1歳のお昼寝はいつ?理想の時間帯と寝かしつけのコツまとめ

1歳の赤ちゃんにとって、お昼寝の時間帯は体と心の発達にとても大切な要素です。

一般的には、朝9時ごろに30分ほどの朝寝、そして午後12時半~14時半ごろにかけて2時間程度の昼寝を取るスケジュールが理想的とされています。

特に午後のお昼寝は、午前中にしっかり遊んで体を動かしたあとの休息としてとても重要で、夜の寝つきにも影響するポイントになります。

1歳児の1日の総睡眠時間は、夜と昼寝を合わせて12~16時間が目安です。

夜間の睡眠は10時間前後が理想で、昼間の眠りで不足を補うというイメージです。

このようなバランスを意識しながら、お子さんの体調やご家庭の生活スタイルに合ったリズムを少しずつ整えていくことが、赤ちゃんの健やかな成長につながっていきます。

この記事では、1歳児にとっての理想的なお昼寝の時間帯や朝寝の必要性、昼寝リズムをうまく整えるための工夫などを、わかりやすく解説しています。

赤ちゃんの睡眠について悩んでいるママやパパが、今日から実践できるヒントが満載ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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1歳のお昼寝、どの時間帯がベスト?

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朝寝は必要?9時~9時半ごろが理想的

1歳になったばかりの赤ちゃんは、まだ体力がつききっていないため、朝から元気いっぱいに活動するのは少し難しいこともあります。

そのため、午前中に軽く朝寝をするのはごく自然なことなんです。

目安としては9時~9時半ごろの間に、30分ほどうとうと眠るくらいが理想とされています。

この短い朝寝によって、赤ちゃんの疲れがリセットされ、午前中の活動がスムーズにできるようになります。

朝寝をしたあとは機嫌よく遊んだり、離乳食もしっかり食べてくれるケースが多いですよ。

ただし、朝寝の時間が長すぎると、午後の昼寝に影響することもあるので、様子を見ながら30分以内を目安にしてあげましょう。

また、毎日同じ時間に朝寝を取り入れることで、体内時計が整って生活リズムも安定しやすくなります。

赤ちゃんにとっても「今は寝る時間なんだ」と自然と感じられるようになるので、寝かしつけの負担も減っていきますよ。

昼寝のベストタイムは12時半~14時半

午後のお昼寝は、1歳の赤ちゃんにとってとても大切な休息の時間です。

特に活動量が増えてくるこの時期には、しっかり昼寝をとることで心も体も落ち着き、穏やかに過ごせるようになります。

理想的には12時半ごろからスタートして、14時半くらいまでの2時間ほどしっかり眠れるのがベストです。

この時間帯は、午前中の活動の疲れがちょうど出てくる頃で、入眠もしやすい時間帯といえます。

ぐっすり昼寝できると、その後の機嫌も良くなり、夕方にぐずることが減ったり、夜の寝かしつけもスムーズになりやすいんですよ。

また、睡眠中には脳や体の成長を促す大事なホルモンが分泌されるので、昼寝は発育の面でもとても重要です。

お昼寝時間は合計2~2.5時間が目安

1歳の赤ちゃんの昼寝時間としては、1日トータルで2~2.5時間くらいがちょうど良いとされています。

朝寝を30分、昼寝を2時間程度というのが一つの目安ですね。

とはいえ、赤ちゃんにも個性があります。

なかなか寝つけなかったり、逆にすぐ眠ってしまったりと、その日の体調や気分によっても変わります。

だから、数字にこだわりすぎず、「今日はちょっと少なかったかな」「昨日はたっぷり寝たな」とバランスを見ながら調整していくのがポイントです。

