
双子ちゃん、三つ子ちゃんの妊娠がわかって、うれしい気持ちと同じくらい「これからどうすればいいの?」という不安が押し寄せてきていませんか。
とくに母子手帳って、ひとり分でいいのか、人数分もらえるのか、いつ取りに行けばいいのか、調べても自治体のページはむずかしいし、まわりに双子を育てた人もいない…。
そんな手探りの状態だと、よけいに心細くなりますよね。
このページでは、双子・三つ子の母子手帳について「何冊もらえるのか」「いつ・どこで・何を持っていけばいいのか」「ひとりの赤ちゃんのときと何が違うのか」を、順番にたどれるように整理しました。
読み終わるころには、役所に行く前の不安がスッと軽くなって、安心して準備に向かえるはずです。
一緒に、ひとつずつ確認していきましょう。
双子なら2冊三つ子なら3冊赤ちゃんの人数分もらえます
最初に、いちばん知りたいところからお伝えしますね。
母子手帳は赤ちゃんの人数分もらえます。
双子なら2冊、三つ子なら3冊です。
ひとり分しかもらえないのでは…という心配は、しなくて大丈夫ですよ。
これは決して特別なお願いをして増やしてもらうものではなく、もともとそういう仕組みになっています。
だから、窓口で「双子なんです」と伝えれば、ちゃんと人数分を用意してもらえます。
気おくれする必要はまったくありません。
ただ、もらうタイミングや持っていくもの、補助券のあつかいには、ひとりの赤ちゃんのときとは少しちがう部分があります。
ここでつまずく方が多いので、これから順番にお話ししていきますね。
焦らなくて大丈夫。
ひとつずつ見ていけば、ちゃんと整理できますから。
母子手帳が人数分もらえる理由とタイミングの考え方
「本当に2冊もらえるの?」と半信半疑な方もいるかもしれません。
ここでは、なぜ人数分もらえるのか、そしていつ取りに行けばいいのかを、根拠とあわせてお話しします。
理由がわかると、窓口でも堂々としていられますよ。
母子手帳は赤ちゃんひとりにつき1冊という決まり
母子手帳は、お母さんに対して1冊…ではなく、赤ちゃんひとりにつき1冊という考え方が基本になっています。
だから双子なら2冊、三つ子なら3冊。
これは国の通知や、各自治体のルールのなかでも示されている考え方です。
国の手引きのなかにも、子どもひとりにつき手帳は一冊である、という趣旨の記載があります。
横浜市のように、同時に2人以上の子を出産したときはその数に応じて母子手帳を追加して交付する、と細かいルールに書き込んでいる自治体もあります。
つまり、人数分もらえるのは「親切でそうしてくれている」のではなく、もともとそういう決まりになっている、ということ。
だから安心して人数分を受け取ってくださいね。
2冊目以降には番号の工夫がされていることも
自治体によっては、2冊目以降の母子手帳に「の2」「の3」といった枝番をつけたり、続き番号をふったりして区別していることがあります。
手元に届いた手帳の番号が少しちがっても、それは双子・三つ子だからこその工夫なので、心配いりません。
もらうタイミングは多胎だと少し事情がちがう
ひとりの赤ちゃんの場合は、心拍が確認できたら母子手帳を、という流れが一般的です。
でも双子・三つ子の場合は、ここが少しだけややこしいんです。
というのも、双子・三つ子は、片方の心拍だけ先に確認できたり、人数の確定に時間がかかったりすることがあるから。
そうすると「2人いるはずなのに、なかなか母子手帳がもらえない」という状況になることもあります。
実際に、心拍が2つ確認できているのに、2週間ごとの検診のなかでなかなか母子手帳の案内に進まず、取得が遅れたという声もあります。
こういうとき、自分のペースが遅いのかなと不安になりがちですが、多胎ではよくあること。
お医者さんが「母子手帳をもらってきてください」と言ってくれるタイミングを待って大丈夫です。
届出は早めがすすめられるけれど焦らなくていい
妊娠の届出は、妊娠11週以内が望ましいとされています。
双子・三つ子は早産になりやすいぶん、早めに手帳を受け取っておくと、その後の検診の記録もスムーズです。
とはいえ、これは義務ではありません。
大事なのは、かかりつけのお医者さんの指示にそって動くこと。
自己判断で急ぐ必要はないので、安心してくださいね。
単胎の赤ちゃんのときと変わるポイント
ひとりの赤ちゃんのときと、双子・三つ子で変わってくるのは、ざっくり次のようなところです。
- 妊娠届出書を人数分(双子なら2枚)書くことになる場合がある
- 補助券(妊婦健診の受診票)などすべての書類に住所や氏名を書くため、窓口での時間が長くなりやすい
- 保健師さんとの面談で、多胎ならではの支援の案内を受けられることがある
- 検診の回数が多くなりやすく、補助券のあつかいが自治体で変わる
書類の枚数が多いぶん、すべてに住所と名前を書いていくと、90分から120分ほどかかったという声もあるほど。
つわりがつらい時期だと、これがなかなかこたえます(受付番号を見ながら、ひたすら名前を書き続ける時間…地味につらいんですよね)。
