練り消しというのは、本来は絵を描いている人がデッサンなどで線を消すときなどに使う消しゴムですよね。
それが子供の遊びとして文房具やさんに登場しました。
練り消しの歴史はけっこう古く、私が子供の頃からあって、色付きとか香り付きとか当時でもすでに色々あったんです。
逆に今の子は、学校に白い消しゴム以外持ってきてはいけないというルールがあるから、ちょっとつまらないかもしれません。
こういうのって友達同士で遊ぶのが楽しいけど、やっぱり買えない子とかもいるし。
そうなると、人のものを欲しくなってしまって取っちゃうなんてこともありますからね。
私の感覚では、練り消しはそのものを買うというのが普通だったけど、なんと練り消しを作ることができるらしいです。
普段使っている白い消しゴムをひたすらごしごしこすって、消しカスをたくさん作り、それをひとまとめにすると練り消しになるのだとか・・・
とても労力のいる練り消しです。笑
だけどきっと子供は、そういったことも楽しいんじゃないでしょうか。
私も意味もなく消しカスを作って遊んでいた記憶がありますし・・・
同じように見える白い消しカスも、ぽろぽろでくっつかないものもあるから、くっつきやすい消しゴムを探すのもまた勝負の分かれ目です。
消しカスだけじゃなくて、色々混ぜ物をすると、もっと柔らかくなったりまとまりやすくなったりもするみたいですよ。
練り消しが硬くならない方法!注意点2つとやっておきたいこと
練り消しもゴムだから、放置しとくと硬くなっちゃいますよね。
そうならないための注意点をご紹介したいと思います。
練り消しが硬くならない方法①練り消しはケースに入れる
練り消しは乾燥すると固まりますから、空気になるべく触れないようにケースに入れておくといいですよ。
粘土なんかもケースに入れるのは、硬くなるのを予防するためです。
ケースがなければビニール袋などでも大丈夫です。
直射日光が当たると熱で固まったりするから、引き出しの中などに保管してくださいね。
練り消しが硬くならない方法②練り消しは1日1回は練る
練り消しは放置してしまうと、表面が硬くなってしまいます。
なので1日1回少しでいいから、ちょっとだけこねてください。
そうすることで練り消しの柔らかさを維持できます。
だからといって、ずっとこねてばかりいると指の脂や垢なども混じるから、汚い練り消しになってしまいます。笑
うっかり練り消しの存在を忘れて、硬くなってしまった!なんてこともあると思います。
そんな時は、熱めのお湯(60度くらい)に10分くらい練り消しを入れておくと、柔らかさが復活しますよ。
でも、あまりに古いと消しゴム自体が変質しているかもしれないから、その時は新しいものを作るか買うかしてくださいね。
練り消しを作りやすい消しゴムを紹介!さらに柔らかくするには?
練り消しを作るには白いプラスチックの消しゴムを使うけれど、練り消し向きの消しゴムがあるんです。
「まとまるくん」という消しゴムがあって、消しカスが細かく出なくてひとかたまりになるから掃除が楽なんですよね。
この特徴を生かして練り消しを作ることができちゃいます。
普通のプラスチック消しゴムと比べるとまとまるくんは弾力があって柔らかい触り心地です。
だから消しカスを作るのも楽ですよ。
まとまるくんシリーズはいくつかあって、でかでかまとまるくんは普通の消しゴムの4個分サイズとちょっと大きめ。
もしかしたら練り消しをたくさん作りたい人向けかもしれませんね?
