おでんの具材で関西で人気のものランキング!逆に関西では入れないものは?

寒い季節に大人気の「おでん」。

実は、関西のおでんは江戸時代に関東から「味噌煮こみおでん」として伝わってきたんです。

その後、昆布で出汁をとって薄口醤油でじっくり煮込む「関西風おでん」が確立し、関東大震災後に関東でも広まったとされています。

でも、今でも関西と関東ではおでんに入れる具材が違うんです。

どんな具材が関西特有で人気なのでしょうか?

大阪生まれ・神戸在中の私の経験も踏まえて解説していきますね。

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おでんの具材のランキング関西編!大人気の牛すじは定番じゃない!?

早速、関西と関東で人気のおでんの具材ランキングをランキング形式でお伝えしていきます。

おでんの人気具材は、1位と2位は堂々の「大根」と「ゆで卵」でした。

分かります。納得ですね。

でも、3位以降になると関西と関東では違いが出ています。

まず、関西でしかランクインしていない具材には、

  • 牛すじ
  • 厚揚げ
  • ごぼう巻き
があります。

逆に、関東でしかランクインしていない具材には、

  • はんぺん
  • ちくわぶ
  • しらたき
があります。

私が驚いたことは、「牛すじ」が関西のみで定番の具材であったことです。

また、後で詳しく解説しますが、実は「たこ」も関西では定番のおでんの具材なんです。

関東では、ほとんどおでんに「牛すじ」や「たこ」入れないことに驚きました。

関西特有のおでんの具材にはどんなものがある?

では、まず関西特有の具材について詳しく見ていきましょう。

関西特有のおでんの具材①「牛すじ」

関西のおでんに必須の具材の一つが「牛すじ」です。

煮込むことで、昆布出汁と薄口醤油の味が染み込み、噛めば噛むほど味わいがあるんです。

また、煮込むことで牛肉の旨みとコラーゲンがおでん出汁にも出て、全体の味に深みが出ます。

ただ、「牛すじ」は一度湯がいて串に刺すなど下処理が必要です。

面倒な場合は、スーパーで販売されている下処理済みで串に刺さった「牛すじ」を使用しても問題ありませんよ。

我が家では、2022の冬に9歳の長男もおでんの牛すじデビューしました。

関西特有のおでんの具材②「厚揚げ」

豆腐を揚げた「厚揚げ」。

じっくり煮込むことで味が染み込むので、関西で人気のおでんの具材なんです。

長時間煮込んでも煮くずれしにくい特徴があります。

関西特有のおでんの具材③「ごぼう巻き」

関西では「ごぼ天」とも呼ばれる「ごぼう巻き」。

おでんでは珍しいごぼうの「シャキシャキ」とした食感が活きる具材です。

関西特有のおでんの具材④「たこ」(ランキング外)

大阪の「たこ梅」・京都の「蛸長(たこなが)」など。

関西のおでんの名店である2つの店舗は、店名にも「たこ」が入っているほど、関西のおでんに「たこ」は定番です。

太い足に出汁が染み込んだ「たこ」は、噛めば噛むほどおでん出汁が味わえる具材です。

関西特有のおでんの具材⑤「ころ」(ランキング外)

「ころ」とは「くじらの皮」のことで、コクのあるおでんの具材なんです。

関西のおでんでは欠かせない具材で、私も子どもの頃は母がよく入れてくれていました。

でも、くじらの価格が上がり販売するお店も減った今では、「ころ」は珍しい具材になりました。

関西特有のおでんの具材⑥「じゃこ天」(ランキング外)

愛媛県宇和島市の名産である「じゃこ天」は、「ホタルジャコ」という魚のすり身を揚げた具材です。

骨や皮も残っているので、ザクザクした食感が楽しめます。

関東特有のおでんの具材にはどんなものがある?

