小学生の子どもがいると悩むのが「塾通い」。
私も長男が現在小学4年生で、周りには塾に通っている子もいます。
自分の子にはまだ早いような気もするような、早い方が勉強の習慣が着くような…迷いどころです。
そんな私のような小学生ママのために、今回は
「塾通いが必要な子と不要な子の特徴」
「後悔しない塾選びのポイント」
「塾に通うメリット・デメリット」
などを解説していきたいと思います。
小学生から塾通いは必要か?塾が必要な子と不要な子の特徴とは
早速、小学生から塾通いが必要な子と不要な子の特徴をご紹介していきます。
小学生から塾通いが必要な子の特徴
小学生から塾通いが必要な子は、
- 中学受験を考えている
- 学校のテストで70点以下が目立ってきた
- 学習習慣が身についていない
- 親が勉強を見てあげる時間がない
- 英語を身につけたい
それぞれのケースごとに、詳しく見ていきましょう。
小学生から塾通いが必要な子の特徴①中学受験を考えている
まず、塾通いが必要な子の1つ目の特徴は、「中学受験を考えている」ケースです。
中学受験では、学校の授業では習わない解き方や指導要領外の問題が出題されます。
塾に通うことで
- 中学受験に特化した問題の解き方
- 志望校の過去問題
- 子どもに合わせた学習計画
中学受験を考えている場合、小学校3年生の3学期の2月から通い始めることをおススメします。
理由は、小学校3年生の2月頃から中学受験に向けたカリキュラムをはじめる塾が多いからです。
小学生から塾通いが必要な子の特徴②学校のテストで70点以下が目立ってきた
2つ目の塾通いが必要な子の特徴は、「学校のテストで70点以下が目立ってきた」ケースです。
実は、今の小学校のテストは「平均80点以上」がとれるように設定されています。
なので、70点以下のテストが目立ってきた子は塾通いを検討しても良いと言えます。
小学生のうちに苦手を克服して、中学校の勉強にもついていけるように対策しておくというわけです。
小学生から塾通いが必要な子の特徴③学習習慣が身についていない
家での勉強の様子を見ていて、「集中できていない」「何回言っても宿題をしない」という子も塾通いが必要かもしれません。
- 家で勉強できない
- 家で集中できない
でも、学習習慣をきちんと身につけておかなければ、
- 中学校以降の勉強についていけない
- 嫌なことからは逃げれば良い
その点、塾に通うことで
- 分からない問題をすぐに聞ける
- 〇曜日は勉強をする日
また、「塾では集中して勉強」「家ではリラックスする」というメリハリのある生活を送ることもできます。
小学生から塾通いが必要な子の特徴④親が勉強を見てあげる時間がない
- 共働きをしている家庭
- 勉強の内容が難しくなってきたと親が感じている
塾に通うことで
- 分からない問題を教えてもらえる
- 人とのコミュニケーションになる
また、どうしても親が勉強を見ていると「イライラ」してしまう時がありますよね。
親の負担を塾にお願いするのも一つなのです。
小学生から塾通いが必要な子の特徴⑤英語を身につけたい
英語を身につけたいと考えている場合は、小学校低学年のうちから塾通いをした方が良いでしょう。
小学校での英語の授業は始まっていますが、会話力や読解力をつけたいのであれば学校の授業だけでは不十分です。
特に英語のリスニング力は、最も吸収できる小学生のうちからはじめるのがおススメですよ。
小学生から塾通いが不要な子の特徴
「やっぱりうちの子も塾に通わせた方がいいのかな?」と思ったママ。
でも、もしかすると塾通いが不要かもしれません。
小学生から塾通いが不要な子の特徴は、
- 中学受験をしない
- 学習習慣が身についている
- 人と関わることが苦手な子
こちらについても、それぞれ詳しく見ていきましょう。
小学生から塾通いが不要な子の特徴①中学受験をしない
まず、塾通いの大きな目的に「中学受験」があります。
中学受験を考えていない子は、しっかり学校の授業を聞いて理解し、宿題を解き、テストで80点以上を取れていれば問題はないでしょう。
小学生から塾通いが不要な子の特徴②学習習慣が身についている
自分で勉強をする学習習慣が身についている子も塾通いは必要ありません。
「そんな子いるのかな?」と思ってしまうのは私だけではないと思います。
でも、自分で時間を決めて、分からない時は教科書や辞書で調べることができる子は、塾通いは不要でしょう。
子どもから「塾に行きたい。」と言われた時に塾を検討してみてくださいね。
小学生から塾通いが不要な子の特徴③人と関わることが苦手な子
子どもが学ぶべきことは、「勉強」だけではありません。
「人付き合い」も一つで、人と関わることが苦手な子を無理に塾通いさせると勉強はおろか、人との関わりがより苦痛になってしまう恐れがあります。
まずは、家庭・そして学校の友達や先生など身近な人との関りから人付き合いを築いていきましょう。
後悔しない塾を選ぶポイント
「よし!塾に行こう!」と決めたら次は後悔しない「塾選び」です。
塾には、
- 中学受験対策ができる「進学塾」
- 学校の勉強をサポートしてくれる「補習塾」
- 「進学塾」と 「補習塾」の目的を合わせもった「総合学習塾」
- 英語やプログラミングなどの「専門塾」
塾に通う目的、子どもの性格、料金などを踏まえて後悔しない塾選びをしましょう。
