バリウムがトイレで流れない!今すぐ試せる解決策と次回の予防法

健康診断でバリウム検査を受けたあと、うんちがトイレで全然流れなくて困っていませんか?

あの白い塊が便器の底にどっしりと居座って、何度流してもびくともしない……。

「なんで?」
「どうしたらいいの?」

って、一人でトイレの中で固まってしてしまいますよね。

実は私も、初めてのバリウム検査のあとで同じことになりました。

しかも夫が次に入ろうとしていたタイミングで気づいて、「これどうするの!?」って二人でパニックになってしまったんです。

そのときのなんとも言えない恥ずかしさ、今でもよく覚えています(笑)。

でも大丈夫ですよ。

バリウムが流れないのにはちゃんとした理由があって、おうちにあるもので対処できる方法もきちんとあります。

この記事では、「なぜ流れないのか」から

  • 今すぐできる対処法
  • やってはいけないこと
  • 次の検査からの予防策
まで、順番にわかりやすくお伝えしていきますね。

今まさにトイレで困っているなら、ぜひ参考にしてみてください。

スポンサードリンク

バリウム便がトイレで流れない理由

「普通のうんちはちゃんと流れるのに、なんでバリウムだけ…?」って思いますよね。

その理由は、バリウムという物質が持っている特殊な性質にあります。

バリウムの「重い・くっつく・固まる」3つの性質

バリウム検査で飲むバリウムは、硫酸バリウムという金属を原料にしています。

この硫酸バリウムは水に溶けない性質を持っていて、しかも水より約3.5倍も重いんです。

だから、便器の水の中に沈んでしまうと、家庭用トイレの水の勢いだけでは底から動かせないことがよくあります。

さらに、バリウムにはもともとお腹の壁にくっつきやすいよう粘り気が強い成分が入っていて、その性質のまま便として出てくるから、便器の表面にもガムのようにピタッと張り付いてしまうんですね。

しかも、体の中を通る間にどんどん水分を吸いとって固まっていく性質もあって、出てくるころにはかなりカチカチの状態になっていることも多いんです。

  • 重い
  • くっつく
  • 固まる
この3つが重なって、あの頑固な白い塊ができあがってしまうわけですね。

節水型トイレだとさらに流れにくくなる場合も

最近のトイレは、少ない水でも流せる節水タイプが主流になっていますよね。

エコでとても便利なのですが、水の勢いが弱い分、バリウム便みたいな重たいものを押し流すには少しパワー不足になってしまうことがあります。

節水のためにタンクの中にペットボトルを入れている場合は、それも水流が弱まる原因になるから、バリウムを流すときには一時的に取り出しておくといいかもしれませんね。

スポンサードリンク

対処の前に確認したい、バリウム詰まりの2つのパターン

一口に「バリウムが流れない」といっても、状況によって対処法が変わってくきます。

だから、まず今の状態がどちらに近いか確認してみましょう。

ひとつめは、便器の中に白い塊がはっきり見えているケースです。

バリウムが直接便器の表面にこびりついている状態で、これはぬるま湯や割り箸を使って目に見える塊を取り除いていく方法で対処できます。

ふたつめは、流れたように見えるのに水が白く濁ったままだったり、何度流しても流れが悪かったりするケースです。

この場合は、バリウムが便器の奥の見えない場所で詰まっている可能性があります。

少し手ごたえはありますが、ぬるま湯をゆっくり流し込む方法やラバーカップを使う方法で対処できることが多いですよ。

どちらに当てはまるかを確認してから、次の対処法を試してみてくださいね。

スポンサードリンク

今すぐ試せるバリウム便の対処法

それでは、実際にどう対処すればいいかを見ていきましょう。

使うものは、ほとんどおうちにあるものでOKですよ。

準備するもの こんなときに使う
ぬるま湯(40〜50度程度) 便器に付着しているとき・奥で詰まっているとき
使い捨ての棒(割り箸など) 大きな塊が見えているとき
トイレブラシ(古いもの) 割り箸で崩したあとの細かい汚れを落とすとき
酸性タイプのトイレ用洗剤 細かい汚れが残っているとき
ラバーカップ(スッポン) 奥で詰まって水位が上がっているとき

