スイッチを押して放っておくだけで味が染み込んだ美味しい料理ができる「電気圧力鍋」。
忙しい主婦の間で、人気の調理家電ですよね。
でも、初めて電気圧力鍋を使う時、「上手く使えるか」「爆発しないか」など、不安もある調理家電ではないでしょうか。
そこで今回は、電気圧力鍋の不安要素の一つ「電気圧力鍋のピンが下がらない」という点について解説していきたいと思います。
他にも電気圧力鍋の選び方なども解説していきますので、ぜひ安心して美味しい料理を作れる参考にしてみてくださいね。
電気圧力鍋のピンが下がる時間はどれくらい?料理によって違いはあるの?
調理時間が短縮できて、食材を柔らかく美味しく仕上げることができる「電気圧力鍋」。
電気圧力鍋は、
①鍋に「食材」「調味料」「水分」を入れる
②圧力を上げる「予熱調理」
③圧力をかける「圧力調理」
④圧力が抜けていく「余熱調理」「蒸らし調理」「減圧」
という流れで調理できる家電です。
電気圧力鍋は
- <ピンが上がっている状態>
圧力がかかっている状態 - <ピンが下がっている状態>
圧力が抜けている状態
電気圧力鍋のピンが下がるまでの時間
電気圧力鍋のピンが下がるまでの時間は、
- 食材の大きさ
- 食材の温度
- 水の量
- 加圧時間
- 使用する場所の温度
「ごはん」はトータル約30分
ふっくらとした「ごはん」の場合。
電気圧力鍋に研いだお米とお水を入れて、
- 予熱調理12分
- 圧力調理3分
- 蒸らし調理10分
「蒸しさつまいも」はトータル約25分
熱々ホクホクの「蒸しさつまいも」の場合、
電気圧力鍋に水と蒸し板を敷いて、さつまいもを5分圧力調理します。
その後、圧が下がりピンが下がるまでトータル約25分で蒸しさつまいもが完成です。
「豚の角煮」はトータル約50分
お鍋でコトコト煮込むと時間がかかる「豚の角煮」ですが、電気圧力鍋ならスイッチを押して約50分で美味しく出来上がります。
予熱調理を経て、圧力調理15分、ピンが下がるまで約50分で完成です。
ピンが下がるまでの時間は、食材にじっくりと味を染み込ませる「余熱調理」「蒸らし」の時間です。
無理に冷やしたり、フタを開けるのは大変危険です。
大切な調理時間なので、ピンは下がるまで絶対に電気圧力鍋のフタは開けないようにしましょうね。
電気圧力鍋のピンが下がらないときの安心安全な対処法!
電気圧力鍋のピンは、「鍋に圧力がかかっている状態」を意味します。
なので、無理に開けようとすると爆発するような勢いが出て、火傷や怪我をする恐れがあります。
また、圧力をかける「圧力調理」が終了した後、ピンが下がるまでも大事な「余熱調理」「蒸らし調理」「減圧」の時間です。
まずは、しばらく自然にピンが下がるのを待ちましょう。
ただ、電気圧力鍋の機種の最長減圧時間を過ぎてもピンが下がらない場合は、「手動排気」、人の手によって鍋の圧力を抜いてあげましょう。
「手動排気」の方法は、使用機種にもよりますが、次の通りです。
②かたく絞ったタオルや布巾でおもりを被うようにフタにかぶせる
③ミトンをはめた手でおもりを「排気」方向にまわす
④タオルや布巾を取りピンが下がっているかを確認する
⑤おもりをはずしてフタを開ける
③の工程では高温の蒸気が出てくるので、おもりを動かした後は手を素早く離すようにしましょう。
また、ピンの周りや内フタに調味料や汚れが付着していると、ピンが下がらない恐れがあります。
電気圧力鍋は、使用の度にピンの周りや内フタなども取扱説明書に沿ってお手入れしましょう。
もし、適切なお手入れをしても電気圧力鍋のピンが下がらない状態が続けば「点検」「修理」が必要になってきます。
自分に合った電気圧力鍋の選び方
音が静かで放ったらかし調理ができる「電気圧力鍋」。
でも、「自分に合った電気圧力鍋が分からない。」という方も多いと思います。
そこで最後に、電気圧力鍋を選ぶポイント8つをお伝えしていきたいと思います。
電気圧力鍋を選ぶポイント①容量
