包丁の引くのと押すのは具体的にどう違う?使い分けは必要なの?

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包丁の使い方

毎日の家事の大きな1つに「食事」があります。

特に子供が小さいと、食事作りにかけられる時間は少しでも減らしたいものですよね。

でもこの「食事」、包丁の使い方で食事作りを楽にすることができるって知っていますか?

・奥に押して切る「押し切り」
・引いて切る「引き切り」

の2種類を覚えるだけでも、楽に時短で食事を作られるようになりますよ。

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包丁で早く切るコツは?押さえている方の手の形や動かし方も!

まずは、包丁の使い方を分かりやすく紹介している動画を見つけました。

包丁で早く食材を切るコツは、

①包丁の腹(側面)を人差し指の第一関節につけてガイドにする。
②包丁を「前後に押す・引く」の動作で食材を切っていく。

この2つです。

つまり、包丁を上から下に向けて力任せに食材を切っていくのではなく、「前後に押す・引く」ということです。

包丁の切り方は、主に

  • 奥に押して切る「押し切り」
  • 引いて切る「引き切り」
の2種類に分けられます。

食材の繊維によって使い分けるのもコツなので、解説していきたいと思います。

包丁の切り方①奥に押して切る「押し切り」

まず1つ目の「押し切り」。

力が入りやすい切り方なので、繊維が粗いお肉や野菜を切る時におススメです。

押し切りは、包丁を奥に押すイメージ。

特にかたい食材は、包丁の背の部分「峰」に包丁を持つ手と反対の手で押すと切りやすくなります。

包丁の切り方②引いて切る「引き切り」

2つ目の「引き切り」。

引き切りは、押し切りと反対で力が入りにくい切り方です。

なので、柔らかいお肉やお魚を切る時におすすめです。

この「引き切り」は、食材の線維がつぶれにくい切り方なんです。

刃の長さを利用して包丁を手前に引きながら切っていく方法です。

引き切りをするとお刺身の断面のデコボコが少なくなり、なめらかな口当たりになります。

また、包丁は、動かす幅が大きい方が食材の繊維を潰さず綺麗に切ることができるんです。

そのためにも

  • 包丁の持ち方・握り方
  • 立ち方
  • 押さえている方の手の添え方
も料理のコツになってきます。

包丁の持ち方は、食材によって変えると食材を切りやすくなります。

包丁の持ち方・握り方~握り型~

包丁の持ち方は、食材によって変えると食材を切りやすくなります。

持ち手の中指を包丁の柄の付け根に引っかけて、親指と人差し指で包丁を挟んで持ちます。

中指と薬指と小指でしっかり柄を握りましょう。

これが、一番基本的な持ち方になります。

包丁の持ち方・握り方~指差し型~

出刃包丁などの刃が長い包丁を使う時におススメの持ち方です。

人差し指を包丁の背にのせて包丁の刃が動かないように安定します。

包丁の持ち方・握り方~押さえ型~

繊維が多い食材や力がいる食材におススメの持ち方です。

親指と人差し指で包丁の腹(側面)を挟む持ち方で安定感があります。

包丁を使うときの立ち方

まず、立ち位置は、調理台からこぶし約1個分離れた場所に立ちましょう。

そして、まな板と平行に立って、包丁を握る手側の足を半歩分後ろに下がりましょう。

約45度、体を開いた姿勢にすることで、腕を後ろに真っ直ぐ引くことができるので、包丁が使いやすくなるんです。

包丁で切るときの押さえている方の手の添え方

押さえている方の手の添え方は

「猫の手」

と呼ばれる、5本の指を丸めて食材に添える添え方をしましょう。

指の第一関節が包丁の腹(側面)にあたるように添え続けます。

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包丁の練習方法!エアー切りや野菜を使った練習を紹介!

では、食材を切る前に包丁の練習がエアーでできる動画を見つけました。

定規とタオルで、包丁と食材に見立てています。

手を切る心配もないので、ぜひ包丁を持つのが怖い方はまずはエアーで練習してみてくださいね。

そして、食材を使って包丁の練習をする時は、切りやすい「長ネギ」や「キャベツ」を使うのがおススメです。

また、様々な切り方を練習したい時は「人参」や「大根」がおススメです。

包丁の練習方法①長ネギで押し切りの練習

長ネギの輪切りは、押し切りの練習にピッタリなんです。

長ネギを使った押し切りの練習手順
①長ネギを左手で軽く押さえて、包丁の刃先がまな板に対して30度くらいの角度になるようにななめに包丁を入れていきます。

②手首を使いながら包丁を前の方にすべらせるように動かしていきます。
包丁の角度が30度から0度に近づくように動かすのがポイントです。

③包丁の刃が全てまな板につくまで包丁をすべらせていきます。

④長ねぎを押さえている手をずらしながら1から3を繰り返し切っていきます。

実は、長ネギを切る時に「ブツッ」と繊維がつぶれる音がしたらNG。

あぁ…私普通に「ブツッ」「ブツッ」と響かせながら長ネギを切っていました。

練習します…。

包丁の練習方法②キャベツで引き切りの練習

キャベツの芯の反対側の葉は、葉脈が細く葉の厚みも薄くて柔らかいのでサラダ用の千切りの練習になります。

ぜひ、引き切りの練習にしてみましょう。

キャベツを使った引き切りの練習手順
①キャベツ1玉を1/2もしくは1/4の大きさに切ります。

②キャベツの芯の反対側の葉の部分を千切り用に切っておきましょう。

③キャベツのてっぺんが包丁の反対側を向くように置いてキャベツを引き切りしていきます。

④包丁の根の部分から刃先に向けて手前に引くように切っていきます
切る時は、包丁をゆっくりと動かすことがポイントです。

⑤切ったキャベツはすぐに水にさらすことでシャキシャキのキャベツをキープすることができます。 [/su_list]

包丁の練習方法③人参で短冊切りの練習

野菜炒めサラダなど、使う頻度の多い人参の短冊切りで包丁の練習をしてみましょう。

人参を使った短冊切りの練習手順
①人参1本を約5cmの長さで切っていきます。

②人参を立てて置き、厚さ約5mmに切っていきます。
置く時は、切断面が大きい方をまな板面に置くと安定して切りやすくなります。

③板状に切った2の人参の平らな面をまな板面に置いて端から押し切りで切っていきます。 [/su_list] 今回は、「長ネギ」「キャベツ」「人参」を使った包丁の練習をご紹介しましたが、食材によってかたさや感触が違います。

ぜひ、色々な食材で包丁の練習をしていってくださいね。

包丁は使うことが一番の練習になります。

普段捨ててしまう「キャベツの外側の葉っぱ」や「キャベツの芯」を使うのもおススメですよ。

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包丁の引くのと押すのは具体的にどう違う?のまとめ

包丁の

  • 奥に押して切る「押し切り」
  • 引いて切る「引き切り」
の2種類について解説してきました。

他にも

「包丁の持ち方・握り方」
「立ち方」
「押さえている方の手の添え方」

も料理を手早く済ませるコツになってきます。

ぜひ、今晩の料理から意識してチャレンジしてみてくださいね。

私は長ネギとキャベツとにんじんを使った焼きそばを夜ご飯にしようかと思っています。