
冬になると、赤ちゃんの体調管理って一気にハードルが上がりますよね。
「部屋をあたためてるけど、まだ寒そう…」
「おくるみって冬も使っていいの?」
「着せすぎたら暑くなるんじゃ…?」
そんなふうに悩みながら、赤ちゃんの寝顔を見ては「これでいいのかな?」ってつぶやいちゃうママやパパ、多いと思います。
わたし自身、第一子が冬生まれだったこともあって、おくるみ選びにはかなり頭を悩ませました。
雑誌で見たかわいい柄にひと目ぼれして買ったおくるみが、実は思ったよりも薄手で、風通し抜群(泣)。
結局、あたたかさを求めて買い直すはめになったんですよね。
逆に、見た目モコモコで「これなら安心!」と思ったのに、赤ちゃんが動きにくくてぐずり始めたり…。
冬のおくるみって、本当に“見た目”だけじゃ選べないんだな~って痛感しました。
でも、それでもあきらめないでいろいろ試していくうちに、「あ、これかも!」って思える1枚に出会えたときは、本当に嬉しかった。
赤ちゃんがあたたかく包まれてスヤスヤ眠ってくれると、自分の気持ちもふわっと落ち着くんですよね。
そんな時間がちょっとずつ増えるだけで、冬の育児がぐっとラクになる。
おくるみって、ただの布じゃなくて、心まで包んでくれる存在なのかもしれません。
この記事では、寒い季節でも赤ちゃんが快適に過ごせるように、冬のおくるみの選び方・おすすめの素材・正しい使い方のコツ。
さらに先輩ママたちが「これ、よかったよ~!」と教えてくれたリアルなアイテムまで、ぎゅっとまとめてご紹介します。
読んだあとに「あ、これならわたしにもできそう!」って思えるような、そんな記事になったらうれしいです。
冬におくるみが必要な理由とは?
赤ちゃんは寒さにとても敏感
赤ちゃんの肌は大人に比べてとても薄く、ちょっとした温度の変化でも敏感に反応します。
とくに手足などの末端部分はすぐに冷えてしまうことが多く、気づかないうちに「手がキンキンに冷たくなっていた…」なんてこともありますよね。
私も、赤ちゃんがスヤスヤ眠っているから大丈夫だと思っていたら、指先がひんやりしていて驚いたことが何度もあります。
冷えは赤ちゃんの不快感や機嫌の悪さの原因になるだけでなく、免疫力や体調にも関わってくるので、対策はしておきたいところです。
冬用のおくるみは、そんな赤ちゃんを優しく包んでくれる頼れる存在。
ふわっとしたぬくもりで赤ちゃんに安心感を与えてくれるので、「ああ、気持ちよさそう…」とこちらまでほっこりしてしまうこともあります。
体温調整がまだ未熟な新生児期
新生児期の赤ちゃんは、まだ自分で体温を調整する力が十分に発達していません。
暑ければ汗をかく、大人のように服を脱ぐ、なんてことは当然できないので、周りの環境や着せるもの次第で体温が大きく左右されてしまいます。
とくに夜間や朝方は室温も下がりやすく、油断しているとすぐに体が冷えてしまうことも。
そんなとき、おくるみがあればサッと包んで体温の低下を防げますし、一定のあたたかさをキープしてくれるのでとても安心です。
わたしは寒い季節の夜、授乳やおむつ替えのあとにおくるみで包み直してあげると、赤ちゃんの体が早くぽかぽかになって、そのままスムーズに寝てくれることが多かったです。
室内でも油断できない冬の冷え
「室内は暖房があるから大丈夫」と思いがちですが、実は冬の室内にも冷えのリスクはたくさんあります。
たとえば、フローリングからくる底冷えや、エアコンの風が直接当たってしまう場所。
意外と温度にムラがあって、赤ちゃんがいる場所だけがひんやりしていることもあるんです。
私の家でも、暖房はつけていたのに、ベビーベッドを窓際に置いていたせいで、冷気が入り込み、赤ちゃんが何度も目を覚ましてしまうことがありました。
