母子手帳とSNSを両立する方法|双子・三つ子ママの記録がもっと楽しくなる工夫

気づけばスマホの中には、赤ちゃんの写真や動画が何千枚と並んでいるのに、母子手帳を開くと、あの頃の体温やミルクの量、ちょっとした体調の変化は空白のまま。

あのとき「あとで書こう」と思っていた小さな出来事が、気づけば思い出の隙間に消えていく。

そんな経験をしたことはありませんか?私もその一人でした。

双子の子育てが始まった頃は、1日が嵐のように過ぎていきました。

朝起きてから夜寝るまで、笑って泣いて、ようやく寝かしつけが終わる頃には自分も眠気で限界。

SNSにはその日の写真を投稿できても、母子手帳に文字を書く余裕なんてどこにもありませんでした。

でも、ある日ふと気づいたんです。

SNSには人に見せるための「今」が詰まっているけれど、母子手帳には“未来の自分と子どもに残すための記録”が詰まっているということに。

SNSを見返すと、たくさんの笑顔やかわいい瞬間が残っているのに、その裏で感じていた不安や努力はあまり残っていないことに気づきました。

だからこそ、どちらか一方を諦めるのではなく、SNSと母子手帳をうまく使い分けることで、子どもの成長と自分の想いをどちらも残せるようになれるんじゃないかと思ったんです。

このページでは、そんな気づきから生まれた「SNSも母子手帳も無理なく続けるための記録の工夫」を、同じように忙しい日々を過ごすママたちに向けてお話ししていきます。

完璧じゃなくていい。ただ“今”を残すこと。

それが、未来の宝物になると思うんです。

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SNS時代の母子手帳、どう付き合う?