では、次に関東特有の具材について詳しく見ていきましょう。

関東特有のおでんの具材①「はんぺん」

魚のすり身に卵白や山芋などを加え作られた「はんぺん」。

ふわふわとした口当たりが人気です。

実は「はんぺん」は、関東名産の練りものなので、関東での人気が高い具材なんです。

確かに私も大阪の実家のおでんに「はんぺん」は入っておらず、コンビニで初めて買って食べた「はんぺん」に衝撃を受けた思い出があります。

あまりの美味しさに今の我が家のおでんでは定番の具材です。

関東特有のおでんの具材②「ちくわぶ」

小麦粉と水・塩を混ぜて作られる「ちくわぶ」。

「ちくわぶ」も「はんぺん」と同じく関東発祥であるため関東で人気のおでんの具材なんです。

関東特有のおでんの具材③「しらたき」

我が家では、「しらたき」は大人気具材なので、関東の方で人気があることに驚きました。

「しらたき」は、結ばれた形状をしているので、煮込んでも崩れにくいですし、子どももちゅるちゅる楽しそうに食べています。


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関西風おでんのレシピ!出汁の作り方と親しまれている具材一覧

では、関西で作られている「関西風おでん」のレシピを出汁の作り方からご紹介したいと思います。

関西風のおでんの出汁の材料
  • 出汁昆布…10cm
  • かつお節…20g
  • 水…2l
  • 薄口醤油…50ml
  • みりん…50ml
関西風のおでんの出汁の作り方
①出汁昆布の表面をきれいな布巾で軽く拭き取ります

②お鍋に水と昆布を入れて約30分置いておきます

③②を火にかけて、沸騰する直前に昆布を取り出して火を止めます

④③の鍋にかつお節を入れて火にかけます

⑤沸騰したら火を止めます

⑥ボウルにざるとキッチンペーパーを敷いて5の出汁を流して濾します

⑦⑥を鍋に戻して薄口醤油とみりんを入れて火にかけて温めれば完成です

おでんの出汁は、お味噌汁など他の料理にも使えるので、多めに作っておくととっても便利です。

また、出汁をとった昆布を細く切って「結び昆布」を作って、そのままおでんの具材にもできます。

我が家では出汁をとった昆布は、「クーブイリチー」という沖縄料理を作るために置いておきます。

「クーブ」=昆布
「イリチー」=炒め物

の意味なんですよ。

出汁をとるのが面倒な人は、出汁に薄口醤油などが加えられた「白だし」を使うのもおススメです。

白だしは、出汁がにごらずに食材の色がきれいに出るメリットがあります。

関西風おでんのポイントは材料の下処理

次におでんの具材を入れて煮込んでいくのですが、関西風おでんの大事なポイントは下処理です。

具材ごとに出汁に入れて煮込む前の下処理が美味しくなる秘訣なんです。

関西のおでんで親しまれている具材は、ランキングにもあったように

  • 大根
  • ゆで卵
  • こんにゃく
  • 牛すじ
  • 厚揚げ
  • じゃがいも
  • 餅入り巾着
  • ちくわ
  • がんもどき
  • ごぼう巻き
そして「たこ」です。

それぞれの下処理を見ていきましょう。

関西風おでんの具材の下処理①大根
①大根は3cm程度の厚さに切って厚めに皮をむいていきます。

②大根に約1cmの十文字の切り込みを入れておきます。
「隠し包丁」と言い、「隠し包丁」を加えることで、味の染み込みがグンと良くなりますよ。

③②の大根かぶる程度の水で茹でます。
我が家では、ご飯を炊くタイミングと合えばお米のとぎ汁で大根を茹でます。
そうすることで、大根のアクが取れてくさみが取れるんです。

④一度沸騰したら火を弱火にして竹串がスッと通るまで茹でます。

⑤④の大根を水にさらして冷まします。

ざるなどで大根のゆで汁をきると柔らかくなった大根が崩れてしまうので、水に浸して大根を冷ましてみてくださいね。

また、取り上げる時も手でやさしく取り上げましょう。

関西風おでんの具材の下処理②ゆで卵
①卵のとがっていない方に画などで穴をあけます。
ひと手間がかかりますが、卵を茹でている時の内側の圧力で卵がわれてしまうことを予防できるんです。
100円均一でも卵に穴をあけるグッズが売っていますよ。

