おくるみが乾かないのはなぜ?洗濯ストレスを減らす5つのコツ

「洗ったのに、おくるみがまだ乾いてない…」そんなふうに洗濯物の前で立ち止まってしまうこと、ありませんか。

赤ちゃんは吐き戻しやよだれであっという間におくるみを汚すのに、乾くのはなぜか遅い。

梅雨や冬の時期は、なおさらですよね。

手持ちが1〜2枚しかなくて洗濯が追いつかず、なんだか焦ってしまう。

生乾きのにおいも気になる。

実はそれ、ちょっとした素材選びと干し方の工夫で、ぐっとラクになります。

この記事では、おくるみが乾きにくい理由と、今日からすぐ試せる5つのコツをまとめました。

読み終わるころには、洗濯のたびにため息をつく毎日から、少し肩の力が抜けているはずです。

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おくるみが乾かないのは素材と干し方を見直せば解決できる

おくるみがなかなか乾かないのは、あなたの洗濯のやり方が下手だからではありません。

多くの場合、原因は「生地の厚み」と「干す環境」のふたつに集まっています。

逆に言えば、この2つに合わせて素材選びと干し方を少し変えるだけで、乾くスピードは見違えるほど変わります。

今あるおくるみが乾きにくいなら、乾きやすい1枚を足したり、干し方をちょっと工夫したりするだけでも十分。

全部を買い替える必要はありませんし、特別な道具をそろえる必要もありません。

毎日バタバタしている中で「洗濯が回らない」というのは、地味だけど本当にこたえるストレスですよね。

でも大丈夫。

焦らなくていいんです。

次の章から、なぜ乾きにくいのか、そしてどうすればその悩みから抜け出せるのかを、順番にお話ししていきます。

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なぜ おくるみは乾きにくく感じてしまうのか

「ほかの洗濯物はもう乾いてるのに、おくるみだけ生乾き…」という経験、きっとありますよね。

まずは、なぜおくるみがそんなに乾きにくく感じるのか、その正体をはっきりさせておきましょう。

原因がわかると、対策もスッと選びやすくなります。

乾きにくさの正体は「生地の厚み」と「干す環境」

おくるみが乾かない理由は、大きく分けてふたつあります。

ひとつは生地そのものの厚み、もうひとつは干している場所の環境です。

このどちらか、あるいは両方が重なると、乾くのにぐっと時間がかかってしまいます。

厚手・中綿入りタイプは乾くのに時間がかかる

おくるみと一口に言っても、生地の厚みはさまざまです。

薄手のガーゼ1枚のものもあれば、ガーゼを何枚も重ねたもの、起毛素材のもの、中綿が入ったふかふかタイプもあります。

赤ちゃんがよく寝てくれると人気の、腕までしっかり包むスワドル型のおくるみも、その多くは厚みがあるタイプです。

寝かしつけには心強い反面、中綿たっぷりのタイプや起毛素材は、洗濯後に乾きにくいという声が実際に多く聞かれます。

生地が厚いほど水分をたっぷり含むので、当然、乾くまでに時間がかかるんですね。

「うちのおくるみ、なんだか乾かないな」と感じているなら、まずは手持ちの生地の厚みをチェックしてみてください。

厚手なら、それは生地の特性。

あなたのせいではありません。

梅雨や冬の部屋干しは湿気がこもりやすい

もうひとつの原因が、干す環境です。

