カレーなどの煮込み料理やジャム、揚げ物までも出来るホーロー鍋!
一家に1つあると、とても便利ですよね。
でも、そんな便利で万能なホーロー鍋ですが、お手入れで悩んでしまうときも
「焦げの落とし方が分からない」
「お気に入りだから長く使いたい」
「せっかくいい鍋を買ったんだから、捨てるのは勿体ない!」
そんな風に思う人も沢山いると思います。
ホーロー鍋のふちがサビでいる時の落とし方は?なぜサビが発生する?
ホーロー鍋のふちがサビている!長く使っていれば当然サビが出てきます。
もともとホーロー鍋はサビやすいという弱点がありますが、実はサビを落としたり、防いだりすることが出来ます!
お気に入りのホーロー鍋を長く使えるように、仕組みと使い方を見ていきましょう。
ホーロー鍋のサビの落とし方①市販のサビ取り剤を使う
ホーロー鍋のふちがサビてしまったら、市販のサビ取り剤でサビたところを優しく擦りましょう。
ですが、強く擦りすぎには注意です!
擦りすぎると余計にコーティングが剥がれて、サビてしまう箇所が増えてしまいます。
なので、あくまでも「サビてる部分を優しく擦る」ということが大切です。
ホーロー鍋のサビの落とし方②重曹で浸け置き
まずは、重曹に浸け置きする方法です。
シンクや容器などにホーロー鍋のサビが隠れるくらいの高さまでお湯を入れます。
お湯の温度は高い方がいいです。理想は沸騰させたお湯がいいですね!
この時に鍋全体を入れようとするとすごい量のお湯になってしまいます。
なので、鍋を逆さにしてサビが隠れるくらいのお湯の量で構いません。
そのお湯に重曹を入れていきますが、目安としては、お湯1リットルに対して重曹大さじ1杯です。
お湯に重曹と鍋を入れたら、そこから1時間程放置しておきましょう。
1時間経ったらお湯を捨てて、スポンジなどで優しく擦り洗いをします。
重曹で汚れが浮いているはずなので、優しく洗うだけで汚れは落ちます。
1度で落ちなかったら、何回か繰り返してみましょう!
ホーロー鍋のサビの落とし方③重曹ペーストを使う
浸け置きしてもまだ汚れが落ちない場合は、重曹ペーストはオススメです。
重曹に少しの水を加えてペースト状になるまで混ぜます。
ペースト状になった重曹をクッキングペーパーなどに少しだけ取って、ホーロー鍋のサビの部分に当てて、優しく擦ってください。
汚れが落ちたら水ですすぐだけで大丈夫です。
ホーロー鍋のサビの落とし方④クエン酸を使う
重曹の代わりにクエン酸が使えます。
方法は重曹の浸け置きと同じですが、クエン酸の場合は沸騰したお湯ではなくて、水で大丈夫です。
放置時間は半日~1日程です。
ホーロー鍋のサビの落とし方⑤お酢を使う
クエン酸の代わりにお酢を使ったやり方もあります。
ただこの方法は、お酢の入った水を煮立たせながらやる方法です。
なので、ホーロー鍋のふちのサビを落とすのには不向きかもしれませんね。
ホーロー鍋がサビる原因にはどんなものがある?
では、そんなホーロー鍋がサビてしまうのには、どんな原因があるのでしょうか?
ホーロー鍋がサビる原因①コーティング剤が剥がれてサビる
ホーロー鍋は金属素材の表面にガラス素材を塗って高温で焼き付けたものです。
ガラスの保温性の高さと金属製に熱伝導の良さをギュッと凝縮したのがホーロー鍋です。
表面にはガラス質のコーティング剤が使われています。
このコーティング剤は使っているうちに、コーティングが徐々に剥がれて金属部分が抜き出しに・・・。
そこに水が触れてしまい、知らないうちにサビでしまうのが原因なんです。
ホーロー鍋がサビる原因②コーティングがされていない場所がサビる
実はコーティングがされていない場所もあるんです!