お昼寝が足りていないと、夕方以降に不機嫌になったり、夜泣きにつながってしまうこともあります。

逆に昼寝が長すぎると、夜の寝つきが悪くなってしまうことも。

赤ちゃんの様子をよく観察しながら、ちょうどいい長さのお昼寝時間を探してみてくださいね。

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朝寝が昼寝に影響?やめどきと判断の目安

昼寝の寝つきが悪くなってきたら朝寝を見直そう

「午前中に寝た日は、昼寝の時間にゴロゴロするだけで寝てくれない…」そんなふうに感じることが増えてきたら、それはもしかすると朝寝のやめどきのサインかもしれません。

1歳前後になると、赤ちゃんの体力が徐々についてきて、午前中のちょっとした仮眠で十分回復できるようになります。

その結果、午後の本格的な昼寝の眠気が足りず、寝つきが悪くなってしまうことがあるんです。

また、朝寝があると昼寝自体を拒否するようになる子もいます。

午前中にうっかり長く寝てしまい、昼食後に布団に入れてもなかなか眠れず、ゴロゴロしているうちにぐずってしまったり、結局寝ないまま夕方を迎えてしまった…なんて経験があるママやパパも多いのではないでしょうか?

そうした様子が続くようであれば、朝寝の習慣を見直してみるタイミングかもしれません。

赤ちゃんの様子にしっかり目を向けながら、「今のうちにリズムを整えていこう」という気持ちで、少しずつ朝寝を卒業していくといいですね。

朝寝をやめるための2つのコツ

朝寝をやめるのは、赤ちゃんにとっても親にとっても少しハードルが高く感じるかもしれません。

でも、ちょっとした工夫で無理なくスムーズに進められますよ。

まず1つめのコツは、午前中にしっかり体を動かすこと。

歩くようになったばかりの赤ちゃんでも、お散歩や公園遊びで外の刺激を受けることで、眠気を自然に引き出すことができます。

家の中でも、音楽に合わせて体を動かしたり、積み木やボール遊びなどで頭と体を使うような遊びを取り入れると効果的です。

午前中にエネルギーを使うことで、午後の眠気がぐっと増して、昼寝の寝つきが良くなることが多いんですよ。

2つめのコツは、お昼ごはんの時間を少し前倒しにして、お昼寝のタイミングを調整していくことです。

たとえば、10時半にごはんを食べて、11時からお昼寝、という流れから始めてみましょう。

その後、子どもの様子を見ながら15分ずつ後ろにずらして、最終的に12時半からのお昼寝に移行できると理想的です。

前倒し昼食&段階的にお昼寝時間を調整

スケジュールを一気に切り替えるのは大人でも大変なこと。

赤ちゃんの場合はなおさらなので、焦らず段階的に調整していくのが成功のカギです。

前倒しの昼食と早めの昼寝からスタートして、赤ちゃんの反応を見ながら少しずつタイミングを後ろにずらしていきましょう。

たとえば、1週間に15分ずつ後ろにずらすスケジュール調整がおすすめです。

10時半の昼食を11時に、11時半に、12時に…というように、少しずつ変えていくことで、赤ちゃんの体内時計にも無理なく対応できます。

また、昼食の時間が早くなることで午後にお腹が空きやすくなるので、午後のおやつも見直してみてください。

小さなおにぎりやパンなど、エネルギーになるものを用意しておくと、機嫌よく過ごせますし、夕食までのつなぎにもなります。

こうした工夫を取り入れながら、赤ちゃんにとって無理のないスケジュールづくりを心がけていきましょう。

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昼寝しないで夕方に寝ちゃう…その対策は?

夕方寝ると夜更かしに直結!

