食器のカビは洗えば大丈夫?捨てる前にできる3つの方法

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「久しぶりに取り出した食器にカビが生えていた!」ってことありませんか?

食器は食べ物を入れる物なので、カビが生えているのはちょっと抵抗ありますよね…。

でも、食器についたカビは、きちんと撃退すれば捨てなくて大丈夫なんです。

そこでこの記事では、

「素材別、食器に生えてしまったカビの撃退方法3選」
「食器にカビが生える原因」
「食器にカビが生えないようにする対策」

を徹底的に調査しました。

ぜひ、お気に入りの食器を大切にしていく参考にしてみてくださいね。

カビの生えた食器の洗い方を紹介!カビを素早く撃退する方法は?

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「久しぶりに食器を変えて気分を上げよう!」
「結婚記念日だし、お祝いにもらった食器を出してみよう!」

そう思って、取り出した食器にカビが生えていたらショックですよね。

ご存じ方も多いと思いますが、カビは、表面の汚れだけではなく植物のように深く根を張っています。

「でも、どうしても捨てたくない…。」

そんな方のために、カビの生えた食器の洗い方を紹介していきたいと思います。

「食器の素材に合わせてカビの撃退方法は違う」ということがポイントなんです。

ぜひ、大切な食器のためにも食器の素材に合った撃退方法でカビをやっつけちゃいましょう。

食器の素材に合ったカビの撃退方法①陶器・ガラス・耐熱性の高いプラスチック・シリコン

まず、1つ目の食器素材は、

  • 陶器
  • ガラス
  • 耐熱性の高いプラスチック
  • シリコン
です。

陶器・ガラス・耐熱性の高いプラスチック・シリコン」のカビには煮沸消毒

陶器、ガラス、耐熱性の高いプラスチック、シリコンに生えたカビの撃退方法は、「煮沸消毒」です。

やり方は次の通りです。

煮沸消毒でのカビの撃退法
①キッチンペーパーでカビを広げないように拭き取っていく

②いつも通り洗剤をつけて食器を洗う

③食器が入る程度の大きめのお鍋に水と食器を入れる

④お湯を沸騰させていく

⑤30分煮沸消毒をする

煮沸消毒のポイント

カビを撃退するときの煮沸消毒のポイントは、

  • カビは熱に弱い
  • 薬剤を使わないので安心
  • 熱湯に耐えられない木製の食器はNG
  • 陶器とガラスは、急な温度変化に弱いので水の状態から温度を高くしていく
  • 消毒時間は30分
という点です。

実は、文部省科学省が発表している「カビとは」という資料によると「30分程度の加熱処理によりほとんどのカビが死滅する」と発表されているんです。

少し、時間がかかってしまいますが、カビを撃退させるためにしっかり煮沸消毒しましょうね。

<参考URL>
(文部科学省:「カビとは」)

食器の素材に合ったカビの撃退方法②陶器・耐熱性の低いプラスチック

2つ目の食器素材は、

  • 陶器
  • 耐熱性の低いプラスチック
です。

陶器・耐熱性の低いプラスチックのカビには「漂白剤」

「陶器」「耐熱性の低いプラスチック」に生えたカビの撃退方法は、「漂白剤」です。

漂白剤でのカビの撃退法
①キッチンペーパーでカビを広げないように拭き取っていく

②漂白剤の規定通りの水で薄める

③食器を30分浸け置きする

④流水で十分に洗い流す

⑤いつも通り洗剤をつけて食器を洗う

漂白剤を使う時のポイント

漂白剤でカビを撃退するときのポイントは、

  • 白物のプラスチックは「塩素系の漂白剤」
  • 色や柄物のプラスチックは「酸素系の漂白剤」
  • スプレータイプの漂白剤の場合は直接食器にスプレーをして浸け置きをする
という点です。

塩素系の漂白剤のツンとした臭いが苦手な方は、「酸素系の漂白剤」を使用するのがおススメです。

また、酸素系の漂白剤は塩素系の漂白剤と違って、ぬるめのお湯を使用する点など異なる点もあるので、規定通りの方法で漂白するようにしましょうね。

食器の素材に合ったカビの撃退方法③木製・竹製・漆器

3つ目の食器素材は、

  • 木製
  • 竹製
  • 漆器
です。

木製・竹製・漆器の食器のカビには「アルコール」

木製、竹製、漆器の食器は、30分もの煮沸消毒や漂白剤は、素材を痛める原因になります。

なのでこの場合には「アルコール」でカビを撃退していきます。

アルコールでのカビの撃退法
①キッチンペーパーでカビを広げないように拭き取っていく

②キッチンペーパーにアルコールスプレーを吹きかける

③アルコールを吹きかけたキッチンペーパーで食器を拭いていく

④いつも通り洗剤をつけて食器を洗う

アルコールでカビを撃退するときのポイント

カビをアルコールで撃退するときのポイントは、

  • 使用するアルコールは「キッチン用のアルコール」ではなく、濃度80%の「消毒用アルコール」であること
  • 表面に凸凹が多い木製や竹製の食器はカビの根が深く、消毒用アルコールでも100%の回復は難しい
  • 木製や竹製のカビを根っこから撃退したい場合は、サンドペーパーで木目に沿って削っていく
という点です。

キッチン用のアルコールでは、カビを撃退するには濃度が薄いです。

なので、必ず濃度が70%~80%の消毒用アルコールを使うようにしましょう。

カビ撃退後の注意点!使ったスポンジは捨てる

食器に生えたカビを撃退できたら、カビを落とす時に使用したスポンジは処分しましょう。

スポンジにカビが移っている場合やスポンジに元々カビや細菌が繁殖している可能性もあります。

しかもスポンジで繁殖したカビや細菌は、熱湯をかけても撃退することができません。

食器のカビを撃退していないスポンジでも、定期的にスポンジは交換するのがおススメですよ。


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カビの生えた食器は捨てるしかない?知っておきたい原因と対策