そんなとき、おくるみで包んであげると、冷たい空気を直接感じることがなくなって、眠りが安定したんです。
また、抱っこや授乳のときに毛布代わりにもなるおくるみは、わざわざブランケットを持ち歩かなくても済むので外出先でもとっても重宝しますよ。
冬の冷え対策は「着せる」だけではなく、「包む」ことがとても大切だと実感しています。
冬におすすめのおくるみ素材と特徴
フリースやボア素材のあたたかさ
冬の定番素材といえば、やっぱりフリースやボア。
見た目にもあたたかそうで、ふわふわ感がとにかく魅力です。
実際に触れると、そのやわらかさにうっとりしちゃうほど。
軽いのにしっかり保温してくれるので、寒い夜や外出時にサッと赤ちゃんを包んであげるだけで、ぬくもりをしっかりキープしてくれます。
わが家では、フリース素材のおくるみが大活躍。
軽いから赤ちゃんも身動きが取りやすくて、包まれていることをあまり嫌がらなかったですし、肌ざわりも優しいので、機嫌よく過ごしてくれる時間がグッと増えました。
また、洗濯しても乾きやすくて扱いやすいというメリットも。
冬は洗濯物が乾きにくい時期なので、フリース素材の速乾性は本当に助かります。
ただし、あまり分厚すぎると赤ちゃんが汗をかいてしまうこともあるので、着せている服やお部屋の温度とのバランスを見ながら使ってくださいね。
うちは厚手のフリースを夜の寝かしつけ用に、薄手タイプを昼寝や外出用に分けて使っていました。
保温性と通気性のバランスが大事
「暖かければそれでOK」…そう思っていた時期、わたしにもありました。
でも赤ちゃんって、大人が想像する以上に汗っかきなんです。
気づいたら背中がびっしょりなんてこともよくあって、そのまま冷えてしまうと逆効果。
だからこそ、保温性だけじゃなく“通気性”も重要。
最近では、厚手でも中に空気の通り道ができるような立体構造の生地や、内側がガーゼで汗を吸ってくれるおくるみもあります。
空気の層がしっかりあることで、暖かさを保ちつつムレにくくなるんです。
わたしが試してよかったのは、表がボア、裏がコットンガーゼになっているタイプ。
リバーシブルで、昼はふわふわ面、夜はさらっと面と使い分けられて便利でした。
赤ちゃんの汗っかき具合に応じて調整できるのって、想像以上にありがたいポイントなんですよね。
敏感肌に優しい素材もチェック
冬は乾燥や静電気がつきもの。
肌がまだまだ未熟な赤ちゃんにとって、冬の衣類選びは意外とデリケートなんです。
わたしの子も、寒い時期はよく肌がカサついて赤くなってしまっていました。
そんなときに助けられたのが、オーガニックコットンや竹繊維などの天然素材のおくるみ。
柔らかいだけじゃなく、静電気が起きにくくて、肌にしっとりなじむような感触なんです。
また、素材だけでなく、タグの位置や縫い目の処理にも注目。
肌に直接触れる部分に縫い目がゴロゴロしていると、それだけで赤ちゃんがぐずる原因になってしまいます。
縫い目が外側になっているものや、タグがないデザインのものは、特に肌が敏感な時期には重宝しました。
「見た目がかわいい」だけでなく、「赤ちゃんが気持ちよく過ごせるか」を基準に、おくるみを選んでみるといいかもしれません。
結果的に、赤ちゃんの笑顔が増えることに繋がると思いますよ。
冬のおくるみの上手な使い方
室内でのねんねタイムの巻き方
寒い季節でも、室内は暖房で適温に保たれていることが多いですよね。
でも、寝ている間の赤ちゃんは布団を蹴ったり、くるっと寝返りして布団からはみ出したりと、思ったより動き回っているものです。
そんなときに活躍するのが「おくるみ巻き」!
