二人目の出産は里帰りなしで大丈夫?上の子と過ごす産後のリアル体験談

スポンサードリンク

二人目の妊娠がわかったとき、うれしさと同時に、ふとよぎる不安がありませんでしたか?

一人目のときはすべてが初めてで、わからないことだらけだったけれど、今度は「上の子のことも考えながら出産を迎える」ことになる。

その現実に、なんとも言えないプレッシャーを感じた方も多いのではないでしょうか。

私自身もそうでした。

「出産後、上の子のお世話はどうすればいい?」
「実家に帰った方がいいのか、それとも家で過ごした方が楽なのか?」

そんな問いが、毎晩頭をめぐりました。

そして気がついたんです。

二人目の出産は、一人目とはまったく違う経験になるということを。

上の子の生活リズム、感情、居場所。

どれも大切で、それらを守りながら赤ちゃんと向き合うためには、これまでとは違う準備が必要になる。

最近では、あえて里帰りをしないというママも増えてきました。

その背景には、上の子の環境を優先したいという想いや、家族みんなで乗り越えたいという願いがあります。

この記事では、二人目の出産で「里帰りしない」という選択をした場合のメリットや心配ごと、乗り越えるためのリアルな工夫を、先輩ママたちの体験談とともにお届けします。

あなたの悩みにそっと寄り添いながら、家族みんなが笑顔で過ごせるヒントを見つけていきましょう。

スポンサードリンク

二人目出産で「里帰りしない」選択に揺れた私たちの本音

一人目とは違う悩みがあったからこそ迷った

一人目の出産のとき、私は迷うことなく実家に里帰りしました。

親がいてくれれば安心だし、産後の体も気遣ってもらえるし、あのときの自分には「里帰りしかない」と思っていたんです。

実際、助かった面もたくさんありました。

洗濯やご飯の支度をしなくていいだけで、赤ちゃんとの時間にしっかり向き合えたことは大きかったと思います。

でも、だからといって何もかもが順風満帆だったかというと、そうじゃありませんでした。

久しぶりの実家暮らしで、

  • 母との距離感がつかめずにイライラしたり
  • 家事のやり方をめぐって小さなぶつかり合いが続いたり
なんとなく「気を遣っている自分」がずっといる感覚。

ありがたいのに、しんどい。

そう思う自分に罪悪感を抱く日もありました。

そんな経験があったからこそ、二人目の妊娠がわかったとき、また同じように里帰りするべきかどうか、すごく迷ったんです。

決断の背景には「上の子」の存在があった

一人目のときと大きく違ったのは、「上の子がいる」ということ。

まだ幼稚園に通い始めたばかりで、ようやく園生活にも慣れてきた頃でした。

このタイミングで長期間の実家暮らしを始めて、上の子の生活リズムをガラッと変えてしまうのはどうなんだろうと、胸の中に引っかかりが残りました。

上の子は繊細なところがあって、環境の変化に敏感なんです。

大好きな先生やお友だちとしばらく会えなくなることや、実家での見慣れない生活に戸惑う姿が目に浮かびました。

もしかすると、それがきっかけで「ママが赤ちゃんばかり見るようになった」と不安になるかもしれない。

そんな想像をするだけで、心が締めつけられそうになりました。

「家にいた方がむしろ楽かもしれない」という発想の転換

迷っている中で気づいたのが、「里帰りをしない方が、今の私たち家族にとってはスムーズかもしれない」という可能性でした。

上の子が保育園や幼稚園に行っている間に、下の子とゆったり過ごせる時間を持てるのなら、それはそれで理にかなっている気がしたんです。

それに、夫も「一緒に乗り越えたい」と言ってくれました。

彼にとっても、産後の大変な時期に関わる機会を持てることは、家族としての経験値を積む意味でも大きいと感じていたようです。

二人で協力しながらやっていくなら、きっと大丈夫。

そう思えた瞬間、少しだけ不安の霧が晴れた気がしました。

でも…それでもやっぱり不安だった

もちろん、「よし、里帰りしないでいこう」と決めてからも、不安がゼロになったわけではありません。

夜中の授乳、急な発熱、上の子のイヤイヤ期、夫が忙しくて頼れない日もあるかもしれない。

そんな不安材料が頭の中をぐるぐる巡って、眠れない夜もありました。

でも私は、完璧な毎日を目指すのではなく、「今日一日なんとか乗り切れた」って思えることを目標にすることにしました。

洗濯物が溜まってもいい。食事が冷凍食品や宅食でもいい。何より大切なのは、ママが笑っていられること。

そうじゃなきゃ、上の子にも赤ちゃんにも、余裕をもって向き合えないから。

「正解」はないけど、自分の選択を肯定したい

里帰りをするかしないかに、正解なんてありません。

それぞれの家庭によって事情も違えば、ママの体力や心の状態も違います。

ただ一つ言えるのは、「今の自分と家族にとって、いちばん良い形を選べばいい」ということ。

里帰りしない選択をしたからといって、無理をする必要はありません。

周囲に頼れるところは頼って、使えるサービスは思いきり使って、それでもどうしようもない日は、泣いてしまってもいいんです。

泣いたっていい。ママだって人間です。

がんばってるからこそ、涙が出るんです。

その選択があなたにとってのベストかどうかなんて、結果なんてまだ誰にもわかりません。

でも、迷って悩んで考えて出した答えなら、それはもう「あなたの正解」なんです。

スポンサードリンク

里帰りしないと大変?夫の理解と協力があれば乗り切れる?

