
妊娠超初期に「寝違えたみたいに首や肩が痛い…」と感じるのは、実は珍しいことではありません。
ただ、読み進める前に一点だけ確認してほしいことがあります。
首から肩にかけての筋肉が張るような痛みではなく、「肩の先端(腕が始まる部分)に突然の異様な痛みがあり、片側の下腹部痛・出血・めまいを伴う」という場合は、異所性妊娠(子宮外妊娠)の可能性がある危険なサインです。
その場合はセルフケアより先に、産婦人科または救急への受診を最優先にしてください。
この記事でお伝えする「寝違えたような痛み」は、首から肩にかけての筋肉のこわばりや張りについてのお話です。
妊娠するとホルモンバランスが急激に変化し、特にリラキシンの分泌で関節や靭帯がゆるみ、同じ姿勢や寝返りのしづらさから寝違えたような痛みが出やすくなります。
倦怠感や睡眠の質の低下も影響します。
この痛みは一時的なものがほとんどなので、無理に首や肩を強く回したり、痛む部分を強く揉んだりするのは逆効果です。
軽めのストレッチや肩甲骨を動かす体操で血行を促したり、蒸しタオルやカイロで温めると和らぎやすくなります。
寝る姿勢も仰向けではなく、抱き枕などを使って横向きに寝ると筋肉の負担が減り、ぐっすり眠りやすくなります。
痛みが長く続く場合や耐えられないほど強い場合は、無理せず産婦人科で相談してください。
なお、首や肩の寝違え様の痛みは妊娠超初期の体験談としてよく語られますが、この症状だけで妊娠を確定することはできません。
月経の遅れや吐き気・疲労感などとあわせて気になる場合は、月経予定日を過ぎてから妊娠検査薬を使うか、産婦人科を受診して確認するようにしましょう。
妊娠超初期で首を寝違える原因ってなに?
妊娠超初期で首を寝違える原因ってなに?と思う方も多いと思います。
原因としては、主に4つあります。
順番にご紹介していきますね。
妊娠初期に首を寝違える原因①ホルモンバランスの変化
1つ目は、ホルモンバランスの変化です。
妊娠をすると、女性はホルモンバランスが変わるとよく聞きますよね。
私自身も、具体的にどういうことなのだろう?と当時は思っていました。
でも首や肩が痛くなりやすいというのは、本当でした。
妊娠すると体のいろいろなところに脂肪がつきやすくなり、個人差はあるものの体全体が重くなっていく感覚があります。
体が重くなると首や肩に負担がかかりやすく、寝ている間にも負担がかかって寝違える原因になってしまうわけですね。
妊娠中期あたりで落ち着いてくることが多い
妊娠超初期や初期によく首を寝違えていた方も、ホルモンバランスの変化とともに、中期ぐらいには落ち着く方が多いと聞きました。
最初は寝違えて筋肉痛のような痛みを何度も経験するかもしれません。
でもずっと続くわけではないので、そう思うとちょっと安心ですよね。
妊娠初期に首を寝違える原因②体のバランスの変化
次に原因として挙げられるのが体のバランスの変化です。
妊娠して子宮が大きくなると下腹部が大きくなっていきますが、これに伴って実は筋肉の位置も変わります。
今まで首なんて寝違えたことなかったのに…という方でも、寝違えるようになりますよ。
特に寝ているときは意識を手放しているので、なかなか防げないのが難しいところです。
また、元々スマホやパソコン作業が多い方や、枕の高さが合っていないなと感じていた方は、妊娠前からの姿勢の影響も重なりやすいです。
「妊娠したから痛くなった」とは限らないので、思い当たる節があればそちらも合わせて見直してみると、改善のヒントになるかもしれません。
妊娠初期に首を寝違える原因③ストレス
妊娠中って、ストレスを感じやすいですよね。
体の変化だけでなく、これから変わっていく生活への不安や、出産に対しての不安もあります。
今までできていたことができなくなることも、ストレスに感じますよね。
私自身もそうでしたが、妊娠すると毎日気を張ります。
気を張っている状態で体に変に力が入り、知らないうちに筋肉に影響が出て寝違えやすくなることもあります。
妊娠初期に首を寝違える原因④口内トラブルからのリンパの腫れ
口内トラブルからのリンパの腫れが原因という場合もあります。
寝違えたような痛みを感じるので、正直どちらなのか分からないかもしれません。
例えば虫歯や歯周病があるような場合は、リンパが腫れて寝違えやすくなったり、腫れ自体での痛みも出ます。
妊娠中は後期になると治療もしづらくなるので、口内トラブルは早めに解決しておくのがおすすめです。
妊娠超初期で首を寝違えたときの対処法は?
