産後の肥立ちが悪い…という言葉を、聞いたことがありますか?
私自身も初めて聞いたのが、妊娠をしてからのことでした!
それまでは全く聞いたこともなく、こんな言葉があるのかと思ったほどです。
産後の肥立ちというのは、分かりやすく言うと産褥期(さんじょくき)のことです。
産院などで話を聞くときは、この言葉で説明されることが多いかな?と思います。
産褥期とはいつのこと?理想的な過ごし方とは?
産褥期というのは、産後1~2ヶ月のことを言いますよね。
この時期は、出産を終えたママの体を元に戻すために安静をする期間です!
そのため、この時期に無理をしてしまうと体に良くない…と言われます。
それが、産後の肥立ちが悪いという言葉のおおまかな意味です。
でもこの言葉を知っていて、産後が安心にしていないと…と思っても、できない状況もありますよね。
それぞれのご家庭の都合もあって、誰にも頼れないこともあります。
例えば産後の肥立ちが悪いと、どのような症状が起こるのでしょうか?
産後無理をすると、ママの体にどんな影響がでるのか、わかりやすくお伝えをしていきます。
産後の肥立ちが悪いと出る症状を紹介!思い当たったら受診して!
冒頭でもご説明をした、産後の肥立ちについてですが、産褥期は安静にしないといけないですよね。
私自身は実家が近かったので、産後2ヶ月ぐらいは母親がよく手伝いにきてくれました。
そのときも、私が動こうとすると「今は安心にしないと!」と注意されたほどです。
自分では大丈夫だと思っていても、なるべく安静にした方が良い時期ですよね。
でも、様々な都合から産後の身の回りのことは自分でやらないといけないこともあります。
そうなると、この産後の肥立ちが悪い…というのが気になりますよね。
産後の肥立ちが悪いと、具体的にどのような症状が出るのでしょうか?
産後の肥立ちが悪いときに出る症状①産後うつ
産後はとにかく、赤ちゃんのお世話で精一杯ですよね。
どうしても自分のことは後回しになってしまいますし、どんどん疲労もたまっていきます。
誰か手伝ってくれる人がいれば良いものの、サポートを受けるのが難しいこともありますよね。
育児だけではなく、家事や自分の身の回りのことを、この産褥期に行うのはなかなか大変です。
私自身も産後は、痛くて思うように動けなかったので、サポートがなかったらどうしていたのだろうと思うほどです。
そのような日々の疲れがたまっていくと、どんどん気持ちも病んでいきます。
そこから、産後うつに繋がる可能性もあるので、注意が必要です。
産後の肥立ちが悪いときに出る症状②膀胱炎
これはサポートをしてくれる人がいる場合であっても、気を付けることです。
赤ちゃんのお世話に必死で、なかなかトイレに行けなかったり、後回しにすると危険です。
場合によっては膀胱炎になることもありますよ。
私の友人でも膀胱炎になったことがある人がいますが、酷いと熱も出ます。
痛みもでてきますし、こうなるともう赤ちゃんのお世話どころではなくなりますよね。
産後の肥立ちが悪いときに出る症状③乳腺炎
乳腺炎って、産後のトラブルとして聞くことが多いですよね。
実は産後の肥立ちが悪いという状況でも、乳腺炎になることがあります。
乳腺炎は、乳腺が詰まってしまい、うまく排出できない状態が続くことから始まります。
だんだん熱をもっていき、パンパンに腫れてしまうので、そこから熱がでることも。
とにかく痛いし辛いし、こちらも子育てにはなかなか集中できなくなってしまいます。
私の母も、産後に乳腺炎になったと聞いたことがあります。
母乳の分泌量が多かったり、上手く排出できないとなることもありますよね。
また、食事面でも、脂っこいものとか乳製品を摂取しすぎると、乳腺炎になるリスクも高まりますよ。
産後サポートしてくれる人がいないと、自分の食事は後回しになりがちだと思います。
そのため、栄養が偏ってしまうという心配もありますね。
産後の肥立ちが悪いときに出る症状④子宮復古不全
これは、私自身も病名はあまり聞いたことがありませんでした。
産後の肥立ちが悪くて体を休ませられないと、子宮の戻りが悪くなるという病気です。
子宮は、妊娠中にどんどん大きくなりますよね。
もとのサイズに戻るまでは、1ヶ月以上かかると言われています。
なので、産褥期に無理をすると、戻りが悪くなります。
結果的に痛みが出たり出血が出ることもあるので、要注意です。
産後無理をするとどうなるの?更年期障害が重くなるって本当?
