結婚式が決まったら、まずは結婚式への招待状を作成しますよね。
そんな結婚式の招待状は、「招待する方への最初のおもてなし」として、実はとても大切な役割があります。
でも結婚式の準備にとりかかるまで、いわゆる「お日柄」なんて気にしたことがなかった人も多いのではないでしょうか?
結婚式のことを考えるときには「結婚式の日取り決め」をはじめとして、
「招待状を投函する日」
「招待客から返信してもらう期日」
それに最近では「引き出物を発送する日」まで、お日柄を気にする場面は実は意外と多いんです。
結婚式の招待状の理想的な発送日は?ルールがあるものなの?
招待状の投函は、結婚式当日の2~3カ月前の吉日の消印日に設定するのが理想です。
「大安吉日」という言葉があるように。
招待状に押された消印が「大安の日」になるように日にちを選んで投函して、「縁起を担ぐ」ということが一般的とされているんです。
この「大安」という日は、「何事においても吉となる・成功しないことはない日」という風にされていて。
そんな理由から結婚式の日を「大安」に合わせるようにする人も多くいます。
なので、結婚式の招待状に対しても、やっぱり消印日が「大安」の日になるように郵送するのが理想的です。
消印とはどういうもの?確実に「大安」の日に消印を押す方法はないの?
郵便物に押してある日付のハンコの事です。
そして実は、ポストに投函するのではなく、結婚式の招待状を郵便局に持ち込むと、なんと消印を「大安」にしてくれるんです。
ただし注意してほしいのが、投函日(招待状を出した日)ではなく、消印日が「大安」であるということです。
結婚式の招待状を作成するときは、あらかじめ「大安」の日を確認しておきましょう。
招待状を出す吉日を過ぎたら次の吉日まで待つべき?急がなくていい?
スケジュールの都合で、どうしても「大安」が消印日に間に合わないのなら、いつ送ればいいのでしょうか?
六曜では、大安を除いてあと5つあります。
それぞれに意味がありますので、おすすめ順に解説していきます。
大安以外で招待状を出すならいつ?おすすめ順①友引(ともびき)
慶事においては「しあわせのおすそわけ」ともされていて、新郎新婦の間では友引の日を選んで引き出物を発送する人もいます。
慶事が友に及ぶという意味で「友を引く」として結婚式に喜ばれます。
ちなみに「午前中と夕方は吉。正午はよくない」ともされていますよ。
大安以外で招待状を出すならいつ?おすすめ順②先勝(せんしょう/さきがけ)
名前の通り、先んずれば即ち勝つという意味があります。
午前中は吉ですが、14時から18時は凶と言われています。
大安以外で招待状を出すならいつ?おすすめ順③先負(さきまけ/せんぷ)
先勝の逆で、先んずれば即ち負けるという意味。
この日は午前中は凶で午後は吉となるので、午後からの挙式日に選ぶカップルもいます。
大安以外で招待状を出すならいつ?おすすめ順④赤口(しゃっこう/しゃっく)
11時から13時以外は凶とされています。
大安以外で招待状を出すならいつ?おすすめ順⑤仏滅(ぶつめつ)
六曜の中でも最も凶の日。
しかし、仏滅も本来は「物滅」と書き、仏教とは関係のないものです。
必ず気にしないといけないものでもありません。
招待状の発送日でお日柄を気にするなら、大安を次いで友引までがおすすめです。
どうしても間に合わないときには先勝か先負で、投函時間に注意しましょう。
大安以外で招待状を出すならいつ?【番外編】
その他にもあるある、縁起のいい日!
六曜以外にも縁起が良いとされる日があります。
六曜以外で縁起が良い日~天赦日(てんしゃび)~
最強に縁起のいい日です!
年に5~6回程度しかありません。
六曜以外で縁起が良い日~一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)~
物事を新しく始めるのに良いとされている日です。
一粒万倍日は、この月に複数回あります。
ただし、天赦日や一粒万倍日はご存じない方もいます。
最近は知っている人も増えてきましたが、六曜に比べたら認知度は下がります。
大安、友引もいいですが、あえてのこだわりを取り入れるのもいいかもしれませんね。
とっても便利!料金別納郵便
発送日を気にせず送る方法に「料金別納郵便」があります。
料金別納郵便とは。
大量の郵便物を一度に出すときに、その名の通り「切手を貼らないままの状態で、料金をそのまま窓口などで直接払って出す郵便のこと」です。
切手を貼らないので消印もないですし、大安だとか友引といった「どの日が縁起がいい日なんだろう」ということも気にせず招待状を郵送できます。
それに、切手をすべての郵便物に貼る必要がないので、手間を省くことができます。
また消印を押されることがないので、招待状と切手の雰囲気が合わないなどもなく統一感を出すこともできますよ。
なので、招待状の雰囲気にこだわりたい方にもおすすめです。
料金別納 – 日本郵便 (japanpost.jp)
結婚式では「お日柄」ってそんなに気を使わなきゃダメなの?