母子手帳を開けないまま日々が過ぎていく現実

双子や三つ子の育児をしていると、毎日が本当にあっという間に過ぎていきます。

朝起きた瞬間から小さな手が何本も伸びてきて、授乳とおむつ替えと泣き声のループ。

気づけば夕方、やっと座れたかと思えば誰かが泣く。

そんな日常の中で、母子手帳を開いて「今日の体温」「ミルクの量」なんて丁寧に書く余裕なんてなかなか持てませんよね。

私も最初の頃は、健診の前日に思い出しながらまとめて書くことが多くて、空白を見つけては「ちゃんと記録しておけばよかったな」と少し後悔したりもしました。

けれど同時に、「それだけ必死に過ごしていた証拠なんだ」と思えるようになったとき、少し気持ちが軽くなりました。

SNSが支えになる時代に

そんな中で、私にとって大きな支えになったのがSNSでした。

写真を投稿して「今日もなんとか一日頑張った!」とつぶやく。

それを見た友人や同じように育児をしている人たちが

「うちもそうだよ」
「かわいいね」

と反応してくれるだけで、不思議と心が温かくなるんです。

SNSって、育児中の孤独を埋めてくれる場所でもあります。

誰かに見てもらえることで、「私もちゃんとやってるんだ」と自分を肯定できる瞬間が増えていく。

母子手帳が「医療や発達の記録」だとしたら、SNSは「心の記録」なのかもしれません。

SNSの記録が教えてくれる「今を生きる力」

写真や投稿を見返すと、そこには笑顔も涙も混じった“今”が詰まっています。

子どもが初めて寝返りした日、離乳食をぐちゃぐちゃにした日、夜泣きで寝不足のまま笑ってしまった朝。

SNSの記録は、完璧ではないけれど、そのときの「生きた記憶」を残してくれるんです。

母子手帳には書けなかった小さな感情まで、写真1枚や一言の投稿に閉じ込められていることがあります。

だから、母子手帳に書ききれなくても、SNSの投稿を見返すことで「確かにここにいた自分」を感じられる。

それは、ママが自分を見失わずに前に進む力にもつながると思うんです。

ただしSNSだけに頼るのは危険

一方で、SNSには注意すべきこともあります。

投稿内容によっては、思わぬ形で拡散されたり、プライバシーが守られなくなるリスクもあります。

特に子どもの顔写真や名前の公開範囲には慎重になる必要がありますし、将来的にその情報が残り続けることも意識しておくことが大切です。

また、サービスの終了やアカウント停止などで、大切な記録が消えてしまう可能性もあります。

SNSは「便利な記録の一部」として使いながら、母子手帳やクラウド保存など他の形でも記録を残すようにしておくと安心です。

母子手帳とSNS、それぞれの意味を知ることから始めよう

母子手帳は、自治体や医療機関と連携するための公的な記録でもあり、健康や発達の経過を知る大切な手帳です。

対してSNSは、家族や友人、そして未来の自分に向けた“日々のストーリー”。

どちらも大切ですが、目的が違うからこそ、どちらか一方を犠牲にする必要はありません。

母子手帳に書けない日があっても、SNSに写真を残していれば思い出は消えない。

SNSが続かなくても、母子手帳に数行でも書いていれば、その日々の証拠はちゃんと残っていく。

完璧じゃなくていいんです。大切なのは、「どちらも愛情を記録する道具」だと気づくことなんです。

ママが笑顔でいられる記録の形を

育児って、どうしても「やらなきゃ」が増えていくけれど、記録は義務じゃなくて“心を整える時間”でもあると思います。

SNSでも母子手帳でも、自分が心地よく続けられる形を選んでいい。

誰かと比べる必要はなくて、どんな形でも「そのときの自分」が映っていれば、それは立派な記録です。

母子手帳の白いページも、SNSのタイムラインも、どちらもあなたの大切な物語。

焦らず、自分らしいペースで、少しずつそのページを埋めていけたらいいですね。

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母子手帳とSNS、上手に両立するための考え方

母子手帳を書くのがつらくなる理由を見つめてみる

母子手帳って、本来は自分と子どもの大切な記録帳のはずなのに、気づくと「書かなきゃ」というプレッシャーに変わっていくことがありますよね。

私もそうでした。

健診のたびに白いページを開くと、空欄を見るだけで心がチクッと痛む。

