雨の日、傘をさしているのにリュックだけびしょびしょ…そんな経験、ありませんか?
「ちゃんと傘をさしてるのに、なんで背中だけこんなに濡れるの?」とモヤモヤしてしまうことってありますよね。
傘をさしているのに、どうしてこんなにもリュックが濡れてしまうのか、そのたびに悩んでしまう人も多いと思います。
特に通勤や通学などで毎日のようにリュックを使う人にとっては、雨の日のこのお悩みはとっても深刻なんですよね。
実は、それにはちゃんと理由があるんです。
傘の形や差し方、歩き方、そして風や雨の方向など、いろんな要素が関係しているからこそ、ただ傘をさしているだけでは防ぎきれないこともあるんですね。
この記事では、リュックが濡れてしまう原因から、濡れないための傘の差し方、そしておすすめの便利グッズまで、できるだけわかりやすくご紹介していきます。
ちょっとした工夫や意識の変化で、ぐっと快適な雨の日ライフが送れるようになるはずです。
毎日の外出が少しでも楽になるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。
リュックが濡れるのは傘の差し方に原因がある?
傘の大きさや形が合っていない
まずチェックしたいのが、傘のサイズや形です。
普段使っている傘が小さめだったり、丸みのあるデザインだったりすると、どうしてもリュックまではカバーしきれないんですね。
特にリュックを背負っていると、体よりも後ろに出っ張る分、傘の範囲外にリュックがはみ出してしまうことがよくあります。
さらに、傘の形状によってもカバー力はかなり違ってきます。
たとえば、ドーム型の傘や浅い丸みのある傘は見た目がかわいらしい反面、傘の内側スペースが狭めで、リュックまで覆うには少し頼りないかもしれません。
また、傘の骨の数や開いたときの直径が小さいと、ちょっと風が吹いただけでも傘が傾いてしまって、リュック側が露出しやすくなります。
特に最近の軽量タイプの傘は、持ち運びには便利だけど、その分サイズがコンパクトになっていることも多いです。
日常的にリュックを使う人にとっては、見た目や軽さだけでなく、「どこまで体を覆えるか」を意識して傘選びをしてみると、ぐっと雨対策がしやすくなりますよ。
歩く姿勢や傘の角度に注意が必要
傘をさすときの姿勢も意外と大事です。
雨の日は足元を気にして前かがみになりがちですが、そうすると傘が前のほうに傾いて、リュックの背中側が無防備になってしまうんです。
まっすぐ立っているつもりでも、実は少し前傾になっているだけでリュックは雨ざらしに…。
しかも、前かがみの姿勢で歩くと、視界が狭くなったり歩きづらくなったりすることもありますよね。
そうなると足元が見えづらくなって、よけいに姿勢が崩れてしまったり、転びそうになってしまうこともあるんです。
だからこそ、できるだけ背筋をピンと伸ばして、まっすぐ立った姿勢で傘を持つことが大切なんですね。
それから、傘の角度も要注意ポイント。
気づかないうちに傘が前に傾いていると、自分の顔や体は守れていても、背中側が無防備な状態になってしまいます。
リュックの上部や肩にかかる部分が特に濡れやすくなるので、傘をほんの少し後ろに傾けるように意識するだけでも、リュックをしっかりカバーできるようになりますよ。
風や雨の方向に対する工夫がないから
雨がまっすぐ真下に降ってくることって意外と少ないもの。
横なぐりの風や斜めに吹く雨の場合は、傘を差していてもカバーできない部分が出てきやすいです。
特に強風の日なんかは、傘の角度を工夫しないと、リュックが直接雨に打たれてしまいます。
また、建物の間を通るような場所では、風の流れが一方向ではなく複雑になることも多いんですね。
そんなときは、風が突然後ろから吹いてきたり、斜め横から吹き上げてきたりと、予想外の方向から雨が当たってくることがあります。
そのため、ずっと同じ角度で傘を持ち続けていると、気づかないうちにリュックの片側だけがびしょ濡れになっている…なんてことも起こりやすいです。
こうした風や雨の不規則な動きに対応するためには、傘を持つ手や角度をこまめに変えていくことがとても大事です。
特に風が強くなる日は、あらかじめリュックにレインカバーをつけておいたり、傘だけに頼らずに二重の備えをしておくと安心です。
天気予報で風速が強めと出ている日には、少し大きめの傘や風に強いグラスファイバー骨の傘などを選ぶのもおすすめですよ。
リュックを濡らさない正しい傘の使い方
傘はリュックの後ろまでしっかりカバーする角度で持つ
傘を持つときは、リュックまでしっかり覆えるように、ほんの少し後ろ気味に差すのがポイントです。
自分の頭がギリギリ前に出るくらいの位置で持つと、背中側までカバーしやすくなりますよ。
さらに、傘の角度はちょっとした意識で大きく変わります。