ウエディングプランナーさんから、「招待状は大安に出してください」と案内を受けた方も多いはず・・・
しかし、ルール上の説明をするなら、吉日に招待状を発送しないといけないという、明確な決まりはありません。
とは言え、年代が高くなるにつれて、気にする人の割合が増えるのも事実・・・
私も「お日柄」なんて気にするタイプではありませんでした。
ですが、まあ、せっかくの結婚式にケチを付けられるのも癪だったので、無難に大安を選びました。
優先度は縁起よりもスケジュール
もちろん、良いお日柄に発送できるのなら、そのほうがいいですよね。
しかし実は、そんな「お日柄」よりももっと大切なことはがあります。
それは「スケジュール」です。
もしもスケジュールがギリギリというようばときには、お日柄などを気にするよりも、一日でも早く発送しましょう。
招待状の発送が遅れると、ゲストにとってはスケジュールの調整が大変だったり、返信までの期日が短くなったりするなど、迷惑がかかってしまいます。
しかも、新郎新婦側にとっても
- 引き出物の数が確定できない
- 席次表が作れない
- ゲストの出欠返信の期日が短いからスケジュールが組めず、欠席者が多くなる
しかも返信が遅れる方って…いるんですよ。
結果的にバタバタと切羽詰まった結婚式を迎えることに…
(ああ、身に覚えが…)
結婚式で風水や縁起で気を付けることは他にもある?どの程度気にすればいいものなの?
現代の若い方からすれば、風水よりも吉日の方が重視される傾向があります。
私も結婚式を行うときに、プランナーさんからまず吉日の案内をされたくらいなので、年代に問わず意識するポイントだと思います。
吉日に比べて、風水に関しては若い方にとってはあまり気にしない項目の印象がありますが、年配の方は意識する人もいます。
なので、小さな結婚式ではなく、会社の上司や親戚が勢揃いするような大きな結婚式に参加をする場合。
そんなときには、これからご紹介するような風水があることを理解しておくと、失礼なく結婚式を楽しめると思いますよ。
結婚式で知っておくと便利な風水①黄色の花のモチーフなどは避ける
女性が特に気をつけたいものといえば、アクセサリーですよね。
花のモチーフのものを使用したり、ハンカチにイラストされていたりするものもあると思います。
ですがこのとき、黄色の花言葉の中にはマイナスな印象のものがいくつかあります。
例えば、黄色のバラの花言葉は
- 薄らぐ愛情
- 嫉妬
- 不誠実
黄色のゆりの花言葉は
- 偽り
- 不安
なので、こういった「花言葉」は結婚式の場には相応しくないので、避けた方が良いですね。
結婚式で知っておくと便利な風水②ブレスレットは貴金属で上品にまとめる
花言葉に由来するとも言われていますが、花モチーフは避けて貴金属でまとめることが無難であるとされています。
また、生花を身につける花嫁も多いので、被らないように花のモチーフは避けたほうが良いのでしょうね。
結婚式で知っておくと便利な風水③動物の殺生を想像させるものは身につけない
スウェードや革製品の素材には、動物の殺生を想像させるものが含まれているので、避けた方が良いでしょう。
寒い時期にはファー素材の小物を選びたくなるかもしれませんが、基本的にはNGです。
どうしても着用したい場合には、フェイクファーを選ぶ方法もあるので、きちんと確認をしてから着用するようにしてくださいね。
結婚式の招待状を出す吉日とは?のまとめ
「お日柄」も、もちろん大切ですが、そればかりに気を取られて家族やゲストに不都合な日を選んでしまっては元も子もないですよね。
縁起もゲン担ぎも大切ですが、
「新郎新婦」
「親族」
「ゲストの皆さん」
全員が笑顔で、式当日を迎えられたらいいですね!