初穂料の中袋なし|お札の向きと裏面の書き方を丁寧に解説

「のし袋を買ってきたら、中袋が入っていなかった…これで大丈夫かな?」と、準備しながら不安になってしまったことはありませんか?

七五三やお宮参り、厄除けなど、大切な家族の節目に準備する初穂料。

慣れないことが多くて、のし袋の前でドキドキしてしまうのは仕方のないことですよね。

実は私も、息子の七五三の当日の朝に同じ経験をしました。

着付けや準備でバタバタしている中で、のし袋に中袋がないことに気づいて「えっ、これで本当に大丈夫なの?!」と焦ってしまって。

慌ててスマホで調べながら、なんとか準備した記憶があります。

でも、安心してくださいね。

最近のコンビニや文房具店で売られているのし袋には、中袋がついていないタイプもたくさんあって、それは決して失礼なものではないんですよ。

大切なのは「中袋があるかどうか」ではなく、「正しいマナーで丁寧に準備すること」です。

この記事では、中袋なしのときの表面・裏面の書き方から、お札の正しい入れ方、新札がないときの対処法まで、ひとつひとつ丁寧にお伝えしていきますね。

読み終わるころには不安がすっかり消えて、晴れやかな気持ちでお参りに行けるようになりますよ。

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初穂料に中袋がなくても大丈夫な理由

まず「中袋がないのし袋を使ったら、失礼になってしまわないかな?」という疑問から解消しておきましょうね。

結論からいうと、中袋なしのタイプを使っても、マナー違反にはなりませんよ。

特に初穂料の金額が1万円以下の場合は、中袋なしのシンプルなのし袋で十分です。

「中袋なし」が広まっている背景

のし袋には、外袋(上袋)と内袋(中袋)の2枚がセットになったタイプと、外袋だけのシンプルなタイプの2種類があります。

中袋なしのタイプは、ゴミを減らすエコの観点や、神社の受付での確認をスムーズにするという考え方から、最近では幅広く使われるようになってきましたよ。

「袋が二重にならないようにする」ことを大切にする地域もあるくらいなので、中袋なしは失礼どころか、受け取る側への配慮が詰まった形ともいえるんですね。

実は神社の受付にとっても優しい選択なんです

想像してみてくださいね。

七五三やお宮参りの時期、神社にはたくさんの初穂料が届きます。

神主さんが中身を確認するとき、袋が何重にもなっていると、少しだけ時間がかかってしまうこともあるんですよ。

中袋なしのタイプはサッと確認できるので、「受け取る側への思いやり」が詰まった形ともいえますよ。

金額によって選ぶのし袋の目安

ただし、包む金額が1万円を超えるときには、中袋ありのしっかりしたタイプを選ぶほうが丁寧な印象を与えますよ。

どちらを選べばいいか迷ったときは、以下を参考にしてみてくださいね。

のし袋の種類 適した金額の目安
中袋なし(水引印刷タイプ) 5,000円〜10,000円以下
中袋あり(水引つきタイプ) 10,000円以上

七五三・お宮参り・厄除けの初穂料は5,000円〜10,000円が一般的なので、中袋なしのタイプで十分ですよ。

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中袋なしのときの書き方|表面と裏面の記入ポイント

中袋なしの場合は、のし袋の表面と裏面に直接、必要な情報を書いていきます。

中袋ありのタイプとは書く場所が少し変わるので、ここでしっかり確認しておきましょうね。

表面の書き方|「初穂料」と名前を記入する

表面への記入は、中袋ありの場合とほとんど変わりませんよ。

水引(中央の飾り紐)の上部中央に「初穂料」または「御初穂料」と書いて、水引の下部中央にお参りする方の名前をフルネームで書きましょう。

行事によって書く名前が変わるので確認しておいてくださいね。

七五三・お宮参りなどお子さんの行事ではお子さんのフルネームを、厄除けや厄払いでは祈祷を受ける本人のフルネームを書きます。

名前の読み方が難しいかな、と思ったときには横にふりがなを添えておくと、神主さんが祝詞を上げるときに間違いがなくてとても親切ですよ。

裏面の書き方|住所と金額は左下にまとめて書く

中袋なしのとき、一番迷いやすいのが裏面の書き方ですよね。

裏面の左側の下のほうに、金額と住所を縦書きで記入するのが正解ですよ。

書く順番としては、「金 〇〇圓」という形で金額を先に書いて、その左隣または下に住所を書くスタイルが一般的です。

住所は省略せずにきちんと書いておくと丁寧ですよ。

神社によっては後日お守りを郵送したり、記録を残したりすることもあるので、しっかり書いておくと安心ですね。

金額の書き方|大字(だいじ)を使うのが正式

金額を書くときは、普通の数字ではなく「大字(だいじ)」と呼ばれる旧字体の漢数字を使うのが正式なマナーなんですよ。

普通の数字だと後から書き換えられてしまう可能性があるから、昔からこの慣習が続いているんです。

難しそうに見えますが、よく使う金額はそれほど多くないので、以下の表を見ながら書いてみてくださいね。

金額 大字での書き方
5,000円 金 伍阡圓
10,000円 金 壱萬圓
30,000円 金 参萬圓
50,000円 金 伍萬圓
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中袋なしのときの「お金の入れ方」と正しいお札の向き

