沐浴をしてはいけないときって?中止の目安とその見極め方

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新生児の沐浴にはいろいろな目的があります。

皮膚を清潔に保つ、リラックス効果、体の観察、スキンシップなどさまざまです。

汗をかきやすい新生児は、毎日沐浴をしてきれいにしてあげたいですよね。

でも、なんかいつもと様子が違うけど沐浴はしても良いの?こんなことで悩んだことはないですか?

いつもと様子が違うのでは?と感じたのであれば、沐浴はしないほうが良いかもしれません。

特に熱が出ているときや元気がない場合は、沐浴を中止して様子を見る必要があります。

私は1児の父親で2歳になる娘がいますが、子どもの沐浴は私が担当していました。

今までの経験と助産師さんに教わったことをもとにお話しさせていただきますね。

沐浴の中止の目安は?体温や赤ちゃんの症状を見極めて!

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沐浴を中止する目安として、赤ちゃんの体温やその他の症状を見ていく必要があります。

  • 体温が37.5以上ある
  • 母乳やミルクの飲みが悪くて元気がない
  • 呼吸が苦しそうにしていて顔色が悪い
  • 下痢や嘔吐が続いている
このような症状がある時は沐浴を中止したほうがいいでしょう。

特に熱があるときは注意が必要です。

新生児期の赤ちゃんは大人と比べて体温が高いのですが、一般的に新生児の平熱は36.5℃から37.5℃といわれています。

37.5℃以上になると発熱と判断されるようです。

生まれて6か月くらいまでは母親からもらった免疫があるので、熱を出すことはほとんどないとのこと。

でも37.5℃以上は熱が出ているので、沐浴は中止して病院受診をしたほうがいいでしょう。

微熱がある!沐浴はどうする?

“37.5℃まではないけどいつもより体温が高い”

このような微熱の場合は、全身の状態も観察してみましょう。

微熱があってもいつもと変わらず元気に過ごしていれば沐浴をしても問題ないことが多いですよ。

でも短時間で終わらせてくださいね。

不安だったら中止しても問題ないですよ。

  • 微熱があって元気がない
  • 呼吸が苦しそうにしている
といった場合は、病気の可能性があるので沐浴はせずに早めの病院受診をおすすめします。

我が家の娘は新生児期に37.5℃以上になったことはないですが、たまに37.0℃前後の微熱を出していました。

元気があれば短時間で沐浴を終わらせていましたが、元気がなければ沐浴はせずに様子を見ていました。

逆に平熱だけど元気がないときは様子を見て沐浴の時間をずらしたり、沐浴をしなかったりして対応していました。

我が家は“いつもと何か違う”ということを判断基準にしていましたよ。


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沐浴の禁忌事項はなぜ?沐浴は想像以上に体力を消耗する!

ではなぜ熱が出ているときや元気がないときは沐浴をしてはいけないのか。

それは新生児にとって沐浴は想像以上に体力を消耗するからです。

新生児は体力がないので沐浴をするだけでも疲れてしまいます。

助産師さんからは、元気がない、熱があるときは体力を消耗している可能性があるので、沐浴は控えた方がよいとのことでした。

新生児は体温を調節する機能が発達しておらず体も小さいので、沐浴によって体温が上がりやすくなります。

熱がある状態の沐浴は熱中症や脱水症状などのリスクを高めるので、熱がある時の沐浴はしないほうがよさそうです。

また下痢や嘔吐などがある場合も、体力を消耗しているので沐浴は中止したほうがいいですね。

沐浴を中止する場合の対応は?体を拭いてきれいにしてあげよう!

沐浴を中止するときは、濡れたガーゼで体を拭いてあげましょう。

汚れやすい部位を拭くだけでもきれいになりますよ。

新生児は新陳代謝が活発で毎日大量の汗をかきます。

それにおしっこやウンチ、母乳やミルクなども付着しています。

皮膚の弱い赤ちゃんは、湿疹や発疹ができやすいので皮膚をきれいにしてあげる必要があります。

特に

  • わき
  • またのくびれ
  • おしり
は汚れがたまりやすい部分です。

沐浴を中止するときは意識してきれいに拭いてあげましょう。

私の子どもも元気がないときは、沐浴をせずに濡れたガーゼで体を拭いていました。

体を拭いてあげるだけでもきれいになりますし、汗のニオイも軽減されますよ。

おしりや陰部はお湯で洗ってあげよう!

“沐浴ができないけどおむつかぶれやおまたが汚れて気になる“

こんなときに試してほしいのが陰部洗浄です。

陰部洗浄というのは、沐浴が出来ないときやおまたの汚れがひどいときにお湯で洗ってきれいにする方法です。

この陰部洗浄は医療の現場でも取り入れられています。

汚れやすい陰部をきれいにすることで感染症を防ぐという目的があります。

私は現役の介護士として医療現場で働いていますが、お風呂に入れないご高齢者に陰部洗浄を行っています。

この経験もあって我が家では、沐浴をしない日は陰部洗浄をしていました。

おむつかぶれの予防にもなるので、沐浴が出来ない日はぜひ試してみてください。

陰部洗浄に必要な物は?

では陰部洗浄に必要な物品を紹介します。

準備するのは

  • 100円一で売っているボトル(ハンバーガー屋さんに置いてあるケチャップとマスター・ドが入っている入れ物)
  • お湯(38℃前後)
  • ベビーワセリン
以上になります。

赤ちゃんの陰部洗浄のやり方は?

やり方は、ボトル内にひと肌程度のお湯を入れ1日1回洗ってあげます。

タイミングとしては、日中のおむつ替えのときでいいです。

陰部とお尻を洗ってあげて、仕上げにベビーワセリンを塗って終了です。

ワセリンも塗りすぎるとあまりよくないので、1日1回から2回程度で大丈夫です。

ワセリンは油なので皮膚を保護して水分(おしっこやうんち)をはじいてくれるので、おむつかぶれに有効ですよ。

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沐浴をしてはいけないときのまとめ

新生児にとっての沐浴は体力を消耗する行為です。

沐浴は毎日してあげたいですが、熱がある場合は無理をせず安静にしてあげましょう。

毎日の様子と違うことがないかよく観察をして判断をしてくださいね。

沐浴ができない日は体を拭いてあげたり、陰部洗浄を試したりしてみてはどうでしょうか。