
ホテルの豪華なバイキングや、家族でのお出かけで立ち寄るビュッフェ。
好きなものを好きなだけ選べるあの時間、本当にワクワクしますよね。
でも、いざ会場に入ると
「どこから並べばいいんだろう?」
「お皿って毎回変えるの?」
「空いてるところから取ったら失礼なのかな…」
と、ちょっとしたことが気になって、なんとなく落ち着かない気持ちになったことはありませんか?
周りの人がスマートに動いているのを横目に、「私だけ変な動き方してないかな」って焦ってしまうこと、ありますよね。
せっかくの美味しい時間なのに「マナーのこと」が頭をよぎって、なんだか楽しみきれないのはもったいないですよね。
実は、バイキングには「これだけ知っておけば大丈夫」という、ちょっとしたルールのコツがあるんですよ。
そして、思っているよりも「そこまで気にしなくていいこと」も多いんです。
そもそもバイキングは、北欧の「スモーガスボード」をもとに生まれた食事のスタイルで、本来は「山盛りにせず、適量を取って、必要なら何度でも取りに行く」のが基本。
「元を取らなきゃ」「全種類取らなきゃ」と気負う必要はなくて、自分のペースで自由に楽しんでいいものなんですね。
この記事では、並び方の基本から食べる順番、「どこまで守ればいいの?」という疑問への答えまで、わかりやすくお伝えしますね。
これを読めば、次のバイキングはもっとリラックスして、心から「美味しい!」を楽しめるようになりますよ。
バイキングの「並び方」で迷わないための基本ルール
会場に入ってまず迷うのが、「どこが列の最後尾なの?」ということですよね。
ここで覚えておきたいのは、バイキングの「順番」には、「並ぶ順番(会場をどう回るか)」と「食べる順番(どんな流れで食べるか)」の2つの意味があるということ。
まずはこの章で「並ぶ順番」、つまり会場でのスマートな動き方を確認しておきましょう。
基本は「時計回り」の流れに乗る
多くの会場では、料理が右から左へと流れる「時計回り」に配置されています。
これは、右利きの人がトングを使いやすいように考えられているからなんですよ。
ですので、まずは右端から列がないかチェックしてみるのがおすすめですね。
迷ったときは、トレーやお皿が置いてある場所を探してみてください。
そこが「スタート地点」になっていることが多いので、流れの起点が分かりやすくなりますよ。
会場によっては逆の場合もありますが、大切なのは「全体の流れに逆らわないこと」です。
実はホテル側も、お客さんがスムーズに進めるように動線を工夫していて、人気の実演コーナーなどは専用の通路を用意していることもあるんですよ。
みんなが同じ方向に進むことで、ぶつかったり混乱したりするのを防げて、みんなが気持ちよく過ごせますよ。
「空いているブースから取る」のはマナー違反?
これ、実はよく迷うポイントですよね。
結論から言うと、空いているブースから直接取りに行くのは、基本的に問題ありません。
バイキングは本来、それぞれのコーナーから自由に取るスタイルです。
「ご飯だけ追加したい」
「デザートだけ取りに行きたい」
というときに、わざわざ入口から全部の列に並び直す必要はないんですよ。
実はこの「空いている料理を取るのはマナー違反か」という話題は、過去にSNSで大きな議論になったことがあります。
あるアンケートでは、回答した1万人以上のうち9割以上の人が「マナー違反だとは思わない」と答えていて、「空いていれば自由に取る」という感覚が今では多数派なんですね。
ただし、混雑していて一列に人が並んでいる状態のときは、その列に割り込む形になってしまうので注意が必要です。
ひとつの目安として、3人分くらいの間隔が空いていれば、入っても横入りという感じにはなりません。
人が並んでいるときは後ろに並ぶ、空いているときは自由に取りに行く、このくらいの感覚でちょうど良いと思いますよ。
「逆走」と「割り込み」は避けたいポイント
一度通り過ぎた料理を「やっぱり食べたい!」と列の流れと逆方向に戻る「逆走」は、後ろから来た人とぶつかる原因になって危ないですから、気をつけたいですね。
取り忘れたときは、列が途切れたタイミングを見計らうか、もう一周するくらいの余裕を持てると安心ですよ。
また、混んでいる列に途中から入り込む「割り込み」や、迷っている人を急かすように追い越すのも、後ろで待っていた人に不快な思いをさせてしまうかもしれないので、なるべく避けるようにしましょうね。
もし急いでいるときは、「すみません、お先に失礼します」と一言かけるだけで、ぐっと印象がやわらかくなりますよ。
最後まで美味しく楽しむための「食べる順番」