1歳児が昼寝を逃して夕方に寝てしまうと、夜の寝かしつけがどんどん遅くなってしまうことがあります。

そうなると、夜ごはんやお風呂の時間がズレ込み、親も子どももバタバタしてしまいがち。

さらに、夜寝るのが遅くなってしまうと翌朝の起床も遅れ、生活リズム全体が崩れてしまうことにもつながります。

特に保育園に通っていたり、翌朝決まった時間に起きなければならない家庭では、こうしたリズムの乱れがストレスになりやすいですよね。

だからこそ、夕方に寝かせてしまわないためにも、昼寝のタイミングをしっかり確保しておくことがとても大切なんです。

昼寝をうまく習慣づけることが、夜の睡眠リズムを整える第一歩になるんですよ。

午前中の外遊びで自然と眠くなる流れを作る

午前中にたっぷりと体を動かすと、赤ちゃんの体が自然と疲れて、昼ごはんのあとに眠くなりやすくなります。

これは大人にも通じるリズムですよね。

公園でのびのび遊んだり、散歩で景色を楽しんだりするだけでも十分な刺激になります。

室内でも、支援センターやプレイルームなどを活用して、思い切り遊ばせてあげるのもおすすめです。

天気が悪い日でも、窓を開けて空気を入れ替えながらリズミカルな音楽に合わせて身体を動かすなど、軽い運動を取り入れるだけでも効果があります。

私の娘も、午前中にしっかり遊ばせるようになってから、昼ごはんを食べたあとに自然とウトウトし始めることが増えました。

無理に寝かしつけなくても、体が「寝たい」とサインを出すようになりますよ。

寝室は薄暗く&声かけは控えて落ち着かせる

いざ昼寝の時間になったら、まずは寝室の環境を整えることがポイントです。

昼間でも、カーテンを閉めて部屋を少し暗くするだけで、赤ちゃんの気持ちがスッと落ち着きやすくなります。

テレビやスマホの音を控えめにして、静かな空間を作るとより効果的です。

また、寝かしつける際に「寝ようね」と何度も声をかけると、かえって子どもの気持ちが高ぶってしまうことがあります。

言葉での誘導は最小限にして、優しくトントンする、隣に横になる、ぬいぐるみを渡すなど、静かな方法で安心感を与えるようにしてみてくださいね。

さらに、絵本を1冊読んであげると、子どもの気持ちが落ち着いてスムーズに眠りにつきやすくなります。

お気に入りの絵本やオルゴール音など、赤ちゃんが安心できるルーティンを取り入れるのもおすすめです。

昼寝の環境づくりは、毎日同じ流れを意識することでどんどん習慣化していきますよ。

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理想のタイムスケジュールってどんな感じ?

生活リズムを整えるモデル例をご紹介

具体的なタイムスケジュールがあると、1日の流れがよりイメージしやすくなりますし、毎日何をすればいいかがわかりやすくなります。

特に子どもにとっては、同じリズムで生活することが安心感につながるので、できるだけルーティンを大切にしていきたいですね。

たとえば、こんなスケジュールを目安にしてみましょう:

スケジュールの目安例
  • 7:00 起床(カーテンを開けて朝日を浴びることで自然な目覚めを促します)
  • 7:30 朝食(起きてすぐよりも少し時間を空けたほうが食べやすいことも)
  • 8:00~9:00 自由遊び・お散歩
  • 9:00~9:30 朝寝(眠そうな様子があれば軽くお昼寝)
  • 10:00~11:30 室内・外遊び(公園や支援センターなど)
  • 12:00 昼食(たっぷり遊んだ後だと食べっぷりも◎)
  • 12:30~14:30 昼寝(お昼寝のゴールデンタイム)
  • 15:00 おやつ・授乳(小腹が空く時間にしっかりエネルギーチャージ)
  • 15:30~16:30 室内遊び・絵本タイム
  • 17:00 夕食(なるべく早めに済ませると、その後の流れもスムーズ)
  • 18:00 お風呂(お風呂後は徐々にリラックスタイムへ)
  • 18:30~19:00 寝る準備・絵本・授乳など
  • 19:00 就寝(暗く静かな環境で安心して眠れるように)