対処法①:ぬるま湯でじっくり「ふやかす」

まずは一番安全で試しやすい、ぬるま湯を使う方法です。

バリウムは水には溶けないのですが、40〜50度くらいのお湯をかけると少しずつ柔らかくなって、流れやすくなることがあります。

バケツや洗面器にぬるま湯を準備して、バリウムが付いている部分に向けてゆっくりと注いでいきましょう。

このとき、一気に勢いよく入れるよりも、少しずつ何度かに分けて注ぐほうが効果的ですよ。

注いだあとは10〜20分ほどそのまま置いておきましょうね。

焦ってすぐにでも流したくなりますが、しばらく待つことでバリウムが緩んで、次に流したときにスッと流れることがよくあるんですね。

対処法②:割り箸やブラシで物理的に崩す

ぬるま湯だけではなかなか取れないときは、物理的に崩してあげる方法も効果的です。

大きな塊が見えているときは、使い捨てできる割り箸やプラスチックのスプーンなどで、そっと崩したり、便器の底からはがすようにしてみてください。

このとき「こする」のではなく「浮かせる・はがす」イメージで動かしてあげるのがコツです。

ある程度崩せたら、今度はトイレブラシで細かい部分を落としていきましょう。

バリウムは粘り気が強いから、一度こすればすぐきれいになるというわけにはいかないことも多いのですが、根気よく続けることで少しずつ落ちていきますよ。

このとき使うトイレブラシは、バリウムが付いたら捨てることになるかもしれないから、古くなったものか使い捨てタイプを使うのがおすすめです。

対処法③:酸性タイプの洗剤を使う

ぬるま湯と物理的な方法でもまだ残ってしまうときには、酸性タイプのトイレ用洗剤を使ってみるのも手ですよ。

実は、サンポールのような酸性洗剤には、バリウムの固まりを少しずつ溶かしてくれる効果があります。

使い方は、バリウムが残っている部分に少量を直接かけて、数分ほど置いてから水で流すだけです。

一度に大量に使っても洗剤が便器の中に流れてしまうだけだから、少量ずつ試していくのがポイントですよ。

使うときは換気をしっかりして、手袋もしておきましょうね。

対処法④:奥で詰まっているときはラバーカップを

流れたと思ったのに水が濁ったまま、もしくは水がなかなか引かない…

そんなときは、バリウムが便器の奥の見えない部分で詰まっている可能性がありますね。

そんなときはラバーカップ(スッポン)の出番です。

使い方のコツは「押し込む」よりも「密着させてから引く」ことですよ。

排水口にラバーカップをしっかり密着させてから、スポッと引くように動かしてみてくださいね。

これを数回繰り返すことで、奥のバリウムが動いて流れやすくなることがありますよ。

やってはいけないNG行動と注意点

対処法と同じくらい大切なのが、やってはいけないことを知っておくことです。

「これならいけるかも!」と思ってやったことが、逆に状況を悪化させてしまうこともあるから、ここはしっかり確認しておきましょうね。

熱湯を使うのは絶対に避けること

「温かいほうが溶けやすそう」と思って、グラグラ沸いた熱湯を便器に注ぎたくなる気持ち、よくわかります。

でも、これは絶対にやめてくださいね。

便器は陶器でできていて、急激な温度変化にとても弱いんです。

熱湯を注いでしまうと、最悪の場合、便器がひび割れてしまうことがあります。

便器が割れてしまうと修理や交換が必要になって、思わぬ大きな出費につながってしまいますよ。

なので必ず「お風呂のお湯くらいの温度(40〜50度)」を守るようにしてくださいね。

流れないときに連続して水を流し続けない

詰まって流れないときに、焦って何度もレバーを引き続けるのも注意が必要ですよ。

もし排水管の奥でバリウムが詰まっていた場合、流した水が行き場を失って便器から溢れ出してしまうことがあります。

一度試してうまく流れなかったら、水位が元に戻るのをしっかり待ってから、ぬるま湯などで1つ1つ対処していくようにしてくださいね。

便器を硬いもので強くこするのも危険

バリウムが取れないからといって、金属タワシや硬いブラシで力いっぱいこするのは避けてください。

便器の表面って思っているよりも傷がつきやすくて、一度傷がついてしまうと次からその傷に汚れが入り込みやすくなってしまうんです。

  • やさしく
  • 根気よく
が基本です。

外出先や会社のトイレでバリウムが出てしまったときの対処

「検査の帰り道で急に便意が…」
「翌朝、会社に着いてからトイレで出てしまった…」

というのも、実はよくあることなんです。

自分のおうちなら多少時間をかけて対処できますが、会社のトイレで白い塊が便器に残ってしまったら…

そのなんとも言えない焦りと恥ずかしさ、想像するだけでドキドキしますよね。

できることなら自宅に戻るまで我慢したいところですが、バリウムは早く出したほうが体にも優しいから、どうしても我慢できないときは仕方ありません。

外のトイレで出てしまった場合は、まずトイレにあるブラシで軽く崩してから水を流してみましょう。

それでも少し残ってしまったときは、時間とともに少しずつ流れていくことが多いから、できることをしたら必要以上に自分を責めなくて大丈夫ですよ。

なお、自宅のトイレを汚したくないからと、わざわざ外のトイレへバリウムを流しに行くのは、他の利用者の方にも迷惑をかけてしまうことがあるから、避けるのが無難ですね。

家族と同居している場合に気をつけたいこと

一人暮らしなら自分だけの問題で済みますが、家族と同居している場合は「次に入ってくる人が気づいたらどうしよう…」という気持ちも重なって、よけいに焦ってしまいますよね。

