離乳食で初めてヨーグルトを食べさせる時に注意すべきポイントまとめ

離乳食も少しずつ進んでくると、「そろそろヨーグルトを食べさせてみようかな?」と考えるママやパパも増えてきますよね。

特にお粥や野菜に慣れてきたころには、新しい味や食感を試してみたくなる時期でもあります。

でも、ヨーグルトって乳製品だし、赤ちゃんにとっては初めての経験になることも多いので、

「ちゃんと食べてくれるかな?」
「アレルギーは大丈夫?」

と不安になるのも当然です。

私自身もそうでした。

初めての育児ではとにかく慎重になって、どのタイミングで、どんな種類を、どれくらいの量をあげればいいのか、毎日のように調べていました。

この記事では、そんな私自身の体験も交えながら、赤ちゃんにヨーグルトを初めて食べさせる時に気をつけたいポイントを、わかりやすく丁寧にまとめています。

安全に、そしておいしくヨーグルトを楽しんでもらうために、知っておくと安心なことばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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離乳食でヨーグルトはいつからOK?

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ヨーグルトは中期(7~8か月)からが目安

ヨーグルトを離乳食に取り入れるのは、生後7~8か月ごろの中期からがひとつの目安になります。

この時期になると、赤ちゃんの消化器官もだんだんと発達してきて、母乳やミルク以外の食材を受け入れやすくなってきます。

ヨーグルトは乳製品のひとつなので、慎重な進め方が必要ではありますが、たんぱく質やカルシウムなどの栄養も豊富で、取り入れ方によってはとても頼もしい食材なんですね。

実際に私の子どもも、おかゆや野菜の味に慣れてきた7か月ごろ、思い切ってヨーグルトを小さじ1から試してみました。

ドキドキしながら口元にスプーンを近づけたら、最初は「何これ?」というような不思議そうな顔をしていましたが、口に入れてみると意外とすんなり受け入れてくれて、モグモグと食べてくれたんです。

その様子を見て、私もほっとした記憶があります。

最初のうちは数日に1回程度にして、赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ量を増やしていきました。

何度かあげているうちに、ヨーグルトのなめらかさやほんのりとした酸味にも慣れてくれて、スプーンを見ただけでニコッと笑うようになったのが嬉しかったです。

ベビーダノンなら初期(6か月)からOK

ただし、「ベビーダノン」のように赤ちゃん専用に作られたヨーグルトなら、離乳食初期の6か月ごろからでもあげることができます。

私も離乳食初期のころ、ベビーダノンを試してみたことがありますが、甘さが控えめでなめらかな口当たりだったので、赤ちゃんも受け入れやすかったように感じました。

パッケージには「6か月~」など月齢の目安がしっかり書かれているので、選ぶときは必ずチェックしてみてください。

もちろん最初はごく少量から始めて、赤ちゃんの体調やアレルギーの有無を確認しながら、ゆっくり進めていくことが大切ですね。

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ヨーグルトをあげる前に知っておきたい5つの注意点

アレルギーのリスクがある「乳」が含まれている

ヨーグルトには「乳」が含まれていて、これは赤ちゃんにとってアレルゲンのひとつです。

特に、初めて乳製品を食べる赤ちゃんには慎重さが求められます。

粉ミルクを飲んでいる子であれば、すでに乳成分に体が慣れているので問題が出にくいことが多いのですが、完全母乳で育っている赤ちゃんにとっては、ヨーグルトが初めての乳製品になる可能性もあります。

そのため、アレルギー反応を防ぐためにも、いきなり多くの量を与えず、まずは小さじ1程度の少量からスタートし、様子を見ることが大切です。

もしヨーグルトを食べさせた後に、湿疹や嘔吐、下痢などの症状が出た場合は、すぐに食べさせるのを中止し、できれば小児科に相談してみてくださいね。

私の知り合いのママも、最初の一口で不安だったけれど、少量から始めてまったく問題がなかったと話していました。

少しずつ慣れさせていくことが大事ですね。

冷たいままあげるのはNG!常温にしてから

冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトは、大人にはちょうどよく感じるかもしれませんが、赤ちゃんにとってはかなり冷たく感じられます。