このように、食事や睡眠、遊びの時間にメリハリを持たせることで、赤ちゃん自身も「今は何をする時間か」がだんだんわかってくるようになります。

毎日がこの通りに進むとは限りませんが、大まかな流れが決まっていると親も余裕を持って対応できますし、赤ちゃんの気持ちも安定しやすくなりますよ。

夜は10時間、昼は2時間のバランスが理想

1歳の子どもにとって、1日を通して12~16時間ほどの睡眠を取るのが理想とされています。

このうち、夜に10時間ほどしっかり眠って、昼間に2時間くらいお昼寝するというバランスがもっとも安定しやすいんですね。

夜間の睡眠は、赤ちゃんの成長にとってとても大切な時間です。

睡眠中には、成長ホルモンが多く分泌され、身体だけでなく脳の発達にも良い影響を与えるとされています。

とくに1歳の時期は、言葉や動きの発達がめざましいタイミングなので、質の良い睡眠をとらせてあげたいですね。

夜の就寝時間が21時ごろになる家庭も多いと思いますが、その場合は朝7時ごろまでぐっすり眠れるように調整してあげると安心です。

就寝前のルーティン(お風呂→授乳→絵本など)を毎日同じにすることで、赤ちゃん自身も「そろそろ寝る時間」と感じやすくなりますよ。

また、昼間の2時間程度のお昼寝は、午前中の活動で疲れた体をリセットする役割があります。

お昼寝をしっかり取ることで、夕方以降の機嫌が安定し、夜の寝つきも良くなるという好循環が生まれます。

タイムスケジュール通りにいかなくても大丈夫!

理想的なタイムスケジュールはあるものの、赤ちゃんは日によって眠気のリズムや体調が変わるので、「絶対にこの時間通りに!」と気負いすぎる必要はありません。

親子にとって無理のない範囲で、少しずつリズムを整えていくことが大切です。

たとえば、今日は午前中の活動が少なくてお昼寝に入りづらかった、逆に昨日は外でいっぱい遊んだせいか早く眠ってしまった…など、日々の出来事に合わせて柔軟に対応していきましょう。

大切なのは「毎日だいたい同じ流れ」で過ごすこと。

朝起きる時間、食事のタイミング、お昼寝の時間、就寝前のルーティンがある程度決まっていると、赤ちゃんの体内時計も整いやすくなり、自然と規則的な生活ができるようになります。

完璧を目指すのではなく、「今日はうまくいかなかったけど、明日またリセットしよう」くらいの気持ちで、穏やかに見守ってあげてくださいね。

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ネントレで昼寝リズムを整えるのもひとつの方法

ネントレ=1人で寝る訓練ではない

ネントレ(ねんねトレーニング)という言葉を聞くと、赤ちゃんを一人で寝かせる訓練のように感じるかもしれません。

でも本来の意味は、1日の流れを整えて、寝るタイミングを習慣づけていくことなんです。

親主導でスケジュール管理するメリット

ネントレの目的は、赤ちゃんの生活リズムを整えることで、結果的に親自身も休息の時間が取れるようにすること。

授乳やお昼寝の時間がある程度読めるようになると、家事や自分のリフレッシュの時間も取りやすくなりますよ。

合う・合わないを見極めて取り入れよう

ただし、ネントレは赤ちゃんや家庭によって合う・合わないがあります。

あくまで「こうすればラクになるかも」という一つの選択肢として、無理のない範囲で取り入れてみるといいですね。

まとめ:お昼寝の時間帯は“子どもに合ったリズム”を

1歳のお昼寝は、「こうじゃなきゃダメ!」とガチガチに決めつけずに、子どもの様子や生活スタイルに合わせて柔軟に調整していくことがとても大切です。

理想としては、朝寝の時間を徐々に減らしていき、午後のお昼寝をメインに据える形に移行するのが良いとされています。

でも、実際には「今日は朝寝が長くなっちゃった」「昼寝の時間に全然眠くなさそうだった」といったことは日常茶飯事。

そんな日があっても決して心配する必要はありません。

赤ちゃんの成長は日々変化しているので、「昨日と同じようにいかない日」もあって当然なんです。

大切なのは、1週間や1か月という少し長いスパンで、「毎日だいたい同じ時間に寝て、同じ時間に起きる」リズムを作っていくこと。

短期的なズレに焦るよりも、長期的に安定した生活リズムを意識していく方が、赤ちゃんの体内時計も整いやすくなります。

また、この“同じ時間に寝て、同じ時間に起きる”習慣が身についてくると、赤ちゃんだけでなくママやパパにとってもスケジュールが立てやすくなります。

毎日の家事や外出の予定を組みやすくなるので、生活全体がグッとスムーズになるんですよ。

夜にしっかり眠るためにも、日中の活動やお昼寝のタイミングを見直して、無理のない範囲でリズムを整えていきましょう。

親子にとって心地よいペースが見つかれば、自然と笑顔の時間も増えていきますよ。