朝、忙しい時間なのに大泣きして、なかなか離れてくれない我が子。
よその子どもたちは楽しそうに教室に入ったり、先生やおともだちと朝の挨拶をしているのに、どうしてうちの子はこうなの…?
こういう毎日続いてしまうと、泣きたいのは親の方になってきますよね。
時間があるなら構ってあげたいけど、仕事があるとそちらも気になってしまうので、ついつい子どもの気持ちは後回しになってしまいます。
こんなとき「うちの子が朝泣いてしまうのは、日ごろ愛情を注ぐ量が足りていないからかな?」と悩んでおられるあなた。
はっきり言います。
子どもが別れ際に泣く原因は、愛情不足ではありません。
むしろ、愛情をたっぷり注いでくれるお母さんが大好きで、離れたくないから泣いているのです。
お母さんと一緒にいるのが安心して、居心地が良いから泣いているのですよ。
子どもの愛情不足の特徴はここで見分ける!その3つのポイント!
実は愛情不足の子どもには、3つの特徴があります。
愛情不足の子どもの特徴①無表情
こどもは普段から「いろいろな表情」をするのが普通です。
嬉しいときにはニコニコしますし、嫌なときは泣いたり叫んだりして怒ります。
でも、そういった感情(泣いたり)を表に出したときに強く怒られる経験をした子は、感情を押し殺すようになります。
そのために、無表情になってしまう子がいるんですね。
愛情不足の子どもの特徴②いたずらをする(物を隠す、嘘をつくなど)
お母さんの気をひこうと思って、いろいろないたずらをする子がいます。
物を隠したり、嘘をつくことで、大人の注意を自分に向けようとしているんですね。
愛情不足の子どもの特徴③他人にばかり甘える
普段、お母さんやお父さんに甘えられないから、先生などの第三者にばかり甘えようとします。
ただただ先生が大好きで懐いている子もいると思います。
でもほとんどの場合が実はそうではなく、構ってくれる大人にばかり甘える傾向のある子が多いんですね。
あなたの子どもに、これらの特徴は当てはまりましたか?
当てはまっていないようでしたら、愛情が不足しているわけではないと思います。
しかし、「いや、でも私は毎日子どもの相手をしっかりしてあげていないし…」と思われるお母さんもいらっしゃると思います。
でも、大丈夫です。自信を持ってください。
一生懸命働いているお母さんやお父さんのこと、子どもは意外とちゃんと見ています。
まだ言葉をうまくしゃべれない時期は、まだちょっとわかりにくいかもしれません。
でも成長するに従って、言葉でいろいろと伝えてくれるようになりますし、そのような行動をしてくれるようになります。
バタバタ忙しくしているときに、
- さっと手をさしのべて、お手伝いをしてくれることがでてきたり
- 親のミスを責めずにフォローしてくれたり
もちろん怒鳴ってしまう日もありますが、それはそれで仕方ないことです。
「一度怒鳴ってしまっただけで愛情不足」、というわけではありません。
もし怒鳴ってしまってもその後に、言い過ぎたことをきちんと伝えて、落ち着いてわかりやすい言葉で言い換えてあげると、子どもはわかってくれます。
あなたが、子供への愛情をもっていれば、いつでも間違ってしまった分は挽回できます。
一つだけ、アドバイスするとすれば、愛情を表現する簡単な方法として「ハグ」をオススメします。
もうしておられるようであれば、是非続けてください(子供に嫌がられるまで。笑)
- 毎日家を出る前
- 寝る前
- 起きてウトウトしているとき
- 頑張ったとき
うちの上の子は、もう小学1年生なのですが、なかなか次の行動ができないときに「おやつあげるから頑張って」と言っても進みません。
でも「それ頑張ったらギューしてあげる」と言うと、行動が早くなります。笑
「こんなお手軽でお金のかからない方法でも嬉しいのね」、と微笑ましく思っています。
保育園への朝は前もっての準備が大切!余裕のある心を持つコツは?