まるで“ちゃんとできていない母親”の証のように感じてしまう瞬間があったんです。

でも、母子手帳は完璧な日記じゃなくて、“必要なときに思い出せるメモ”でいいんだと気づいてから、書くことへの抵抗が少しずつ減っていきました。

日々の全てを記録するのではなく、「後で見返したときに役立ちそうなことだけ書く」と考えると、ずっと気持ちがラクになります。

SNSと母子手帳は「役割を分けて使う」とうまくいく

SNSと母子手帳、どちらも記録のツールですが、使う目的はまったく違います。

SNSは“人と共有するための記録”、母子手帳は“家族と未来のための記録”。

そう意識して分けるだけで、使い方が整理されて、続けやすくなります。

たとえば、SNSでは写真やエピソードを通して日々の「気持ち」を残す。

母子手帳には、そのときの「体調」や「成長の変化」を簡単にメモしておく。

この二つをうまく使い分けることで、記録の負担を減らしながら、心の整理もできるようになります。

SNS投稿を“母子手帳メモ”として活用するアイデア

SNSに投稿する内容は、母子手帳を書くヒントにもなります。

たとえば、「#生後5か月」「#初寝返り」などのタグをつけておくと、後で見返したときに時期がすぐ分かる。

投稿のコメント欄やキャプションには、そのときの気持ちを少し添えておくと、母子手帳に転記するときにも思い出しやすいです。

私は、寝かしつけ後にSNSを見返しながら、母子手帳に短いメモを残すようにしています。

たった数行でも、「このときこう感じてたんだな」と思える記録が残るのは、後から見返したときに本当に心に残るんです。

完璧じゃなくても「続けること」に価値がある

SNSも母子手帳も、どちらも続けることが一番大変。

でも、続けることに価値があります。

完璧にやろうとすると、途中で息切れしてしまうから、「できるときに、できるだけ」で十分なんです。

母子手帳のページが空いていても、SNSの投稿が数か月止まっていても、それはあなたが“頑張って生きていた証”。

空白があることを責める必要なんてないんです。

むしろ、その余白こそが“現実の育児”のリアルさを物語っているんですよね。

夫婦で記録を分担するのもおすすめ

母子手帳を書くのはママだけの仕事じゃありません。

SNS投稿を夫婦で共有したり、写真を整理しておく役割をパパが担ったりするだけで、記録の負担がぐっと減ります。

私の友人は、パパがSNSを担当して、ママが母子手帳をまとめるスタイルにしているそうです。

どちらか一方に負担をかけないようにする工夫も、長く続けるコツのひとつです。

家族みんなで「思い出を残す」という意識を持つことで、記録がもっと温かいものになります。

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双子・三つ子ママが実践!リアルな記録の工夫

「記録する余裕なんてない」と思っていた日々から

正直に言うと、最初の数か月は記録どころじゃありませんでした。

双子を同時に抱っこして授乳して、寝かしつけて、ようやく一息ついたらもう次のミルクの時間。

母子手帳を開く余裕なんて一切なくて、頭の中で「今日の体温…何度だったっけ?」とぼんやり考えるだけの日々。

そんなとき、「もう無理だ」と思いながらも、スマホだけは手に取っていました。

SNSに写真を1枚投稿したり、メモアプリに短い一言を残したり。

それがのちに大切な記録の土台になるとは、そのときは全く思っていませんでした。

1日の出来事をスマホメモに残す“1分ルール”

私がやってみて良かったのは、寝かしつけたあとに1分だけメモをすること。

「朝よく飲んだ」
「お昼ごろぐずった」
「笑顔が増えた」

そんな簡単なことでもいいんです。

文字にするだけで、自分の中に“記録を残した”という達成感が生まれる。

しかもこのメモは、後で母子手帳に転記するときの宝になります。

数週間後、時間ができたときに見返すと、「あ、あの日こうだったな」とちゃんと思い出せるんです。

小さなメモが積み重なって、自分を支えるようになりました。

SNS投稿を“日記の代わり”に使う

SNSは、リアルタイムで気持ちを残せる最高のツールです。

「#双子ママ」「#育児日記」などのタグをつけて、ほんの一言だけでも投稿しておくと、あとから見返したときに日付と感情がリンクしていて、母子手帳に書くときのヒントになります。

