赤ちゃんのお世話をしていると、どうしてもベビーベッドのまわりがごちゃごちゃしてしまいますよね。
おむつやガーゼ、着替えにおしりふき…手の届くところに置いておきたいものがいろいろあって、つい近くに置きっぱなしになってしまう、というママさんも多いと思います。
特に新生児期は1日に何度もおむつ替えをしたり、ミルクや母乳の授乳があったりと、必要なものが手の届くところにないと不便に感じる場面も多いですよね。
でも、気がついたら物があふれて足の踏み場がなくなっていた…なんて経験もあるのではないでしょうか。
ベビーベッドの周囲が片付いていないと、見た目が気になるだけじゃなく、赤ちゃんの安全面でも心配になることもあります。
たとえば重い物が上から落ちてきそうだったり、小さなものを赤ちゃんが口に入れてしまったりするリスクも考えられます。
だからこそ、収納を工夫してスッキリ整えることは、ママの気持ちをラクにするだけじゃなく、赤ちゃんにとっても安心できる環境づくりにつながるんですね。
今回は、そんなベビーベッド横のごちゃつきに悩んでいるママさんに向けて、収納のコツや取り入れやすいアイデア。
そして、実際に使ってよかったと人気のあるアイテムなどを、わかりやすくご紹介していきますね。
どうしてベビーベッド横はすぐ散らかるの?
赤ちゃん用品はとにかくこまごましている
赤ちゃんのまわりには、本当にいろんなものが必要ですよね。
おむつやガーゼタオル、肌着にミルクグッズ、おしりふきにおもちゃまで、毎日使うアイテムがたくさんあります。
しかも、それぞれのアイテムが小さくて軽いものが多いから、つい手の届きやすい場所に置きっぱなしにしてしまいやすいんです。
たとえばおむつだけでも、Sサイズ・Mサイズのストックや使用済みおむつを入れる袋など、意外と種類が多くて、気がつくとスペースを取ってしまっていますよね。
また、ガーゼやスタイはこまめに交換が必要ですし、着替えの服も汚れや汗で1日に何回も変えることがあるので、どんどん使用頻度が高くなっていきます。
それぞれが小さなものだからこそ、「あとでまとめて片付けよう」と思っても、気がつけば散らかっている…なんてこともよくあります。
赤ちゃんが成長するにつれて必要な物も増えていくので、はじめはスッキリしていたベビーベッドまわりも、気がつくと物であふれてしまうことが多いんですね。
だからこそ、最初の段階で“置き場所をしっかり決める”“必要な物だけを厳選して置く”といった収納のルールづくりが大切になってきます。
使う頻度が高いものほど出しっぱなしになりがち
「あとでまた使うから…」と思って手近なところに置いたままにしておくと、どんどん物が増えていってしまいますよね。
たとえばおむつ替えセットや着替え、授乳用のタオルなど、一日に何度も使うものは手の届く範囲に置いておかないと、毎回取りに行くのは正直大変です。
とくに夜中の授乳やおむつ替えのときは、眠気まなこでサッと行動しないといけないから、細かい片付けよりも「とりあえず近くに置いておこう」という気持ちになるのも無理はありません。
でも、その「とりあえず」が積み重なると、いつのまにかベビーベッドの横が物でいっぱいになってしまうんですよね。
しかも、片付けようと思ってもすぐに使うものが多いと、
- 「どこまで片付けたらいいのかわからない」
- 「どれが本当に必要なのか迷ってしまう」
こういったことから、使う頻度の高いものは収納ルールを決めて、取り出しやすく戻しやすい環境をつくることが大切になってくるんです。
引き出し式の収納ボックスやポケット収納、あるいはサッと取り出せるバスケットなどを活用すると、必要なものを手元に置きつつもスッキリ感を保つことができますよ。
ベビーベッド横をスッキリさせるための見直しポイント
収納場所が使いやすい位置にあるかをチェック
毎日使うものほど、「出しやすくて戻しやすい場所」にあることがとても大切です。
たとえば、ベビーベッドのすぐそばに小さめの収納ボックスやカゴを置いておけば、
- おむつ
- おしりふき
- ガーゼ
