お風呂上がりの赤ちゃんが震える原因と対策|安心できるケア方法

お風呂上がりの赤ちゃんが震えていると、「寒いのかな?」「何か病気のサイン?」と心配になりますよね。

赤ちゃんはまだ体温調節が未熟なため、少しの温度変化にも敏感に反応します。

特に新生児期の赤ちゃんは、大人よりも湯冷めしやすく、寒さを感じると震えたり、体を縮めたりすることがあります。

ほとんどの場合、赤ちゃんの震えは自然な生理現象であり、適切な保温をすればすぐに落ち着きます。

しかし、震えが長く続いたり、顔色が悪くなったりする場合は、別の原因が考えられることも。

この記事では、赤ちゃんがお風呂上がりに震える原因と、その対策について詳しく解説します。

安心して赤ちゃんをケアできるよう、役立つ情報をぜひチェックしてみてくださいね。

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赤ちゃんのお風呂上がりの震えって?原因と対処法

赤ちゃんがお風呂上がりに震えるのはなぜ?

赤ちゃんが入浴後に震えるのは、体温を調整する力がまだ弱いからです。

大人と違って、自律神経が十分に働かないので、急に寒くなると震えて体温を調整しようとします。

特に新生児の赤ちゃんは、体温調整の機能が未熟なので、ちょっとした温度変化にも敏感です。

体が小さいため、周りの気温の影響を受けやすく、急に寒さを感じると震えが出ることがあります。

湯冷めって何?赤ちゃんの体温が下がる理由

湯冷めとは、お風呂から出たあとに体温が急に下がってしまうことです。

赤ちゃんは体が小さく、体の表面積が大きいので、温かさを保つのが難しく、お風呂のあとすぐに冷えてしまうことがあります。

また、大人と違って皮下脂肪が少なく、体温を維持する力が弱いのも理由のひとつです。

特に寒い季節や、部屋が涼しすぎる場合には、体温が急激に低下しやすいので注意が必要です。

タオルでしっかり拭いたり、服をすぐに着せたりすることで、湯冷めを防ぐことができます。

新生児の体の反応と震えの関係

生まれたばかりの赤ちゃんは、体温をうまく調整できないので、ちょっとした寒さにも敏感に反応します。

手足が震えたり、小さく体を動かすのは、体を温めようとする自然な動きです。

さらに、新生児は筋肉の発達も未熟なため、自分で熱を生み出すことが難しく、震えたり、手足が冷たくなりがちです。

赤ちゃんが震えているときは、体をしっかり温めてあげることが大切です。

部屋の温度を適切に調整することや、毛布やバスタオルで包んであげることも有効です。

ただし、震えが長時間続いたり、顔色が悪くなったりする場合は、別の原因が考えられるので、すぐに医師に相談しましょう。

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お風呂上がりの赤ちゃんの震えが止まらないときのポイント

赤ちゃんの体温が下がっていないかチェックしよう

赤ちゃんの体温は大人より少し高め(36.5~37.5℃くらい)ですが、お風呂のあと急に下がると震えてしまうことがあります。

特に寒い時期や、部屋の温度が低い場合には、湯冷めしやすくなります。

体温を測ってみて、36℃以下なら、すぐに温めてあげましょう。

温める方法としては、厚手のバスタオルで包む、暖房を適度に使う、服をすぐに着せるなどがあります。

お風呂上がりの保温をしっかりすることで、震えを防ぐことができますよ。

手足の震えとけいれんってどう違う?

震えは一時的なもので、体温を調整しようとして起こります。

でも、けいれんは様子が違います。

けいれんは長く続いたり、意識がぼんやりしたり、体が固まったりすることがあります。

また、けいれんの場合は、目の動きが不自然になったり、呼吸が苦しそうになることもあります。

もし「震えがいつもと違う」「長く続いている」「何かおかしい」と感じたら、すぐにお医者さんに相談してくださいね。

こんな症状があるときはすぐ相談しよう

次のような症状があったら、できるだけ早めに病院へ行くことをおすすめします。

特に赤ちゃんは体が小さく、大人よりも急激な変化に弱いので、症状が悪化する前に適切な対応をとることが大切です。

早めに受診することで、適切な治療を受けることができ、赤ちゃんの健康を守ることにつながります。

  • 震えが止まらない、長く続いている
  • ぼーっとしていて反応が鈍い
  • 唇や顔色が青白くなっている
  • 体温がすごく低い(35℃以下)
  • 呼吸が浅く、苦しそうに見える
特に、震えとともに顔色が悪くなったり、呼吸が乱れたりする場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。