我が家でも、夫が次にトイレに入ろうとしていたタイミングで気づいて、二人でてんやわんやになってしまいました。

そういうときは一人で抱え込まずに、素直に「バリウム検査のあとで流れなくなっちゃって…」と事情を話してしまうほうが、案外スムーズに解決できますよ。

家族に声をかけておいて、ぬるま湯を準備してもらったり少し時間をもらったりできると、気持ちにも余裕が生まれますよね。

バリウム後のトイレトラブルは、経験した人なら「あー、あれね」と共感してもらいやすいことでもあるので、恥ずかしがらずに話してしまって大丈夫ですよ。

次回からもう焦らないための予防策

今回のトラブルを経験したことで、次の検査はきっと余裕を持って迎えられますよ。

少しの準備で、トイレのトラブルをグッと減らせるから、ぜひ覚えておいてくださいね。

用を足す前に「トイレットペーパーを敷く」

「用を足す前にトイレットペーパーを敷く」これが一番おすすめで、一番手軽な予防策です。

バリウム便を出す前に、まず便器の底の水が溜まっている部分に、トイレットペーパーをふんわりと敷いておきましょう。

折りたたんで重ねたものを敷いておくと、バリウム便が直接便器の底にくっつくのを防いでくれて、流れ方がずいぶん変わりますよ。

ただし、あまり大量に敷きすぎると今度はそちらが詰まる原因になってしまうから、「適量」を心がけてくださいね。

私はこの方法を知ってから、バリウム検査への気構えがずいぶん楽になりましたよ。

検査後の水分補給と下剤はしっかりと

病院で

「水分をたくさん摂ってください」
「下剤はちゃんと飲んでください」

と言われますが、これは本当に大切なことですよ。

体の中のバリウムは時間が経てば経つほど固くなっていくから、水分をたっぷり摂って柔らかい状態のまま早めに出すことが、トイレトラブルを防ぐ一番の近道になります。

水や麦茶はもちろん、軽いウォーキングで腸を動かしてあげるのも効果的ですよ。

下剤はお腹が痛くなるのが辛くて、つい少なめにしたくなることもあるかもしれません。

でも、指示された量をきちんと飲んだほうが、結果としてトイレのトラブルも体への負担も少なくなることが多いですよ。

検査直後に病院のトイレで済ませておく

見落としがちですが、検査直後に病院内のトイレで最初の排便を済ませておくのも一つの方法ですよ。

病院や公共施設のトイレは、水量や水圧が家庭用よりも強めに設定されていることが多いから、バリウム便でも比較的流れやすいことがあります。

検査が終わったあとにトイレへ寄っておくと、帰宅後のトラブルを防げることがありますよ。

まとめ|バリウム後のトイレトラブルは知っていれば怖くない

バリウム後のうんちがトイレで流れないのは、バリウムが持っている

  • 重い
  • くっつく
  • 固まる
という性質のせいで、決して珍しいことではありませんよ。

多くの人がこっそり経験していることだから、自分を責めなくて大丈夫です。

今まさに困っているなら、まずは「40〜50度のぬるま湯を少しずつ注ぐ」ところから試してみてくださいね。

それでも取れないときは、割り箸やブラシで崩して、酸性洗剤を少量使う方法も効果的ですよ。

ただし、熱湯を使うこと、何度も連続で流し続けること、硬いもので強くこすることは便器を傷める原因になるから、気をつけてくださいね。

次の検査からは、用を足す前にトイレットペーパーを敷く「イカダ作戦」と、検査後のしっかりした水分補給をぜひ試してみてください。

それだけで、あのドキドキ感がずいぶん楽になりますよ。

何をしても水位が下がらなかったり、お腹の痛みや体の異変を感じたりするときは、無理をせず病院や水道の専門業者さんに相談するのが一番です。

バリウム検査、本当にお疲れ様でした。

まずは温かい飲み物でも飲んで、ゆっくり休んでくださいね。