大事にしていたものを落としてしまったら慌てますね。
運よく誰かが拾って届けてくれたら本当に嬉しいです。
警察にもらいに行くだけでなく、拾ってくれた人にありがとうという感謝の気持ちを伝えたいと思うのは当然です。
でも手紙は苦手という人もいるでしょう。
落とし物を拾ってもらった時のお礼の手紙の書き方と例文
特別なルールはありませんが、拾ってもらって本当に有難かったことを素直な言葉で表現しましょう。
無理に硬い表現を使う必要はありません。
簡単に名乗り、季節の挨拶などは省略します。
知らない人に出す手紙ですから、自分のことを事細かに書く必要はありません。
落とした物が特別な思い入れのあるものだった場合は、それが自分にとってとても大事なものだったことを説明し、どれほど助かったかを伝えましょう。
今後は注意をして同じミスをしないようにする旨伝えるのもいいですね。
突然お手紙を差し上げる失礼をお許しください。
先日、カードケースを拾っていただいた○○と申します。
警察署であなたの住所をお聞きして手紙を書かせていただきます。
私が落としたカードケースには免許証、身分証明書それに保険証まで入っていましたので、落としたことに気付いたときには本当に困りました。
明日にも免許証などの再交付に行かなければと心を決めていたのでしたが、その日の朝に警察署から連絡があり、カードケースが届いていることが分かりました。
本当に嬉しく、なんと感謝の気持ちを言い表したらよいかもわからないほどです。
本当にありがとうございました。
それだけでなくあのカードケースは就職するときに恩師からいただいた大事なもので、私にとっては大切な記念品でした。
届けていただかなかったら、私はいつまでも落胆していたことは間違いありません。
もとはといえば私が慌て者で、洗面所でポケットからハンカチを取り出すときにカードケースを台の上に仮置きしたのが失敗でした。
これからはこんなミスがないように十分気を付けるつもりです。
お礼の気持ちにささやかな品を送らせていただきますのでお受け取りくださいますようにお願い致します。
名前〇〇〇〇
突然のお便りで失礼致します。
私は○○市に住む△△と申します。
先日は私が落とした携帯電話を拾ってくださり、警察署に届けていただきありがとうございました。
無事に私の手元に戻りました。本当に感謝しております。
携帯電話には住所録や各種の暗証番号など大事な記録が入っていたので、落としたと気付いたときにはどうしたら良いか途方に暮れました。
幸いにもすぐに警察署に届いているという連絡をもらい、取りに行くことができました。
わずかですがお礼にクオカードを同封しますのでお受け取りくださいませ。
名前△△△△
落とし物を拾ってもらってお礼の手紙を書くのに気を付ける点は?
では次に、落とし物を拾ってもらったときのお礼状には、どんなことに気を付けて書けばいいのでしょうか?
そのポイントを見ていきましょう。
落し物を拾ってもらってお礼の手紙を書く時の注意点①できるだけ早く書く
お礼の手紙はタイミングが大事ですね。
落とし物を拾ってもらった場合は、できるだけ早く自分の感謝の気持ちを伝えるのがいいです。
拾った人はお礼をもらいたいと思っているわけではなくても、「拾ったものが、落とした人に無事に戻ったかを知りたい」と思っているはずです。
少しでも早く受け取ったこととお礼の気持ちを伝えることは大事です。
落し物を拾ってもらってお礼の手紙を書く時の注意点②できれば手書きで
最近はパソコンが普及し、ビジネスレターはパソコンで打ち出すのが普通になりました。
お礼の手紙をパソコンで書くのもあながち失礼ではないと感じますね。
でも受け取る人は見も知らない人で、もしかしたら高齢の方かもしれません。
そうなるとできるだけ手書きの方がふさわしいですね。
どうしても忙しいとか、字を書くのが苦手という人は、パソコンで作った文章でも、署名だけは手書きでしたいところです。
手書きの手紙と言っても、達筆である必要はありません。
丁寧に読みやすい字で書くことを心がけましょう。
受け取った人が何を書いてあるのか読み取れないようでは、お礼の気持ちを伝えることができません。
落し物を拾ってもらってお礼の手紙を書く時の注意点③便箋や封筒は?
お礼状の基本は白い封筒と白い便箋で、凝った模様や色がついている必要はありません。
できれば二重になっているようなしっかりした白い封筒がいいですね。
横書きの場合は洋封筒で構いません。
事務用の茶封筒などは避けましょう。
ペン書きが基本ですが、最近は性能が良くなりましたからボールペンでもいいでしょう。
尚、水性のボールペンの方が、字がきれいに見えます。
礼状は出す時期が大切ですね。
私も書かなくてはと思いつつ2週間もたってしまい、もう感謝の気持ちを伝えるのには遅すぎると思って断念したことがありました。
後であの時どうしてはがきだけでも出さなかったのかと後悔しました。
どんなに忙しくても、「受け取りました、ありがとう」の気持ちを手短に伝えたいものですね。
落とし物を拾ってもらったらお礼の手紙のまとめ
落とし物を届けてもらったら、できるだけ早くお礼の手紙を書きましょう。
拾ってもらって有難かったという感謝の気持ちと、無事に手元に届きましたということを率直な表現で表しましょう。
必要に応じて時機を逃さずに礼状を書いて、気持ち良く社会生活を送りたいものですね。