少しでも「いつもと違う」と感じたら、迷わず専門家に相談してくださいね。

  • 震えが止まらない
  • ぼーっとしている
  • 唇や顔色が青白くなっている
  • 体温がすごく低い(35℃以下)
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赤ちゃんの湯冷めを防ぐ!お風呂上がりの正しいケア

お風呂上がりの体温をしっかりキープしよう

赤ちゃんをお風呂から出したら、すぐに体を拭いて、服を着せてあげるのが大切です。

お風呂に入っている間は体がポカポカしていても、出た瞬間に冷えやすくなるので、できるだけ早く保温するのがポイントです。

特に冬場は気温が低く、湯冷めしやすいので、バスルームを暖かくしておくのもおすすめです。

また、赤ちゃんの肌がデリケートなので、拭くときには優しく包み込むようにして、水分をしっかり取ってあげましょう。

タオルの使い方と注意点

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、タオルでゴシゴシ拭くのはNG。

やさしく押さえるようにして水分を取るのがコツです。

特に首や脇、足のつけ根のしわの間は、水分が残りやすいので丁寧に乾かしましょう。

水分が残ると、汗疹や肌荒れの原因になることもあります。

また、タオルは清潔なものを使い、柔らかい素材のものを選ぶと、赤ちゃんの肌に優しく安心です。

お風呂上がりの保温対策

赤ちゃんは自分で体温を調整するのがまだ苦手なので、お風呂上がりにすぐに冷えないよう、適切な保温をすることが大事です。

バスタオルでしっかり包み、湯冷めを防ぐだけでなく、着せる服も厚すぎず薄すぎず、その日の気温に合わせたものを選びましょう。

冬場は厚手の服やスリーパーを活用し、夏場は通気性のいい素材のパジャマを選ぶのがポイントです。

お風呂上がりの部屋の温度を調整しよう

お風呂のあとの部屋は、24~26℃くらいがちょうどいいです。

寒い時期は暖房をつけ、部屋が寒くなりすぎないようにしましょう。

ただし、暖房を使うときは乾燥しないように加湿器を併用すると、赤ちゃんの肌にも優しくなります。

夏場は冷房を使う場合もありますが、冷えすぎないように

  • 直接風が当たらない位置にベビーベッドを置いたり
  • 適度な温度(26℃程度)に設定したり
といったことに注意するのが良いでしょう。

私は、お風呂上がり安心しきってしまって、つい着替えでもたついてしまうことがいまだによくあります。

ただでさえ赤ちゃんはのぼせやすく、お風呂上がりもしっかり汗の始末をしないと風邪をひいてしまう要因に繋がってしまいます。

赤ちゃんが湯冷めをしないためにもしっかりと対策をした上で、「お風呂の時間」を楽しめるように、留意事項を一緒に確認していきましょう。

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赤ちゃんの震えが続くときは病院へ|受診の目安

どんなときに病院に行くべき?

