秋に旬を迎える「栗」。
みなさんは、どのようにして食べるのが好きですか?
我が家での1番人気は「栗ごはん」ですが、私個人的にはもち米で作る「栗おこわ」がもちもちとほっくりした甘さで一番好きです。
でも、栗料理と言えば大変なのが外側の皮「鬼皮」と内側の皮の「渋皮」むき。
そこで今回は、電気圧力鍋で栗を茹でる方法や簡単皮むき方法、そして美味しいレシピ2つ紹介したいと思います。
冷凍栗を圧力鍋で茹でる方法は?冷凍で安心の保存の仕方も!
9月から10月に旬を迎える「栗」。
実は、栗は電気圧力鍋で茹でると時短になるだけでなく、皮がむきやすくなるメリットがあります。
さっそく、冷凍栗を電気圧力鍋で茹でる方法をご紹介していきます!
なぜ、常温ではなく冷凍した栗なのか?は、後でじっくり解説していきますね。
②①を放置します
「放置」という工程をおくことで、栗の中の虫を追い出します。
栗拾いなどで手に入れた栗を料理に使用する時は、半日以上浸ける方が安心です。
市販の栗の場合は30分から1時間、水に浸けておきましょう。
③ザルにあげて水気をきります。
④栗の外側の皮「鬼皮」の上部に包丁で1cmくらいの切り込みを入れます。
硬いので十分気をつけてくださいね。
⑤電気圧力鍋に栗と栗がかぶるくらいの水を入れます。
栗や電気圧力鍋の大きさにもよりますが栗10個に対して水500ccが目安です。
⑥圧力を10分かけます
電気圧力鍋によって設定時間や方法が異なりますが8分~10分が目安です。
⑦圧力が下がったらフタをとって粗熱をとります
⑧切り込みを入れた部分からはがすように鬼皮をむいていきます
⑨渋皮もやわらかくなっているので包丁でむいていきます
キッチンが暑くなることもないうえに、皮もむきやすくなるので一石二鳥です。
また、電気圧力鍋で茹でた栗を栗ご飯や栗の甘露煮など、再度火を入れる料理をする場合。
そんな時には、圧力時間をもっと短めにすることをおススメします。
ほくほくとした栗の食感を保つことができますよ。
では、なぜ冷凍栗を圧力鍋で茹でる方法をご紹介したのかを解説していきますね。
実は、栗は常温では日持ちしない食べ物。
そのため、栗は冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおススメなんです!
以下に栗の種類に合わせた保存方法や保存期間をまとめてみました↓
冷蔵皮付き生栗の保存方法や保存期間
- 保存方法:よく洗って水気をきり、密閉できる保存袋や容器に入れて空気に触れないようにして保存
- 保存期間の目安:約1ヶ月
冷蔵皮付きゆで栗の保存方法や保存期間
- 保存方法:茹でて冷ましてから水気をきり、密閉できる保存袋や容器に入れて空気に触れないようにして保存
- 保存期間の目安:約3日
冷蔵生むき栗の保存方法や保存期間
- 保存方法:皮をむいて一度水にさらしてから水気をきり、密閉できる保存袋や容器に入れて空気に触れないようにして保存
- 保存期間の目安:約3日
冷凍皮付き生栗の保存方法や保存期間
- 保存方法:よく洗って水気をきり、密閉できる保存袋や容器に入れて空気に触れないようにして保存
- 保存期間の目安:約3ヶ月
冷凍皮付きゆで栗の保存方法や保存期間
- 保存方法:茹でて冷ましてから水気をきり、密閉できる保存袋や容器に入れて空気に触れないようにして保存
- 保存期間の目安: 約3ヶ月
冷凍生むき栗の保存方法や保存期間
- 保存方法:皮をむいて一度水で洗ってから水気をきり、砂糖少々加えた密閉できる保存袋や容器に入れて空気に触れないようにして保存
- 保存期間の目安:約2ヶ月
一番おススメの栗は「冷凍皮付きゆで栗」
なかでも一番のおススメが「冷凍皮付きゆで栗」です。
その理由は3つあります。
「冷凍皮付きゆで栗」がオススメな理由①「味」と「食感」が変わりにくい
栗は冷凍しても味と食感が変わりにくい食べ物です。
「冷凍皮付きゆで栗」がオススメな理由②長持ちする
味と食感が変わらないのに冷凍することで、品質を保ったまま3ヶ月保存できるようになります。
「冷凍皮付きゆで栗」がオススメな理由③鬼皮も渋皮もむきやすくなる
栗は解凍することで鬼皮がやわらかくなってむきやすくなります。
さらに、渋皮と栗の実の間に隙間ができることで渋皮もむきやすくなるんです。
栗の料理で圧力鍋を使ったレシピを紹介!皮をむくのが苦手なときはどうすればいい?