洗濯物が乾くかどうかは「温度」「湿度」「空気の流れ」の3つで決まると言われています。

梅雨の時期は湿度が高く、冬は気温が低い。

しかもどちらの季節も外に干しにくいので、部屋干し中心になりますよね。

部屋干しは空気が動きにくく、湿気がこもりがち。

つまり、乾きにくい3つの条件がそろってしまうのが、梅雨と冬なんです。

厚手の生地に、湿気のこもった部屋。

この組み合わせだと、おくるみが半日たっても乾かないのは、むしろ当たり前のことなんですね。

乾かないまま放置すると生乾き臭が出やすい

「乾かないだけならまだしも、なんだか嫌なにおいまでしてきた…」これも、おくるみの洗濯あるあるです。

あの生乾きのにおいの正体は、湿った状態を好む雑菌の繁殖だと言われています。

洗濯物が濡れたままの時間が長いほど、菌は増えやすくなります。

一説では、雑菌は5時間ほどで一気に増えはじめるとも言われていて、乾くのに時間がかかるおくるみは、どうしてもにおいが出やすい条件がそろってしまうわけです。

赤ちゃんの肌に直接触れるものだからこそ、においは気になりますよね。

でも、ここで大事なのは「とにかく早く乾かす」こと。

においを消すことより、菌が増える前に乾かしてしまうほうが、ずっと近道なんです。

洗い替えが1〜2枚だと洗濯が回らなくなる

そして地味に効いてくるのが、おくるみの枚数です。

赤ちゃんは、ミルクの吐き戻し、よだれ、おむつ漏れと、とにかくよくおくるみを汚します。

これは赤ちゃんなら当たり前のこと。

でも、手持ちが1〜2枚しかないと、1枚汚れて洗っている間に、もう1枚も汚れてしまう。

乾く前に次が必要になって、洗濯が完全に回らなくなるんですね。

「乾かない」という悩みは、生地や干し方だけの問題に見えて、実は枚数が足りていないことが隠れた原因になっているケースも多いんです。

我が家も新生児のころ、おくるみを2枚しか用意していなくて。

梅雨どきに吐き戻しが続いた日は、夜になっても両方とも生乾きで、バスタオルで代用してしのいだことがありました(あのときの焦りは今でも覚えています)。

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おくるみの洗濯ストレスを減らす5つのコツ

原因がわかったところで、ここからが本題です。

今日からすぐ試せる、おくるみの洗濯がラクになる5つのコツを紹介します。

どれも特別な準備はいりません。

できそうなものから、ひとつずつ試してみてくださいね。

コツ1 乾きやすい素材を1枚足しておく

今あるおくるみが厚手で乾きにくいなら、乾きやすいタイプを1枚だけ買い足しておくと、それだけで洗濯がぐっと回りやすくなります。

全部を買い替える必要はありません。

「乾きやすい1枚」が手元にあるだけで、気持ちの余裕が変わってきます。

素材によって乾きやすさにはけっこう差があるので、ざっくり比べてみましょう。

素材 乾きやすさ 特徴 向いている季節
ガーゼ(2重) 早い 薄手で通気性がよく蒸れにくい 春・夏
ガーゼ(6重など多重) ふつう あたたかいが厚みがある分やや時間がかかる 秋・冬
パイル ふつう〜早い 吸水力が高くタオルとしても使える 春・夏
モスリン 早い サラッと薄手で巻きやすい 春・夏
フリース・フランネル 遅め 起毛素材で保温性が高い 冬
中綿入り・スワドル型 遅い 寝かしつけに強いが乾きにくい 秋・冬