余裕のある心を持つために、朝の行動は大事です。
保育園に持って行くものは前日に用意を済ませておき(月曜日は特に)ます。
イライラした声で起こされると、子どもも嫌な気持ちから一日が始まってしまうので、早めに優しく起こしてあげてください。
寝起きの機嫌は、その後の行動に大きく影響します。
少しでも機嫌よく起こしてあげましょう。
朝ご飯をなかなか食べなかったり、残してしまうとついつい小言を言ってしまいますが、「残してもいいや」、という気持ちを持っていてもいいかもしれません。
その分、お昼ご飯やおやつをしっかり食べるだろうし。
夕飯をしっかり食べさせてあげて、一日分のつじつまを合わせればそれで良いと思います。
親子の機嫌が悪くならずに行動できた朝は、不思議と時間に余裕がうまれたりします。
ほんとに不思議。
子どもが朝の支度を自分でできる工夫
子供が自分のことを自分でできるようになってきたら。
そうなったら、いちいちお母さんがイライラして指示を出さないでも行動できるようになって、さらに余裕が生まれますよね。
そのための一つのアイディアとして、「お支度ボード」というものがあります。
お仕度ボードを見るだけで、子ども自身が次に何をするかが一目でわかります。
100均のホワイトボードと、はさみで切れるマグネットシートで手作りできます。
使い方は簡単です。
まず「あさすること」とホワイトボードにタイトルを書きます。
磁石に
- おきがえ
- あさごはん
- はみがき
- トイレ
- ○じになったらいってきます
タスクができたら、子どもがマグネットをひっくり返します(マグネットの裏面に「できた」と書いておくとよくわかります)。
このように、「すること、しなきゃいけないことを可視化する」と、こどもだけでもスムーズに朝の支度をする手助けになるかもしれません。
ぼんやりしていたら「お仕度ボード、全部できたー?」と聞いてみましょう!
「はっ」と気づいて、お仕度ボードを見に行ってくれるようになったらしめたものです。
うちの子は、大好きなトミカのシールで装飾したらとても喜んで、進んで用意をする日が増えました。
ちなみに、我が家のボードには「あさすること」だけでなく
- かえったらすること
- ねるまえにすること
幼稚園で泣く子と泣かない子の違いは?性格が違うだけ?!
幼稚園で、泣く子と泣かない子の違いは何なのでしょうか?
単純に性格の違いだけなの?というのも気になるところですよね。
結論からお伝えをすると、性格の違いというのは大きいです!
赤ちゃんの頃って、人見知りがある子もない子もいますよね。
これは親の育て方というよりも、持って産まれた性格というのもあります。
人見知りだけではなく、場所見知りというのもありますよね。
初めて行くところや慣れていないところだと、子供によっては適応するのに時間もかかりますよ。
あとは、成長の違いというのもあるあるです!
成長の違いというのは、分かりやすくお伝えをすると年齢のことですね。
例えば同じ年少クラスでも、早生まれの子と遅生まれの子がいます。
早生まれと遅生まれって、1年ぐらい成長に差があるわけですよね。
大人になると、1歳差なんてほとんど変わりません。
でも、子供の1歳差って、とても大きな違いです!
1歳違うだけで、適応能力などにも大きな差があるものです。
性格や成長の違い以外だと、育った環境などもありますね。
育った環境というのは、兄弟や姉妹がいるかとか、一人っ子かどうかというところです。
兄や姉がいる場合は、その子たちが幼稚園に行く姿を見ているわけですよね。
もちろん兄や姉も、慣れるまでは泣きながら幼稚園に行っていたかもしれません!
でも、毎日楽しそうに幼稚園に行く様子を見ていたら、幼稚園は楽しいところという気持ちが芽生えます。
上の子とか一人っ子だと、そのようなシーンを見ることもないですよね。
このような、育った環境に違いというのも少なからずあるのかな?と思います!
決して、親の育て方が悪いというようなことではないので、安心して下さいね。
子供にはどんなことでも個人差があります!
うちの子だけ…なんて思わずに、長い目でみてあげたいものですよね。
保育園で別れ際に泣く子どもは愛情不足なの?のまとめ
保育園に行くとき、うちの子だけが毎朝泣いてしまうのは愛情不足だからなの?ということについて、見てきました。
- 別れ際に泣く子は、愛情不足ではありません!
- 愛情不足の子は気になるサインを出しています(無表情・いたずら・他人に甘える)
- 愛情表現のオススメは「ハグ」
- 朝の行動はできるだけイライラせずに!
- 自分で自分のことができる子には、お仕度ボードで朝の準備に心の余裕ができるかもしれません
そして、普段から子供のことをしっかりと見てあげて、子供のちょっとしたサインを見逃さないようにすること。
そういったことが、子供のまだ小さな「今」だけではなく、これから先も続く「子育て」に生きてくるハズですよ。