離乳食中期になると離乳食の回数も2回に増えレパートリーを増やしていきたいところです。
愛情と手間は別物なので、できれば簡単にレパートリーを増やしたいですよね。
特に、中期ではまだ味付けをする段階でもなく出汁や素材の味を楽しむ時期。
味付けでレパートリーは増やせないので、食材を増せばレパートリーを増やすことにすぐ繋がります。
ここでおすすめは主食のレパートリーを増やすこと。
お粥だけではなく、パン粥やうどんがさっと使えるようにできていればいいですよね。
今回は特にうどんをいかに保存して取り入れるかを紹介します。
うどんを使うなら思い浮かべるのが冷凍うどんやチルドの茹でうどん。
一応、ベビーフードのメーカーから短く切った乾麺タイプのうどんも出ています。
大人も食べられるうどん麺をストックしておく方が、在庫の管理がしやすいですよね。
離乳食用のうどん麺のストックの方法
まず紹介するのは、チルドのゆでうどん麺を離乳食用にストックする方法です。
うどんには塩分が含まれているので、下ゆでが必要です。
最初に短く切ってしまうとうどんがとけてしまう可能性があるので、1cmほどの長さに切ってゆでます。
チルドのうどんは包丁につきやすいので、チルドの袋ごと上から包丁で押し切ると簡単に小さくできます。
ゆでた後、流水で洗い水気を切って、月齢にあった大きさに切ります。
1食分ずつラップに包みフリーザパックに入れて冷凍保存します。
ラップに包むときはできるだけ空気を抜いてぴっちりしましょう。
離乳食用のうどんストックの保存日数の目安や解凍の仕方は?
冷凍しても劣化したりするので、1週間を目安に食べ切るようにします。
食べる時はラップのまま電子レンジで解凍するか、鍋に沸かした出汁にいれてとかします。
簡単に食べられるので、離乳食用のストックをする場合はおすすめです。
冷凍うどんを離乳食で使う時の柔らかくする方法を紹介
冷凍うどんを離乳食で使う場合は。
先ほどのチルドのゆでうどんとは違い再冷凍して保存は避けた方がいいです。
大人が食べる時に少量離乳食に取り分けるのがおすすめです。
まだ離乳食中期の赤ちゃんは柔らかく茹でる必要があります。
また、離乳食中期だと細かく切った上に軽くすりつぶしてとろっとさせる必要もあります。
冷凍うどんを離乳食用に柔らかくするコツは?
ここで問題なのが、冷凍うどんってなかなか柔らかくなりにくいところ。
うどん麺はチルドのうどんが一番柔らかくなりやすく、乾麺や冷凍うどんはなかなか柔らかくなりにくいです。
冷凍うどんを離乳食として使う時はしっかりと柔らかく茹でることも重要です。
やわらかく茹でるコツは茹でた後にお湯の中に放置することです。
袋に記載の茹で時間の2~3倍ほど、ぐつぐつと煮込みます。
その後10~15分ほど火を消したお湯の中に置いておくと、伸びてやわらかくなります。
大人の食事と一緒に作る場合は、大人の分は適当な時間で引き上げた後、赤ちゃんの分だけ煮込むのがおすすめです。
一手間ですが軽く解れたら赤ちゃんの分を味噌こしなどに取り出し、1cmほどに切って茹でると取り出すのも簡単です。
冷凍うどんを使う離乳食レシピを紹介!中期からがおすすめ
離乳食用に冷凍ストックした場合でも、大人の冷凍うどんから取り分けした場合でも。
うどんはどのように与えるといいのでしょうか?
おすすめのアレンジレシピを紹介します。
離乳食中期からの冷凍うどんを使ったおすすめレシピ①野菜入りうどん
材料は、
- 冷凍うどん 1食分(40gほど)
- にんじん 5g
- 玉ねぎ 10g
- キャベツ 10g
野菜入りうどんの作り方の手順
①冷凍うどんを解凍し食べられる状態にする
②野菜を柔らかく茹でみじん切りにする
③野菜のゆで汁4分の1カップと野菜、うどんをお皿に入れる
もし野菜を冷凍ストックする場合は。
野菜のストックをするときのゆで汁も製氷皿で冷凍しておくと野菜出汁として使えてとても便利です。
野菜出汁を作る場合、香味野菜が入ると出汁がよく出るので玉ねぎは積極的に使いたい野菜です。
離乳食中期からの冷凍うどんを使ったおすすめレシピ②トマトチキンうどん
ちょっと変わり種のトマトうどんです。
材料は、
- 冷凍うどん 1食分(40gほど)
- とりささみ 10~20g
- 水 大さじ2
- 出汁 適量
- トマトピューレ 小さじ2分の1
- 片栗粉 少々
トマトチキンうどんの作り方の手順
①うどんを解凍し食べられる状態にする
②取りささみは刻んでから茹で、必要があればすり潰す
③鍋に出汁、水うどん鶏肉トマトピューレを入れて火にかける
④片栗粉でとろみをつける
離乳食中期からは食塩砂糖不使用のトマトピューレやトマトジュースなどは味の変化をつけるのにとても便利です。
私もトマトジュースを製氷皿に凍らせておいてお粥やうどん、パンなどと一緒に溶かしてトマト風味にしていました。
色も鮮やかなので興味を引きやすいですし、味に変化も出るので赤ちゃんもよく食べました。
離乳食のうどんの冷凍方法!すぐに使える便利な作り置きは可能なの?