そんな冷たいままのヨーグルトをそのままあげてしまうと、赤ちゃんの小さな胃腸に負担をかけてしまうことがあるんです。

私も一度、急いでいるときにそのままあげてしまったことがあるのですが、そのあと少しお腹がゆるくなってしまったようで反省しました…。

それからは、常温にしばらく置いて自然に温度が上がるのを待つか、500Wの電子レンジでラップをかけずに約40秒チンして、人肌くらいに温めてからあげるようにしています。

ほんのひと手間ですが、その方が安心感がありますし、赤ちゃんも食べやすそうにしていますよ。

冷凍保存は避けて、冷蔵のまま使おう

ヨーグルトは冷凍に向かない食材です。

冷凍すると水分が分離してしまい、なめらかさやとろみ感が失われて、ボソボソとした食感になってしまいます。

赤ちゃんにとってはこのなめらかなとろみが食べやすさのポイントなので、冷凍してしまうと食べにくくなってしまうかもしれません。

私も一度まとめて冷凍しておこうと思って試したことがありますが、解凍したヨーグルトは見た目も味も全然違ってしまい、赤ちゃんもあまり口をつけてくれませんでした。

それ以来、ヨーグルトは食べる分だけ小分けにして冷蔵保存し、2~3日以内に使い切るようにしています。

買ったその日に、赤ちゃんサイズに小分けしておくと、毎回取り出すだけなので時短にもなって便利ですよ。

無糖・酸味が少ないヨーグルトを選んで

砂糖はできるだけ避けたいので、無糖タイプを選ぶのが基本になります。

赤ちゃんのうちは、食材そのものの味に慣れていくことがとても大切で、甘い味に慣れてしまうと、他の素材を食べてくれなくなることもあるんですね。

特に甘さが強いヨーグルトだと、赤ちゃんにとっては刺激が強すぎることもあるので、無糖で自然な風味を感じられるものが望ましいです。

さらに、赤ちゃんは大人よりも味覚が敏感なので、酸味が強いものを食べるとビックリして嫌がってしまうこともあります。

私の子どもも、酸味のあるヨーグルトは一口食べて顔をしかめてしまい、それ以来しばらく口にしなくなってしまったことがありました。

それからは、酸味の少ないタイプを選ぶようにしてからはパクパクとよく食べてくれるようになりました。

なので、はじめてあげる時は「無糖・酸味ひかえめ」の両方を意識して選ぶと、赤ちゃんもスムーズに食べてくれる可能性が高いですよ。

はちみつ入りヨーグルトは1歳未満は厳禁

1歳未満の赤ちゃんには、はちみつは絶対に与えてはいけません。

これは、はちみつに含まれることがある「ボツリヌス菌」によって、乳児ボツリヌス症という重い病気を引き起こす可能性があるからです。

たとえ少量でも危険があるため、はちみつそのものはもちろん、はちみつが含まれている加工食品やヨーグルトも注意が必要です。

私自身、最初の頃は「はちみつ入りヨーグルト」という表示に気づかず購入してしまい、与える直前に念のため裏面の原材料を確認して、ギリギリのところで気づいたという経験があります。