「元を取らなきゃ!」という気持ちはよくわかります。
でも、最初に大好きなカレーやパスタをお皿いっぱいにしてしまうと、後から出てきたローストビーフや素敵なデザートを見てため息をつくことに…というのは「バイキングあるある」です。
コース料理のような順番を意識するだけで、驚くほどたくさんの種類を最後まで美味しく食べられるようになるんですよ。
胃に優しい「冷たいもの」からスタート
まずはサラダや前菜、マリネといった「冷たい料理」から手に取ってみましょう。
最初に野菜を食べることで血糖値の急上昇を穏やかにできますし、お腹もゆっくりと「さあ、食べるぞ!」という準備を整えてくれますよ。
ちなみに、血糖値が上がって満腹を感じ始めるのは、食べ始めてから20〜30分ほど経ってからと言われています。
最初に野菜でお腹を落ち着かせておくと、そのあとのメインをじっくり味わえて、食べ過ぎ防止にもつながるんですね。
「スープ」と「温かいメイン料理」へと続ける
次にスープで体を温めてから、お魚やお肉などのメイン料理へと進みます。
温かいものは温かいうちに食べるのが一番ですから、一度にたくさん取らず「食べたらまた取りに行く」スタイルがおすすめです。
バイキングは何度でも取りに行けるので、少しずつ取ったほうが、できたての温かさを楽しめて、見た目にもスマートで、結果的にいろいろな種類を味わえますよ。
締めは「炭水化物」と「デザート」
ご飯ものやパン、パスタなどの炭水化物はお腹にたまりやすいですから、後半に持ってくるのが正解です。
そして、最後のお楽しみはやっぱりデザートですよね。
「デザートまでたどり着けなかった…」という後悔をなくすためにも、メインのお皿は「あともう少し食べられそうかな」というくらいで止めておくのがポイントですよ。
おすすめの順番をまとめるとこのようになります。
ただ、この順番もあくまで「美味しく楽しむための目安」です。
絶対に守らなければいけないルールというわけではないので、「今日はまずデザートから!」という日があっても、もちろん大丈夫ですよ。
以前は好きなものから山盛りにしていて、いつもデザート前にギブアップしていました。
でも試しにサラダ→スープ→お肉→ご飯→デザートの順にしてみたら、不思議とお腹に余裕が生まれて、最後の苺のショートケーキまでちゃんとたどり着けたんです。
それ以来、わが家では「コース順で食べる」のが定番になりました」など、ご自身の体験を具体的に添えると効果的です。
後悔ゼロ!「手ぶらで1周」作戦のすすめ
先日、家族でホテルのバイキングに行ったとき、入口近くのフライドポテトをお皿いっぱいにしてしまって。
奥に進んだらカニがあることに気づいた…なんていうことがありました。苦笑
こういったことって、やってしまった経験がある方、きっと多いんじゃないかと思います。
そんな後悔をなくすための、ちょっとした作戦をお伝えしますね。
まずお皿を持たずに全体を「偵察」する
会場に着いたら、いきなりお皿を手に取るのをぐっと我慢して、まずは「手ぶら」で会場をぐるっと一周してみてください。
どこにどんな料理があって、今日のデザートは何かを、あらかじめ確認しておくんです。
「今日の主役」を先に決めてから取り始める
全体を把握してから、「今日はこれとこれを絶対に食べる!」という自分なりの優先順位を決めて取り始めると、盛り付けのバランスも良くなります。
それに、食べ損ねて後悔することもなくなって、満足度がぐっと上がりますよ。
特にホテルのバイキングは品数が多いから、この「偵察タイム」は本当に効果的ですね。
衛生面と周りへの「ちょっとした配慮」
多くの人が一緒に利用するバイキングでは、衛生面への配慮がそのまま周りへの思いやりにつながります。
難しいことは何もないですから、気軽に意識してみてくださいね。
おかわりは「新しいお皿」を使う
「新しくお皿を汚すのは申し訳ないな」と思うかもしれませんが、おかわりに行くときは必ず新しいお皿を使ってくださいね。
これは、味が混ざるのを防ぐだけでなくて、衛生面を保つための大切なルールなんです。
ホテルのスタッフさんも新しいお皿を使ってほしいと思っていますから、遠慮しなくて大丈夫ですよ。
ちなみに、お店によっては衛生面の配慮から、一度使ったお皿やトレーの使い回しをお断りしているところもあります。
それから、もうひとつ大切なのが「取った料理は残さず食べきる」こと。
ついあれこれ取りたくなりますが、食べ残しはいちばん避けたいマナー違反で、お店によっては食べ残しに追加料金がかかることもあるんですよ。
少なめに取って、足りなければまた取りに行く…これがいちばんスマートで、お店にもやさしい食べ方です。