ここが水に触れてしまってもサビてしまうんです。
厄介なことに、コーティングがされていない部分がサビてしまうと内部にもサビが広がってしまうことも。
そして、いつの間にか劣化していて使えなくなってしまうこともあるんです。
ホーロー鍋がサビる原因③もらいサビ
新品の場合でもサビる場合があります。
それが「もらいサビ!」です。
これは水道水に含まれる鉄分や水道管のサビなどが付着して起こるサビです。
ホーロー鍋自体がサビている訳ではないので、落とせば問題ないです。
ですが、長時間放置してしまうとサビてしまうので、気を付けましょう。
ホーロー鍋がサビる原因④サビの防ぎ方
ホーロー鍋を使い終わったら、よく洗い、よく乾かしてから仕舞うようにしましょう。
水気が残っているとサビる原因になりますよ。
なので、キッチンペーパーなどを挟んでから仕舞うと水気が残りませんので、是非試してみてください!
私も仕舞う時は必ずキッチンペーパーを挟むようにしています。
また、長時間水に浸けたまま放置するのもよくありません。
サビを広範囲に広げないように、こまめにサビ取りなどをしておくといいでしょう。
ホーロー鍋の焦げはメラニンスポンジでこすれる?研磨剤は使える?
ホーロー鍋と長く使いたいからといって、メラニンスポンジや研磨剤でお手入れはしていいのでしょうか?
実際にメラニンスポンジや研磨剤を使うとどうなるのか見ていきましょう。
ホーロー鍋にメラニンスポンジは研磨力が高すぎる
ホーロー鍋にメラニンスポンジや金たわしのように、研磨力が高いものを使用するのは控えましょう。
鍋の表面はガラスでコーティングされています。
なので、研磨力の強いスポンジで磨いてしまうと傷ついて余計にコーティングが剥がれてしまいます。
ホーロー鍋には研磨剤もNG
研磨剤も、研磨力が強くてコーティングが剥がれてしまうのでNGです!
また、クレンザーにも研磨剤が入っていますので使わないようにしましょう。
ホーロー鍋の色素沈着は落とすことができる?サビや焦げとは違うものなの?
ホーロー鍋を使っていると、サビや焦げは落としたのに、鍋の中が茶色く汚れてくることがありますよね。
この茶色い汚れが「色素沈着(着色汚れ)」です。
そして、ホーロー鍋は内側が白いものが多いので、茶色の汚れって目立っちゃうんですよね。
サビとか焦げはこすったり漬けたりすれば落ちることが多いけど、色素沈着もどうにかして落とすことは出来ないんでしょうか?
実は嬉しいことに、鍋の色素沈着も綺麗に落とすことができるようなんです!
私が調べてみたところ、
- 重曹
- メラミンスポンジ
- キッチン用(塩素系)漂白剤
- 酸素系漂白剤
実際に色素沈着を落としている動画がありましたので、ご紹介いたします。
この動画では、
- 重曹
- メラミンスポンジ
- 酸素系漂白剤
その中で一番効果があったのは「酸素系漂白剤」でしたよ!
ちなみに色素沈着は、食材や鍋を焦がしたり、強火で調理することで起こりやすくなるそうです。
また、長く使っているとどうしても細かい傷がたくさんできてしまいます。
この傷が増えてくると、料理したときに
- 食材の色素
- アク
- シブ
引用元:「ル・クルーゼ よくあるご質問(お手入れについて)」
ちなみに、ル・クルーゼでは、鋳物ホーロー製品で使えるル・クルーゼの専用クリーナーを販売しているそうです。
「ル・クルーゼ(Le Creuset) クリーナー ポッツ&パンズ エコ クリーナー」について詳しく見てみる
また、色素沈着を落とすのにキッチン用(塩素系)漂白剤を使うという方法もあるとお伝えしましたが、あまり使わない方がいいそうです。
なぜかというと、
- ホーローの表面の光沢が無くなる原因にもなる
- 金属部分に塩素系の漂白剤が付くとサビの原因になる
他の方法の重曹やメラミンスポンジも、鍋を傷つける可能性があるので、やりすぎには注意してくださいね。
ホーロー鍋の焦げで外側の焦げを落とす方法のまとめ
とても使い勝手がよくてオシャレなデザインの物も沢山あって、出来れば長く使いたいですよね。
お気に入りの鍋だったら尚更です。
もちろんしっかりとお手入れをすれば長く使えますが、基本的に調理器具というのは消耗品です。
一度剥がれてしまったコーティングは元に戻すことはできません。
また、サビ取りを続けて無理に使用していると劣化で割れてしまう場合もあります。
少し勿体ないような気もしますが、出来ることなら買い替えをオススメします。
私もあまりにもサビついたホーロー鍋は使わず買い替えるようにしています。
新しい鍋の方が料理していても気分がいいので、思い切って新しい鍋に買い替えることをオススメします!