ガーゼやモスリンは薄手で乾きが早い

洗濯のラクさを優先するなら、まずチェックしたいのが薄手のガーゼやモスリンです。

ガーゼは赤ちゃんが汗をかいてもムレにくく、濡れてもすぐ乾くのが特徴。

なかでも2重ガーゼは薄手で巻きやすく、通気性と速乾性のバランスがいい素材です。

モスリンもサラッとした薄手の生地で、古くからおくるみに使われてきました。

「乾きやすさ重視で1枚足すなら、まずは薄手のガーゼかモスリン」と覚えておくと選びやすいですよ。

ただし、ガーゼは枚数が増えるほど厚くなり、乾きも遅くなります。

6重ガーゼのような多重タイプはあたたかい反面、乾きには時間がかかるので、洗い替えのスピード重視なら2重ガーゼあたりがちょうどいいバランスです。

パイル素材は吸水力と速乾のバランスがいい

もうひとつ覚えておきたいのがパイル素材。

タオルにも使われている生地で、赤ちゃんの汗をしっかり吸い取ってくれます。

吸水力が高いと聞くと「乾きにくいのでは?」と思うかもしれませんが、薄手のパイルなら吸ったぶんしっかり乾いてくれるので、扱いやすい素材です。

両面パイルのものは洗濯を繰り返しても風合いが落ちにくいとも言われていて、毎日ガシガシ洗うおくるみとは相性がいいんですね。

湯上がりタオル代わりにも使えるので、1枚あると何かと重宝します。

コツ2 干し方を「アーチ干し」に変える

素材を足さなくても、今日からタダでできるのが干し方の工夫です。

なかでも効果が高いと言われているのが「アーチ干し」。

やり方はシンプルで、ピンチハンガーに干すとき、丈の長いものや厚手のものを両端に、短いものを真ん中に干すだけ。

全体がアーチ(山なり)の形になります。

こうすると洗濯物の下に風の通り道ができて、空気が流れやすくなるんです。

おくるみは大きくて厚みもあるので、ピンチハンガーのいちばん外側に。

さらに、洗濯物どうしはこぶし1個分くらい離して干すと、風が通って乾きが早まります。

ぎゅうぎゅうに詰めて干すと、いつまでたっても乾きません(つい詰めて干しちゃうんですよね、わかります)。

おくるみそのものを干すときも、2本の物干し竿にまたがせてM字にしたり、ハンガーにかけて空気に触れる面積を増やしたりすると、ペタッと重なった状態より早く乾きます。

コツ3 扇風機やエアコンで風と湿度を味方にする

部屋干しで乾きにくいときは、家電の力を借りるのがいちばん手っ取り早いです。

洗濯物が乾く条件は「温度」「湿度」「空気の流れ」。

この3つを家電で整えてあげましょう。

扇風機やサーキュレーターで洗濯物に風を当てるだけでも、乾く時間はぐっと短くなります。

風は洗濯物に対して平行に、下から当てるイメージで送ると、効率よく空気が入れ替わります。

梅雨どきなら、エアコンの除湿モードも頼りになります。

部屋の湿度が下がると、それだけで乾くスピードが変わります。

浴室乾燥機があるおうちは、換気扇付きの浴室に干すのもおすすめ。

乾きやすい場所として知られています。

干す場所は、部屋のすみより、空気が動きやすいリビングの中央あたりがおすすめです。

逆に、寝室の布団やソファ、カーテンのそばは湿気を吸ってカビの原因になりやすいので避けたほうが安心ですよ。

我が家では、部屋干しのおくるみの真下にサーキュレーターを置くようにしてから、半日かかっていたのが午前中には乾くようになりました。

エアコンの除湿と合わせた日は、夕方洗っても夜には乾いていて、これは本当に助かっています。

コツ4 5時間以内に乾かして生乾き臭を防ぐ

あの嫌な生乾き臭。

防ぐコツは、においを消すことではなく「早く乾かすこと」です。

生乾き臭は、濡れた状態が続くと雑菌が増えて発生すると言われています。

雑菌が一気に増えはじめるのは5時間ほどとも言われているので、ひとつの目安として「干してから5時間以内に乾かす」ことを意識してみてください。

コツ2の干し方とコツ3の家電を組み合わせれば、ぐっと現実的になります。

洗うときの工夫も少し。

洗濯物を洗濯機にぎゅうぎゅうに詰めず、容量の7割くらいにしておくと、汚れが落ちやすくなります。

気になるときは、部屋干し向けの洗剤や酸素系漂白剤を使うのもひとつの手。

ただし洗剤は多く入れれば効くわけではなく、溶け残って衣類に残ってしまうこともあるので、適量を守るのが大事です。

もし干す途中で洗濯物の上のほうから乾いてきたら、上下を入れ替えてあげると全体が均一に乾きます。

乾いたものはどんどん外して、空間を広くするのも効果的ですよ。

コツ5 洗い替えを3枚にして洗濯を回す

最後のコツは、いっそ枚数を見直すこと。

おくるみは、洗い替えを考えると2枚はあったほうが安心で、吐き戻しやおむつ漏れが多い時期は3枚あるとぐっと余裕が出ます。

「1枚使用中・1枚洗濯中・1枚予備」というローテーションが組めると、乾くのを待ってヒヤヒヤすることがなくなります。

双子ちゃんの場合は、4〜6枚を目安にすると回しやすいと言われています。

「もう1枚買うのはもったいないかな」と思うかもしれませんが、洗濯に追われるストレスや、生乾きで使えないときの焦りを考えると、乾きやすい1枚を足す価値は十分にあります。