特に赤ちゃんのお世話をしていると、両手がふさがることも多いので、片手でパッと取り出せるような収納を意識するだけでも、ストレスがぐんと減ります。
また、収納の高さも重要なポイントです。
ママやパパが無理なく手を伸ばせる位置に収納があると、腰をかがめたり背伸びをする必要がなくなり、身体への負担も軽減されます。
目線よりもやや下くらいの高さが、取り出しやすさと安全性のバランスが取れていておすすめですよ。
さらに、赤ちゃんの成長に合わせて収納の位置や内容を見直していくことも忘れないでください。
はいはいを始めたころには、誤って触ってしまわないように工夫が必要になってくるので、収納スペースの位置や安全対策もその都度見直すと安心です。
「見せる収納」より「隠す収納」を意識してみる
赤ちゃん用品はカラフルで、何も考えずにそのまま置いてしまうと、どうしても雑然とした印象になってしまいがちです。
- おむつのパッケージ
- ミルク用品
- カラフルなガーゼやスタイ
そんなときにおすすめなのが、「隠す収納」の考え方です。
たとえば、収納ボックスやカゴにふたを付けたり、落ち着いた色味の布を上からかけるだけでも、見た目がぐっとやわらかく整った印象になります。
布製のカバーならインテリアにもなじみやすく、やさしい色合いを選ぶことで空間全体がリラックスした雰囲気になりますよ。
さらに、見た目がスッキリしていると、気持ちにも余裕が生まれてくるのが不思議です。
部屋が片付いていると
「なんとなく心地いいな」
「今のうちに少し休もうかな」
と思えるようになって、育児の合間のひとときも前向きな気持ちで過ごせるようになります。
毎日のちょっとしたイライラを減らすためにも、視覚的なごちゃつきを少しでも減らす工夫はとても効果的なんです。
ママに人気!ベビーベッド横のおすすめ収納アイデア
すぐ手が届く「サイドポケット・バスケット」を活用
ベビーベッドの柵に引っかけるタイプのサイドポケットやバスケットは、よく使うものをサッと取り出せるのでとっても便利です。
特におむつ替えやミルクの準備など、1日に何度も繰り返す作業のときに、すぐに手が届く場所に必要なものがあるだけでお世話がスムーズになります。
- おむつやおしりふき
- ガーゼタオル
- スタイ
- ベビー綿棒
- 保湿クリーム
また、ポケットが仕切られているタイプなら、種類ごとに分けて収納できて取り出しやすく、見た目もスッキリ整います。
布製のやわらかい素材なら赤ちゃんが触っても安心ですし、デザインもナチュラルでインテリアに馴染みやすいのがうれしいポイント。
取り外し可能なタイプを選べば、お掃除や模様替えも簡単にできますよ。
キャスター付きワゴンで移動も片付けもラクに
収納力があり、必要なときに動かせるキャスター付きのワゴンもおすすめです。
高さのある3段式のワゴンを使えば、おむつやおしりふき、ベビーケア用品、衣類などを上下に分類してたっぷり収納できます。
ワゴンのいいところは、使うときだけベビーベッドの横に移動させて、使い終わったら部屋の隅や収納スペースに戻せること。
日中はリビング、夜は寝室など、赤ちゃんの過ごす場所に合わせて移動させることができるので、家中どこでもお世話がしやすくなるんです。
また、成長にあわせてワゴンの使い方を変えられるのも魅力のひとつ。
おもちゃ入れにしたり、離乳食グッズを収納したりと、長く活用できる便利アイテムとして人気がありますよ。
突っ張り棒+布収納で壁面を有効活用
ベビーベッドの横の壁に突っ張り棒を使って、吊り下げ収納を作るのもとてもおすすめのアイデアです。
床に置くスペースが限られているお部屋でも、壁面を活かすことで収納力をぐんとアップさせることができます。
特に、賃貸住宅などで壁に穴を開けられない場合でも、突っ張り棒を使えば壁を傷つけずに収納スペースを増やすことができるのがうれしいポイントですね。
布製のポケット収納を吊るすことで、ガーゼやスタイ、ベビー綿棒、爪切り、小さな絵本など、こまごまとしたものを分けて入れておけます。
ポケットが複数あるタイプなら、アイテムごとに分けて整理できるので、使いたいものをサッと取り出せてとても便利です。