とくにリュックが大きい場合は、少し角度を調整するだけでも傘の影の位置が変わって、リュックの上部や肩まわりまでしっかり守れるようになるんです。
また、背が高い人と低い人では傘の当たり方が違うため、自分にとってちょうどいい傘の持ち方を鏡の前などで試しておくと安心です。
人通りの多い場所ではなかなか広げ方に余裕がないこともありますが、なるべくリュックの後ろに傘のカーブが来るように意識して差すことで、濡れるリスクを減らすことができますよ。
前かがみにならず、まっすぐ立って持つのが基本
傘をさしているときは、なるべくまっすぐな姿勢を意識してみてください。
前かがみになると、どうしてもリュックが雨にさらされてしまうからです。
顔や足元が濡れるのが心配なときは、傘をほんの少し後ろに倒すだけでも効果的です。
また、姿勢が前かがみになると傘の重心も前方にズレやすくなり、持ち手が疲れやすくなることもあります。
そうすると自然と傘を前に傾けてしまい、結果的にリュックをカバーできなくなるんですね。
できるだけ肩の力を抜いてリラックスした状態で、自然に立って持つと腕の負担も減って、持ち方も安定しやすくなります。
通学や通勤など長時間歩く場合は、姿勢をキープすることで疲れにくくなりますし、傘のカバー範囲も安定して保てるので、意識してみるといいですよ。
風向きに合わせて傘の位置をこまめに調整する
風や雨の方向によって、傘の位置はこまめに変えるようにしてみましょう。
特に風が強い日は、斜め後ろからの雨に注意が必要です。
まっすぐ降る雨なら問題なくても、風のある日は、リュックの後ろや横が無防備になりやすいんですね。
たとえば歩いているときに急に風向きが変わると、傘が対応しきれずに片側の肩や背中が濡れてしまうことがあります。
こういうときこそ、ちょっと手間に感じても、傘の向きや角度をこまめに変えていくことが大事なんです。
また、信号待ちなど立ち止まるタイミングでは、風向きを確認して傘の位置を再調整すると効果的です。
数秒の工夫でリュックの濡れ具合がぐっと変わってきますよ。
傘を常に片手で持つのが大変な場合は、リュックに取り付けられる傘ホルダーや、風向きを考慮して傘の柄が曲がるタイプの傘などを使うのもおすすめです。
手を動かしやすくなれば、それだけ傘の位置も調整しやすくなりますからね。
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、リュックを守るためには、こうしたこまめな対応がいちばんの予防策になります。
リュックを雨から守るおすすめ便利グッズ
背中をすっぽり覆える大きめの傘
リュックを背負う日には、大きめのジャンボ傘がおすすめです。
直径が広い傘なら、自分の体とリュックの両方をしっかり守ってくれますよ。
特に背中にしょったリュックは体の外に張り出しているため、普通サイズの傘では覆いきれず、雨が直接当たりやすくなってしまいます。
ジャンボ傘といってもいろいろな種類がありますが、直径が110cm以上のものを選ぶと、前方・後方ともに安心感が違ってきます。
また、最近では
- 「リュック対応」
- 「ビジネスバッグ対応」
こうした工夫がされている傘は、歩きながらでもリュックをしっかりカバーしてくれます。
さらに、大きめの傘は風にも強い仕様になっているものが多く、グラスファイバー骨を使用したタイプや、ワンタッチで開閉できるものなど、機能面でも安心です。
少し荷物にはなりますが、雨の強い日や長時間外を歩く予定があるときには、ぜひこういったジャンボサイズの傘を使ってみてくださいね。
リュック専用のレインカバーは必須アイテム
リュックに直接取りつけられるレインカバーは、まさに頼れる雨の日グッズ。
濡れてしまっても中身まで染みる心配が減りますし、カバーだけ外してサッと拭けばお手入れも簡単です。
通勤・通学用にもぴったりですね。
レインカバーの多くはコンパクトに折りたたむことができるので、普段からリュックのポケットに入れておくと突然の雨にも安心して対応できます。
素材も撥水性に優れたものが多く、軽量でリュックのデザインを損なわないシンプルな見た目のものも多いですよ。
最近では、リフレクター付きのものや、カラーバリエーションが豊富なものなどもあり、ファッション性も意識したアイテムが増えてきています。
また、リュックにカバーを装着することで、傘だけでは防ぎきれない風雨や地面からの跳ね返りもカットできるので、より安心して歩くことができます。
リュックを使う機会が多い人ほど、一つ持っておいて損のないアイテムだと言えるでしょう。
肩掛け傘ホルダーや両手が空くアイテムも便利
最近は、肩に固定できる傘ホルダーやリュックに装着できる傘用アームといったアイデアグッズも登場しています。
傘の角度が安定することで、リュックが濡れにくくなるし、手も空くので快適に歩けるんです。
