小さな子どもがいるとなにかと便利な「泡タイプのボディソープ」。
ただ、「うっかり液体タイプを買っちゃった…。」なんて経験があるママもいるのではないでしょうか。
そんな時に気になるのが、「泡タイプの仕組み」。
どうして最初から泡で出てくるのかと言うと実は泡タイプの本体には「メッシュ」と「空気室」がついているからなんです。
泡で出るボトルの仕組みを解説!液体が泡にならない理由とは
泡タイプボディソープやハンドソープを使っていると一度は気になるのが「どうして最初から泡で出てくるの?」ということ。
実は、その答えは「メッシュ」と「空気室」なんです!
泡タイプのボトルには、ポンプの内側に「メッシュ」そしてポンプの根元には「空気室」がついているんです。
ボトルの基本的な構造は液体タイプと同じなのですが。
ポンプの内側に「メッシュ」がついていることで、吸い上げられた石けん液がメッシュを通る時に泡になるというわけです。
細かなメッシュの働きがボディソープのきめの細かい泡を作っているとは驚きです。
また、空気を溜めておく「空気室」があることで、ポンプの中で液体と空気が一定の割合に混ざるんです。
泡が出るボトルを使う時の注意点①ボトルと詰め替えの液体のメーカーを揃える
ここで質問です!
様々なメーカーから泡タイプのボディソープやハンドソープが販売されています。
あなたは、きちんと本体ボトルのメーカーの詰め替え用を詰め替えていますか?
「ギクッ!」とした方は要注意。
実は、ボトル本体はメーカーごとに中に入れる液体に合わせた容器が作られているんです。
他社のメーカーの詰め替え用を入れると、泡で出なくなったり、メッシュ部分がつまって故障することがあります。
みなさん、今後は気をつけましょうね。
私も気をつけます。
泡が出るボトルを使う時の注意点②液を入れ過ぎない
そして、もう1点気をつけるべき点は、泡タイプの本体に詰め替える時に「液を入れ過ぎない」ということです。
液を入れ過ぎると、空気室の空気をうまく取り込めず水っぽい泡になることがあります。
本体ボトルに「詰め替えはココまで」という記載があるので、チェックして詰め替えてくださいね。
私も今確認したら本体ボトルに書いていました。
(今まで知らずに詰め替えていました…反省です…。)
ここで、ふと気になったのが「泡タイプ」と「液体タイプ」の洗浄力や成分の違いです。
「泡タイプ」と「液体タイプ」の違い①泡タイプ
- 泡で出てくるので液体タイプよりも濃度は薄い
- 泡で出てくるので洗浄力は液体タイプよりも低い
- 手荒れがしにくい
- すすぎやすい
「泡タイプ」と「液体タイプ」の違い②液体タイプ
- 液体のまま出てくるので濃度が濃い
- 液体のまま出てくるので洗浄力は泡タイプよりも高い
- 手荒れしやすい
- 泡タイプよりもすすぎに時間がかかる
つまり、手洗いに時間をかけられない小さな子どもがいる家庭の洗面所には「泡タイプ」、
料理をした後や掃除をした後などしっかり手洗いをしたいキッチンには「液体タイプ」など分けて置いてみてはいかがでしょうか。
そして、泡タイプ・液体タイプどちらも成分に大きな違いはありません。
液体ハンドソープを泡タイプにするには水を足せばいい!?