とくに多胎育児は「今日は誰が泣いてたっけ?」と混乱する日も多いから、写真と一緒にその日のエピソードを残しておくと本当に助かります。

あとで見返したら笑ってしまうようなハプニングも、SNSに残しておくと立派な思い出になります。

それぞれの子の“違い”をタグで分ける

双子・三つ子を育てていると、同じ日に全く違う反応を見せることがあります。

片方はご機嫌、もう片方はずっと泣きっぱなし…なんてこともしょっちゅう。

だから私は、SNSに投稿するときに

「#長男成長記録」
「#次男初寝返り」

などのタグを使って、それぞれの子のエピソードを分けて残すようにしました。

あとで検索すると、どの子がどんなタイミングで成長したのか一目で分かるし、見返すたびに「ああ、あの頃はこんな違いがあったんだな」としみじみしてしまいます。

家族で共有する“記録アプリ”という選択

最近では、SNSだけでなく家族内で使える記録アプリもたくさんあります。

写真を共有したり、コメントを残したり、誰がどんな記録をしたかを一目で確認できるものも。

祖父母とつながっておけば、遠くに住んでいても子どもの成長をリアルタイムで見てもらえるのも嬉しいポイントです。

多胎家庭では「誰がどの子を見ているか」で情報が混乱しがちなので、共有アプリを使うことで家族全体の安心感が生まれます。

「できたこと」を記録すると自分も救われる

毎日の記録って、つい「できなかったこと」に目が行きがちなんですよね。

でもある日、SNSに「今日は二人を笑顔で寝かしつけられた」と書いたら、思っていた以上に自分の心が軽くなりました。

誰かに褒めてもらうためじゃなくて、自分を認めるための記録。

母子手帳もSNSも、完璧な記録帳ではなく“あなたが頑張った証”です。

少しでも前向きに書ける日があるなら、それが一番素敵な日だと思うんです。

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安心して続けるためのプライバシー・安全対策

「かわいい」を共有したい気持ちと、守りたい現実のあいだで

赤ちゃんや子どもの写真って、本当にどれも愛おしいですよね。

初めて笑った顔、兄弟でじゃれ合う姿、ふとした瞬間の表情。

つい「この可愛さを誰かに見てほしい!」と思ってSNSに投稿したくなります。

でも、その気持ちと同じくらい大切なのが“子どもの未来を守る意識”です。

SNSはたくさんの人が見ている場所。

無防備な投稿が思わぬ拡散につながることもあります。

だからこそ、記録を残すときには「誰に見せるか」を意識しておくことがとても大事なんです。

顔出し・名前公開のルールを自分なりに決める

私はある日、自分の投稿が知らないアカウントに転載されていたことをきっかけに、SNSの使い方を見直しました。

怖さを感じた一方で、「子どもの成長を残したい」という気持ちは消えなかったんです。

だから、投稿のルールを変えました。

顔がはっきり写る写真は限定公開、名前はイニシャルやニックネームのみにする。

たったそれだけのことでも安心感がまるで違います。

SNSは便利だけど、情報をコントロールできるのは自分だけ。

最初に「どこまで出すか」を決めておくと、迷わず続けられます。

非公開アカウントや限定公開機能を活用する

今はSNSにも「限定公開」「親しい友達リスト」「鍵付きアカウント」など、安心して共有できる機能があります。

私は仲の良い友人だけをフォローに残して、子どもたちの写真はその中だけでシェアするようにしました。

外から見えない場所でも、コメントをもらったり反応が返ってきたりするだけで十分に嬉しい。

公開範囲を絞ることで、気持ちの負担も減り、安心して投稿を楽しめるようになりました。

バックアップを取ることで「もしも」に備える

SNSに投稿していると、それが「自分のアルバム」みたいな気分になりがちですが、SNSの運営側の都合でデータが消える可能性もあります。

だから私は月に一度、投稿した写真や動画をクラウドや外付けドライブに保存しています。

さらに、母子手帳アプリを併用して、予防接種や健診の記録をデジタルでも管理。

紙とデジタル、両方で残しておくことで、万が一のときにも大切な記録を失わずに済みます。

安心できる環境が「続けられる記録」を生む

SNSを使いながら母子手帳の記録を続けるには、「怖い」「不安」と感じないことが何より大切です。

安心できる環境を整えたうえで、自分にとって心地よい記録の形を見つける。

これが長く続けるためのいちばんの秘訣だと思います。

誰かに見せるための投稿ではなく、自分と家族の未来のために残す記録。

その意識を持つだけで、SNSも母子手帳も、もっとあたたかいものになります。

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「続けられない」をなくすための仕組みづくり

完璧を目指さないことが、いちばんの継続術

母子手帳もSNSも、「きれいに残したい」「あとで見返してもわかりやすくしたい」と思うほど、書くことがプレッシャーになってしまうことがあります。

私も以前は、見やすくまとめようとして、1日でも空くと罪悪感を感じていました。

でもある日、あるママ友に「その日を生き抜いたってだけで偉いんだから」と言われて、ハッとしたんです。

育児って、毎日が予測不能。

だからこそ、完璧を求めるより「今日はここまでできた」で十分なんですよね。

無理のない範囲で続けることが、結局いちばん長く続く方法です。

「ながら記録」でハードルを下げる

母子手帳を開く時間が取れないときは、スマホを使って“ながら記録”をしておくのがおすすめです。