「ひとりじゃ無理」って思ったから、ちゃんと話した

正直に言えば、私は里帰りしないと決めた瞬間からずっと不安でした。

体力的に大丈夫かな、上の子の送迎があるし、ご飯の準備もあるし、赤ちゃんは泣き止まないかもしれないし…。

でも、それを一人で抱え込んでいたら、きっと途中で折れてしまっていたと思います。

だから私は、思い切って夫に「ひとりじゃ無理」と伝えました。

最初は「俺も仕事あるからなあ」なんて少しのんびり構えていた彼でしたが、私の本気度に気づいてくれたのか、そこからは前向きに協力の方法を考えてくれるようになりました。

そして夫婦でスケジュールを確認し合いながら、

「この時間は任せて」
「これは一緒にやろう」

と、少しずつ役割分担を決めていったんです。

育休を取ってくれたわけではなかったけれど、それでも「ひとりで全部抱えなくていいんだ」と思えるだけで、ずいぶん救われた気がしました。

保育園の送迎は二人でやると全然違った

上の子がいると、朝と夕方の送迎問題が大きな壁になりますよね。

とくに下の子がまだ首も座っていない時期なんて、少し外に出るだけでも神経を使うもの。

「毎日やるのは無理かも…」と感じていたからこそ、夫と送迎をシェアできたことは本当に大きかったです。

朝は夫が連れて行ってくれて、帰りは私が下の子を連れて迎えに行く。

それだけでも、朝の慌ただしさがぐっと和らぎました。

夫も「毎日じゃないけど関われるのが嬉しい」と言っていて、私の中の罪悪感も少しずつ溶けていきました。

一瞬だけでも、先生に下の子を見てもらっていたこともあります。

ママ友に「今日は一緒に迎えに行こうか?」と声をかけてもらった日には、本当に涙が出そうになるほど心強かったです。

誰かと役割を分け合うことって、ただの「物理的な手間を減らす」以上に、心の支えになるんですよね。

料理や買い物は「完璧じゃなくていい」と思えたら楽になった

料理って、意外と大きな負担なんですよね。

赤ちゃんが泣き出すかもしれない中で、火を使って調理するのって、けっこう命がけです。

そんな時に出会ったのが宅食サービスとミールキットでした。

最初は「ちゃんと作らなくてごめん」って、どこかで思っていたんです。

でも、疲れ果ててイライラしながら手作りするよりも、美味しくて安全なごはんがあるほうが、家族みんなが笑顔になれるってことに気づきました。

ネットスーパーも大活躍でした。

冷凍庫にストックがあるだけで「今日はもう頑張らなくていいや」と思える安心感。

「楽すること=悪いこと」じゃないって思えたとき、ようやく自分にもやさしくなれた気がします。

夫がいない時間も、自分だけで抱え込まなくていい

もちろん、夫がずっと家にいてくれるわけではありません。

出張や残業で遅くなる日もありました。

そんなときに頼れたのが、地域のサポートや、ちょっとしたママ友の一言でした。

  • 「無理な日は、うちに預けてもいいよ」
  • 「買い物行くけど何かいる?」
その言葉に、どれだけ救われたかわかりません。

そしてもう一つ、大事だと思ったのが、「がんばりすぎない勇気」。

完璧な育児や家事なんて目指さなくていい。

部屋が散らかっていたって、レトルトばかりの食卓でも、子どもたちが元気で、自分が笑顔でいられたらそれでいい。

そう思えるようになるまでに、私は少し時間がかかったけれど、いま振り返れば、それがいちばん大切な視点だったと思います。

スポンサードリンク

二人目出産後に里帰りしない場合の家事はどうする?アイデアを紹介

出産後は「ちゃんとやる」より「ちゃんと休む」

二人目の出産を終えて家に戻ってきたとき、「またここから現実が始まるんだな」と少し背筋が伸びました。

でも同時に、「赤ちゃんと上の子と、家事も全部どうやってこなしていけばいいの?」と、正直途方に暮れました。

体はまだ本調子じゃないのに、やることは山ほどあって、気持ちだけが焦る毎日。

そんなとき、助産師さんに言われたんです。

「出産は交通事故レベルのダメージなんだから、まずは“生きてるだけで合格”よ」って。

この言葉に、私は本当に救われました。

里帰りしないと決めたなら、いちばんに優先すべきは「家事の完成度」じゃなくて、「ママの回復」です。

そのための準備と割り切りを、ちょっとずつ紹介していきますね。

