「洗濯をしてもなんだか洗濯物が匂う」
「汚れが付いているような気がするから洗濯槽を掃除したけど、途中で動かなくなってしまった!」
なんて経験があると思います。
「もしかして壊れた?」と思うかもしれませんが、実は故障ではなくそれが槽洗浄の通常の動きなのです。
動かないから途中で止めたいけど、どうやってやめたらいいのかも分かりません。
そんなとき、どうすればいいのでしょうか?
洗濯機槽の洗浄を途中でやめる方法は?止めなかったらどのくらいの時間がかかるものなの?
洗濯槽の掃除を途中で止めたいけど、どうするべきなのか悩みますよね。
強制的に電源をオフにすればいいものなのか?最後まで終わせないとダメなものなのか?
また、途中でやめなかったらどのくらいの時間がかかるのでしょうか?
洗濯機槽の洗浄は途中で止めることは可能
結論から言うと、洗濯槽の掃除は途中で止めることは出来ます。
止め方は、
- 停止ボタンで洗浄コースと止める。
- 洗濯機本体の電源を一度切る。
- 電源を入れなおす。
- 脱水ボタンを押して脱水を開始する。
ちなみに、脱水にかかる時間は10分程度です。
洗濯槽の洗浄を途中で止めるのはあまりオススメしない
どうしても洗濯しなくてはいけない場合や、止めなくてはいけない場合は仕方ありませんが、洗濯槽の洗浄を途中で止めることはあまりオススメできません。
理由は、洗剤を入れて時間が経っている状態だと、洗濯機を使った時に浮いてきた汚れが衣類に付着してしまう可能性があるからです。
洗濯槽をキレイにするために洗濯をしているのに、汚れと一緒に洗っているなんて考えるだけでも嫌ですよね…
なので可能であれば、しっかりと洗浄が終わってきれいな状態で洗濯するのがオススメです。
洗濯槽の掃除の時間は?メーカーによって違うが平均10時間はかかる
メーカーによって槽洗浄の時間は変わってきますが、調べてみると平均して10時間はかかることが分かりました。
なぜこんなに時間がかかるのかというと。
洗浄コースでは動かして洗浄するのではなく、「浸け置きをして、汚れを浮かせるための時間が9割を占めているから」なんです。
ほとんどの時間が浸け置きの状態で停止していることになります。
洗濯槽の洗浄をしていると、ワカメのようなものが出てくると思うのですが、あれは洗濯槽に生えている「黒カビ」です。
この黒カビは、溶け残りの洗剤や洗濯物から出た皮脂などの汚れが、洗濯槽の裏に付着して発生しています。
この黒カビの汚れは段々と蓄積されているので、時間をかけて浸け置きをしないとしっかり落とすことが出来ないのです。
そのため槽洗浄は、とても長い時間がかかってしまうのです。
槽洗浄が終わった後の洗濯で塩素臭が気になる場合の対処法は?
時間をかけて洗濯槽をきれいにして、やっと洗濯機が使えるようになりいざ使ってみると…
「塩素臭い!」なんて思ったこともあるのではないでしょうか?