書き方の次は、お札の入れ方についてお伝えしますね。

中袋なしのときはお札が直接のし袋に触れることになるので、向きと状態に少しだけ気を配ってあげましょう。

お札の向きは「肖像画が表・上」が正解

のし袋にお札を入れるときは、「お札の表(肖像画がある面)」を「のし袋の表(初穂料と書いてある側)」に向けて入れます。

そして、肖像画が封筒の上側(取り出し口のほう)に来るように入れてくださいね。

「お祝い事のときは、肖像画を上・表に向ける」と覚えておくと、次からも迷わずに済みますよ。

逆向きに入れてしまうと、お悔やみ(香典)の入れ方になってしまうので、ここだけはしっかり確認しておいてくださいね。

お札が複数枚になるときの重ね方

5,000円と10,000円を合わせて包む場合など、お札が複数枚になるときには、金額の大きいものを一番手前(のし袋の表側)にして、金額の小さいものを後ろに重ねて入れます。

すべてのお札の向きを同じ方向に揃えることも、忘れずにチェックしておいてくださいね。

新札がないときの対処法

初穂料は神様へのお供えだから、できれば新札(ピン札)を用意したいですよね。

でも、どうしても銀行に行く時間がなかったというときは、手持ちのお札の中から折り目が少なく、一番きれいなものを選んでみてください。

シワが気になるときは、霧吹きで少し湿らせてから低温のアイロンをかけると、驚くほどきれいになりますよ。

汚れがひどいものや破れているものは失礼にあたるので、そのときには銀行や郵便局の両替機を利用して新札に換えておくと安心ですね。

筆ペンが苦手・手元にないときの対処法

「筆ペンで書くのが正式なのはわかっているけど、どうしても字が震えてしまって…」という方も多いですよね。

太めのサインペンでも丁寧に書けば大丈夫

実は、筆ペンじゃなくても太めの黒いサインペンやフェルトペンで書いても問題ないんですよ。

無理に使い慣れない筆ペンで文字が読みづらくなってしまうより、丁寧に書かれたサインペンの文字のほうが、受け取る側も確認しやすいものです。

ただ、ボールペンやシャープペンシルは事務的な印象が強くなってしまうので、お供えものとしては避けたほうが無難ですよ。

道具よりも「丁寧に書く気持ち」が大切

筆ペンがなくてサインペンで書くことになっても、「神様、今日はよろしくお願いします」という気持ちでゆっくり丁寧に書けば、その温かさは十分に伝わりますよ。

上手な字である必要はなくて、一生懸命書いたその文字こそが、一番のマナーだと私は思っています。

やってしまいがちなNG例と注意ポイント

準備するときに「これってどっちが正解?」と迷いやすいポイントや、うっかりやってしまいがちな間違いをまとめておきますね。

事前に知っておくだけで、当日の焦りがぐっと減りますよ。

のり付けは基本しなくて大丈夫

「お札が落ちてしまったら困るから…」とのり付けをしたくなる気持ちはよくわかります。

でも、初穂料ののし袋は本来のり付けをしないのが正式なんですよ。

もしどうしても心配なときは軽くのり付けしてもマナー違反にはなりませんが、そのときには封筒の口に「〆」の文字を書いておくとより丁寧な印象になりますよ。

のし袋はふくさに包んで持参しよう

せっかく丁寧に準備したのし袋を、バッグの中でシワシワにしてしまうのはもったいないですよね。

のし袋は「袱紗(ふくさ)」と呼ばれる布に包んで持参するのが正式なマナーです。

袱紗がない場合は、きれいなハンカチで代用しても大丈夫ですよ。

初穂料は神社の受付でご祈祷の手続きをするときに渡すのが一般的だから、すぐに取り出せる場所に入れておくと当日スムーズですね。

息子の七五三で学んだこと|大切なのは形より気持ち

冒頭でも少しお話しましたが、私も息子の七五三の当日朝に、のし袋に中袋がないことに気づいてしまいました。

着付けの予約も控えていてバタバタしているのに、「常識がない親だと思われたらどうしよう…」と、一人でひどく焦ってしまって。

でも、いざ神社で両手でそっとお渡ししたら、神主さんはとても穏やかな笑顔で受け取ってくださいました。

そのとき「あぁ、大切なのは袋の形じゃなくて、今日こうして家族みんなで無事にお参りできたことへの感謝の気持ちなんだな」と、すとんと腑に落ちた気がしましたよ。

マナーをしっかり調べて、丁寧に準備しようとしているあなたは、もう十分に誠実な方だと思います。

あとは、お子さんの晴れ姿を楽しみに、笑顔でお参りに行くだけですよ。

まとめ|中袋なしでも、丁寧な気持ちがあれば準備はバッチリ

最後に、この記事のポイントをまとめておきますね。

中袋なしのタイプを使っても失礼にはならないので、まずは安心してください。

特に5,000円〜1万円の初穂料なら、中袋なしのシンプルなのし袋で十分ですよ。

書き方については、表面に「初穂料」とお参りする方の名前を、裏面の左下に住所と金額を縦書きで書くのが基本です。

金額は大字(旧漢字)を使うのが正式なマナーですよ。

お礼の向きは「肖像画が表・上」になるようにして、複数枚のときは金額の大きいものを手前にして重ねてくださいね。

筆ペンが苦手なときは太めのサインペンでも大丈夫ですし、新札がないときは手持ちの中から一番きれいなものを選べばOKです。

当日は袱紗またはハンカチに包んで持参すると、より丁寧な印象になりますよ。

マナーを心配してきちんと調べているあなたは、すでに十分に礼儀正しい方です。

大切な家族のお参りが、素敵な思い出になりますように。

当日は穏やかな気持ちで、晴れやかにお参りを楽しんできてくださいね。