離乳食って悩みが絶えませんよね。
「食べてくれるかな」
「アレルギーはないかな」
「固さはこれでいいかな…」
調子よく進んでいたと思ったら、風邪をひいて逆戻りしてしまったり。
本当に手のかかる離乳食ですが、スプーンやフォークを使って自分で食べてくれるようになると少し楽になります。
そこで今回は、離乳食をいつから自分で食べてくれるようになるのか、何に気を付けて練習させればいいのかについて、見ていきましょう。
スポンサードリンク
離乳食のスプーンやフォークはいつから?焦らず楽しく練習するコツ
一般的に、スプーン・フォークの練習をさせるのは、離乳食が完了する1歳~1歳半頃だと言われています。
- 子ども自身が楽しそうに食べたり
- 食べる順番を自分で決めたがったり
- 食器を持ちたがる様子が見られる
しかし、その時期が来たからといって、すぐにスプーンやフォークを持たせてもうまくいきません。
スプーンやフォークの練習をする前に、できれば「手づかみ食べ」をさせてあげると良いでしょう。
スプーンが早すぎるのはいいことばかりじゃない!子供は手づかみ食べで学ぶこともたくさん
手づかみ食べは、食卓周辺や服がべちゃべちゃになって汚れてしまいますが、食への興味を刺激するのにはとても良い方法です。
手で握りやすい「棒状のもの」を用意してあげてください。
私は、食パンを縦長に切った物や、生協で買った冷凍のカボチャスティック(トースターでチンでOK)などを最初にあげていましたよ。
手づかみ食べをすると、手で触って温度や固さを知ったり、口に入る大きさかどうかを確認するので、それだけでたくさんのことを学ぶことができます。
そして手づかみ食べをするようになったら、さりげなくスプーンやフォークを食卓に並べてみましょう。
自然とスプーンやフォークに、手が伸びるかもしれませんよ。
中には手づかみ食べをしない子供も
しかし、「手づかみ食べ→スプーン・フォーク」という順番が絶対、というわけではありません。
中には手づかみ食べをあまりしない子もいます。
私の上の子がまさにそうだったのですが、子どもが好きであろう「あかちゃんせんべい」を持たせても、全く食べてくれませんでした。
今は小学校1年生になりましたが、今でも手でつかむような食材は嫌がることがあります。
もしかしたら、赤ちゃんの時点でも手が汚れるのが苦手と感じていたのかもしれないなぁと思います。
下の子(3歳3ヶ月)は早い段階から手づかみ食べをし、スプーンフォークを使い始めるのも早かったです。
今でも下の子は、ぐちゃぐちゃと手でつかんで食べることがあるので(先日は、お茶を手でつかんで飲もうとしていた)、個人差が大きいのかもしれません。
スプーンやフォークの練習をし始める目安はお伝えした通りです。
でもいろんなタイプの子どもがいるので、周りと比べずに、親が焦ることのないようにしてあげることが大事だと思います。
スポンサードリンク
離乳食完了期でも自分で食べない場合!意欲を伸ばす方法5選!
では、そんな離乳食が終わろうとしている時期になっても、自分で食べようとしない場合、どうすればいいのか?
おすすめの5つの方法をご紹介しますね!
離乳食完了期でも自分で食べないときのポイント①無理強いしない
服を汚してしまっても仕方ありません。
まずは子どものペースや興味を大事にしてあげましょう。
「親子そろって楽しく食べる」、という経験の積み重ねが「自分で食べたい!」につながりますよ。
離乳食完了期でも自分で食べないときのポイント②汚しても良い状態にしてあげる
- 机の下に新聞紙を広げて置いたり
- 汚れても良い服を着せたり(なんなら肌着にさせる)
- 口に入りそうな髪の毛をくくってあげたり
親が「汚れてもどんとこい!」という大きな気持ちでいると、食事中もニコニコしてあげられるのではないでしょうか。
離乳食完了期でも自分で食べないときのポイント③食べ物の固さや大きさに気を付ける
食材は、スプーンの上に乗りやすい大きさ、フォークで刺しやすい固さに調節してあげましょう。
離乳食完了期でも自分で食べないときのポイント④食器類の見直し
スプーンですくったときに、ツルンと食べ物が逃げてしまうとうまくいきません。
スプーンも持ちやすくて、すくいやすいものを選んであげましょう。
もしかすると子どもによっては、形状よりも好きなキャラクターがかいているものの方が好んで食べてくれるかもしれませんね。
離乳食完了期でも自分で食べないときのポイント⑤ぬいぐるみを使う
親がいくら言っても練習が進まない場合、ぬいぐるみに代わりにしゃべらせてあげてもいいかもしれません。
「○○ちゃん、一緒に食べよう!おいしいね!」と言ってあげれば喜ぶかもしれません。
これなら、怒り口調にもなりにくいですよね。
ただし、遊びがメインにならないように気を付けてくださいね^^;
スプーンっていつから使えた?使えるようになったきっかけは?
子供が2人いますが、おおよそ1歳からスプーンを始めて、2歳までにはスプーンが使えるようになりました。
食への興味関心など色々と違う2人ですが、上の子も下の子も早くからスプーンが上手に使えるメニューがありました。
それが、朝食にたまに出していたシリアルでした。
1歳から食べられるシリアルに、ヨーグルトをスプーン1すくいまぜて朝食にしていたのですが。
1歳半など小さい頃から、上手にスプーンで食べていました。
ヨーグルトがペッタリとついているので、シリアルがスプーンにくっついて、傾けてもこぼれず、口に運びやすいのかなと感じました。
すくう動作がたどたどしくても、器にスプーンを入れればいくつかはくっついてきていたのも食べやすさに繋がっていそうです。
シリアルも黄色や緑、ピンクなど野菜や果物の優しい色ですが鮮やかで、それも良かったのかもしれません。
上の子は特にですが、ヨーグルトが手についてしまうので、手では食べられず、スプーンで頑張って食べていました。
スプーンに何かをすくい取るのは難しそうだと感じた時は、子供がもぐもぐしている間に、スプーンに食事を取ってあげていました。
そうしてお皿に置いておくと、口が空になったら、スプーンを手に取って口まで運んでくれていました。
上手に運べたら、「食べれたね!」など声をかけほめていました。
また、スプーンを自分でずっともっている場合は、子供の手の上から持って、すくう手伝いもしていました。
ちょっとした「食べれた!」という経験が、スプーンのやる気につながり使えるようになる、1つのきっかけになったのかなと思っています。
離乳食のスプーンは自分でいつから使える?のまとめ
離乳食のスプーンを自分で使えるのはいつから?ということについて見てきました。
最後に、ポイントをまとめておきますね。
- スプーンやフォークの練習をし始める目安は、1歳~1歳半頃。自分で食べようという姿勢が見られたら始めましょう。
- 手づかみ食べから自然にスプーンやフォークに移行できればスムーズかもしれません。
- いろいろなタイプの子がいるので、親は焦らず、無理強いをせず、「食事は楽しい!」という環境を作ってあげてください。
- すくいやすい食器や、使いやすい工夫の施されたスプーンやフォークを使いましょう。
同じ月齢の子と一緒にご飯を食べると、我が子の離乳食の進み方が遅いと気になってしまいますが、焦りは禁物です。
そして、大きくなればいつかみんなスプーンもフォークもお箸も、ちゃんと使えるようになります(正しい持ち方を教えてあげることは必要ですが)。
離乳食でのスプーン、楽しく練習を積み重ねられると良いですね。