ストックは裏切らない。 自分を助ける「もう一人の私」

出産前にやっておいてよかったと思ったのは、生活必需品のストックでした。

とくに

  • 赤ちゃん用品や自分の衛生用品
  • 日持ちのする食材
  • 冷凍食品
  • 飲み物
  • オムツやおしりふき
は余分にあっても困りません。

実際、深夜に赤ちゃんの肌着が足りなくなって、「あのとき買っておいて本当によかった…」と涙が出そうになったこともあります。

買い物に出かける余裕なんてない日々のなかで、過去の自分が準備してくれたものたちが「もう一人の私」としてそばにいてくれるような感覚でした。

“最低限”のレベルを決めて、後ろめたさを手放す

「ごはんは手作りしなきゃ」「洗濯物は毎日たたまなきゃ」って、つい思ってしまいますよね。

でも出産後の生活において“ふつうの生活”の基準をそのまま持ち込むと、確実にパンクします。

私は自分なりに、「これさえやれば今日はOK」という“最低限”のラインを決めました。

例えば、食事はレンジで温めたものでも、家族が栄養をとれていればOK。

洗濯は山になっていても、着替えが1セットあれば大丈夫。

掃除も、埃が気になったらそのときにすればいい。

この割り切りができるようになってから、ぐっと呼吸がしやすくなったんです。

ワンオペがきつくなったら、外に助けを求めてもいい

夫が仕事で忙しくて頼れないとき、私は心の中で何度もつぶやいていました。

「これ、一人でやるのは無理だよ…」って。

そんなときに思い出したのが、市役所の保健師さんのことでした。

思い切って電話してみたら、産後ヘルパーの制度や、訪問サポート、一時保育の使い方を丁寧に教えてくれたんです。

「頼っていいんですよ」と言われたとき、私は電話口で泣いてしまいました。

こうしたサポートは、毎日でなくてもいいんです。

週に1回、たった1~2時間でも誰かが手を貸してくれるだけで、気持ちに余裕が持てます。

「自分ひとりで頑張らなくていい」と思えたその瞬間から、家事も育児も、少しだけ違う景色に見えるようになりました。

完璧じゃない毎日こそ、愛おしい記録になる

いま思えば、散らかった部屋で上の子とおにぎりを分け合って食べた日も、泣いてばかりの赤ちゃんと一緒に昼寝した午後も、全部が愛おしい記録です。

そのときは「何もできなかった」と落ち込んでいたけれど、数ヶ月後に思い返してみると、どれも頑張っていた証だったとわかります。

家事がうまく回らなかったっていいんです。

誰にも見せなくていい自分の暮らしを、自分のペースで大切にしていけば、それが家族の居場所になります。

スポンサードリンク

二人目の産後は里帰りしない方がいい!?のまとめ

「二人目の出産、里帰りしないって本当に大丈夫なのかな?」

そんな不安を抱えたまま日々を送っているママへ、まずは「あなたはもう充分頑張っているよ」と伝えたいです。

一人目のときと同じようにすれば安心…そう思っていたのに、上の子の存在や家族の状況によって、前回とはまったく違う選択をしなければならないことって、実は多いんですよね。

里帰りをすることで得られる安心もあれば、上の子の環境やママ自身の気疲れを考えて「今回は家でがんばる」と決める強さもある。

どちらの選択にも、たくさんの愛と覚悟が詰まっています。

この記事では、「里帰りしない」選択をしたママたちのリアルな体験や、実際に役立った工夫、支えになった言葉やサービスをお届けしてきました。

その中で共通していたのは、「無理をしないこと」と「頼れるものには頼っていいんだ」と自分を許すこと。

そして、夫やママ友、時には行政の支援まで、ひとりじゃないことを知ることで、気持ちが少しずつほどけていったという声でした。

子どもが二人になって、母親としても家族としても新しいステージに立つあなたは、いままでよりもっと不安定で、でもいままでよりもっと強くて、優しい存在です。

完璧じゃなくていいんです。

泣いた日も、誰かに甘えた日も、宅食に頼った日も、全部あなたの“愛してる”のかたち。

だからどうか、自分を責めないでください。

そして「私たちの家族のかたちでいいんだ」と、胸を張ってこれからの毎日を歩んでいけますように。

この記事が、そんなあなたの背中をそっと押せる存在でありますように。

必要なときには深呼吸して、笑って泣いて、ひとつひとつの日々を大切にしていけますように。