ぴったり包んであげることで、モロー反射(ビクッと起きちゃうあれ)を抑えるだけでなく、身体全体を温かくキープする効果もあります。
特に新生児期は、まだ身体の動きも制御できない時期。
ゆったりと優しく巻いてあげることで、まるでママのお腹の中にいたときのような安心感を感じられるんですね。
寝かせる前に、背中と肩をしっかり覆ってあげるように巻いてあげると、安心感がぐっと高まって、スムーズに眠りに入りやすくなります。
うちでは「おくるみタイム」は寝かしつけ前の“おやすみ儀式”みたいなものになっていて、巻き始めると赤ちゃんが自然と目を閉じるようになっていきました。
癒しのルーティンとしてもおすすめです。
お出かけ時の防寒アイテムとして
ベビーカーや抱っこひもでの外出時、風が強かったり冷たい空気を感じたとき、おくるみがあると本当に便利!
さっと広げて包むだけで防寒になるし、外でもお昼寝タイムが続けられることも。
特に電車やスーパーなど、屋内外の温度差がある場所では、脱ぎ着のしやすさがとても重宝します。
赤ちゃんって、思っているよりすぐに体温が上がったり下がったりするんですよね。
なので、上着を何枚も着せるよりも、おくるみで簡単に“着脱できる防寒具”として使えるのはとても助かります。
最近は、ボタンやファスナー付きのもの、ベビーカーや抱っこひもに取り付けられる仕様のおくるみも増えていて、見た目も機能も優秀。
わたしも一度使ったら、その便利さに感動して冬は手放せなくなりました。
着せすぎとの違いと注意点
おくるみがあたたかいからといって、「もっともっと重ねなきゃ」と中に何枚も着せてしまうのはNG。
赤ちゃんは汗っかきなので、重ね着しすぎるとすぐに背中がじっとりしてしまいます。
その汗が冷えると、逆に風邪の原因になってしまうこともあるんです。
「ちょっと汗ばんでるかも…?」と感じたら、すぐに調整してあげましょう。
目安としては、背中に手を入れてみて、ほんのりあたたかいくらいが理想。
じんわり汗をかいていたら、1枚脱がせるなどして様子を見てくださいね。
また、大人が感じる「ちょっと肌寒いかも」くらいが、赤ちゃんにとってはちょうどいいということも。
厚着をさせるよりも、おくるみを1枚上手に使って体温調整してあげる方が、赤ちゃんにとって快適な冬を過ごせる近道かもしれません。
冬に活躍するおすすめおくるみ5選
ここでは、実際に使ってよかった・レビュー評価も高い・機能性と価格のバランスがいい、という3つの視点から冬にぴったりのおくるみを5つご紹介します。
どれも“あたたかさ+使いやすさ+かわいさ”を兼ね備えたものばかり。
冬の出産準備やプレゼント選びにも役立つので、ぜひチェックしてみてくださいね!
エイデンアンドアネイ(厚手タイプ)
冬用のフリース素材であたたかいのに軽く、持ち運びにも便利。
赤ちゃんの肌にやさしい素材で、洗濯しても型崩れしにくいと好評。
柄のバリエーションも豊富で、おしゃれなママたちに人気です。
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スワドルアップ・ウィンターバージョン
赤ちゃんが自然な姿勢で眠れるように設計された形状記憶タイプ。
寒い時期の夜間授乳や寝かしつけにも大活躍で、「これがあるとぐっすり眠ってくれる!」と先輩ママの支持率高め。
袖口にファスナーがついていて、手を出せる仕様なのも便利ポイントです。
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西松屋オリジナルのボアおくるみ
価格がお手頃なのに、ふわふわの肌ざわりで日常使いにぴったり。
おむつ替えのときにもサッと包めて、汚れても気軽に洗えるから何枚かストックしておくのがおすすめ。
かわいらしい動物デザインやカラー展開も豊富で、選ぶ楽しさも◎。
ミキハウスのオーガニックコットンおくるみ
高品質な日本製で、敏感肌の赤ちゃんにも安心。
出産祝いとしても人気が高く、もらった方の満足度も高いです。
しっとり柔らかな肌触りで、使うたびに「いいものを選んだな」と実感できます。
「ミキハウスのオーガニックコットンおくるみ」の詳細を見てみる【楽天市場】
ユニクロのベビーブランケット(おくるみ兼用)
フリース素材なのに軽く、くるくる巻いてもかさばらない万能選手。
おくるみとしてはもちろん、ベビーカーやチャイルドシートでのブランケットとしても使えるので1枚あるととにかく便利。
洗濯機でガンガン洗える丈夫さも魅力。
冬のおくるみに関するよくある質問
夜寝るときに使ってもいいの?
