焼肉のトングの正しい使い方!食中毒を防ぐにはどうしたらいい?

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焼肉屋さんに行くと、トングを使うことって多いですよね。

しかし、トングの使い方ってちょっとわかりにくかったりしませんか?

そういう私も、

「トングをどのタイミングまで使って」
「どのタイミングで箸に持ち替えるのか」

イマイチよくわかってなかったりしました。

そのままだんだん面倒くさくなってしまって、そのまま使いまわしちゃう・・・なんて人もいるんじゃないでしょうか?

その気持ち、とても良くわかります。

でも、トングの使いまわしは、実はかなり危ないんです。

安全のためにも、一緒に勉強していきましょう。

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焼肉のトングは使い分けないとどうなる?正しいトングの使い方

率直に言って、焼肉のトングを使い分けないと、食中毒のリスクがあります。

生肉には食中毒の原因となる細菌がついていることがあるんです。

なので、生肉と焼けた肉を同じトングでつかんでしまうと、同じトング同士で細菌がうつってしてしまいます。

そうすると、その細菌がそのまま口に入ってしまうなんてことになりかねません。

食中毒の危険性も出てきてしまいます。

下痢・嘔吐で済むくらいならいい方で、細菌によっては一家入院なんてなってしまったら大変です。

そうならないためにも、トングの使い方はしっかりマスターしましょう。

正しいトングの使い方

では、トングの使い方について詳しく見ていきましょう。

トングの正しい使い方~トングを複数用意する場合~

  • お肉用トング
    →生肉を網に置く→ひっくり返して→お肉が焼けるまで
  • とりわけ用トング
    →焼きあがったお肉をつかむ
  • お肉以外用トング
    →野菜等につかう
このように複数用意して、使いまわしは絶対やめましょう!

トングの正しい使い方~トング1本を使う場合~

  • 生肉を網に置いて、裏返すまでがトングの役割
  • 焼けた肉をとるのが箸の役割
「トング→トング→箸」の順に焼いていきましょう。

もし、トングを使うタイミングに迷ったときは、お肉が「生の状態」か「焼けた状態」かで判断してください。

「生ならトング!」
「焼けたらお箸!」

焼けたお肉は、生肉を触ったトングで触れないように注意してくださいね。

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生肉をつかんだトングで焼けた肉をつかむと食中毒になる!?

では、生肉をつかんだトングで焼けた肉をつかむと、食中毒になってしまうのでしょうか?

結論から言うと、生肉をつかんだトングで焼けた肉をつかむと、食中毒になってしまう可能性があります。

せっかくお肉を両面しっかり焼いたのに、生肉をつかんだトングに触れてしまったら、トングを通して細菌がくっついてしまいます。

これでは意味がないですね。

お恥ずかしながら、私もついうっかり同じトングを使ってしまった・・・なんて経験がありますが、その時は運よく食中毒を免れました。

「生肉をつかんだトングで焼けた肉をつかむと、食中毒に絶対になる!」とは言い切れませんが、それはただ運が良かっただけでしょう。

ネットやニュース等で食中毒の過酷さを知ったり、子供ができてからはかなり気を付けるようになりました。

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食肉を原因とする食中毒の症状とは・・・?

  • カンピロバクター
  • 腸管出血性大腸菌(O157)
  • サルモネラ菌
は、ニュース等でよく耳にすることがあるのではないでしょうか?

これらの原因菌は、なんとほんの少しの菌数でも食中毒をおこしてしまいます。

特に抵抗力の弱い子供や妊婦さん、高齢者は充分に気をつけなければなりません。

食肉を原因とする食中毒①カンピロバクター

カンピロバクターは鶏や牛などの家畜の腸にいる細菌です。

生の鶏肉や牛肉に付着していたり、肝臓(レバー)の内部に存在しており、生肉に触れたトングから菌が付着してしまいます。

少量でも感染します。

菌が体内に入ると2~7日くらいで、

  • 発熱
  • 腹痛
  • 下痢
  • 吐き気
などの症状があらわれます。

カンピロバクターによる食中毒は、比較的症状が強くでがちです。

下痢に血液がまざったり、高熱が出たりすることもあります。

また、まれな症状ではあるけれども。

手足のマヒのほかにも、筋力や呼吸機能の低下などを引き起こす「ギランバレー症候群」という重い合併症を起こすこともあります。

食肉を原因とする食中毒②腸管出血性大腸菌(O157、O111)

腸管出血性大腸菌は、主に牛の腸にいる細菌です。

こちらの菌もカンピロバクターと同様、少量で感染します。

菌が付いた食品を食べると、2~7日くらいで

  • 発熱
  • 激しい腹痛
  • 水溶性の下痢
  • 血便
  • 吐き気
  • 嘔吐
などの症状があらわれます。

特に抵抗力の弱い子供や妊婦、高齢者は重い症状になりやすく、注意が必要です。

食肉を原因とする食中毒③サルモネラ菌

鶏卵からの感染をよくイメージしますが、

などが主な原因食品となります。

こちらも感染力が強く、少しの菌が付着した食べ物からも食中毒を引き起こします。

潜伏期間は半日から1日、場合によっては3日経ってから症状があらわれることもあります。

  • 激しい腹痛
  • 発熱
  • 下痢
  • 嘔吐
などが3、4日ほど続きます。

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焼肉のトングの正しい使い方のまとめ

「肉が焼けたあとの表面温度は、大腸菌を殺菌する温度を満たしている」とされています。

大腸菌は75度以上の加熱を1分以上すれば死滅します。

なので、両面が焼けた肉を取りあげる際は箸を使っても安全に食べられるということですね。

それでも気になるようでしたら、複数のトングを使い分ける方が安心です。

トングは食中毒を防ぐ大事な道具です。

きちんと使わないと、役目をはたせません。

「面倒くさくて…」
「ついうっかり…」

なんてのもわかりますが、やはり安全のためには生肉をつかんだトングの使いまわしはやめましょう!