さらに、布素材は見た目がやさしく、空間にやわらかい印象を与えてくれます。
ナチュラルな色合いや北欧風のデザインを選べば、ベビーベッドまわりもおしゃれで統一感のある雰囲気になりますよ。
また、季節や気分に合わせてカバーを変えるだけでも気分転換になるので、インテリアとしても楽しめます。
こういった吊り下げ収納は、赤ちゃんが少し成長してからも使い続けられるのが魅力です。
おもちゃの収納や、幼稚園グッズの仮置き場所としても活用できるので、長く使える収納法として覚えておくととても便利ですよ。
ベビーベッド横を安全に保つための注意点
赤ちゃんの安全を最優先に考える
収納を考えるときにいちばん大切なのは、やっぱり赤ちゃんの安全です。
引っかかるようなひもが出ていたり、角がとがっていたり、重いものが不安定な場所に置かれていたりすると、思わぬケガや事故の原因になってしまうことも。
特に寝返りやハイハイが始まると、赤ちゃんの行動範囲も一気に広がってくるので、ちょっとしたことでも注意が必要になってきます。
赤ちゃんが手を伸ばせない高さに収納を設けたり、倒れにくく安定感のあるアイテムを選ぶなど、安全面に配慮した収納づくりが大事ですね。
万が一のときに備えて、ベビーベッドまわりにはあまり物を置きすぎないようにするのもポイントです。
毎日がラクになる!片付けやすい習慣づくりのコツ
「使うもの」だけを置くルールを決める
「とりあえず近くに置いておこう」と思って物を仮置きするのは、育児中にはよくあることですよね。
でもその“とりあえず”が積み重なると、気がつけばベビーベッドのまわりが物でいっぱいになっていた…なんてことも少なくありません。
使いやすさを優先するあまり、結果的に散らかってしまうというのはよくある悩みです。
そこでおすすめなのが、「今、使っているものだけを置く」というルールを作ること。
たとえば、
- 「今の季節にしか使わないもの」
- 「夜間の授乳時だけ必要なもの」
こうすることで、本当に必要な物だけが手元に残り、自然と片付けやすい環境になりますよ。
さらに、季節ごとのアイテムの見直しも定期的に行うのがポイントです。
気温が変われば服装やケア用品も変わってくるので、使わなくなったものは収納スペースからいったん外すようにすると、常に快適なベビーベッド周辺をキープできます。
パパとも共有しておくとお世話がスムーズに
収納のルールや置き場所は、ママだけじゃなくてパパとも共有しておくと安心です。
たとえば
- 「おむつはこの引き出し」
- 「着替えはここ」
- 「おしりふきはこのケース」
育児はママひとりで抱えがちですが、家族みんなで協力できる仕組みをつくっておくと、自然と負担も分散できます。
また、ママが外出しているときや体調を崩して休んでいるとき、夜中にパパが赤ちゃんのお世話をする場面などでも、
「どこに何があるの?」
とあちこち探し回らなくて済むので、余計なストレスがかかりません。
物の場所が共有されていると、ママも安心して任せられますよね。
こうした収納の共有は、家族のチームワークを育てるうえでもとっても大切です。
お互いにスムーズに助け合える関係ができると、育児の時間がもっと前向きで楽しいものになりますよ。
まとめ
ベビーベッド横の収納をちょっと工夫するだけで、毎日のお世話がもっとラクになって、気持ちにも余裕が持てるようになりますよ。
おむつ替えや授乳、着替えなど、頻繁に行うお世話がスムーズになると、ママやパパの負担もぐっと軽くなりますし、赤ちゃんも安心して過ごせる環境になります。
とくに育児中は、ちょっとした“探しもの”や“片付けの手間”が積み重なるだけでも、イライラや疲れの原因になりがちです。
でも収納を見直して、「使いやすくて、戻しやすい」動線が整ってくると、家事や育児の流れも自然とスムーズになっていくんですね。
赤ちゃんとの毎日を、より快適に、そして心地よく過ごすために、今回ご紹介した収納の工夫をぜひ試してみてください。
きっと、毎日のお世話がちょっと楽しく、そして気持ちのゆとりにもつながっていきますよ。