はい、基本的にはOKです。
ただし、いくつか気をつけたいポイントがあります。
まず、おくるみを使うときは「顔にかぶらない」「口や鼻をふさがない」巻き方を心がけてください。
特に寝返りを打つようになるまでは、体をやさしく包み込む程度にし、きつく巻きすぎないようにすることが大切です。
わたし自身も、新生児のころはスヤスヤ眠ってくれる反面、「ちゃんと呼吸できてるかな?」と何度も覗き込んでしまっていました。
だからこそ、顔まわりがスッキリ開く巻き方を覚えておくと安心です。
そして赤ちゃんが自分で寝返りをうつようになってきたら、おくるみからスリーパーや着る毛布に移行するのが安心。
窒息やうつ伏せ寝のリスクを減らせますし、成長に合った寝具選びも大切なステップになりますよ。
暖房の部屋でも必要?
「暖房が効いていればおくるみはいらないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
でも実は、暖房の効いた室内でも赤ちゃんが寒がっていたり、冷気を感じていることは意外と多いんです。
たとえば、暖房で空気が乾燥していると肌が敏感になることがありますし、暖気は上にたまりやすいので足元が冷えてしまうケースも。
おくるみがあれば、赤ちゃんの体を直接的にやさしく包み込んでくれるので、暖房の効いた部屋でも“冷えやすい部分”をしっかりカバーしてくれます。
特に、寝ているときに布団を蹴ってしまう赤ちゃんには、1枚あると安心ですよ。
分厚すぎるおくるみは重くない?
分厚いおくるみは見た目にもあたたかそうですが、「重すぎて赤ちゃんが動きにくくなるのでは?」と心配になる方もいると思います。
実際、重すぎると赤ちゃんが腕や足を動かしにくくて不快に感じることもあるんです。
わたしの経験では、分厚すぎるおくるみよりも、軽くてあたたかい素材のものの方が、赤ちゃんもリラックスしやすく、使い勝手も良かったです。
重さや厚みは、赤ちゃんの月齢や性格によっても合う・合わないがあるので、できれば店舗で実際に手に取ってみるのがおすすめです。
それが難しい場合は、レビューで「重さ」「柔らかさ」「使いやすさ」などに触れているものを参考にして、自分の生活スタイルに合った1枚を見つけてみてくださいね。
まとめ|おくるみで冬をもっとあたたかく
赤ちゃんにとって、冬はちょっとした冷えが思った以上に大きな負担になります。
大人よりも体温調節が苦手で、肌も薄く、環境の変化にとても敏感。
少しの寒さが眠りを妨げたり、不機嫌の原因になることもあるんです。
でも、やさしく包まれるおくるみがあれば、その不安をぐっとやわらげてあげることができます。
ふわっと包まれているだけで、赤ちゃんが安心してスヤスヤと眠る姿は、見ているこちらまで癒されるものです。
この記事でご紹介したように、素材の選び方、巻き方のコツ、外出時の活用法などを知っておくだけで、ママやパパの育児の負担も軽くなりますし、「これでいいのかな?」という不安も自然と減っていくはずです。
そして何より、おくるみは“寒さ対策”の枠を超えて、親子の心と体のつながりをサポートしてくれる存在。
使い方次第で、赤ちゃんにとっての快適な居場所にもなり、育児のリズムづくりにも一役買ってくれます。
あたたかいおくるみで、赤ちゃんもあなたも心地よい冬を過ごせますように。
赤ちゃんの笑顔とともに、ぬくもりを感じる育児時間を、ぜひたくさん楽しんでくださいね。

