反抗期はいつ終わるの?長い反抗期との正しい付き合い方

スポンサードリンク

小学校高学年から高校生にかけて訪れることが多いとされている子どもの「反抗期」。

反抗期は、子どもの「心や自立に大切なもの」と頭では分かっていても親としてどうしていいか分からなくなる時もあるでしょう。

一般的に小学校高学年から高校生くらいまで続くと言われている「反抗期」ですが、女の子の方が始まる時期も終わる時期も早いとされています。

そして、男の子の方が始まる時期も終わる時期も遅いとされています。

そもそも思春期の時期の反抗期は、「第二次反抗期」と言われ、自分の考え方や価値観を形成するとっても大事な時期。

他人、特に親からの言葉に対して

  • 反抗
  • 拒否
  • 抵抗
する態度や言動・行動をとる特徴があります。

親としては気が遠くなる毎日だと思いますが、反抗期が終わるきっかけを知っているだけで気持ちが楽になるのではないでしょうか。

反抗期には終わるきっかけがある?逆にきっかけがないと終わらないものなの?

スポンサードリンク

とは言っても、子どもが必ず示す反抗期が終わるきっかけはありません。

反抗期が始まる時期に個人差があるのと同じように、反抗期が終わる時期やきっかけも個人差が多いのです。

反抗期が終わることが多い3つのきっかけ

子どもが必ず示す反抗期が終わるきっかけはありませんが、

  • 高校受験の終了
  • 新しい環境
  • 心の成長
をきっかけに反抗期が終わる子どもは多いと言われています。

反抗期が終わるきっかけ①高校受験の終了

多くの子どもが初めての経験となる「受験」。

子どもにとっては、大きな焦りや不安・緊張のきっかけになります。

無事に高校を終えることで、子ども自身、安心感を感じられて精神的に落ち着き、反抗期が終わる場合があります。

高校受験を控えた子どもには、親御さんからの声掛けや食事・体調管理などサポートも大きな安心感につながります。

勉強への態度や成績について注意・指摘し過ぎると逆効果なので、注意しましょうね。

反抗期が終わるきっかけ②新しい環境

受験を終え、

  • 高校に進学する
  • アルバイトをはじめる
など、新しい環境になることも反抗期が落ち着くきっかけになります。

親からするとまだまだ子どもで、注意したいことも多い時期ですが、あまり干渉し過ぎず見守ることがポイントになります。

反抗期が終わるきっかけ③心の成長

「受験」や「新しい環境」など外的なきっかけだけでなく、子ども自身の心の成長である内的なものも反抗期が終わるきっかけになります。

心が成長することで、自分や家族・友人などをありのままに受け入れられるようになったり、自分というものが確立されていきます。

心の成長には、親とのコミュニケーションが大きなポイントです。

反抗期で顔を合わせても無視されるから親から声をかけないのはNG。

親を拒否する態度をとってもいても子どもは親からの愛情を求めています。

  • おはよう
  • おかえり
  • おやすみ
  • ありがとう
  • 今日のご飯は大好きな〇○だよ。
などと、親からのコミュニケーションはきちんと子どもに伝えることを忘れないようにしてあげましょう。

また、「高校受験の終了」「新しい環境」「心の成長」をきっかけに反抗期が終わらない子もいます。

「自分の子は別のきっかけがあるのかな。」と少し気長に踏ん張ってみてくださいね。

反抗期が終わった?子どもが見せる6つのサイン

反抗期が終わるきっかけは人それぞれですが、反抗期が終わったサインや終わりかけのサインは大きく6つあります。

反抗期が終わったサイン①会話が増える

親が話しかけても無視をしたり反抗的だった子どもが、自分から話しかけてくれるようになります。

特に学校のことや友達のことなど、自分の身の回りのことを話してくれるようになります。

反抗期が終わったサイン②家族との時間を大切にする

家族と一緒に買い物に行ったり、映画に行ったり、食事に出かけたりしてくれるようになります。

他にも、写真を撮らせてくれたり、ご飯に文句を言わずに食べてくれるようになったりと家族との時間を大切にしてくれるようになります。

反抗期が終わったサイン③感謝や謝罪の言葉を伝えられる

反抗期を終えると自分の態度や行動を客観的に見られるようになるので、

「ありがとう」
「ごめんなさい」

といった、感謝や謝罪の言葉を素直に伝えられるようになります。

反抗期が終わったサイン④自己管理できるようになる

自分の身の回りの物や部屋の管理、さらには学校や部活・アルバイトなどのスケジュール管理が自分でできるようになります。

反抗期が終わったサイン⑤トラブルを解決できるようになる

友人とのトラブルや人との対立を自分で解決できるようになり、他人と深い絆を築くことができるようになります。

反抗期が終わったサイン⑥将来について考える

反抗期が終わると、自分の将来について具体的に考えるようになります。

大学進学や就職・夢など、親は子どもがやってみたいことを受け止めて、サポートしてあげられる存在でいれるようにしましょう。

ご紹介した6つのような、反抗期が終わるサインが見られたら親もホッとしますね。


スポンサードリンク

反抗期に言ってはいけないngワード5選!反発を招きやすい言葉の特徴は?