他にもブラックのまとまるくんや、カラフル3色のまとまるくんもあります。
いくらまとまるくんが柔らかめな消しゴムでも、しょせんは消しゴムですから練り消しとして売られている消しゴムよりは硬いです。
だけど、まとまるくんの消しカスに混ぜ物をすることで、さらに柔らかく練り心地のいい練り消しになっちゃうんですよ。
できあがった練り消しに、水のりを少量まぜると伸びやすくて柔らかい練り消しになります。
練り消しに絵の具を混ぜると、カラフルな練り消しにもなって一層楽しくなりますね。
柔らかくなりすぎるとベタベタになるから、ちょっとずつ混ぜてくださいね。
また、練り消しに油をまぜると硬くなりにくいということで、ハンドクリームを混ぜる方法もあります。
香り付きの練り消しにしたい場合は、バラの香りのハンドクリームとか柑橘系とかあるから、好みのものを混ぜ込んでみましょう。
練り消しにスライムを混ぜると、すごく伸びのいい練り消しになるようですよ。
動画があったので、参考にしてみてください。
練り消しを通り越して風船ガムに見えてきました。
とても触り心地がよさそうだし、こねる音が流行のASMR(心地よい音)っぽくいいかもです。
練り消しがベタベタするときの対処法!どうしてベタベタなってしまうの?
自分で練り消しを作ってみたけど、売られている練り消しより「ベタベタになってしまった!」ということもあるかと思います。
これは、練り消しが手の油や手に付いている汚れを吸収してしまったことが原因です。
対処法としては、こねるときは指を使わず定規を使って作ることです。
そうすることで、出来上がりのベタベタを防ぐことができますよ。
それに、混ぜたのりが多すぎてもベタベタする原因になることがあります。
なので、のりを混ぜるときはちょっとずつ様子を見ながら足していくようにしてくださいね。
他にも、普通に売られている練り消しでも、
-
寿命がきたり
- 手で触り過ぎたり
するとベタベタとしてきます。
このようになってしまった練り消しのベタベタを取ることは難しいんです。
なので、自作の練り消しもベタベタするときは捨ててしまうのが良いと思います。
そんなベタベタする練り消しが、他のものにくっついてしまったときは大変ですよね。
例えば、遊んでいるうちに『カーペットや洋服などに練り消しがくっついてしまった』なんてことも起こるかもしれません。
そんなときは、油を馴染ませると取れやすくなりますよ。
あとは、プラスチック消しゴムはもともと、プラスチック製のものと触れていると溶かしてしまうという性質を持っています。
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そんなわけで、プラスチック消しゴムの消しカスで作った練り消しは、他のプラスチック製品とくっついてしまったり、溶かしてしまうこともあるんです。
これらを防ぐためには、作った練り消しは紙などに包んで保管するのがいいですね。
練り消しが硬くなるのはなぜ?固くならない保管方法はないの?
練り消しを作っても、しばらく放っておいたら硬くなってしまった経験ってみなさん一度はあるのではないでしょうか。
放っておいたら練り消しは硬くなるというのは経験上わかるけど、今回はその原因まで掘り下げて考えてみましょう。
そして、固くならない保管方法を見ていきましょう。
練り消しが硬くなる原因は?
まず、練り消しが硬くなる原因として、次の3つが挙げられます。
- 気温が高い
- 湿度が低い
- 直射日光が当たる
乾燥した冬の日の暖房で暖めた室内や、太陽がカンカンに照っている屋外などといった環境は、練り消しにとっては大敵というわけですね。
なので、固くならないように保管する方法としては、この3つの条件を避けるように保管するのがベストです。
練り消しが固くならないおすすめの保管方法
練り消しが固くならない保管方法として、具体的には、
- 常温で保管する
- ビニール袋やラップにくるんで保管する
- 暗所で保管する
つまり、ラップでくるんでビニールの小袋に入れ、筆箱に入れて室内に置いておけば、練り消しは硬くならずに保管できます。
実際に、この方法で保管している私の練り消しは、半年以上柔らかい状態を保っています。
柔らかい練り消しのまま保管したい場合は、ぜひこの方法を試してみてください。
練り消しを柔らかくする方法のまとめ
大人の私からすると、100均に練り消し売ってるのに消しカスから作るなんてと思ったりするけど、子供は作ること自体が楽しいんですよね。
子供心を忘れていました、反省です。
ねりけしくんも100均に売っているので、友達と競争してすばらしい練り消しを作り上げてみてください。
何をもってすばらしいのかは難しいところですが、触った感触とか伸びがいいとかでしょうか。