赤ちゃんが生まれると、「おくるみって本当に必要なのかな?」「いつまで使えばいいの?」と戸惑うパパやママがとても多いです。
わたしも出産準備中に「必要そうだから…」と購入しましたが、いざ使ってみるとタイミングややめどきが分からず不安になったのを覚えています。
最初は巻き方もぎこちなく、夜中に何度も外れてしまって「これで合ってるのかな…」と悩むこともありました。
それでも慣れてくると、赤ちゃんがぐっすり眠る姿に感動して「これはあってよかった!」と心から思いました。
さらに、育児書や先輩ママの体験談を読んで、「季節や赤ちゃんの成長に合わせるのが大事なんだ」と知り、少しずつ自信が持てるようになりました。
ここでは、おくるみが活躍する時期や卒業の目安を、わたし自身の実体験や周りのママたちの声も交えながら、詳しく丁寧にお話ししていきますね。
おくるみはいつから使えるの?
新生児期からOK!生まれてすぐに使える理由
おくるみは、赤ちゃんが生まれたその日から安心して使えます。
お腹の中にいた頃のように身体が包まれることで、赤ちゃんが安心してぐっすり眠れるからなんですね。
特に新生児期は、ちょっとした物音や自分の手足の動きに驚いて泣いてしまう「モロー反射」が強い時期で、それを和らげる効果も期待できます。
さらに、体温の調節がまだ上手くできない新生児期に適度な暖かさを保つ役割もあるので、寒い時期でも安心です。
わたしも初めておくるみでくるんだ夜、ほとんど泣かずに眠ってくれたのを見てホッとした気持ちになったのを覚えています。
抱き上げるときも腕の中で安定しやすく、授乳後の寝かしつけもスムーズになり、想像以上に助けられました。
おくるみが役立つ時期はなぜ短いの?
ただし、おくるみが活躍する期間はそれほど長くありません。
赤ちゃんが寝返りをし始めると、うつ伏せのまま窒息してしまうリスクがあるため、長く使い続けるのは危険です。
目安としては生後3~4ヶ月くらいまでが安全な時期と言われていますが、赤ちゃんの成長スピードには個人差があるので早い子では2ヶ月頃に卒業することも。
わが子の場合は生後3ヶ月ごろに寝返りの兆候が見えたので、そこからは少しずつおくるみを卒業していきました。
卒業の時期が近づくと、おくるみの中でも暴れるようになったり、嫌がる表情をすることもあり、「そろそろかな?」と気づけます。
「あっという間だったな…」というのが正直な気持ちですし、少し寂しさもありましたが、それも赤ちゃんの成長の証だと思うと嬉しかったです。
おくるみはいつまで使えるの?
やめどきの目安は「モロー反射がなくなる頃」
赤ちゃんのモロー反射は生後4ヶ月ごろになると徐々に落ち着いてきます。
この頃になると、おくるみがなくても安心して眠れるようになってきて、無理に続ける必要はありません。
実際に、うちの子もこの頃には包まれるのを嫌がるようになり、「そろそろかな?」と感じて卒業しました。
その頃はまだ名残惜しくて少し不安な気持ちもありましたが、赤ちゃんが自分で腕を広げて寝るようになったのを見て、「もう大丈夫なんだな」と安心したのを覚えています。
おくるみ卒業のタイミングは一人ひとり違いますが、赤ちゃんが落ち着いて眠れるようになるサインに気づいてあげるのが大切です。
おくるみ卒業のサインを見逃さないために
寝返りをしようとする動きや、布を嫌がって手足をバタつかせるようになったら、それが卒業のサインです。
赤ちゃんの表情や仕草をしっかり観察してあげるのが大切です。
わが家では、寝返りの練習をするようにクネクネしながら泣く姿を見て、「これはもうおくるみは合わないな」と感じました。
無理に続けると、赤ちゃんにとってストレスになったり危険な場合もあるので注意してみてくださいね。
さらに、寝返りしたままおくるみが顔を覆ってしまうこともあるので、特に夜間はリスクを避けるためにも、サインが見えたらできるだけ早めに卒業するのがおすすめです。
長く使い続けると危険?注意点もチェック
窒息や寝返りリスクに注意
寝返りをし始めると、おくるみをしたまま顔が布に埋もれてしまうリスクがあります。
特に夜間は親も寝てしまうので、サインが見えたら早めにやめてあげるのが安心です。
さらに、寝返りの途中で布が絡まることで手足が動かせずパニックになったり、泣き止まなくなることもあります。