小学生から塾へ行くならいつから?塾通いのメリットと最適な時期
文部科学省の調査結果から、小学生の塾通いは、4年生から通い始める子が多いことが明らかになっています。
その理由は、
- 中学受験のカリキュラムが3年生の2月からスタートする
- 4年生から授業内容が複雑になってくる
<参考URL>
(文部科学省 調査結果の概要)
小学生が塾に通うメリット
小学生が塾に通うメリットは、
- 基礎学力がつく
- 学習習慣が着く
- 勉強嫌いを回避できる
- 自信をつけられる
- 中学受験対策ができる
それぞれについて、詳しくみていきますね。
小学生が塾に通うメリット①基礎学力がつく
小学校の勉強は、中学校・高校につながる勉強の土台になります。
例えば、算数の場合だと
「足し算」
「引き算」
「かけ算」
「割り算」
ができなければ、中学校・高校の授業についていくことができませんよね。
「分数」や「図形」も小学生の内容が土台となって、更にどんどん難しくなっていきます。
また、国語でも
「ひらがな」
「カタカナ」
「漢字」
を書けることが前提で授業が進んでいきます。
他にも文章の
- 読解力
- 表現力
- 語彙力(ごいりょく)
- 論理的思考力
塾では、勉強の土台となる基礎学力を身につけることができます。
小学生が塾に通うメリット②学習習慣がつく
小学生のうちは、のびのび過ごさせてあげたいと考えているパパやママは多いと思います。
でも、小学校の時に学習習慣がついていないと中学校になっていきなり学習習慣は身につきません。
特に家庭には
- テレビ
- ゲーム
- 漫画
- スマホ
一方、塾には学習を妨げるものがないので、小学生のうちから塾に通っていることで「学習習慣」「集中力」がつくのです。
小学生が塾に通うメリット③勉強嫌いを回避できる
実は、学習や生活面において「小4の壁」「10歳の壁」というものがあります。
小4の10歳の時期は自己意識が高まる時期で、他の子と比較して自信を無くしたり、自己肯定感が低くなってしまう時期なんです。
我が子も現在小学校4年生。
まさに「小4の壁」にぶつかっているなと感じるシーンが多々あります。
なので、親として
- 目を見て話しを聞いてあげる
- 勉強は分かりやすくイライラせずに教える
- 手伝って欲しいことをできるだけお願いしてお礼を伝える
- できたことを褒める
- 他の子どもと比較しない
- 毎日のルーティンはできるだけ口出ししない
勉強面においても、本当に進度が早く、難しくなってきています。
きっと小学4年生の勉強で、「分からない」「勉強なんて嫌」と思いこんでしまう子が多いことが分かります。
子どもが、「勉強を楽しい」と思えていないのであれば、
- 勉強って楽しい
- 分かるって嬉しい
小学生が塾に通うメリット④自信がつく
子どもも大人も「できた!」「分かった!」という経験は、気持ちが良く達成感を味わえますよね。
学習塾では、子どもの「できた!」「分かった!」をたくさん経験させてくれます。
勉強に自信がつくと成績が上がるだけでなく、勉強へのやる気もアップしていきます。
その結果、自分から学ぼうとする子どもに成長していきます。
小学生が塾に通うメリット⑤中学受験対策ができる
中学受験では、小学校の指導要領外の問題が出題されます。
そして、その解き方をもとに中学校以降の勉強が続きます。
中学受験を考えている子どもは、早い段階で中学受験対策をしている塾に通わせることをおススメします。
小学生が塾に通うデメリット
小学生が塾に通うメリットをお伝えしてきましたが、
- 勉強が嫌いになる可能性がある
- 学校の授業が面白くなくなる
- 友達との時間が減る
小学生が塾に通うデメリット①勉強が嫌いになる可能性がある
塾通いの大切なポイントは、「本人が行きたいかどうか」です。
無理矢理、強制的に塾に通わせても子どもは楽しくありません。
また、塾や講師との相性一つで、勉強が嫌いになる場合もあります。
塾通いをする時は、「本人の気持ち」を大事にしてあげましょう。
そして、通い始めてからも定期的に子どもの様子を気にかけて、話を聞いてみましょう。
小学生が塾に通うデメリット②学校の授業が面白くなくなる
塾によっては先取学習をしているため、学校の授業が面白くなくなる子どももいます。
すると学校が退屈な場所になってしまったり、不登校になるきっかけにもなってしまいます。
塾のペースや子どもの理解度、学校への関心なども注意して見守る必要があるのです。
小学生が塾に通うデメリット③友達との時間が減る
塾に通うということは、今までできていたことの時間が無くなってしまう可能性があります。
その多くが「友達と遊ぶ時間」。
勉強も大事ですが、友達との遊びでは「コミュニケーション力」「協調性」などを身につけることができます。
塾通いをする場合、勉強だけでなく、友達との時間もバランスよく保てる授業数に設定することがおススメです。
小学生からの塾選びで後悔しないために!のまとめ
小学生の子どもを塾に通わせるか迷った時は、まず今の子どもの学習状況を知りましょう。
そして、「目的」と「子どもの意見」を重視して塾通いをはじめてくださいね。
塾の形式や講師との相性もあるので、塾に通わせている子どものママに聞いてみたり。
あとは、塾の相談会や体験学習に行ってみたりして、後悔しない塾選びをすることをおススメします。
私も真剣に子どもの塾通いを検討してみたいと思います。