それに、おくるみは赤ちゃんが大きくなってからもタオルケットやひざ掛けとして使えるので、ムダにはなりにくいんですよ。

どうしても枚数が足りないときは、バスタオルやブランケットで一時的に代用しているという声もあります。

いざというときの逃げ道として、頭の片すみに置いておくと気がラクですね。

やってはいけない3つの注意点

乾かしたい一心で、つい無理をしてしまうこともあります。

ここでは、おくるみを長く気持ちよく使うために避けたい3つのポイントをまとめておきます。

洗濯表示を見ずに乾燥機にかけない

「早く乾かしたいから乾燥機!」と言いたいところですが、その前に必ず洗濯表示を確認してください。

おくるみによく使われる綿のガーゼは、乾燥機の熱で縮みやすい素材です。

ガーゼはふんわりゆるく織られているぶん、熱風と回転で編み目が詰まり、サイズが小さくなってしまうことがあります。

タンブラー乾燥不可のマークがついていたり、「タンブラー乾燥はお避けください」と書かれていたりするものは、自然乾燥が基本です。

どうしても乾燥機を使いたいときは、表示を確認したうえで、完全に乾かしきる前に取り出して残りを自然乾燥させると、縮みをやわらげやすいですよ。

柔軟剤を入れすぎない

ふんわりさせたくて柔軟剤をたっぷり、というのも実は逆効果になることがあります。

柔軟剤を使いすぎると吸水性が落ちてしまい、汗や水分を吸ってほしいおくるみ本来の役割が弱まってしまいます。

繊維が滑りやすくなって毛羽立ちの原因になることも。

使うなら、肌触りが硬く感じたときに適量だけ、と覚えておくと安心です。

厚手おくるみを陰干し表示なのに無理に重ねて干さない

スワドル型など厚手のおくるみは、陰干しの表示になっていることがあります。

乾きにくいからといって、洗濯物のすき間にぎゅっと押し込んだり、何枚も重ねて干したりするのはNG。

風が通らず、かえって乾かなくなってしまいます。

厚手のものほど、ハンガー2本を使って中を広げたり、ピンチハンガーの外側に1枚だけで干したりして、空気に触れる面積をできるだけ大きくしてあげるのがポイントです。

時間がないときは日に当てて干すのも絶対にダメというわけではありませんが、できるときは表示どおりの干し方を選んであげると、生地が長持ちします。

おくるみが乾かない悩みから解放されるために

最後に、ここまでの内容を整理しておきますね。

おくるみが乾かないのは、あなたの洗濯のやり方のせいではなく、生地の厚みと干す環境が原因です。

だからこそ、その2つに合わせて工夫すれば、ちゃんとラクになります。

  • 乾きやすい薄手のガーゼやモスリンを1枚足しておく
  • 干し方を「アーチ干し」に変えて風の通り道をつくる
  • 扇風機やエアコンの除湿で温度・湿度・空気の流れを整える
  • 生乾き臭を防ぐため、5時間以内に乾かすことを目安にする
  • 洗い替えを3枚にして、洗濯のローテーションを回す
そして、乾燥機にかける前の洗濯表示チェック、柔軟剤の入れすぎ、厚手おくるみの重ね干し。

この3つだけは気をつけてあげてください。

全部を一度にやろうとしなくて大丈夫です。

今日できそうなのは、たぶん干し方を変えることと、扇風機を回すこと。

それだけでも、明日のおくるみは今日より早く乾いているはずです。

乾きやすい1枚を足すのは、次のお買い物のタイミングでゆっくり考えれば十分。

洗濯が回らなくて焦る毎日が、「あ、もう乾いてる」と思える毎日に変わったら、ちょっと気持ちが軽くなりますよね。

乾いた清潔なおくるみで赤ちゃんを包んであげられて、あなた自身もひと息つける。

そんな日常が、すぐそこまで来ています。

まずはひとつ、できそうなことから試してみませんか。