離乳食のうどんは冷凍保存ができます。
冷凍方法は次の通りです。
1)月齢に合わせた長さにうどんをカットする。
2)熱湯で柔らかくなるまで茹でる。
3)茹で上がったうどんをざるに上げ、流水で洗う。
4)1回量ずつ小分けにし、ラップに包んでジップロックなどに入れて冷凍する。
うどんの長さと1回量は、
- <離乳食中期>
長さ2~5mmのみじん切り、1回35~55g - <離乳食後期>
1cm程度、1回60~90g - <離乳食完了期>
2~5cm、1回100g程度
すでにご説明した通り、使いたいときは電子レンジや直接鍋に入れて解凍します。
電子レンジで解凍するときは、うどんがパサつかないように少し水分をふりかけて加熱するのがコツです。
うどんと一緒に冷凍しておいたスープや野菜も器に入れてレンジにかけると、一気に調理できて便利です。
さらに食べたいときにすぐ使えるようにするには、スープや具材ごと冷凍することもできます。
キャベツや人参などを月齢に合わせて刻み、スープで柔らかく茹でます。
そこにカットして下茹でしたうどんを入れ、一緒に煮込みます。
柔らかくなったら、一食分ずつ小分けにして冷凍します。
野菜とスープと一緒にうどんを冷凍しておくと、食べさせたいときにすぐ使うことができるのでおすすめです。
離乳食のうどんの冷凍保存期間は?何に注意すればいい?
離乳食で冷凍保存したうどんは、1週間を目安に使い切るようにしましょう。
忘れないように、冷凍した日付をどこかにメモしておくとよいですね。
1週間で食べきれなかった場合は、大人が食べてしまっても大丈夫です。
離乳食用に冷凍するうどんを作るときの注意点は、次の通りです。
離乳食用に冷凍するうどんを作るときの注意点①冷凍うどんを使わない
すでにご説明した通りですが、市販の冷凍うどんを離乳食用に調理して、再度冷凍することはやめましょう。
再冷凍すると品質が落ちてしまう可能性があります。
離乳食用に冷凍するうどんを作るときの注意点②空気を抜くようにしてラップで包む
空気を抜くようにしてラップで包むことで、冷凍やけや霜がつくのを防ぐことができます。
またうどんはバラバラになりやすいので、1回分ずつラップで包んでおくと使いやすいです。
離乳食用に冷凍するうどんを作るときの注意点③自然解凍・流水解凍はしない
冷凍したうどんを自然解凍するには時間がかかります。
解凍までに時間がかかると、その分雑菌が繁殖しやすくなり、食中毒などのリスクが高まります。
同様に流水で解凍することもNGです。
特に赤ちゃんが食べる離乳食用の冷凍うどんなので、自然解凍はせずに電子レンジや鍋で加熱して調理するようにしましょう。
冷凍保存期間や解凍方法に気を付ければ便利な冷凍うどんなので、ぜひ活用してみてください。
離乳食中期のうどんメニューで冷凍うどんを使うレシピのまとめ
冷凍うどんはとても便利ですが、冷凍うどんを丸々調理して、残りを再冷凍すると食感が悪くなってしまいます。
冷凍うどんを離乳食として使いたい場合は大人の分から赤ちゃんの分だけ取り分けて柔らかく茹でるのがおすすめです。
また、うどんは野菜や肉や魚などのタンパク質をまとめて入れて1皿にすることもできます。
食材を組み合わせた方が味付けをしなくても旨味が出やすいのでおすすめです。
うどんに入れるタンパク質は固茹でした「卵の黄身」や「白身魚」、「しらす」なども使えます。
スープも「野菜出汁」や「昆布出汁」、「トマト風味」にしてみたり工夫のしようはたくさんありますよ。