次に電気圧力鍋でできる栗料理を2つご紹介したいと思います。
電気圧力鍋でできる栗料理①栗おこわ
まず一つ目は、私も大好きな「栗おこわ」です。
茹でた栗を後で加えるレシピになります。
栗おこわの材料
- もち米:2合
- 水:340cc
- 料理酒:大さじ1杯
- 濃口醤油:小さじ1杯
- 塩:小さじ1と1/2
- 皮をむいたゆで栗:250g
②もち米の水を切ります
③電気圧力鍋に2のもち米と水・料理酒・濃口醤油・塩を入れます
④を軽く混ぜて平らにします
⑤圧力調理モードで10分
⑥そのまま圧力が下がるまで放置します
⑦フタを開け空気を含むように混ぜて茹でておいた栗を混ぜれば完成です
電気圧力鍋でできる栗料理②マロンペースト
2つ目のレシピはお菓子作りやパンに塗ると秋を感じられる「マロンペースト」です。
マロンペーストの材料
- 栗:460g
- 水:栗がかぶるくらいのたっぷりの分量
- 塩:小さじ1杯
- 牛乳:150cc
- 砂糖:40g
②電気圧力鍋の蓋をして圧力調理モードで10分加圧します
③そのまま圧力が下がるまで放置します
④フタを開けて栗を取り出します
⑤粗熱がとれたら栗の皮をむいて実を取り出します
⑥フードプロセッサーに5の栗の実と牛乳と砂糖を入れて撹拌していきます
⑦⑥を鍋に移して約4分加熱します
⑧最後に裏ごし器で裏ごしすれば完成です
裏ごし器が無い方は、茶こしを使ってもOK。
裏ごしのひと手間でなめらかな口当たりになりますよ。
また、生クリームとマロンペーストを合わせることでモンブランの味わいが作り出せます。
皮をむくことが苦手な方や初めての方は茹でる前に「冷凍→熱湯」で解決
さきほど、一度茹でて冷凍保存した栗の皮むき方法をご紹介しました。
でも、栗の皮をむくのが苦手な方や初めての方は「一度栗を冷凍してから熱湯に浸けて皮をむく方法」がおススメです。
栗拾いなどで手に入れた栗なら半日以上、市販の栗のなら30分から1時間が目安です。
②キッチンペーパーなどで水気をきり、密閉できる保存袋や容器に入れて空気に触れないようにして一晩冷凍します
③沸騰したお湯に2の栗を入れてラップでフタをして約5分浸けておきます
④1個ずつ取り出します
⑤栗の下にあるザラザラした部分「座」に包丁のあご「刃元」を入れて鬼皮を引くように鬼皮をむいています
⑥鬼皮をむいた後は再度お湯にもどして渋皮をふやかします
⑦1個ずつ取り出し渋皮をむいていきます
栗の皮をむくときのポイント
ポイントは、「ラップでフタをすること」です。
ラップでお湯にフタをすることでお湯の温度が下がることを予防します。
また、栗が熱くて持ちにくい場合は軍手をすることで持ちやすくなり、ケガの予防にもなります。
さらに、一度冷凍した栗は使う分だけ皮むきすることで鮮度を保つことができます。
電気圧力鍋を使った栗料理のおすすめ保存方法と保存期間の目安
電気圧力鍋で栗料理がたくさん出来上がった場合、あなたはどうやって保存していますか?
また、せっかくなら美味しく食べられるうちに食べきってしまいたいですよね!
そこで次は、栗料理のおすすめな保存方法と保存期間の目安について紹介していきたいと思います。
電気圧力鍋を使った栗料理の保存期間①栗おこわ
まずは、上でも紹介した栗おこわの保存方法と保存期間の目安です。
レシピは上でも書きましたが、東芝の電気圧力鍋を使っている人は、こちらのレシピも参考にしてみてくださいね。
そして、栗おこわの保存方法ですが、電気圧力鍋での保温はおすすめされていませんでした。
なので、余ったら冷蔵か冷凍で保存しておいてくださいね。
まず、冷蔵ですが、密閉できる容器かラップに栗おこわを包みます。
それから冷蔵庫で保存します。
空気に触れにくくすることで、2~3日は日持ちしますよ。
次に冷凍ですが、ラップに平たく広げ空気が入らないように包みます。
その後、保存袋に入れて保存します。
冷凍すると栗の食感が少し変わってしまいますが、約1ヶ月は日持ちします。
電気圧力鍋を使った栗料理の保存期間②マロンペースト
次はマロンペーストの保存方法と保存期間の目安です。
マロンペーストのレシピは上でも紹介しましたが、こちらの動画も参考にしてみてくださいね。
この動画の中でも言われていますが、フードプロセッサーでかき混ぜたあと一旦火にかけることで日持ちしやすくします。
この作り方なら、冷蔵保存で1週間くらい日持ちするそうですよ。
また、
- 傷みやすい牛乳や生クリームを入れて作った
- 火にかけてない(加熱しない)レシピで作った
冷凍保存であれば1ヶ月くらいは日持ちしますので、たくさんできた場合は冷凍保存がおすすめです!
だけど、生クリームを入れたマロンペーストは解凍するときに分離することがあるのだそう。
なので、冷凍保存する前提で作る場合は生クリームは使わない方がよさそうです。
マロンペーストも栗おこわ同様に、ラップに小分けにして包んで保存袋に入れて保存します。
ちなみに、冷凍したマロンペーストは、自然解凍して使ってくださいね。
電気圧力鍋を使った栗料理の保存期間③栗きんとん
最後は栗きんとんの保存方法と保存期間の目安です。
②5分加圧し、加圧ピンが下がるまで放っておく
③栗をザルに上げ、少し冷ます
④栗が熱いうちに、半分に切って中身を取り出す
⑤少し粒感が残る程度まで木べらでつぶす
⑥つぶした栗を半分取っておく
⑦生栗500gに対して砂糖100gを目安に、お好みで砂糖を加える
⑧塩をひとつまみ(小さじ5分の1くらい)加えて弱火で練る
⑨取っておいた栗を入れてさらに弱火で練る
⑩お好みの固さになったら完成!
こちらは冷凍保存も可能です!
1つずつ小分けにラップして保存袋に入れて保存します。
栗きんとんの日持ちも1ヶ月が目安ですよ。
栗を電気圧力鍋で蒸すのまとめ
秋の味覚「栗」を電気圧力鍋で茹でる方法や簡単に皮をむく方法、レシピをご紹介しました。
ぜひ、今年の秋は電気圧力鍋で「時短で」「美味しい」栗料理を楽しんでくださいね。
くれぐれも「食欲の秋」食べ過ぎには注意しましょう。