塩素の匂いが苦手な人も多いと思いますし、服から塩素の匂いがしていたらなんだか気分的にいい気はしませんよね。
そこで、洗濯で塩素のにおいが気になる時の対処法などをお話していきたいと思います。
洗濯槽掃除の後の塩素臭の対処法①しっかりと洗い流す
洗濯をした時に衣類などにも匂いが残っているのであれば、洗濯槽自体にまだ塩素が残っている可能性が高いです。
塩素の匂いを取り除くには、もう一度水で洗い流すようにしてください。
洗濯機に水をためて、洗濯と脱水を匂いがなくなるまで繰り返しておきましょう。
洗濯槽掃除の後の塩素臭の対処法②しっかりと乾かす
水でしっかりと洗い流したら、その後は蓋を開けておくなどして洗濯槽を乾かすようにしてください。
水分などが残っていると、またカビが発生する原因にもなりますので、使い終わったらしっかりと乾かすことが重要になってきます。
洗濯槽掃除の後の塩素臭の対処法③酸性のものは塩素の匂いを消す
水でしっかり洗い流して乾かしても匂いが取れない時は、酸性のもので匂いを取ることが出来ます。
酸性のものは「レモン」や「酢」などが簡単に手に入るでしょう。
酸性のものを水に溶かして洗濯機を回すと匂いが取れるのです。
ですが注意点があって、絶対に塩素と混ぜて使用してはいけません。
もし混ぜてしまうと、身体に有毒なガスが発生してしまうので絶対に混ぜないようにしてください。
また、この酸性のものを使うのは洗っても匂いが落ちない時の最終手段になります。
なので、匂いが落ちるからと言って最初から使わないようにしてください。
「弱酸性のビオレでも塩素の匂い取りに効果があった」という方法もあるようなので、試しにやってみてもいいかもですね。
洗濯槽掃除の後の塩素臭の対処法④酸素系の物を使うようにする
塩素系の匂いが苦手なのであれば、酸素系の漂白剤や洗剤を使うのも一つの手です。
色落ちが気になるものは、酸素系漂白剤を使うことが多いかもしれませんが、洗濯槽の掃除などでも使ってみるといいかもしれません。
最近では、洗濯槽の掃除に「オキシクリーン」と使うのがとても話題になっていますよね。
オキシクリーンは酸素系の漂白剤になっていて、私も洗濯槽の掃除に使っています。
使用後も特に塩素のにおいなどはなく、とても快適に使用することが出来ます。
塩素の匂いが苦手なのであれば、思い切って酸素系のものえお使ってみましょう!
洗濯機の掃除は水につけて回すだけでは意味がない?!普段からできる洗濯槽の汚れ対策
洗濯槽を掃除してもしばらく使っていたら、またワカメのようなカビが衣服についているとウンザリしますよね。
そこで、普段からできる「洗濯槽の汚れ対策」をきちんとしましょう。
ポイントは5つです。
洗濯機の洗濯槽の汚れ対策①洗剤を必要以上に投入しない
しっかりと水に溶かすことが重要なので使用量を守りましょう。
また、水でよりもぬるま湯の方が溶けやすいのでおすすめです。
洗濯機の洗濯槽の汚れ対策②すすぎは2回する
すすぎが1回でも大丈夫という洗剤はありますが。
でも洗濯槽の裏側に洗剤が残ってしまうことがあるので、すすぎは十分にしましょう。
洗濯機の洗濯槽の汚れ対策③洗濯機内の風通しをよくする
洗う前の衣類は、ランドリーバスケットなどに入れておきましょう。
洗濯が終わったらすぐに洗濯物を取り出して、フタは開けておきましょう。
洗濯機の洗濯槽の汚れ対策④洗濯機の乾燥機能を使う
乾燥機能の乾燥と高温でカビの発生を抑えます。
週1程度の利用でいいでしょう。
洗濯機の洗濯槽の汚れ対策⑤月1回槽洗浄をする
洗濯機用の塩素系漂白剤を使って水をため11時間から12時間放置し、カビを浮かせすすぎ、脱水をします。
槽洗浄コースがあれば漂白剤を入れるだけでOKです。
私は一般的な界面活性剤使用の洗剤をやめて、セスキ炭酸ソーダと過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を1:1の割合で洗剤として使っています。
セスキだけでも十分なのですが、漂白剤を使って洗浄力アップと漂白効果が出ます。
セスキは自然由来の洗剤でアルカリ性です。
キッチン油汚れ、衣類の皮脂汚れ、血液の汚れ、手垢汚れに特に効果を発揮します。
カビの餌になる有機物を含まないので洗濯槽のカビ発生の予防になります。
界面活性剤を使っていないので、溶け残りがないのも特徴です。
セスキでの洗濯に変えて1年弱ですが、いまだにカビを見たことがありません。
洗濯槽はピカピカを保っていて、スゴイなと実感しています。
洗濯槽の掃除が終わらないのは故障!?のまとめ
洗濯槽の掃除に使えるものは、塩素系だけでなく酸素系の漂白剤も使うことが出来ます。
匂いが気になるのであれば、酸素系のものを選ぶようにしてください。
塩素の匂いも、酸性のもので匂いを取ることが出来ますが、危険です。
なので、絶対に混ぜないようにして、洗剤に記載されている使用方法はしっかりと守るようにしてください。