授乳の合間や寝かしつけのあとにボイスメモで「お昼に初めて寝返りした」と録音するだけでもOK。

あとで文字に起こせば母子手帳に書くこともできます。

SNSに投稿する前に下書きメモを残すのも一つの方法です。

「時間があるときにまとめてやる」より、「1分でできることを積み重ねる」ほうがずっと現実的。

続けることのコツは“手軽さ”にあります。

日・週・月単位の「リズム」を決める

記録を続けるうえで、リズムを作ることはとても大切です。

毎日は難しくても、

「日曜日の夜に1週間をまとめる」
「月の終わりに印象に残った写真を3枚選ぶ」

など、自分の生活リズムに合わせてルールを決めておくと、記録が自然に習慣化します。

私は「毎週金曜はSNSをまとめて振り返る日」と決めたことで、無理なく続けられるようになりました。

ルールがあると“やるタイミング”を考えなくて済むので、気持ちが軽くなります。

記録を「家族のイベント」に変える

記録を一人で抱え込むと苦しくなります。

でも、家族みんなでやると楽しくなる。

週末の夜に子どもたちと一緒に写真を見返したり、夫婦で「今週のベストショット」を選んだりすると、ちょっとしたイベントみたいになります。

母子手帳に書く内容も「今日はパパが寝かしつけ成功!」なんて軽いエピソードでも十分。

笑いながら続けられる記録こそ、後から読み返したときに心が温かくなるんです。

“頑張りすぎない仕組み”が継続を支える

母子手帳とSNSを両立しようとすると、「あれも書きたい」「これも残したい」と気持ちばかり焦ってしまうことがあります。

でも大事なのは、頑張りすぎない仕組みを自分の中に作ること。

「今日はSNSだけ」「今週は母子手帳に1行だけ」といった“柔らかいルール”を決めておくと、罪悪感なく続けられます。

記録の目的は、完璧な記録帳を作ることではなく、子どもと自分の今を大切に残していくこと。

続けることに意味があるんです。

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母子手帳×SNS記録がもたらす、心のゆとり

「記録」は未来の自分への手紙になる

育児の真っ只中にいると、毎日が嵐のように過ぎていきます。

泣き声と笑い声と洗濯物の山のなかで、自分が何を感じていたかなんて、数日経つだけで忘れてしまうことも多いですよね。

でも、ふとSNSの投稿や母子手帳のメモを見返したとき、「あの頃の自分、こんなに頑張ってたんだ」と気づく瞬間があります。

それは、過去の自分から今の自分への優しい手紙のようなもの。

とくに多胎育児では、自分を褒める時間なんてなかなか取れないからこそ、記録がその役割を果たしてくれるんです。

「書くこと」で気持ちを整理できる

不安や焦り、ちょっとした苛立ち

それらを文字にすることで、心の中がすこし軽くなる。

SNSへの短い投稿や母子手帳へのひとことメモは、まるで心のデトックスのようなものです。

私は、夜泣きが続いて限界を感じていたある晩、「眠れない夜、でもこの子の寝顔は世界一かわいい」とSNSに書いたことがあります。

すると翌朝、思っていたよりずっと気持ちが落ち着いていて、自分の中の“余裕”を取り戻せたんです。

書くという行為は、自分の気持ちを整理し、育児の中に小さな安定を取り戻すきっかけになります。

SNSでつながる「共感」が孤独を癒やす

育児中って、どうしても孤独を感じる瞬間があります。

特に双子や三つ子のママは、周りに同じ境遇の人が少なくて、話せる相手がいないということも。

そんなとき、SNSで「うちもそうだったよ」「この時期が一番大変だよね」と声をかけてもらえるだけで、不思議と涙がこぼれるほど安心することがあります。

共感の力って、本当に大きいんです。

SNSは“比較”の場になりやすいけれど、使い方次第で“支え合う場所”にもなる。

母子手帳が家族との記録なら、SNSは「同じ空を見ている誰か」との記録なんだと思います。

「残す」ことで見える成長と感謝

子どもたちの写真や成長記録を見返していると、「この頃はこんなに小さかったんだ」と驚くことがあります。

そしてそのたびに、「あの頃の自分、よく頑張ったな」と感じられる。

記録を残しておくことで、今の生活の大変さよりも、そこにある幸せや成長の喜びに気づけるんです。

母子手帳もSNSも、結局は“今を愛おしむための道具”なんですよね。

何気ない日々を残しておくことが、後の自分を癒やしてくれる。

そう思うと、記録する時間がちょっと特別に感じられるようになります。

まとめ

母子手帳とSNS、どちらも「子どもの成長を残したい」という気持ちから始まるものです。

でも、現実は忙しくて、思うように書けなかったり、更新が止まってしまったりすることもありますよね。

それでも大丈夫です。

完璧じゃなくても、少しずつ残した“日々の断片”こそが、後になって宝物になります。

SNSで笑顔の写真を投稿した日、母子手帳にほんの一言メモを書いた日。

その積み重ねが、未来の自分にとって何よりの励ましになるのです。

母子手帳は医療や発達の記録としての安心をくれ、SNSは日常の中で自分を肯定する力をくれる。

両方をうまく使い分けながら、自分のペースで「残す」を続けていくことが何より大切です。

そして、育児という終わりのない旅の途中で、記録を“義務”ではなく“感謝の時間”に変えていけたら、それはきっと心を少し柔らかくしてくれるはず。

今日書けなかったとしても、明日はまた違う形で思い出を残せる。

焦らなくても、空白があっても、あなたの手で綴られた記録はすでに愛情そのものなんです。