わが家では、寝返りする姿を見たその夜におくるみを封印しましたが、「あのときすぐやめてよかった」と今でも思います。
もう少し様子を見ようか迷いましたが、子どもの安全を考えると勇気を出してやめるのが大事だと感じました。
安全に使うためのポイント
安全に使うコツは、顔をしっかり出してきつく巻きすぎないこと。
足元は軽くゆとりを持たせ、寝る前だけ使うなどメリハリをつけるといいですよ。
寝かせるときに必ず赤ちゃんの顔がしっかり見えているか、口や鼻が布でふさがれていないか確認してから手を離すと安心です。
赤ちゃんの体温や汗の様子をこまめにチェックするのも大切ですし、暑い日は薄手の素材で軽めに巻くなど、季節に応じて調整するのもポイントです。
わたしは、寝かしつけのときはおくるみでくるんで、深い眠りに入ったらそっと緩めてあげる、というスタイルで乗り切りました。
これだけでも随分リスクが減るので、ぜひ試してみてくださいね。
季節や成長に合わせた使い方の工夫
夏・冬それぞれの適した素材選び
暑い夏に厚手のおくるみを使うと汗をかいて不快になりがちです。
ガーゼや薄手コットンなら涼しく快適ですし、通気性がいいので赤ちゃんの肌トラブルも減ります。
冬は逆に、フリースや厚手の生地でしっかり温かくしてあげると気持ちよさそうに眠ります。
わたしも夏にフリースを使っていたら汗だくになっていて反省したので、それからは季節ごとに数枚用意しておくようになりました。
春秋は薄手と厚手の中間の素材がちょうどよく、夜の冷え込みにも対応しやすかったです。
季節に合わせて素材を選ぶと、赤ちゃんの寝つきや寝汗の量が全然違うので、ぜひ工夫してみてくださいね。
外出先でも一枚あると安心感が違いますよ。
寝返りを始めたらスリーパーに切り替えを
おくるみをやめても、夜中の冷えが心配なときはスリーパーがおすすめです。
体にフィットしてズレにくく、赤ちゃんの動きを妨げないので安心です。
うちはおくるみをやめたその夜からスリーパーに変えて、よく眠ってくれるようになりました。
スリーパーも素材の種類が多いので、季節に応じて選ぶとさらに快適に過ごせます。
春夏は薄手のガーゼスリーパー、秋冬はフリースやキルト地がおすすめです。
おくるみからスリーパーへの切り替えもスムーズで、赤ちゃんが嫌がることも少なく、安心感を保てるのも嬉しいポイントです。
最初の頃は少し不安でしたが、夜中にお腹を冷やすことがなくなり、親も安心して眠れるようになりました。
先輩ママの体験談「うちは〇ヶ月まで使いました!」
実際に使った期間は?アンケート結果も紹介
周りのママたちの声を聞くと、平均して3ヶ月くらいまで使っていた人が多い印象でした。
「寝返りができるようになったとたんに怖くなってやめた」という人もいれば、「うちは1ヶ月でもう嫌がったから卒業した」という声もありました。
逆に5ヶ月近くまで大丈夫だった子もいて、本当に赤ちゃんそれぞれなんだなと感じます。
中には「最初はすぐ嫌がったけど、夜泣きが増えたときにもう一度試したら落ち着いて眠ってくれた」という人や、「暑い時期はやめていたけど冬になって再開した」という人もいました。
わが家も先輩ママたちの体験談を聞いて、「無理にやめなくていいし、無理に続ける必要もないんだな」と気が楽になりました。
「わが子のタイミングでいいんだよ」と背中を押された気がして、わたしも安心して卒業できましたし、そのときの表情は今でも忘れられません。
まとめ|赤ちゃんの成長に合わせて安全におくるみを卒業しよう
おくるみは赤ちゃんに安心感を与え、ママやパパにとっても寝かしつけの強い味方になります。
最初は慣れない育児の中で大きな助けになり、「これがあるから眠れる!」と感じる瞬間もきっとあるはずです。
でも、ずっと使い続けられるものではありません。
赤ちゃんがモロー反射を卒業したり、寝返りを始めたりするタイミングで、無理せず自然に卒業してあげてくださいね。
時には不安になったり「もうやめていいのかな?」と悩むこともあるかもしれませんが、それも成長の過程のひとつ。
赤ちゃんのペースに寄り添いながら、親子で一緒に少しずつステップアップしていけると素敵です。
それぞれの赤ちゃんの個性に合わせて、楽しいおくるみライフを過ごしてください。
ママやパパも、頑張りすぎず笑顔で向き合える毎日になるように願っています。