産後の肥立ちが悪いと更年期障害が重くなるというのは、確実にそうなるということではないようでした。
中には、そのような人もいる…ということで、多少の個人差はあります。
でも、なぜ産後の肥立ちが悪いと更年期障害が重くなると言われるのか、気になりますよね。
これに関しては、産後は骨盤が歪むことは有名ですよね。
この歪んだ骨盤を元に戻せないままでいると、更年期の症状が出る年齢で病気になることがある…と言われているからです!
産後は骨盤ケアが大切!骨盤矯正や骨盤ベルトで骨盤を戻しておくと〇
産褥期に無理をして動いてしまうと、骨盤はどんどん歪んでいきます。
もちろん骨盤矯正に行ったりして、ケアができれば問題はないです。
でも産後になかなかサポートを得られない場合は、そこまでの余裕ってないですよね。
骨盤をしっかりと戻しておくことはとても大切です。
なにより、健康面を考えると、セルフケアでも行っておくと良いですよ!
自宅で簡単にできるものだと、骨盤体操や骨盤ベルトを使うのがおすすめです。
私自身も、産後しばらくは骨盤ベルトを巻いていました。
今は、骨盤矯正にも行っておけばよかったな…と思っているほどです。
当時はやはり子育てに必死で、そこまでの余裕はなかったなと思います。
あとは、産褥期にはなるべく体を休めることも大切です。
重たい物を持たないようにするとか、自分の体を気遣うのも大切ですね。
産後にやってはいけないこと!いつくらいまではやらない方が良いの?
産後にやってはいけないことや、いつまでやらない方が良いのか…など。
詳しくお話をしていきますね。
まず、産後にやらない方が良いことって、実はたくさんあります!
いくつかご紹介をすると、例えば水を使うこと。
目を使うような細かな作業、体に負担がかかる運動。
あとは、長時間の外出なども避けなければならないです。
もちろん、タバコとかお酒も避けるように…と言われていますよ。
状況によっては、産後すぐにやらなければならないこともありますよね。
でも、なるべく産後は安静にしていなければなりません。
産後の肥立ちと言われるこの時期に無理をすると、体を壊す心配もありますよ。
産後にやってはいけないこと①水を使うこと
水を使うことは、昔からよくないと言われています。
その理由としては、水を使う=体を冷やすからです。
産後にやってはいけないこと②体に負担かかる家事や運動
体に負担がかかる家事や運動というのも、控えなければなりません。
どうしてものときは、旦那さんや両親など、サポートできる人を頼ってくださいね。
そして産後は、とにかく体が疲れやすいです。
目を使うと、目からくる疲労で体に影響がでることもあります。
ただでさえ、産後って視力が落ちたかも!と思いやすい時期です。
体はもちろん、目も休めてあげたい時期ですよね。
外出をすると気を張りますし、体が浸かれるのは当たり前のことです。
少しなら良いものの、長時間の外出も産後すぐは避けて下さいね!
産後にやってはいけないこと③飲酒や喫煙
タバコやお酒も、赤ちゃんに影響がでることもあるので避けたいところです。
そしてこれらの産後やってはいけないことは、最低でも2ヶ月はやらないようにしましょう!
最低でも6週間~8週間と言われるので、この時期は安静にしないといけません。
赤ちゃんのお世話を中心に、最低限の家事だけ行うようにして下さいね。
赤ちゃんが寝ているときに、なるべく自分も体を休めましょう!
産後の肥立ちが悪いと死亡する!?のまとめ
産後の肥立ちが悪くて発病してしまうと、とにかく育児どころではなくなりますよね。
なるべくママは体を休めて、元気に子育てができるのが一番です。
まわりにサポートをしてくれる人がいないという場合は、市などにも相談できますよ。
自治体によっては、保健師さんや助産師さんがサポートをする取り組みもあります。
1人で悩まずに、まずは誰かに相談をしてみてください!
パパは仕事で帰宅が遅いという場合もありますが、なるべく育児に参加してもらえるのが理想的ですね。
産後の肥立ちが悪いと気になる症状が増えるのは確かです。
ママは産後1~2ヶ月は、なるべく無理をせず過ごしましょう。