特に、通勤や通学などで荷物を持ちながら歩くことが多い人にとっては、両手が自由に使えるというのはとてもありがたいポイント。
スマホを操作したり、子どもと手をつないだり、荷物を持ったりする場面でもストレスが少なくなります。
傘ホルダーには肩ひもに装着するタイプや、バックパックのショルダーストラップに固定するタイプなど、さまざまな形状があります。
しっかりと固定されるものを選べば、歩いている途中で傘がズレてしまう心配も少なくなりますよ。
また、傘アームタイプなら角度を調整しやすく、風の向きに応じてリュック全体をしっかりカバーすることができます。
自転車通学の学生や、ベビーカーを押すママ・パパにも好評なアイテムなので、雨の日の行動範囲が広がるというメリットもありますね。
手がふさがっていても安心して傘を使える工夫は、実はとっても実用的。
ちょっとした道具を取り入れることで、雨の日のストレスがぐんと減らせるので、ぜひ試してみてくださいね。
濡れてしまったリュックのケアと事前対策
濡れたまま放置するとカビの原因に
うっかり濡れたまま放っておくと、カビやにおいの原因になってしまうことも…。
特にリュックの底やポケット部分など、湿気がこもりやすい場所は乾きにくく、雑菌が繁殖しやすいんですね。
最初は気にならなくても、数日後には嫌なにおいや変色が出てしまうこともあります。
また、カビが生えてしまうと見た目が悪くなるだけじゃなく、においが衣類に移ったり、アレルギーの原因になったりする可能性もあるんです。
リュックを毎日使っている方にとっては、清潔を保つことも大切なポイントですよね。
使ったあとは、リュックの中身を全部出して、ファスナーを開けたまま風通しのいい場所に置いておくようにしてみてくださいね。
中が濡れているときは、キッチンペーパーやタオルなどで軽く拭き取ってから干すと乾きやすくなります。
湿気が強い日には、扇風機を当てたり、除湿剤を近くに置くのもおすすめですよ。
防水スプレーや撥水加工で事前にガード
雨が予想される日には、防水スプレーをあらかじめ吹きかけておくのもおすすめ。
スプレータイプなら簡単にできるので、朝の準備のついでにサッとひと吹きしておくだけでも安心感が違います。
防水スプレーはリュックだけでなく、傘や靴にも使えるタイプが多く、1本持っておくといろんな場面で役立つ便利アイテムなんです。
とくにリュックの素材が布やナイロンなどの場合、雨を吸い込みやすいので、スプレーの効果が発揮されやすいですよ。
使うときのポイントは、少し離れた位置からまんべんなくスプレーを吹きかけること。
ファスナーの部分や底面など、雨が当たりやすいところを重点的にカバーすると効果的です。
そして、スプレーをかけたあとは、しっかり乾かす時間を取ることも大切。
出かける10分前にサッとやるより、できれば前の晩にスプレーしておくのが安心ですね。
乾かし方にもひと工夫!中までしっかり乾燥を
リュックの内側までしっかり乾かすには、**新聞紙を入れておくと湿気を吸ってくれて◎**です。
数時間おいてから、裏返して干すと、内側までしっかり乾きやすくなりますよ。
特に底の部分やポケットの奥など、湿気がこもりやすい場所は要注意。
新聞紙だけでなく、乾燥剤やシリカゲルなどを一緒に入れておくと、さらに効果的に湿気を吸い取ってくれます。
また、天気が悪い日や室内で干す場合には、扇風機やサーキュレーターを活用すると乾燥が早まりますよ。
裏返して干すときには、なるべく風通しのいい場所を選ぶようにして、直射日光は避けたほうが色あせの心配も少なくなります。
リュックを長持ちさせるためにも、ちょっとした乾かし方の工夫を取り入れてみてくださいね。
まとめ|リュックが濡れない傘の差し方はコツと工夫が大事!
リュックが濡れてしまうのって、ちょっとした傘の差し方や歩き方のクセが原因になっていることが多いんです。
特に毎日リュックを使う人にとっては、こうした小さなことが積み重なって、雨の日のストレスに繋がってしまうんですよね。
たとえば傘の角度が少し違うだけで、リュックの背中部分に直接雨が当たってしまったり、風にあおられて傘がずれてしまったりすることもあります。
だけど逆にいえば、ほんの少しの工夫で、しっかりリュックを守ることもできるんですね。
傘を少し後ろ寄りに持ってみる、風向きを意識してこまめに持ち替える、姿勢を意識する…そんな簡単なことでも、リュックの濡れをかなり軽減することができるんです。
傘のサイズや差し方を見直すだけで、雨の日の通勤や通学もずいぶん快適になりますし、防水グッズをうまく活用すれば、より安心してお出かけできますよ。
特にリュック用のレインカバーや傘ホルダーなどは、ちょっとしたひと工夫で大きな効果が得られる便利アイテムです。
これからの雨の季節に向けて、ぜひ、今日から試してみてくださいね。