お伝えしたようにカビが生えた食器は、素材に合わせて撃退すれば使えないことはありません。

でも、まずは食器にカビが生えないようにすることが大切です。

そこで、次は「食器にカビが生える原因」と「食器にカビが生えないようにする対策」を解説していきたいと思います。

食器にカビが生える6つの原因

まず、食器にカビが生える主な6つの原因を見ていきましょう。

食器にカビが生える原因①食器を洗わなかった

食事に使用した食器を洗わずに放置するとカビが生える原因になります。

カビは、食べカスや水分を好むので、洗っていない食器はカビが発生する好条件になってしまうのです。

食器にカビが生える原因②食べカスが残っていた

キレイに洗ったつもりでも食器に食べカスが残っているとカビの原因になります。

実は、キレイに洗った食器でも目に見えないすき間に残った食べカスがあればカビが生えてくるので注意が必要なんです。

食器にカビが生える原因③ホコリ

食器を収納しておく「食器棚」。

扉の開け閉めなどで食器棚にはホコリが出入りしています。

すると食器棚に収納している食器にホコリが積もっていきます。

カビはホコリを餌にして繁殖していきます。

さらに食器棚に湿気が溜まることでもカビが繁殖していきます。

食器にカビが生える原因④食器の素材がカビの栄養源

実は、プラスチックや木製、竹製の食器は、食器の素材自体がカビの栄養源になってしまうんです。

特に木製や竹製などの、自然素材はカビの大好物なんです。

食器にカビが生える原因⑤食器や食器棚の湿気

食器に水分が残っていると、湿気の原因になってカビを繁殖させてしまいます。

また、食器棚近くに炊飯器やコーヒーメーカー、電気ポットなどを置いて使用することも、食器棚が湿気る原因になるので注意が必要です。

食器にカビが生える原因⑥壁の結露

実は、壁と食器棚が密接していると、壁の結露が原因で食器棚にカビが生えてしまって、食器棚のカビが食器に移る恐れもあります。

さらに、食器棚にはホコリが出入りしています。

カビが繁殖するための

  • 餌(ほこり)
  • 環境(湿気)
という好条件が揃ってしまうというわけです。

食器にカビが生えないようにする6つの対策

では、食器にカビが生えないようにする、私がおすすめする6つの対策を見ていきましょう。

食器にカビが生えない対策①使った食器はすぐに洗う

お伝えしたように使った食器を洗わずに放置すると、カビの原因になります。

放置すればするだけカビは繁殖し続けます。

さらに、放置すればするほど食べカスや汚れがこびりついて落としにくくもなります。

少し面倒かもしれませんが、使った食器はすぐに洗うようにしましょう。

今は、共働きの家庭も多く、食器洗いも負担になっている人も多いと思います。

そこは、「家事=女性の仕事」という考えを捨て、男性の協力も得て一緒に快適な生活を送っていきましょう。

ちなみに、専業主婦の私ですが、旦那が休日の夜ご飯は旦那が食器洗いをしてくれています。

最初は文句も言っていましたが、続けることで今では当たり前にやってくれています。

最初はぶつかるかもしれませんが、「夫婦は協力」が大切ですよ。

食器にカビが生えない対策②食器に食べカスを残さない

食べている時も食器を洗う時も「食べカスを残さない」ようにしましょう。

特に今は、食洗機を使っている家庭も多いと思いますが、キレイに汚れが取れているかをチェックして収納するようにしてみましょう。

食器にカビが生えない対策③食器をしっかり乾燥させる

食器に水気が残っているとカビが繁殖したり、食器棚の湿気の原因になります。

食洗機やキッチンペーパーを使って、しっかり乾燥させたあとに食器棚に収納するようにしましょうね。

私も食洗機を使っていますが、乾燥後のカラッとした食器を見るとスッキリした気分になって大好きです。

食器にカビが生えない対策④食器棚の掃除をする

食器棚はホコリが溜まりやすく湿気があり、カビが繁殖する好条件が揃っています。

なので、

  • 扉を開けておいて換気をする
  • ホコリは取り除く
  • 除湿剤を置く
  • アルコールスプレーや重曹水スプレーで除菌をする
  • 食器を詰め込み過ぎない
といったことがおススメです。

食器にカビが生えない対策⑤使わない食器を捨てる

食器棚に使っていない食器が何年も眠っている場合は、処分するのも一つです。

1箇所にカビが生えてしまうと、他の場所にもカビが生える原因にもなります。

なので、ぜひ年末に向けて食器棚の整理をしてみるのもどうでしょうか。

食器にカビが生えない対策⑥ハウスクリーニングをする

もし、壁と食器棚が密接していて、壁の結露が原因で食器棚にカビが生えてしまって、食器棚のカビが食器に移っている場合。

そんなときには、カビ取り業者などプロに相談して、ハウスクリーニングしましょう。

家の壁や食器棚が原因でカビが生えている場合、自力でできることには限度があります。

また、壁のカビには、

  • 塗装
  • 壁紙
  • 躯体(くたい)壁
などの壁の種類によって、カビの進行具合や対策が違ってきます。

そういった理由からも、プロにお願いするという方法も効果的になります。

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食器のカビは洗えば大丈夫?のまとめ

食器にカビが生えている場合、基本的には「煮沸消毒」「漂白剤」「アルコール」でカビを撃退することができます。

でも、そもそも食器にカビが生えない対策をすることが大切です。

  • 使った食器はすぐに洗う
  • 食器に食べカスを残さない
  • 食器をしっかり乾燥させる
など、まずは日頃の生活を見直して改善していきましょうね。