②鍋に卵を入れて水面から卵が出るか出ないかくらいの水を注ぎます。

③水1Lに対して大さじ1杯のお酢を入れます。
お酢を入れることで卵の殻が柔らかくなり殻を剥きやすくなるんです。

④お鍋に蓋して中火で火にかけ沸騰したら火を止めて7分蒸らします。

⑤7分経ったら氷水に卵を入れ急冷して触れるようになるまで放置します。

⑥殻を剥いて少し水にさらせばゆで卵の完成です。
殻を剥いたゆで卵を水にさらすことで卵の硫黄臭さが取れるんです。

関西風おでんの具材の下処理③こんにゃく
①こんにゃくの両面に格子状の浅い切れ込みを入れます。
切れ込みを入れることで味が染み込みやすくなります。

②お好みの大きさにカットします。

③こんにゃくに塩をふってもみます。

④熱湯で1分下茹でします。

関西風おでんの具材の下処理④牛すじ
①鍋にたっぷりの水と牛すじを入れて茹でていきます。

②牛すじをざるに上げて流水で表面のアクや汚れを洗い流します。

③お鍋に皮付きのショウガと長ネギの青い部分と牛すじを入れてたっぷりのお水で湯がいていきます。

④沸騰したら弱火にして1時間半~2時間茹でていきます。

⑤牛すじを冷まして串に刺せば完成です。 [/su_list]

2回目に茹でたお湯は、牛すじの旨味がたっぷり出ているので「牛すじカレー」などに置いておくことをおススメします。

茹でた牛すじもカレー用に取り分けて置いてくださいね。

関西風おでんの具材の下処理⑤厚揚げ
①お好みの大きさにカットします。

②沸騰したお湯で1分~2分茹でます。

面倒な場合は熱湯を厚揚げにかけ回すだけでもOKです。

余分な油を落とす「油抜き」をきちんとすることで、油のコーティングが剥がれて味が染み込みやすくなります。

また、おでんの出汁を油でギトギトにすることも防ぐことができますよ。

関西風おでんの具材の下処理⑥じゃがいも
①皮付きのまま洗ってたっぷりの水から鍋で茹でていきます。

②竹串がスッと通ったら皮を剥いていきます。

関西風おでんの具材の下処理⑦餅入り巾着
①餅入り巾着の巾着は油揚げなので熱湯を回しかけて「油抜き」をしましょう。

②キッチンペーパーに餅入り巾着を並べて余分な油とお湯を吸わせておきましょう。

関西風おでんの具材の下処理⑧ちくわなどの練り物
①お好みの大きさでカットします。

②①を熱湯に入れて約30秒再沸騰するまで茹でます。

③②をざるに上げて冷ましておきます。

関西風おでんの具材の下処理⑨がんもどきとごぼう巻き
①がんもどきもごぼう巻きもざるに入れてから熱湯を全体に回しかけて「油抜き」をすればOKです。
関西風おでんの具材の下処理⑩たこ
①沸騰したお湯で約1分茹でておきます。
たこは下茹でをすることで、おでんの出汁にたこの赤い色が移ることを予防できるんです。

おでんは具材によって下処理が異なり、本当に手間がかかります。

でも、手間がかかるからこその美味しさがある料理だと思います。

私もおでんの日は、前日から仕込むので当日よりも前日が大忙しです。

でも、家族の

「次はどれにしようかなぁ」
「やっぱり大根」
「次は牛すじ」
「美味しい」

と笑顔でほおばる顔を見ると「また作ろう」って思いますよね。

関西風おでん作りのポイント!煮込む順番

最後に、関西風おでんの作り方のポイントは、煮込む順番にもあります。

味が染み込みにくい具材から煮過ぎると形が崩れたり味が抜けてしまう具材の順番で入れていきましょう。

関西風おでん煮込む順番
①大根・ゆで卵・こんにゃく・牛すじ・
②厚揚げ・じゃがいも・がんもどき・ごぼう巻き・たこ
③ちくわなどの練り物
この順番がおススメですが、ご家庭の味やお好みの固さに合わせて煮込んでください。

ちなみに私は、おでんが余った時は炊き込みご飯にアレンジをしています。

大根やじゃがいも・ゆで卵などは使えませんが、ちくわなどの練り物にこんにゃく、そしてにんじんをプラスして作っています。

ご飯を炊く水分もとっておいた昆布出汁やおでんの煮汁を使うことで、おでんを2度楽しめます。

ぜひ、作ってみてくださいね。

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おでんの具材で関西で人気のものランキングのまとめ

昆布出汁をとって薄口醤油でじっくり煮込む「関西風おでん」。

具材ごとの下処理は正直大変ですが、だからこその美味しさあります。

また、関西風おでんには「牛すじ」や「厚揚げ」「ごぼう巻き」「たこ」などの具材が入っていることも特徴です。

ぜひ、関西にお住まいではない方も「関西風おでん」にチャレンジしてみてくださいね。