「いつかは終わる。」と頭では分かっていてもついつい親もイライラして感情的になってしまう方も多いと思います。

そこで、反抗期に言ってはいけないngワードをご紹介していきたいと思います。

反抗期の子どもに言ってはいけないngワード5選

子どもに言ってはいけないngワードは、

  • 「いつも」「ちっとも」「絶対」などの「不必要な強調」
  • 「しなさい」「まだやってないの」などの「強い指示出し」
  • 「みんな」「普通は」「常識」などの「一般化」
  • 「○○ちゃんは」「みんなは」などの「人との比較」
  • 「お兄ちゃんなんだから」「女の子なんだから」などの「子ども自身が選択できなかった事柄」です。

反抗期の子どもへのngワード①不必要な強調

「いつもゲームばっかりしていつになったら勉強するの?」
「こんなに夜更かししていたら明日絶対に起きられないよ。」

といった言葉は、多くの方が言ってしまっているのではないでしょうか。

でも、子どもからすると

「いつもじゃないよ。」
「きちんと目覚ましして起きれるよ。」

と考えているかもしれません。

「いつも」「ちっとも」「絶対」などの「不必要な強調」を親が言いたくなる気持ちは分かります。

でも、今一度言いたいことをシンプルに伝えるように心がけてみてくださいね。

反抗期の子どもへのngワード②強い指示出し

「勉強しなさい!」
「まだ明日の準備していないの?」

など、「強い指示出し」は子どもからすると「自分への攻撃」に聞こえて、「今からしようと思っていたのに。」など反発を招きやすくなります。

また、

「出ていきなさい。」
「そんな態度するならご飯作らないよ。」

なども親の権力を使って、子どもは弱いもの扱いされたと感じてしまいます。

反抗期の子どもへのngワード③常識などの一般化

「みんなやってるいのに。」
「普通はできるでしょ。」
「常識でしょ?」

などの「一般化」は、人生経験が短い子どもには理解できませんことも多いんです。

むしろ、親が言い続けた一般化の言葉は、大人になってからも子どもを縛り付けるきっかけになる恐れがあります。

一般的な意見ではなく、

「お母さんは○○して欲しい。」
「お父さんは、○○だと思う。」

など、親からのメッセージに変えてみましょう。

反抗期の子どもへのngワード④人との比較

「○○ちゃんは、頭が良いのね。」
「みんなは時間を上手に使っていてすごい!」

など、「人との比較」は、子どもを反発させてしまうだけでなく自分への自信も失ってしまいます。

大人でも人と比較されたら嫌ですよね。

特に思春期・反抗期の時期は、

  • 自分とは何か?
  • 自分の良い所ってあるのかな?
など、自信を失いやすい時期でもあります。

そんな時に親が追い打ちをかけてはいけません。

人と比較するのではなく、「自分の子は自分の子」と受け止めてあげましょう。

それだけで掛ける言葉が変わってきますよ。

反抗期の子どもへのngワード⑤子ども自身が選択できなかったこと

「お兄ちゃんなんだから」
「女の子なんだから」

などの「子ども自身が選択できなかった事柄」を言ってしまうと子どもは「自分のあり方」を

「お兄ちゃんだから」
「女の子だから」

とインプットされてしまい、ありのままの自分が形成されなくなってしまいます。

「お兄ちゃんなんだから」「女の子なんだから」などの「子ども自身が選択できなかった事柄」は余計な一言です。

余計な一言は、子どもの反発を招きやすくなります。

余計な一言を言いそうになった時は一度「今から自分が言おうとしている言葉は子どもを傷つけないか?」一呼吸置いてみましょう。

放置と育児放棄は違う!日頃からのコミュニケーションのポイント

「話しかけても無視される」「笑顔を見せても愛想が無い」、そんな子どもの反抗期は親も辛くなりますよね。

「もうこっちからも何もしたくない」と思っても何もしない「育児放棄」をしてはいけません。

大事なのは、見守りながら何も言わない「放置」です。

お伝えしたように、子どもが親を拒否する態度をとってもいても子どもは親からの愛情を求めています。

余計な一言は避けて、

「おはよう」「おかえり」をはじめとした

  • 良かったね。
  • 大変だったね。
  • 頑張っているね。
  • お母さんはいつでも味方だよ
といった、「子どもを気にかけてる声掛け」は大事にしてあげてくださいね。

また、ご紹介した「「ngワード」を言ってしまった場合は、親も素直に謝りましょう。

「ごめん。言い過ぎたね。」と親もきちんと謝罪することで、

  • 大人でも間違えることがあるんだ。
  • 大人でも人として間違えた時は謝るのが正しいんだ。
  • 自分は間違えていなかったんだ
と考えるきっかけにもなります。

子どもの反抗期に疲れた時は親もリフレッシュが大事

親だからリフレッシュしてはいけないわけではありません。

子どもの反抗的な態度や言葉に悩んだ時は、

  • 友人とカラオケで大声で歌う
  • サウナに行く
  • 家事を休んで外食する
  • 趣味の買い物を楽しむ
  • ドライブに行く
  • 旦那さんに好きな物を買ってもらう
など、自分にあったストレス解消法でうまくリフレッシュしましょうね。

スポンサードリンク

反抗期はいつ終わるの?のまとめ

悩める子どもの反抗期は、子どもが成長している証です。

反抗期が終わるきっかけは、全ての子どもに当てはまるわけではないですが、

「高校受験の終了」「新しい環境」「心の成長」

が大きなきっかけになるとされています。

決して余計な一言は言わず、子どもを見守りながら上手く放置してあげましょう。

もうすぐ小学校高学年になる長男にも余計な一言を言わないように私も心がけていきますね。