私が役所に行ったときは、双子だと伝えると窓口の方がすぐに2冊用意してくれました。
ただ、書類への記入が本当に多くて…。
妊娠届出書を2枚、それから補助券の1枚1枚に住所と名前を書いていったら、気づけば1時間半。
つわりで気持ち悪いなか、途中で「これ、終わるのかな…」と不安になったのを覚えています。
先に体調のいい日を選んで、午前のすいている時間に行っておいてよかったなと思いました。
役所で母子手帳を受け取るまでの具体的な流れ
ここからは、実際に役所で母子手帳を受け取るまでの流れを、具体的に見ていきましょう。
持ち物や、つまずきやすいポイントもあわせてお伝えするので、これを読んでおけば当日まごつかずにすみますよ。
いつどこで何を持っていくかの基本
母子手帳は、お住まいの市区町村の役所や保健センターで受け取ります。
お医者さんから「母子手帳をもらってきてください」と言われたら、動き出すタイミングです。
持ち物の基本は、次のようなものです。
| 持ち物 | ポイント |
|---|---|
| 妊娠届出書 | 役所でもらえる場合と医療機関で渡される場合があり、自治体で異なる |
| マイナンバーがわかるもの | マイナンバーカードや通知カードなど |
| 本人確認書類 | 運転免許証など。健康保険証は使えない時期があるため注意 |
ひとつ気をつけたいのが本人確認書類です。
2025年12月2日からは、健康保険証が本人確認書類として使えなくなったと案内している自治体があります。
運転免許証やマイナンバーカードなど、ほかの書類を用意しておくと安心です。
印鑑は不要なことが多いですが、念のため持っていくと確実です。
持ち物や妊娠届出書をどこでもらうかは自治体でちがいます。
出かける前に、お住まいの市区町村のホームページや保健センターに一度確認しておくと、二度手間を防げますよ。
体調がすぐれないときは代理人にお願いできる
つわりがひどかったり、管理入院になったりして、自分では動けないこともありますよね。
そんなときは、家族などに代わりに行ってもらえる場合があります。
ただし、委任状や代理人の本人確認書類など、必要なものが自治体で変わります。
代理人にお願いするときは、事前に役所へ確認しておくとスムーズです。
もらった後に多胎がわかったときはどうする
なかには、先に母子手帳を1冊もらった後で「双子だった」とわかるケースもあります。
そんなときも大丈夫。
慌てなくて平気です。
この場合は、すでにもらった母子手帳を持って、もう一度役所で追加の交付を申請します。
自動で2冊目が送られてくるわけではないので、自分から「双子だとわかりました」と伝えに行くのがポイントです。
練馬区や葛飾区など、すでにもらった手帳を持参して追加申請する流れを案内している自治体もあります。
「最初にもらいそびれた…」と落ち込む必要はありません。
多胎の確定には時間がかかるもの。
後からの追加交付は、ちゃんと用意されている手続きですから。
面談の予約が必要な自治体もある
母子手帳を受け取るとき、保健師さんとの面談がセットになっていることがあります。
最近は、この面談を予約制にしている自治体が増えています。
仙台市や船橋市のように、予約が必要になっているところもあります。
ふらっと行ったら「今日は面談ができません」となってしまうと、また出直しに。
とくに体調がすぐれない時期に二度手間は避けたいですよね。
予約がいるかどうかも、事前のひと確認でわかります。
面倒なようでいて、この確認がいちばんの近道なんです。
双子三つ子だからこそ知っておきたい補助券と支援のこと
母子手帳を受け取るときに、もうひとつ気になるのが補助券のこと。
「双子だと検診の回数も増えるけど、補助券は足りるの?」という不安、ありますよね。
ここはいちばん自治体差が大きいところなので、ていねいにお話しします。
補助券の追加は自治体でまったくちがう
双子・三つ子は検診の回数が多くなりやすいぶん、補助券が足りるかどうかが心配になります。
ここで知っておいてほしいのは、補助券の追加は自治体によって大きくちがう、ということ。
「双子だと何枚多くもらえる」と一律には言えないんです。
たとえば、追加で何回分かの補助券を直接もらえる自治体もあれば、いったん自分で払って後から払い戻してもらう方式の自治体もあります。
仙台市のように検診の回数がかなり手厚いところもあれば、追加分の考え方がちがうところもあります。
だからこそ大事なのが、お住まいの自治体での扱いを確認すること。
母子手帳をもらうときに、保健師さんに「双子なんですが、補助券の追加はありますか」と聞いてみてください。
聞かないと案内されないこともあるので、ここは遠慮せず確認を。
足りなかったぶんを自費で払ったという声も
実際に、補助券が足りずに2〜3万円ほど自費で払ったという体験談もあります。
検診の回数が増える多胎だからこそ、補助券のことは早めに確認しておきたいところ。
あとから「知らなかった…」とならないように、最初の面談でしっかり聞いておきましょう。
母子手帳と一緒に確認したい補助券のもらい忘れ