パッケージに大きく書いていない場合もあるので、赤ちゃんにあげるヨーグルトは必ず裏の原材料表示までしっかりチェックしてから購入するようにしてみてくださいね。

安全のためにも、1歳を過ぎるまでは「はちみつ入りかどうか」をひとつのチェックポイントとして意識しておくと安心です。

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赤ちゃんにぴったりなヨーグルトの選び方

「発酵乳」と書かれたものを選ぼう

スーパーの棚には本当にたくさんの種類のヨーグルトが並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

パッケージもおしゃれで魅力的なものが多く、つい目についた商品を手に取りたくなりますが、赤ちゃんにあげるヨーグルトを選ぶときにはちょっと注意が必要です。

注目したいのは、パッケージや原材料表示にある「発酵乳」という言葉です。

この「発酵乳」と書かれているものが、一般的に言われるヨーグルトにあたり、生乳や牛乳を乳酸菌などで発酵させて作られたものになります。

一方で、「乳等を主要原料とする食品」と書かれている製品もありますが、これは乳成分を含む加工食品であり、ヨーグルトとは呼べないものです。

味や食感は似ていても、中には香料や安定剤などが使われていて、赤ちゃんの体にはあまり向いていない場合もあるんです。

なので、赤ちゃんに安心してヨーグルトをあげたいなら、「発酵乳」と明記されているものを選ぶのが基本。

買う前にパッケージの裏面や原材料表示をよく見て、どんな成分が入っているかをしっかり確認してから選ぶようにしてみてくださいね。

無糖・無添加・酸味控えめが基本

赤ちゃんにとって食べやすくて安心できるヨーグルトを選ぶときのもうひとつの大切なポイントが、「無糖・無添加・酸味控えめ」であることです。

まず無糖タイプを選ぶ理由は、赤ちゃんにはまだまだ素材そのものの味に慣れてもらいたいから。

甘さが強いものを最初に覚えてしまうと、ほかの食材を受け入れにくくなってしまう可能性もあります。

できるだけシンプルでナチュラルな味を選んであげると、食の幅も広がっていきやすくなりますよ。

また、添加物が入っていないことも大切です。

市販のヨーグルトには保存料や香料、安定剤が使われていることがありますが、赤ちゃんにはまだ必要のない成分です。

「生乳のみ」など、余計なものが入っていないかどうかを見てみましょう。

そして酸味についても注意が必要です。

赤ちゃんは酸味にとても敏感なので、大人が食べておいしいと思うヨーグルトでも、赤ちゃんにとっては刺激が強すぎて嫌がってしまうことが多いんですね。

私の子どもも、酸味が少ないタイプを選んだらモグモグ食べてくれるようになったので、酸味が控えめなものを探してあげるといいと思います。

こういったポイントを意識して選ぶことで、赤ちゃんがヨーグルトをより楽しく、安全に食べてくれるようになりますよ。

おすすめヨーグルト4選を紹介!

私自身が実際に使ってみてよかったと感じたものや、先輩ママたちの口コミでも高く評価されているヨーグルトを、今回は厳選して4つご紹介します。

どれも赤ちゃんの食べやすさや栄養バランスを考えて作られていて、初めてのヨーグルトにもぴったりな商品ばかりです。

食感や風味、手に入りやすさなど、それぞれの特徴を簡単にまとめているので、参考にしてみてくださいね。

小岩井プレーンヨーグルト生乳100%

このヨーグルトはとにかくなめらかで口当たりがよく、ほんのりとした自然な甘みがあるので、赤ちゃんが食べやすいと感じました。

生乳だけを使っているので安心感もあり、スプーンを口に運ぶとにこにこしながらパクパク食べてくれる姿に、親としても嬉しくなりました。

ベビーダノン

離乳食初期の6か月からOKなタイプで、ヨーグルトデビューにぴったり。

乳糖の優しい甘みがあって食べやすく、鉄分やビタミンD、カルシウムなどの栄養素もバランスよく含まれています。

さらに、野菜や果物のピューレが入ったバリエーションもあって、味の変化を楽しみながらあげられるのも魅力です。

明治ブルガリアヨーグルト

クセが少なく、どこのスーパーでも手軽に手に入るのがうれしいポイント。

酸味も控えめで、果物と混ぜたり料理に使ったりと、いろいろなアレンジがしやすいのもありがたいですね。

我が家ではバナナやすりおろしリンゴと混ぜてよく使っています。

雪印メグミルク ナチュレ恵

適度な酸味とコクがあり、特に便秘がちな赤ちゃんにはおすすめのヨーグルトです。

腸内環境を整える成分が配合されているため、お腹の調子を整えたい時にも重宝します。

我が家でもうんちが数日出ない時に使ってみたところ、自然にスムーズなお通じがあり助かりました。

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離乳食でのヨーグルトの量はどれくらい?

