まず成長痛は、はっきりとした治療法が確立されているわけではありません。
でも、ほっておいても数ヶ月ほどで自然と治まる人が多いそうです。
しかし
「1年以上長期間にわたって痛む場合」
「痛みの程度が強い場合」
そんなときはもちろん、病院で診てもらうことも可能です。
「もしかすると、別の病気のサインかもしれない」と思うと、心配になってしまいますよね。
あまりに子供が痛がる場合や痛みがあまりに長引くようなら、まずは小児科か整形外科を受診して診てもらうといいですね。
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成長痛は緩和できる?治し方にはどんな方法があるの?
成長痛の痛みは、
- 足の発達が不十分
- ストレス
などが原因と言われていますが、はっきりとしたことはわかっていません。
そのため、治し方も確立されたものはないのです。
子供の成長期のころは、足の関節がまだ固まりきっていなっかったり、偏平足であったりと発達が充分ではありません。
このような状況であるにも関わらず、子どもは日中元気に走り回って遊ぶので、その疲れが帰宅後(夕方)に出てくることがあります。
これも「成長痛」です。
このような仕組みで足に痛みが生じているのであれば、日中あまり走り回りすぎないことで少しは成長痛が緩和できると思います。
運動部などの部活動をしている場合は、無理せずに休むことも大事です。
そして子どもだって
- 親子関係
- 友だちとの関係
- 先生との関係
- 学校での慣れない集団生活
- 習い事
ストレスを感じると、大人でも頭痛が起こったり体がいつまでもだるかったり、いろいろなことが起こります。
子どもは、ストレスが足の不調として現れることがあり、これも「成長痛」に分類されるようです。
この場合は、できるだけストレスを取り除いて「安心させてあげる環境」を作ることで痛みを和らげることができると思います。
成長痛は、病院で診察してもらっても異常が認められないので、子どもが足が痛いと訴えてきてもついつい「仮病では?」と疑ってしまうことがあると思います。
でも、こどもの言うことを疑うのではなく
「きちんと受け止めて優しくさすってあげること」
が、痛みを和らげる大きなポイントではないかと思います。
その他には、痛い部分を冷やす方法も効果があることがあるようです。
それでもよくならない場合は、病院で痛み止めを処方してもらうという方法もあります。
- 痛みが日々増す
- 歩けないほど痛い
- 同じ場所が8時間以上痛む
- 患部が腫れている
などの場合は、一度病院で診察してもらって対処方法を相談することをオススメします。
成長痛とは何なの?骨が伸びているときの痛みって本当?
そもそも、成長痛とはどのようなものかご存知でしょうか。
成長痛とは、「成長期の子ども(3~12歳)に起こる、足の痛みの総称」です。
私も勘違いしていたのですが、間違いやすいのは、成長痛というのは、
「骨などが成長するために起こる痛みではなく、成長期の子どもが発症する痛み」
という意味なのです。
「成長痛で痛む箇所は、ヒザだけかな?」というイメージがある方も多いと思うのですが、
- かかと
- ふくらはぎ
- 太もも
- 股関節
症状は、
- 痛みは30分~1時間ほどで治まる
- 朝、夕方~夜が痛い
- 日によって痛い場所が変わる
- 1週間に数回、1ヶ月間に数回、のように不定期に痛む
- 痛む場所は腫れておらず、レントゲンや診察では異常がない
- 登園、登校している間は痛くなく、家に帰ると痛くなる
- 親がさすってあげると痛みが落ち着く
成長痛は、血液検査などで明らかに「成長痛である」とわかるものではなく。
これらの症状が数週間以上続くと「成長痛であろう」と診断を受けるようですね。
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成長痛を和らげるマッサージやストレッチ法!やってはいけない対策は?
成長痛は、親がさすってあげることで痛みが和らぐことがあります。
一番良いのは、子ども本人が気持ち良いと言うところを優しくさすってあげることです。
でも、どこが気持ちいいのか本人にもわからなかったり、痛い場所が変わっていったりする場合はなかなか難しいですよね。
「これが絶対に効く!」という決まったマッサージやストレッチ法はないのですが、効果が期待できる方法を紹介しますね。
そして、どのストレッチも、子どもが一人で行うのではなく、力を加えるのは親が行ってください。
子どもは寝たまま(仰向けまたはうつ伏せ)です。
成長痛を和らげる効果が期待できるストレッチ
①(仰向けに寝る)足の裏を床と垂直に立て、手のひらを使って足の裏を15秒押す
②(うつ伏せに寝る)片足ずつ、膝を90度に曲げた状態で足の裏を床と水平にし、足の裏を床の方向に15秒押す
③(仰向けに寝る)膝を伸ばした状態で、足を痛くない範囲まで15秒持ち上げる
④(うつ伏せに寝る)片足ずつ、膝を折りたたんだ状態で太ももを15秒持ち上げる
これらは、
- ふくらはぎ
- 太もも
- 太ももの後ろ
- 股関節前方
力の入れ具合は、痛いほどの力を加えるのは決してやってはいけません。
無理のない範囲で行いましょうね。
成長痛を和らげる方法はある!?のまとめ
成長痛を和らげる方法について見てきましたが、最後にポイントをおさらいしておきますね!
- 成長痛は数ヶ月ほどで自然に治っていくことも多いですが、小児科や整形外科で診てもらうことができます。
- 足の発達が不十分なために痛みが生じているのであれば、あまり走り回りすぎないように気を付け、運動部は休んで一度休息させてください。
- ストレスが原因の場合は、できるだけゆったりとした気持ちで過ごせるような環境を作ってあげましょう。
- 患部を冷やすのも効果がある場合があります。
- 痛みが強い、8時間以上痛い、歩けない、などの強い症状が出ている場合は病院で痛み止め等を処方してもらえるかもしれません。
- ふくらはぎ、太もも、股関節のストレッチを行うと痛みが軽減することがあります。
- 痛いほどの力を加えるのはやめましょう。
でも、やっぱり子供が痛がっていたら、どうにかしてあげたいと思うのが「親心」ですもんね。
そして、どうにも痛がって日常生活にも支障をきたすようなときには、病院で診てもらうようにしてあげてくださいね!