小さい子どもは、落ち着きがなくて当然です。
そして、いろいろなものに興味があります。
ひかれるものにあると、何も考えずに無条件にそちらの方向に行ってしまいます。
でも3歳にもなれば、なんとなくまわりのことが見えてきます。
そのはずなんですが「うちの息子は、まわりの子に比べて落ち着きがない?」と不安に感じているお母さん、意外と多いんですよね。
小さい頃は特に、成長のスピードに個人差があります。
それは分かっていても、自分の子どものことはやっぱり心配です。
「まわりと同じ」を自然に求めてしまっています。
気になる症状があったら、まずは少し様子を見てみましょう。
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3歳児健診で多動気味と言われたら!病院でみてもらった方がいいの?
多動とは「ADHD(注意欠陥多動性障害)」の特徴のひとつです。
この言葉を3歳児検診で言われると、ものすごく不安になりますよね。
病院でみてもらうのであれば、小児科や児童精神科です。
そこで診断と治療を受けることができます。
かかりつけの小児科でまず診てもらうのも手です。
もし、専門医に診てもらった方がいいとされたら紹介状を書いてくれるでしょう。
そんなときには、総合病院や大学病院など、大きな病院に出向く必要があります。
まわりにないようでしたら、地域の児童相談所で相談も可能です。
少し勇気がいるかもしれませんが、心配であれば子供の為にも病院に行くべきです。
「どうなんだろう?」とモヤモヤとしているのは、お母さんにとっても辛いです。
子どもにとっても治療が必要であれば、早く診てもらった方がラクになれます。
病院で診てもらうにはどうしたらいい?診断方法は?
病院に行く前には、事前に準備が必要です。
日ごろのお子さまの様子や、行動を記録したものをまとめておいて、それを持参するようにしましょう。
ほんの些細な事でもいいので、書いておくと役に立ちます。
家での様子だけでなく、保育園での様子も記入しておくといいですね。
あとは、母子健康手帳や保育園の連絡帳などもあれば持参しましょう。
診断方法は、それをもとにお医者さんが保護者から具体的に様子を聞きます。
本人へも簡単な質問もあるかもしれません。
でも3歳だと、まだうまく答えられないと思います。
そのため、ほとんどお母さんへの質問になると思います。
その間の子どもの様子も、お医者さんはきちんと観察してくれます。
多動であれば、じっと落ち着いているのが難しいです。
そのあたりを観察するのも、診察の1つに含まれます。
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3歳での多動の症状にはどんなものがあるの?じっとできない=多動なの?
基本的に、ほとんどの小さい子どもは集中力がありません。
大人ですら、集中が持つのは最大で50分と言われています。
しかも、本当にちゃんと集中できているのは、はじめの15分だけです。
3歳児の集中力は想像以上に短い
3歳の子どもの集中力は、平均で約1分です。
そのため、次から次へと興味が変わることは普通なのです。
多動の症状は、無意識に体が動くことです。
本人が意図していないのに、起きてしまう行動なんですね。
たとえば
- 急に部屋の外へ出ていったり
- 静かに遊ぶことが難しい
- 手足をそわそわ動かしたり、たたいたりする
- 順番待ちをするのが難しく待っていられない
ひとつ当てはまったからと言って、多動とは決められません。
複数の項目があてはまることと、病院での総合的な診断が必要です。
そのため、やはりお家で判断するのは難しいです。
なので少しでも不安に思うことがあれば、病院で相談しましょう。
本人も、もしかしたら苦しんでいるかもしれませんよ。
3歳児検診で落ち着きがない!のまとめ
小さい子どもは、元々落ち着きがないので、診断が難しいです。
あまり小さい子には、診断を出さずに「様子を見ていく」という場合も多いようですね。
そして、もう少し大きくなったら、だんだん症状がはっきりしてきます。
- 授業中なのに立ち歩いてしまったり
- 人の話を聞けない
- 本人に悪気がなく、まわりを見れない
もしそうなれば、多動性含むADHDの可能性も考えられます。
不安なことがあれば、まずは大切な子供の為にも、勇気を出して病院で診てもらってくださいね。