意外と見落としがちなのが、補助券のもらい忘れです。
じつは、新生児の聴覚検査や1か月健診の補助券が、双子でもひとり分しか入っていないことがあります。
四日市市のように、これらの券は別の冊子にひとり分しか挟まれていないため、もうひとり分は後から送る、と案内している自治体もあります。
葛飾区のように「足りない券があれば声をかけてください」とうながしているところも。
つまり、券の数は自分でも確認したほうがいい、ということ。
もらった母子手帳と補助券の冊子を開いて、双子なら2人分そろっているかを見ておくと安心です。
「全部入っているはず」と思い込まず、ひと手間かけて数えておきましょう。
多胎ならではの支援も受けられることがある
母子手帳をもらうときの面談は、じつは支援につながる大事な機会でもあります。
自治体によっては、双子・三つ子の家庭向けに、外出をサポートするタクシーの助成や、家事育児のお手伝い、多胎の先輩ママとつながれる場などを用意しています。
ただし、こうした支援は実施している自治体がまだ限られています。
住んでいる場所によって受けられるものが変わるので、面談のときに「双子・三つ子向けの支援はありますか」と聞いてみてください。
向こうから案内してくれる自治体もあれば、こちらから聞かないと教えてもらえないこともあります。
聞くのは勇気がいるかもしれません。
でも、ここで一歩ふみ出しておくと、後の育児がぐっとラクになることも。
遠慮しすぎず、頼れるものは頼っていいんですよ。
私の住む地域では、面談のときに自分から「双子なんですが、使える支援はありますか」と聞いてみました。
そうしたら、多胎の先輩ママとオンラインで話せる集まりを教えてもらえて。
同じ境遇の人と話せたことで、ひとりじゃないんだと心が軽くなりました。
逆に、補助券の追加については聞くまで案内がなかったので、やっぱり自分から動いてよかったなと思っています。
双子三つ子の母子手帳でやってしまいがちな失敗
最後に、先輩ママたちの声から見えてきた、つまずきやすいポイントをまとめておきます。
先に知っておけば、同じ失敗を避けられますよ。
確認不足で二度手間になるパターン
いちばん多いのが、確認不足による二度手間です。
持ち物が足りなかった、面談の予約がいるのを知らなかった、補助券が人数分そろっていなかった…。
どれも、事前のひと確認で防げるものばかりです。
とくに体調のすぐれない時期に、何度も役所に足を運ぶのは本当につらいもの。
だからこそ、出かける前にお住まいの自治体のホームページを見るか、保健センターに電話で聞いておく。
これだけで、ぐっとラクになります。
自分から聞かないと損をすることがある
もうひとつ知っておいてほしいのが、案内が担当者や自治体によって差がある、ということ。
同じ自治体でも、ていねいに支援を教えてくれる保健師さんもいれば、こちらが聞くまで何も案内されないこともあります。
補助券の追加、多胎向けの支援、先輩ママとつながれる場…。
こうした情報は、知っていれば使えたのに、知らずに逃してしまうこともあります。
だから、気になることは遠慮せず聞く。
これが、双子・三つ子の妊娠を少しでもラクに進めるコツです。
情報をうのみにせず自治体に確認する
そしていちばん大事なのが、ネットで見た情報をそのまま自分の自治体にあてはめないこと。
補助券の枚数も、面談の予約の要否も、支援の内容も、住んでいる場所でまったくちがいます。
「双子だと補助券が何枚多くもらえる」「面談はその場で受けられる」といった情報も、あなたの自治体にあてはまるとは限りません。
だからこそ、最終的にはお住まいの市区町村の公式ページや保健センターで確認するのがいちばん確実です。
この記事も、確認の入り口として使ってもらえたらうれしいです。
双子三つ子の母子手帳は人数分もらえるから安心して準備を
ここまでお話ししてきたことを、最後に整理しておきますね。
- 母子手帳は赤ちゃんの人数分もらえる(双子は2冊、三つ子は3冊)
- もらうタイミングは多胎だと事情がちがうので、お医者さんの指示にそって動く
- 持ち物は妊娠届出書やマイナンバー、本人確認書類が基本で、健康保険証は使えない時期がある
- もらった後に多胎がわかったら、手帳を持って追加の申請をする
- 補助券の追加や支援は自治体差が大きいので、面談で自分から確認する
- 補助券が人数分そろっているか、自分でも数えておく
でも、母子手帳がちゃんと人数分もらえるとわかっただけでも、少し気持ちが軽くなったのではないでしょうか。
手続きは、ひとつずつ確認していけば、けっして難しいものではありません。
出かける前にお住まいの自治体に一度確認して、体調のいい日を選んで、できれば余裕のある時間に。
それだけで、当日ずいぶんスムーズに進みます。
これから始まる双子・三つ子との毎日は、きっとにぎやかで、想像もしなかったくらい愛おしい時間になります。
その第一歩として、母子手帳を受け取りに行く。
そんなふうに前向きな気持ちで、その日を迎えられたらいいですよね。
あなたとお腹の赤ちゃんたちが、健やかに過ごせますように。