家で泡タイプのボディソープを使っているのに「うっかり液体タイプを買っちゃった…。」なんて経験があるママさん。
また、いただいたボディソープやハンドソープが液体タイプだったなんてこともあるのではないでしょうか。
そんな時、ふと考えるのが「水を足せばいいんじゃないの?」ということ。
実は、液体タイプに水を足して泡タイプのボトルに詰め替えても使えることは使えます。
だけど先ほどもお伝えした通り、メーカーごとに液体に合わせた容器が作られています。
なので、自分で水を足してしまうとボトルが壊れてしまうことがあるんです。
また、長時間放置すると水と液体が分離して白くにごったり、雑菌が繁殖したりカビが生えてくるおそれもあります。
どうしても液体タイプを泡タイプに詰め替えたい場合は、
- 精製水を使う
- 3倍に薄める
ボトルが壊れて家族みんなが手洗いできない方が困ってしまいますし、雑菌が繁殖したボディソープやハンドソープで洗っても本末転倒ですよね。
では、最後に家族が清潔に手洗いできるように泡タイプの正しい詰め替え方法を解説していきたいと思います。
泡タイプの正しい詰め替え方法①ボトルを洗う
まず、ボトルからポンプ部分をはずして、ボトルをしっかり洗浄しましょう。
ぬめりが無くなるまでぬるま湯を使うと早くてスッキリぬめりが取れます。
高温のお湯を使ってしまうとやけどの恐れやボトルが変形してしまうかもしれないのでご注意ください。
泡タイプの正しい詰め替え方法②ポンプを洗う
ボウルなどにお湯をためて、ポンプのノズルを入れて何度かプッシュしましょう。
取り外しができるストロー部分は取りはずして洗いましょう。
泡タイプの正しい詰め替え方法③しっかり乾燥させる
しっかり乾燥させることで雑菌が増えてしまうのを防ぐことができます。
乾燥しにくい季節などは、予備の容器を準備しておくと手洗い時に困らなくて良いですね。
液体を泡にするポンプが100均で売られているって本当?その実力は?
液体を泡にするポンプはありませんが、液体ソープを水で薄めて泡ボトルに入れれば泡が出てくるようです。
実際に100均のダイソーやセリアでは泡ボトルが売られています。
それは、もともと泡で出てくるタイプの詰め替え用のソープを入れるボトルとして販売しているものと思われます。
ただ、泡タイプの詰め替えを買ったつもりが液体タイプだったから、勿体なくて泡ボトルに詰め替えて使うという手段に出た人はけっこう多いです。
もともと泡ボトルに入っているソープは液体タイプよりも濃度が薄く作られています。
泡ボトルに液体タイプを詰め替えると泡が出る所が詰まり、ボトルが壊れてしまうことがあります。
各メーカーでも、必ず同じ商品の詰め替え用を補充するように促しています。
メーカーが違うとボトルの形状も若干違うので、本体と違うソープを入れると詰まってしまう可能性があります。
買い間違えや節約のために、液体ソープを水で薄めたものを100均のボトルに入れて使っている人がいます。
実際に泡立つようで困ったことはないようですが、長期間放置すると雑菌が繁殖するといいます。
衛生的にはあまりおすすめできませんが、どうしても泡にしたいなら精製水を購入して使う方がいいでしょう。
泡ポンプボトルは無印にもある!100均のとは違いはあるの?
泡ポンプボトルは無印にもあって、人気商品です。
容量は250mlと400mlの2サイズ展開で、それぞれ透明ボトルと白のボトルがあります。
400mlだと頻繁に詰め替えをしないで済むのでおすすめです。
ダイソーには
- 250ml
- 350ml
- 500ml
中身が見える方が減り状況が見えて交換するタイミングが分かりやすいですよね。
でも中身が見えるのはイヤな人は無印の白ボトルがいいでしょう。
実際に使ってみると100均のものでも泡は出ますが、比較的液状に近いテクスチャなようです。
無印の方の泡はきめ細かくて1プッシュで大き目のしっかりした泡が出ます。
100均のものは何回かプッシュして満足がいく量の泡が出るようですが、無印の方は1プッシュで十分だということです。
押し心地は100均のものよりも無印の方が軽い力でプッシュできます。
子どもがプッシュするには無印の方が使いやすそうですね。
また、詰め替えるときに便利なのがボトルの口が広めであるとこぼしにくいので助かりますよね。
これはどちらも広口で作られているようで差は大してないです。
見た目は同じようですが、実際に使ってみれば
- 泡のテクスチャ
- ポンプの押し心地
普通のボディソープを泡ボトルに入れたら使える?のまとめ
泡タイプボディソープやハンドソープが最初から泡で出てくるのは「メッシュ」と「空気室」がついているからです。
そして、泡タイプなのに液体タイプの詰め替えを買ってしまった時は、ボトルが壊れてしまったり雑菌が繁殖するおそれがあります。
なので、液体タイプの本体ボトルか泡タイプの詰め替え用に買い直すことをおススメします。