パスポート申請の印鑑はシャチハタでも大丈夫?代理人が受け取る場合は?

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海外旅行に行くと決まったら、もう心はウキウキ楽しみですね。

ところで海外に行くにはパスポートが必要なのは誰でも知っているでしょう。

パスポートは外国にも通用する公のものですから、身分証明が必要です。

そうなるとやっぱり印鑑それも実印が必要になりそうな気もします。

実際はどうなのでしょう?

ここでは、パスポートの申請に印鑑は必要か、もし必要ならシャチハタでも大丈夫かを説明致します。

パスポート申請に印鑑が必要なのはどんな場合?

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まず、基本的にはパスポートの申請には印鑑の必要はありません。

申請本人が署名をすることができる場合は印鑑を押す必要はないからです。

また申請する人が乳幼児で、法定代理人が代筆して記入する場合も印鑑は要りません。

パスポートの申請をするには次のような本人確認の書類が必要です。

本人確認の書類が1種類でOKな場合

本人確認のための必要書類としては、次のようなものがあれば1種類で十分です。

  • 運転免許証
  • 船員手帳
  • マイナンバーカード
  • 写真付き住基カードなど

その他の証明書を使用する場合~2種類必要~

もし他の証明書を使うとすると次のようなものがあります。

ただしこれはAグループとBグループのうち各1種類の書類を提出する必要があります。

Aグループは、

  • 健康保険証
  • 国民健康保険証
  • 共済組合員証
  • 船員保険証
  • 国民年金証書
  • 厚生年金証書
  • 船員保険年金証書
  • 恩給証書
  • 共済年金証書
  • 印鑑登録証明書(登録した印鑑も必要)

Bグループは、

  • 学生証
  • 会社の身分証明書
  • 公の機関発行の資格証明書

印鑑登録を証明書として使う場合は実印が必要

Aグループのうち印鑑登録証明書を選択した人は実印も必要になります。

それ以外の人は、印鑑は要らないということになります。

訂正印が必要な場合

ただし、自治体によっては書類に不備があった場合には、訂正印を押すように求められることがあります。

この場合は、シャチハタは不可というところが多いので注意してください。

もし印鑑を持ち合わせていないときには、最初から書類を書き直すということはできますが、あらかじめ不備のないように十分に気を付けたいですね。

例外的ですが、身体障碍者などの理由で本人が署名することが困難で、法廷代理人以外の人が記入する場合には押印が必要です。


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パスポート申請のときには100均の印鑑やシャチハタでも大丈夫?

先に解説しましたが、基本的にはパスポートの申請には印鑑は不要ですが、書類に不備がある場合には訂正印が必要です。

訂正印なのだから、100均の印鑑でもシャチハタでもいいかもと考えがちですが、シャチハタは不可というところが多いので要注意です。

シャチハタはインクを使うので、修正可能であるとみなされるからです。

極端な話ですが、インク消しで消すことが考えられるわけです。

ですから、朱肉を使う印鑑を使うように要求されるのです。

では100均のハンコはどうでしょうか、朱肉を使えばOKとなるはずですね。

実際に認印としては100均のハンコを使っている例が多いですが、同じハンコを持っている人が多数いることになるので、できれば避けるのが賢明でしょう。

ついでですが、100均のハンコは、印鑑登録には使えません。

代理人がパスポートの申請や受け取りをするときは何が必用?

パスポートを申請するのに、忙しくて本人が行けない時は、親兄弟、友人などに代理人として行ってもらうことは可能です。

受け取りは原則として本人が取りに行くことになっています。

ただし、パスポートの訂正や査証欄増補の場合は代理人でもパスポートを受け取ることができます。

代理人が申請や受け取りをする場合は印鑑が必要になりそうですよね。

しかし実際は、印鑑は不要で代理人の本人確認が出来れば問題はありません。

代理人がパスポートの申請や受け取りをする場合に必要なもの

代理人の本人確認として使えるのは、

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード
  • その他の免許証
  • 健康保険証
  • 年金手帳
  • 学生証
などとなっています。

代理人の本人確認は1種類だけで十分です。

印鑑が必要になることはありません。

パスポート申請に重要なのは印鑑より本人確認書類

パスポートの受け取りは本人が行かなければなりませんが、パスポートの訂正などの例外的な場合は、代理人が受け取ることもできます。

その際にはパスポート申請時に受け取る旅券引換書の代理人受領委任状に申請する本人が自筆で必要事項を記入し、書類を代理人に預けます。

この時も申請者と代理人の本人確認書類が必要ですから、忘れずに持参しましょう

以上、詳しく調べてみると印鑑よりも本人確認の書類が重要なことが分かりました。

パスポートの申請は面倒だと思われがちですが、実はそれほど複雑ではないのですね。

説明をしっかり読んで不備がないようにして、何度もパスポートセンターに行くことのないようにしたいものです。

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パスポート申請の印鑑はシャチハタでも大丈夫?のまとめ

パスポート申請や受取には基本的に印鑑は不要です。

書類に不備があるときは訂正印としてシャチハタ以外の印鑑を持参する必要があります。

代理人による申請や受取にも印鑑は必要ありません。

本人確認の書類はぜひ必要ですから、規定に沿った身分証明書を持参しましょう。

パスポート申請や受取をスムーズに行って、海外旅行を楽しみたいものですね。