妊娠超初期で首を寝違えた場合、対処法って知りたいですよね。
対処法としては、こんな感じです。
- まずは寝違えて痛みがある部分を冷やして炎症をおさえる
- 炎症が落ち着いたら温める
- なるべく首に負担をかけないように生活をする
妊娠超初期に首を寝違えたときの対処法①冷やす
寝違えた時って、温めた方がいいのかな?と思う方も多いです。
でも寝違えたということは、首の奥深くの筋肉が傷つき炎症を起こして、痛い部分が腫れていることも多いです。
このような熱をもっている状態で更に温めると、治りも遅くなってしまいます。
まずは痛みがある部分を冷やすのがおすすめです。
ただ、妊娠中はあまり体を冷やすのもよくないので、冷やしすぎないようタオルを水で濡らしてあてておくのがおすすめですよ。
妊娠超初期に首を寝違えたときの対処法②炎症が落ち着いたら温める
そして痛みがひいたら、温めていきましょう。
カイロなどを使ってもいいですし、お風呂に入ってしっかりと温めるのも大切です。
ネックウォーマーなどを使って、首を守るのもいいですね。
妊娠超初期に首を寝違えたときの対処法③首に負担をかけない
首を寝違えた時は、とにかく安静にするのが一番です。
重たいものを持たない、スマホやパソコンを長時間使わないなど、日常生活でもなるべく首を使わないようにしましょう。
もし痛みとあわせて、手や腕のしびれ・脱力感、または高熱が出てきた場合は、首の筋肉だけの問題とは別の原因が考えられるため、産婦人科だけでなく整形外科や内科への相談も視野に入れてください。
妊娠中に使わない方がいい湿布ってあるの?
妊娠中に使わない方がいい湿布、実はあります。
温湿布も冷湿布も妊娠超初期で寝違えたらどちらも使いたいところですが、妊娠中は湿布の成分にも気を付けないといけません。
湿布は種類が豊富で、同じブランドでも成分が違うことがあります。
「これなら大丈夫」と自己判断するのは避け、使用前には必ず薬剤師か産婦人科医に確認することをおすすめします。
妊娠中に使える湿布の成分
湿布の成分で、比較的使われることがあるとされるのはこのあたりです。
- アセトアミノフェン
- サリチル酸メチル
妊娠の時期や体の状態によっても判断が変わるため、「この成分は大丈夫と聞いた」という理由で自己判断せず、産院の医師や薬剤師に確認してから使うようにしましょう。
それ以外の成分は、赤ちゃんの心臓や血圧に異常が出たり、羊水が減少すると言われているものもあるため、妊娠中には使わない方がいいとされることが多いです。
これって使ってもいいのかな?と思うものがあれば、自己判断せず、必ず産院の医師や薬剤師に相談してくださいね。
妊娠超初期の症状っていつから始まる?
妊娠超初期の症状は、いつ頃現れるのでしょうか?
また、なぜ初期症状が現れるのでしょうか?
ここでは妊娠初期症状が現れる時期と、その理由を解説していきます。
妊娠初期症状はいつから始まるの?
妊娠の症状が始まるのは個人差がありますが、早い人は妊娠3週から起こる人もいます。
妊娠2週ごろに排卵が起きてから受精して、妊娠3週頃に子宮内膜に着床します。
ですので、早い人はこの時期に「妊娠の初期症状」が始まるんです。
妊娠の症状が出るのはホルモンの影響
妊娠の症状が現れる理由は、ホルモンが大量に分泌されてバランスが崩れることです。
妊娠してから増えるホルモンには、大きく分けて
- hCGホルモン
- 卵胞ホルモン
- 黄体ホルモン
妊娠の症状の原因①hCGホルモン
hCGホルモンとは、「ヒト絨毛ゴナドトロピン」とも言われていて、妊娠を維持し赤ちゃんを育てるのにとても大切なホルモンです。
このホルモンは女性だけが分泌されるもので、妊娠検査薬で陽性が出た場合、このホルモンが多く分泌されていて妊娠が判明することになります。
妊娠の症状の原因②卵胞ホルモン
女性らしい身体を作って、妊娠に備えて子宮内膜を厚くしたり精子を通しやすくする役目があります。
また産後に必要な母乳を作るために、乳腺を発達させる働きもあります。
妊娠の症状の原因③黄体ホルモン
受精卵が着床しやすいよう子宮内膜をふっくらさせ、着床後はコンディションを整えて妊娠を継続できるよう手助けしてくれます。
他にも基礎体温の上昇や食欲増進、乳腺を発達させるといった働きもあります。
妊娠超初期の症状には他にどんなものがある?どんなことに注意すればいい?
妊娠すると初期症状が現れますが、具体的にはどのような症状が出始めるのでしょうか?
