電気圧力鍋を予約調理したら腐るかもしれないというのは、
「食材を鍋の中で常温で放置する時間が長いとか」
「調理後数時間放置した場合」
が考えられます。
メーカーや種類によって予約機能の性能が違いますが、正しい使い方をすれば腐るということはまずあり得ないでしょう。
今のところ「予約調理は炊飯のみ推奨」という機種が多いですが、他のメニューも衛生的に予約調理ができる機種も、ぼちぼち増えてきているようです。
電気圧力鍋で保温してると腐る?知らないと危ない保温機能の使い方
電気圧力鍋で保温していると腐るというのは、一定の条件があって腐るかもしれないということです。
腐らせないようにするには温度管理が重要になります。
保温温度が72℃前後であれば腐る心配はありませんが、温度が下がる一方だと腐りやすくなります。
30℃前後まで下がると微生物の増殖が活発になり食べ物の成分が分解されて腐敗します。
中途半端な温度がいちばん腐りやすくなるので鍋の中で高温のまま保温できる機種がいいでしょう。
ちなみに高温だけでなく冷蔵庫に入れて10℃以下にすれば微生物の増殖は防げます。
腐らせないためには温度管理と水分を除くこと、酸素を入れないことがポイントです。
72℃以上の保温ができる機種はその温度と密閉状態で衛生的に保温が可能になりますが、12時間を限度としておいた方がいいでしょう。
最大12時間の保温が可能の機種が多いです。
電気圧力鍋の予約機能は2種類
電気圧力鍋には大きく分けて2種類あります。
電気圧力鍋の予約機能の種類①予約時間に完成するタイミングで調理するタイプ
完成時間に合わせて調理が始まります。
それまでは鍋に入れた食材と調味料が常温のまま数時間放置されている状態です。
このタイプは予約調理は炊飯のみが推奨されています。
電気圧力鍋の予約機能の種類②食材投入後すぐに調理を始めるタイプ
予約時間というのは完成時間ではなく食べるタイミングという考え方です。
すぐに調理をして完成したら72℃くらいの高温で保温をし、セットした時間の直前に再加熱するという仕組みでアツアツが食べられます。
腐敗防止機能と言えるでしょう。
予約時間に完成するタイプは、出来がって時間を置かずに食べる方がいいでしょう。
調理が終わると温度が下がって鍋の中の圧力も低下し、おもりや安全弁から外気が入ってきます。
酸素が入るとより腐敗しやすくなります。
それでも朝に調理開始して冷暗所にそのまま放置し、その日の夜に食べるのは口コミでは問題なさそうです。
夏場や翌日に食べるのはちょっと危険かもしれません。
電気圧力鍋の腐敗を防止するにはどうしたらいい?上手な使いこなし方
電気圧力鍋で作った料理の腐敗を防止するには、やはり腐敗防止機能のある電気圧力鍋を使うことをおすすめします。
最大12時間保温が可能な機種が出回り始めたので、衛生的に心配な人はそれを選ぶとよいでしょう。
腐敗防止機能付きの電気圧力鍋3選!
腐敗防止機能がついた電気圧力鍋のおすすめのメーカーと機種を紹介します
腐敗防止機能がついたおすすめのメーカーと機種①アイリスオーヤマPMPC-MA4
予約できるメニューのうち炊飯以外は予約設定した後すぐに調理を開始します。
完成したら保温をし、予約時間前に再度加熱しアツアツをいただけます。
予約できるメニューは限られています。
既存のモデルよりも高さを抑えた設計で卓上で取り分けするのにも楽で威圧感がありません。
「4L 3~4人用」、「低温調理可能」、「自動メニュー90種類」、「ガラス蓋付き」、「 レシピブック付」きです。
腐敗防止機能がついたおすすめのメーカーと機種②象印圧力IHなべEL-MB30
最大12時間の予約が可能。
朝にセットし調理を開始して75℃で保温します。
夜でも保温のおかげであたたかい料理が食べられます。
無水料理(無水調理とは水やだし汁を使わず素材の栄養を丸ごといただける料理法です)やヨーグルトや甘酒などの発酵料理もできます。
150種のレシピブック付き。
腐敗防止機能がついたおすすめのメーカーと機種③シロカ おうちシェフPRO SP-5D151
予約できるメニューは食材をセットした後すぐに調理を開始して75℃で保温をします。
予約時間前にさらに高温で仕上げをします。
衛生的に料理を保温することができます。
- 低温&圧力調理
- 糖質オフ炊飯
- 低温調理
- 無水調理
- 圧力調理
- スロー調理
- 蒸し調理
- 炊飯
- 炒め
- 発酵
- 温度調理
- 温め直し
オートメニューは100種あります。
予約機能付きでも求めやすい価格に
以前は腐敗防止機能は上位モデルだけのようでしたが、電気圧力鍋でいちばん人気のアイリスオーヤマの最新エントリーモデルでは標準でついています。
どのメーカーも似た機能がありますが細かくチェックしていくとそれぞれに特徴があるので自宅で使い勝手のいいものはどれか見極めたいですね。
選ぶ際には家族の人数に合わせた調理の容量もポイントになります。
腐敗防止機能はついていますが、朝にセットして調理をしたものはその日のうちに食べ切ってしまいましょう。
もしも食べ切れなければ鍋に入れっぱなしにしないで別容器に移して冷蔵保存をした方がいいですよ。
予約機能はほったらかしでも日中は時間を気にしなくて大丈夫なので、仕事や外出が多い人にとって、とても便利ですね。
電気圧力鍋を予約調理しても腐らないポイントのまとめ
電気圧力鍋で保温して腐るというのは、一定の条件があって腐るかもしれないということです。
腐らせないようにするには温度管理が重要になります。
電気圧力鍋には2種類あり、予約時間に料理が完成するタイプは食材が常温のまま数時間放置されることになり衛生的にはちょっと不安ですよね。
でも朝に予約設定をした時点ですぐに調理を開始して75℃くらいの温度で保温を続け、予約時間前に再度加熱するタイプなら衛生的に問題なしです。
これを腐敗防止機能といいます。
電気圧力鍋のいちばん人気のアイリスオーヤマは1万円台のエントリーモデルでも腐敗防止機能がついています。
上位モデルだけの機能だったのがお手頃価格のものもついてくるようになりました。
腐敗防止機能がついていないモデルは炊飯のみ予約OKとなっているものが多いです。
メーカーが推奨する使い方をしていれば腐ることはまずないでしょう。
いずれにしろその日のうちに食べ切ってしまうことをおすすめします。