イヤイヤ期がないのは発達障害の可能性があるの?気を付けた方がいいのはどんな場合?

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赤ちゃんがだんだん大きくなると

「あれもイヤ」
「これもイヤ」

とパパママを困らせる時期がありますね。

若いパパママは大弱りですよね。

でも中には、これといってイヤイヤ期がない子どもたちもいます。

これって異常なのでしょうか?

「イヤイヤ期がないのは発達障害かもしれない」という話を聞いて、不安を感じるパパママもいるかもしれません。

ここではイヤイヤ期がない子どもたちが、みんな発達障害なのかどうなのか?

気を付けた方がいいのはどんな場合かも考えてみましょう。

イヤイヤ期がないのは発達障害?個人差はどれくらいあるの?

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イヤイヤ期というのは、子どもが成長する過程で「自己主張が強くなる、2歳前後のこと」を言います。

そもそもは、まだこのころの子供は、

  • 思考や感情を抑える
  • 判断する
などの分野の脳が未発達なために、我慢するということが難しいのです。

そのために、自我の発達に伴って我慢することができずに「イヤだ、イヤだ。」ということになります。

たいていの子どもは2歳前後で何をするにもイヤイヤを繰り返すようになります。

「公園へ行こうか。」
「イヤだ。」

「じゃ、公園へ行くのはやめようか。」
「イヤだ。」

「それなら、自分の好きにしなさい。」
「イヤだ、イヤだ。」

というように、何を言ってもまずはイヤだという子どもさえいます。

これではパパママもお手上げですね。

  • 「おやつを食べようか」
  • 「本を読もうか」
  • 「ビデオを見ようか」
といろいろなだめても、なかなか収拾がつかず困ることもあります。

あるママの感想ですが、「この時期は誰にでもあることだから、結局何とかやり過ごすしかないみたいです。」

これは正直な感想で、あまり悩み過ぎず、何とか乗り切るのが一番なのです。

ほとんどの子どもは1年ぐらいたつと聞き分けが良くなり、「イヤだ、イヤだ。」を繰り返していたのがウソのようになります。

ところが、イヤイヤ期がほとんどなく「とてもいい子」もいます。

こんな場合パパママは毎日笑顔で過ごせそうですね。

しかし、「イヤイヤ期がないのは発達障害かもしれない。」とかえって心配するパパママもいます。

事実、ごく稀ですが。

小さい時からとてもおとなしくていい子だったけれども、後で発達障害が見つかったという例はあります。

でも、これはごく一部です。

イヤイヤ期があっても発達障害である場合もあります。

おとなしくていい子がそのまま、何の障害もなく健やかに成長するケースもたくさんあります。

イヤイヤ期が酷いか、軽いか、あるいはほとんどないかは、個人差によるところが大きいのです。

私が育児にかかわった

  • 自分の子ども2人
  • 孫2人
の場合は、2人はごく普通あるいはやや酷いイヤイヤ期がありました。

何をするにも「イヤだ」というので、ほとほと困りました。

後の2人はあまりイヤイヤ期を意識することなく、あっさりと3歳まで育った印象があります。

その後は4人とも普通に発達して、小学校に通いました。

私の経験から見てもイヤイヤ期がほとんどなくても、全部の子どもが発達障害であると心配する必要はないと言えますね。


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イヤイヤ期がないときに付けた方がいいのはどんな場合?

全体から見るとわずかですが。

イヤイヤ期がなく良い子だと思っていたら、思いがけず発達障害だったという例はあります。

ただそういう場合は、おとなしく反抗的でないというだけでなく、他にもいろいろな兆候が見られます。

例えば

  • 言葉が極端に遅い、あるいはほとんど話せるようにならない。
  • 言われたことを理解できない
  • 極度に落ち着きがない
  • ほかの子どもに関心を示さない
こんな場合はよく観察して。

必要ならば乳幼児検診のときの先生や保健士さん、あるいはかかりつけの小児科医に相談してみるのがいいですね。

思い込みで「子どもに障害がある」と自己判断して、心配するのは親子にとってマイナスです。

ある子どもは小さいときから、とてもおとなしくて良い子でした。

家にいるときはもちろん、お出かけしてもイヤイヤを連発して家族を困らせたことはありませんでした。

でも3歳になっても言葉が出ないことに気付いたママは、念のため病院に連れて行きました。

その結果自閉症であることが分かりました。

ご両親は戸惑いましたが、早期に医療機関につながったことは幸いでした。

その子どもは、小さいときから発達障害児のための支援を受けることができるようになり、学校に通っています。

これは稀な例ですが、早くから療育を受けることはその子どもにとってはとても大事なことなのです。

いたずらにイヤイヤ期を嫌がったり、イヤイヤ期がないからと安心しきったりするのではなく。

どもたちの総合的な発達を観察して、その子どもに合った育児をすることが重要ですね。

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イヤイヤ期がないのは発達障害?のまとめ

子どもは2歳前後になると、イヤイヤ期が起こります。

自己主張が強くなって何をやってもイヤイヤを繰り返します。

イヤイヤ期がない子どもの場合でもほとんどは個人差の範囲内ですが、まれに発達障害の場合もあります。

イヤイヤ期がないだけでなく、発語がない、言われたことが理解できないといった兆候があったら、専門家に相談しましょう。

子どもたちの発達をおおらかに見守り健全な育児をしたいものですね。