次のような症状があるときは、すぐにお医者さんに診てもらいましょう。

赤ちゃんの体調は大人と違い、急に悪化することがあるので、ちょっとした異変も見逃さないことが大切です。

特に新生児期の赤ちゃんは体温調整が苦手なため、軽い風邪のような症状でも思いがけず深刻な状態になってしまうことがあります。

そのため、普段の様子と比べて「いつもと違うな」と感じたときは、できるだけ早く病院を受診しましょう。

もし診察が必要か迷ったときは、かかりつけ医や子ども専門の相談窓口に問い合わせて、アドバイスをもらうのもよい方法です。

  • 震えが長く続く
  • 体温が低すぎる、または高すぎる
  • 呼吸が苦しそう
  • けいれんしているかも?と思ったとき

お医者さんに聞いた!赤ちゃんの震えのケア

小児科の先生によると、お風呂上がりに少し震えるのはよくあること。

でも、異常な震えや体温が下がりすぎるときは、すぐに対応が必要だそうです。

赤ちゃんの震えは体温調節の一環として現れることが多いですが、それが長く続く場合や、手足が異常に冷たい場合は注意が必要です。

また、体温が35℃以下に下がってしまうと、低体温症の危険もあるので、温かいタオルや毛布で包んで早めに病院へ行くことが大切です。

震えが異常であるかどうかを見極めるポイントとして、赤ちゃんの顔色や呼吸の様子を観察することも重要です。

顔色が青白くなったり、息が浅くなったりしている場合は、すぐに病院へ連れて行きましょう。

また、震えとともに意識がぼんやりしていたり、ぐったりしている場合も、医師に相談するべきサインです。

家でできる応急処置と記録が大事

万が一のために、赤ちゃんの体温や震えの時間をメモしておくと、お医者さんに相談するときに役立ちます。

特に、震えがどのくらいの時間続いたのか、どのような状況で起こったのかを記録しておくと、診察の際に医師が適切な判断をしやすくなります。

また、動画を撮影しておくと、実際の様子を医師に見せることができるので、正確な診断に繋がることもあります。

普段の様子と比べて、「いつもと違うな」と感じたら、すぐに対処することが重要です。

赤ちゃんはまだ言葉を話せないため、親が異変に気づくことが大切です。

室温や服装などの環境を整えながら、赤ちゃんが快適に過ごせるように気を配りましょう。

お風呂上がりの震えと病気の関係|もしかして病気のサイン?

てんかんの可能性?赤ちゃんの震えをチェック

赤ちゃんが何度も震えたり、ぼーっとしている様子が見られる場合、神経系の異常が関係している可能性があります。

てんかんは、神経の興奮が異常に高まることで起こる病気で、赤ちゃんの場合も発作が震えとして現れることがあります。

特に短い間隔で繰り返し震える、一定の時間続く、意識がもうろうとしている場合は、注意が必要です。

普段の震えと違うと感じたら、スマホで動画を撮影してお医者さんに見てもらうと診断がスムーズに進みます。

また、低血糖症や脳の発達異常などが原因で震えが起こる場合もあります。

これらの症状は専門的な診察や検査を受けないと判断が難しいため、心配なときは早めに病院を受診しましょう。

病院でどんな検査をするの?

病院では、赤ちゃんの震えがどのようなものかを詳しく調べるために、さまざまな検査が行われます。

まず、医師が震えの様子を詳しく聞き取り、体温や脈拍を測定します。

必要に応じて、血液検査で血糖値やミネラルバランスを調べることもあります。

また、神経系の異常が疑われる場合は、脳波検査(EEG)を行い、脳の活動を詳しく調べることもあります。

MRIやCTスキャンを用いて、脳の構造に異常がないか確認することもあります。

これらの検査は赤ちゃんに負担をかけるものではないので、医師の指示に従いましょう。

いざというときに備えておこう

赤ちゃんの健康を守るために、震えが続いたときの対応をあらかじめ確認しておくことが大切です。

まず、赤ちゃんの震えの頻度や時間、どのようなタイミングで起こるかを記録しておくと、診察時に医師が適切な判断を下しやすくなります。

さらに、動画を撮影しておくことで、より正確な診断につながります。

家族で情報を共有し、いざというときにすぐに病院に連絡できるようにしておくと安心です。

また、かかりつけの小児科医に相談して、赤ちゃんの震えについて日ごろからチェックしてもらうこともおすすめです。

まとめ

赤ちゃんのお風呂上がりの震えは、ほとんどの場合問題ありませんが、長く続いたり、異常な症状が見られる場合は早めにお医者さんに相談しましょう。

特に、意識がもうろうとしている、震えが止まらない、手足が硬直しているなどの症状がある場合は、すぐに病院を受診してください。

日頃のケアと観察をしっかり行い、赤ちゃんが安心して過ごせる環境を整えてあげましょう。