妊娠初期に気をつけるべき点もあわせてお話していきます。
妊娠超初期の症状①着床出血
受精卵が子宮内膜に着床したら、2~3日程度出血が起こる場合があります。
これは「着床出血」と呼ばれるもので、受精卵が着床する時に子宮壁が傷ついて起こります。
人によって出血の量や色は違いますので、いつもの生理とは違うと思ったら着床している可能性があります。
妊娠超初期の症状②胸の張りや痛み
卵胞ホルモンと黄体ホルモンが多く分泌されると、乳腺や乳管は発達して胸が張り痛くなったりします。
通常の生理でも見られる症状なので区別がつきにくいですが、生理予定日を過ぎても続くようなら妊娠している可能性があります。
妊娠超初期の症状③お腹の張りや下腹部痛
hCGホルモンの作用と、ホルモンバランスが乱れることで腸の動きが弱くなって腹痛を起こしてしまいます。
痛みにはもちろん個人差がありますので、1日で終わる人もいれば数日続く人もいます。
この症状も、通常の生理と区別がつきにくいので、いつもの生理だと思って鎮静剤などを服用しないように注意しましょう。
妊娠超初期の症状④頭痛
黄体ホルモンによる血管の拡張作用やホルモンバランスの乱れで、片頭痛を起こすことが多いです。
妊娠している可能性もあるので、すぐに頭痛薬は使わずベッドやソファーでゆっくり過ごしましょう。
痛みが酷いようなら病院を受診し、妊娠中でも飲める薬を処方してもらってくださいね。
妊娠超初期の症状⑤嗅覚の変化
hCGホルモンの影響で今まで大丈夫だったにおいが、突然苦手になることがあります。
この症状はつわりのピーク時期によくみられる症状で、妊娠初期の段階でこの症状が出ればつわりの前段階を思っておくといいでしょう。
においがつらい時は無理をせずに、柑橘系やミント系の匂いを嗅ぐと落ち着くことがありますよ。
妊娠超初期の症状⑥身体のだるさや眠気
hCGホルモンの影響で、身体がだるくいつも眠いような症状が現れることがあります。
妊娠初期症状によく見られるので、熱もなく風邪ではないようなら、妊娠の初期症状かもしれません。
妊娠超初期の症状⑦情緒不安定
ホルモンバランスが乱れてしまうことで
- イライラして怒りっぽくなったり
- 特に理由がないのに泣きたくなったり
あまり思いつめると余計に辛くなってしまいますので、自分なりのリラックス法を探して心を落ち着かせて過ごしましょう。
少しお散歩に出かけたり、近場に買い物に行くのもいいかもしれませんね。
妊娠超初期の症状⑧胃のむかつき
hCGホルモンや黄体ホルモンの影響で、胃腸の働きが弱くなってムカムカと胃もたれや胸やけのような症状が出ます。
人によって症状の重さは違いますが、中には食事が出来ないほど辛い人もいます。
妊娠超初期の症状⑨食べ物の変化
ホルモンバランスの変化で自立神経が乱れて、味覚が変わることがあります。
今まで好きだったものが食べられなくなっらり、嫌いだったものが美味しく感じたり、特定のものばかり食べたくなったりします。
食事は体調を管理するのにとても大切なのでバランスよく食べたいところですが、無理をする必要はありません。
足りない栄養素はサプリメントなどで補い、体調が戻った時にバランスよく食べることを心がけましょう。
妊娠超初期の症状⑩生理の遅れ
生理が規則的な人になっては、とても分かりやすい妊娠の症状です。
予定日よりも1週間遅れているのであれば、妊娠している可能性があります。
ですが、ストレスが多かったり生活習慣が乱れていつ人は生理周期は乱れてしまいますので、遅れても妊娠に気づかないことがあるので注意しましょう。
妊娠の初期症状が出てた注意すること
妊娠を意識しているのであれば、頻繁に市販の薬は飲まないようにしましょう。
辛いときは無理をしないようにして、まずは医療機関を受診して適切な対処をしてもらいましょう。
また、飲酒や喫煙も流産のリスクを高めてしまうので、妊娠を望んでいるのであれば控えるようにしましょう。
妊娠超初期で首を寝違える原因のまとめ
妊娠超初期って、首を寝違えることが増えるというのは驚きですよね。
でも妊娠中はホルモンバランスの崩れやストレスもあり、今まで痛みを感じたことがなかったところが痛む…というのもあるあるです。
一度寝違えるとなかなか治りませんから、妊娠中はなるべく、自分の体を労わって過ごすようにして下さいね。
もし月経の遅れや他の気になる症状と重なっているなら、月経予定日を過ぎてから妊娠検査薬を使うのが信頼しやすいタイミングです。
陽性が出た場合は、早めに産婦人科を受診して子宮内の確認をしてもらいましょう。
また、肩先の強い痛みや片側の下腹部痛・出血・めまいがある場合は、迷わず産婦人科または救急に連絡してください。
妊娠中で、最近寝違えることが増えたかも…という方、是非参考にしてみて下さいね。