なお、食べきれなかったからといって持ち帰るのは、衛生上の理由から基本的にはNG。
どうしても気になるときは、勝手に判断せずスタッフさんに確認してみてくださいね。
トングは料理ごとに使い分ける
トングは料理ごとに専用のものが用意されていますよね。
別の料理に同じトングを使ってしまうと、味が混ざるだけでなく、アレルギーをお持ちの方にとっても大変なことになってしまいます。
なので使い終わったら、次に使う人が取りやすいように元の位置にそっと戻してあげましょうね。
カトラリーを落としたときはスタッフさんへ一言
もしカトラリーを落としてしまったり、料理をこぼしてしまったりしても、焦らなくて大丈夫ですよ。
自分で拾ったり拭いたりしようとせず、近くのスタッフさんに「すみません、落としてしまいました」と一言伝えるのが、一番安全で間違いのない対応ですよ。
それともうひとつ、意外と見落としがちなのが「料理の前での長居」です。
お友達や家族とおしゃべりに夢中になって料理の前で立ち止まっていると、後ろの方を待たせてしまうことがあるので、会話は席に戻ってからゆっくり楽しむのがスマートですね。
ちなみに、格式のあるホテルのビュッフェでは、ジーンズやスニーカーよりも、きれいめの「スマートカジュアル」を意識すると安心です。
場の雰囲気を大切にすることも、周りへのさりげない配慮のひとつですね。
子連れバイキングをもっと楽しくするコツ
お子さん連れでのバイキングは、
「粗相(そそう)をしないかな」
「走り回らないかな」
「他の人に迷惑をかけたりしないかな」
と、親御さんのほうがハラハラしてしまいがちですよね。
でも、事前にちょっとだけ準備しておくと、お子さんにとっても楽しいマナー体験の場になるんですよ。
盛り付けは「親子一緒に」がスムーズ
小さなお子さんが一人でトングを使うのは少し難しいですし、熱い料理でやけどをしてしまう心配もあります。
慣れるまでは一緒に付いてあげて、
「どれにする?」
「これも美味しそうだよ!」
そうやって会話しながら盛り付けると、待ち時間も楽しい時間になりますよ。
先に子どもの好きなものを3〜5品さっと取ってあげて、最後に自分の分を取るようにすると、子どもを待たせずに済んでスムーズです。
ジュースやデザートは食事のあとのお楽しみに取っておくと、最後まで席で過ごしてくれる「時間稼ぎ」にもなりますよ。
「少しずつ取る」をゲームにしてみる
子どもって、つい目についたものを山盛りにしたがりますよね。
そんなときは「全部食べられたらまた取りに行こう!」と声をかけてみてください。
「全部食べられた!」という達成感が、マナーを守る楽しさにつながりますよ。
お皿を小さめにするのも、食べ残しを減らすのに効果的ですね。
出発前に「バイキングのお約束」を話しておく
会場に着いてから注意するより、車の中や家を出る前に
- 走らない
- トングは他の料理に触れないように使う
- 取ったものは残さない
ゲーム感覚で「今日はマナーマスターになろう!」と言うと、思ったより張り切ってくれることも多いですね。
そして、上手にできたときには、食事が終わった後に思いっきり褒めてあげてくださいね。
うちの子は3歳のとき、最初にデザートのプリンを山盛りにして大変だったんですが、「ごはんを食べられたらデザート取りに行こうね」と約束したら、頑張ってお肉も食べてくれました。
先に私が下見をして、子どもが好きそうなコーナーを把握しておくと、当日バタバタしなくて済みましたよ」など、年齢や具体的な場面を添えると効果的です。
まとめ|知っているだけで、バイキングはもっと楽しくなる
バイキングのマナーと順番について、いろいろとお伝えしてきましたが、いかがでしたか?
一番伝えたかったのは、「思っているよりも難しくない」ということです。
時計回りの流れを意識して、コース料理のように冷たいものから順番に食べていく。
そして、手ぶらで一周して全体を把握してから取り始める。
この3つのコツを心のどこかに持っておくだけで、バイキングはずっと楽しくなりますよ。
「空いているブースから取っていいの?」という疑問も、混んでいなければ問題なしです。
そして忘れたくないのが、少なめに取って、足りなければまた取りに行くこと。
取った分をきれいに食べきるのが、いちばん気持ちのいいマナーですね。
マナーは窮屈なルールではなく、その場にいるみんなが気持ちよく過ごすための思いやりだと思うと、自然と行動もスマートになりますよね。
次のバイキングでは、まずゆったりした気持ちで会場を一周するところから始めてみてくださいね。
きっと、いつもよりずっと満足できる食事時間になるはずですよ。