時期別の目安量と回数

ヨーグルトをあげるときは、赤ちゃんの月齢に合わせた量を守ることがとても大切です。

離乳食中期(7~8か月ごろ)であれば、1回につき60~70g程度が目安になります。

ただし、最初からこの量を与えるのではなく、最初は小さじ1から始めて、赤ちゃんの体調や反応を見ながら徐々に増やしていくようにしましょう。

離乳食後期(9~11か月ごろ)になると、1回あたりの量は80gくらいまで増やすことができますが、それでも食べすぎは禁物。

ヨーグルトは乳製品なので、過剰摂取するとお腹が緩くなったり、消化に負担がかかってしまうこともあるんです。

私も実際、初めてヨーグルトをあげるときは、小さじ1をスプーンでそっとあげて、しばらく様子を見ました。

2日おきに少しずつ量を増やしていって、慣れてきたら週に3回ほどあげるようにしました。

赤ちゃんの表情や便の状態をよく観察して、無理のないペースで進めていくのがポイントです。

アレルギーが心配なときの始め方

乳製品はアレルゲンになりやすいため、特に初めてヨーグルトをあげるときには注意が必要です。

万が一のことを考えて、あげるタイミングにも配慮した方が安心できます。

具体的には、病院や小児科が開いている平日の午前中にあげるのが理想的。

万が一、アレルギー症状(湿疹、下痢、嘔吐、呼吸が苦しそうなど)が現れた場合でも、すぐに受診できる体制を整えておくと安心です。

私自身も、最初の一口をあげる日はあらかじめスケジュールを調整して、午前中の時間帯にゆっくりと試しました。

あげた後は、2~3時間はできるだけ赤ちゃんの近くにいて、体調や肌の変化などをこまめに観察しました。

幸い何もなく、ホッとしたのを今でも覚えています。

このように、少し慎重すぎるくらいがちょうどいいので、焦らず赤ちゃんのペースで進めてみてくださいね。

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ヨーグルトのおすすめアレンジと簡単レシピ

中期なら果物や野菜と混ぜて

プレーンのヨーグルトに、バナナやすりおろしたにんじんなどを混ぜてあげると、自然な甘みが加わって赤ちゃんもよく食べてくれますよ。

果物や野菜のやさしい甘みとヨーグルトのなめらかさが合わさると、赤ちゃんの口当たりもよくなり、パクパク食べてくれることが多いです。

我が家では、朝食やおやつの時間に手軽に出せるのでとても重宝しました。

中でも「りんごのヨーグルト和え」は、すっかり我が家の定番メニューになっています。

少し酸味のあるりんごも、加熱してヨーグルトと合わせることでまろやかな味になり、初めてでも食べやすくなります。

後期は肉や魚と組み合わせても◎

後期になるとお肉や魚も食べられるようになりますが、どうしてもパサつきがちで飲み込みにくそうにしてしまうこともありますよね。

そんな時に便利なのがヨーグルトです。

ヨーグルトを混ぜることでとろみがついて、赤ちゃんの口の中でまとまりやすくなるので、とても食べやすくなるんです。

うちではささみを細かく刻んでヨーグルトと和えるのが定番でした。

さらに、白身魚や豆腐と一緒に混ぜることもあり、さっぱりとした味わいで赤ちゃんにも人気でした。

味付けせずに素材そのものを活かすことができるのも、ヨーグルトのうれしいポイントですね。

手軽に作れる離乳食レシピ2つ

1つ目は「バナナスイートポテト」。

皮をむいたさつまいもを加熱してやわらかくし、つぶしたバナナとプレーンヨーグルトを混ぜるだけで、簡単に甘みのあるやさしい味のおやつが完成します。

私も忙しい時にささっと作れるのでよく活用していて、赤ちゃんも毎回うれしそうに食べてくれました。

冷たくしてもおいしいので、夏場のおやつにもぴったりです。

2つ目は「りんごのヨーグルト和え」。

りんごを細かく刻んで電子レンジで加熱し、粗熱が取れたら無糖のヨーグルトと混ぜるだけ。

りんごの甘みとヨーグルトの酸味がやさしく合わさって、朝ごはんにもぴったりな一品になります。

アレンジとして、すりおろしたにんじんや少量のさつまいもを加えてもおいしく、食べごたえのある副菜になりますよ。

どちらのレシピも冷蔵で作り置きができるので、忙しい朝やおやつタイムにさっと出せてとっても便利です。

まとめ

ヨーグルトは手軽にたんぱく質やカルシウムがとれるうえに、アレンジの幅も広くてとっても便利な優秀食材です。

加熱しなくてもそのまま使えるので、忙しいママやパパにとっても心強い味方になりますし、果物や野菜と組み合わせれば味のバリエーションも豊富に楽しめます。

また、赤ちゃんにとってもなめらかな舌ざわりで食べやすく、離乳食初期から後期まで長く使えるのも魅力のひとつです。

特に便秘がちなお子さんには、腸内環境を整える手助けにもなりますし、食べることが楽しくなるきっかけにもなりますよ。

赤ちゃんの成長や食の好みに合わせて、少しずつヨーグルトを取り入れてみてくださいね。

安心して与えられるようにポイントを押さえておけば、きっとママやパパの心強いレパートリーになりますよ。