まず、電気圧力鍋選びで大切なことは容量を決めることです。
電気圧力鍋の容量のおススメは、「人数+1リットル」の容量です。
例えば、
- 2人暮らしなら3リットル
- 4人家族なら5リットル
もちろん、週末に多めに作り置きをしたいとお考えの場合は、もっと大きな容量の電気圧力鍋を選んでくださいね。
「2人暮らしにちょうどいい!人気の3リットルの電気圧力鍋」を見てみる
「4人暮らしにちょうどいい!人気の5リットルの電気圧力鍋」を見てみる
また、ごはんを例にすると
- <2.5リットルの電気圧力鍋>
ごはん3合~3.5合 - <3リットル~4リットルの電気圧力鍋>
ごはん5合~5.5合 - <4.5リットル~6リットルの電気圧力鍋>
ごはん7合~10合
ぜひ、目安にしてみてくださいね。
電気圧力鍋を選ぶポイント②機能
電気圧力鍋によっては、
「予約機能」
「保温機能」
「低温調理機能」
「発酵調理機能」
などの、いろんな機能が搭載されています。
- 仕事から帰宅した時に料理が出来ていて欲しい方は「予約機能」
- 作ってからしばらく温かい料理を保温しておきたい方は「保温機能」
- お店で食べるようなローストビーフを作ってみたい方は「低温調理機能」
- 自家製パンや自家製ヨーグルトにチャレンジしてみたい方は「発酵調理機能」
ちなみに私が欲しいのは、「発酵調理機能が付いた電気圧力鍋」。
私は、2人の子ども達とパンを生地から作ることもあるので、難しくていつも悩む生地の発酵を電気圧力鍋にお任せしたいと考えています。
手作りのパンは安心で美味しいですし、ピザ生地を作って好きな具剤でオリジナルピザを作るのは我が家の定番料理なんです。
電気圧力鍋を選ぶポイント③自動メニュー
電気調理鍋によっては、自動で調理してくれるメニュー数や内容が違います。
自動メニューは、食材を入れて、作りたいメニューの番号を選ぶだけで美味しい料理が自動で作れちゃいます。
料理が苦手な人こそ、自動メニュー数が多い電気圧力鍋がおススメです。
料理に自信がついて、レパートリーも増やせますよ。
電気圧力鍋を選ぶポイント④加熱方式
電気圧力鍋の加熱方式には、「IH式」と「マイコン式」があります。
- 鍋の内側全体を発熱させるのでムラなく調理できますが、消費電力が多い「IH式」
- 鍋の底から加熱するため加熱ムラができやすいですが、消費電力が少なく価格もリーズナブルな「マイコン式」
電気圧力鍋を選ぶポイント⑤蓋の操作性
電気圧力鍋の蓋には、「スライド式」と「プッシュ式」があります。
- 回転させることで開閉させられるのでお手入れが楽ですが、フタを置いて置くスペースが必要な「スライド式」
- 片手で簡単にフタを開閉できますが、お手入れがしにくい「プッシュ式」
電気圧力鍋を選ぶポイント⑥圧力表示ピンの見やすさ
電気圧力鍋の圧力を表すピンの見やすさも選ぶポイントです。
ピンの高さや位置なども事前にチェックしておきましょうね。
電気圧力鍋を選ぶポイント⑦デザイン
電気圧力鍋は、電子レンジや炊飯器のように出しっぱなしにする調理家電です。
今使っている調理家電やお家の雰囲気に合ったデザインを選ぶこともポイントです。
電気圧力鍋を選ぶポイント⑧予算
電気圧力鍋は、容量や機能によって、1万円前後のものから4万円以上するものなど幅広く販売されています。
予算に似合った電気圧力鍋を購入するのも大事ですよ。
電気圧力鍋のピンが下がらない!のまとめ
時短で美味しい料理が作れる「電気圧力鍋」。
ですが、圧力がかかっている状態の「ピン」の取り扱いには注意が必要です。
ピンが下がるまでの時間は、食材にじっくりと味を染み込ませる「余熱調理」「蒸らし」の時間。
急いでフタを外さないようにしましょうね。
また、機種の最長減圧時間を過ぎてもピンが下がらない場合は、「手動排気」で鍋の圧力を抜いて、お手入れをしてみてくださいね。
電気圧力鍋の選び方も参考に自分に合った電気圧力鍋をぜひ見つけてみてくださいね。