけいれんの違いを解説
赤ちゃんは、外からの刺激にとても敏感だから、ちょっとしたことでピクピク・ブルブルと震えることがあります。
私の娘は、ドアの開閉や食器がカチャカチャ言う音に反応して、よくブルブルしていました。
それから、授乳中に足や手、指が震える場合は、生理的な反応なので心配いりません。
赤ちゃんの神経が発達していくにつれて、徐々に減っていくきますよ。
赤ちゃんはどんなときに震える?
赤ちゃんは授乳中以外にも色々な場面でプルプルする姿が見られます。
よく見られる具体的なシーンをご紹介していきます。
赤ちゃんが震えるシーン①眠る時に震えている
これは良性新生児睡眠ミオクローヌスだと言えます。
全身が震えるように見えるけど、実は手足のみが震えている状態なんです。
非てんかん性で多くの赤ちゃんに見られ、問題はないですよ。
赤ちゃんが震えるシーン②両手を挙げて物音に反応して震えている
モロー反射といって、新生児の頃に見られる有名な原始反射です。
些細な音でもピクッとなり繰り返し見られることが多いです。
生後3ヶ月を過ぎると次第に落ち着いてきて、そういった反応も見られなくなっていきます。
赤ちゃんが震えるシーン③食事中に震える
食事中、肩をすくめて震える行為で「ジャダリング」とも呼ばれます。
この「ジャダリング」は、赤ちゃんの頃から幼児期に見られます。
食事を中心に楽しいときに震えることがあって、これも幼児期を過ぎるとだんだん見られなくなっていきます。
こちらも問題はありません。
赤ちゃんが震えるシーン④顔を赤くして震える
うつ伏せや座った状態で頬を赤くし震えていることがあるけど、これは乳児期の自慰行為とも呼ばれています。
女の子に多く見られる傾向があって、リズミカルに揺れている様子が気になるかもしれないけれど、特に問題ありません。
赤ちゃんの震えとけいれんの見分け方
赤ちゃんの「けいれん」は、高熱が突発的に出たときに発症します。
なので「もしかしてけいれん!?」と、多くのお父さんお母さんが慌てると思うけど、まずは冷静に観察をし、手を触れないことが大事です。
急にけいれんが始まると、多くの子は白目をむいてガタガタと震え始め、意識が遠のいているので名前を読んでも反応しません。
でも、3分以内に収まることがほとんどだから、初めての場合は救急車を呼び、救急隊員から指示を仰ぐと冷静になれますよ。
震えとけいれんの違いは、
- 発熱があるかどうか
- 名前を呼んで反応するか
- 継続して起きているか
けいれんが起きている時にするべき行動は?
また、けいれんが起きている時には以下の行動に気をつけて、安静にしてあげると良いですよ。
- 初めてけいれんが起きた時は、すぐに救急車を呼び、救急隊員の指示に従う
- 口の中に何も物を入れない(窒息の恐れがあるため)
- けいれんが起きているときは、体を揺さぶったり抱っこをしない
- 嘔吐したものがつまらないように、顔を横向きにする
- スマートフォンでけいれんが起きている様子を撮影していると、受診時に確実な判断を仰ぐことができる
沐浴後に手足が冷たいのは何が原因?どんなことに気を付ければいい?
人間の体は熱くなると元の体温に戻ろうとする機能が働きます。
沐浴後は体温を下げようとする機能が強く働くし、体が濡れているのでより一層体が冷えやすいのです。
新生児は体温調節機能が未熟だから、体と髪の毛が濡れたままが続くと風邪をひく原因につながります。
手足が冷たいのは体温調節をしているためだと考えていいでしょう。
手足が冷たいだけで機嫌がよくて、ミルクやおっぱいをよく飲むようなら心配ないでしょう。
とはいっても、冷えることは風邪をひくことにつながるから、沐浴時は温かい環境で行いましょう。
沐浴は暖かい日中の時間帯に行うと室温も高めなのでおすすめですよ。
冬は暖房をつけておきましょう。
お湯の温度は適温でも、どんどん温度が下がっていくから出来るだけ短時間(5~6分が目安)で済ませることがポイントです。
さし湯をしながら行うのもいいですね。
ベビーバスの脇にはタオル、ケア用品、着替えをスタンバイさせておくのはもちろん、タオルと着替えをこたつや湯たんぽであたためておくのもいいですよ。
肌着と服を重ね着する場合は2枚の袖を通しておいて、その上におむつを置いておくと手早く着せることができます。
湯の温度と室温の差が激しいと体温調節が難しくなるから、部屋を暖めておくのは忘れがちだけど大事なことなので実践してくださいね。
沐浴後の観察項目にはどんなことがある?夏と冬とではどんな違いがある?
生まれたばかりのデリケートな赤ちゃんの肌や体調を観察するために、季節によって沐浴後に観察したいポイントも変わってきます。
夏の時期と冬の時期に分けて、観察したいポイントをご紹介しますね。
是非お父さんや祖父母と一緒に共有しながら、家族みんなで沐浴を楽しんでくださいね。
夏の場合は肌荒れやかぶれがないか注視しよう!
夏の暑い時には、大人よりも赤ちゃんの体温は上がりやすく、また汗もかきやすいです。
首の後ろや耳の後ろが赤くなっていたり、顔の表面にプツプツが出来やすくなったりすることもあります。
夏の暑い時には、お風呂上がりに急にできる場合もあります。
なので、しっかりと水分を拭き取ってから、通気性の良い服装に着替えをさせてあげましょう。
冬の場合は体が冷えないようにしっかりと水分を拭いてあげよう!
冬場に注意したいのは、寒暖差です。
「脱衣所」、「お風呂場」、「着替えをするリビング」
それぞれが、あまり寒暖差が起きないように気温を調整しておくと、赤ちゃんのストレスも減ります。
それと、体が冷えないように、すぐにしっかりと水分を拭いてあげることが、特に冬場は大切です。
体をしっかり拭いてあげようと思う反面、擦ったり強く拭いたりしないように、肌に優しい素材のタオルを使ってくださいね。
もしも、タオルがたくさん濡れてしまった時には、新しいタオルを使って仕上げとして肌を拭きあげてあげるのもおすすめです。
沐浴の後に震えるのは寒いから?のまとめ
赤ちゃんの沐浴後の震えは、湯冷めをしている場合が考えられるから、日頃から湯冷めをしないよう環境を整えておくことを心がけると安心ですよ。
しっかりと環境を整えてから、大人も一緒に赤ちゃんがお風呂の時間を楽しめたらいいですね。
また、震えではなくけいれんが起きた場合や普段とは違う様子が見られた時には、かかりつけの医師に早めに相談をしましょうね。