ワンオペでも安心!赤ちゃんの沐浴をシャワーで簡単に行う方法

赤ちゃんの沐浴は、初めての育児ではとくに緊張する場面のひとつですよね。

小さな体をどうやって洗えばいいのか、どこまで流せばいいのか、はじめてだとわからないことばかり。

とくに、ママやパパがひとりで赤ちゃんをお風呂に入れる“ワンオペ育児”の場面では、

「ちゃんと洗えてるかな?」
「お湯が熱くないかな?」
「肌にトラブルが出たりしないかな?」

など、いろいろな不安が頭をよぎります。

そんな不安を少しでも減らすために、この記事では、シャワーを使った赤ちゃんのかけ湯方法をやさしく丁寧にご紹介します。

シャワーを使えば、ベビーバスの準備がいらなかったり、汚れが流れやすかったりと、ワンオペでも取り入れやすい便利さがたくさんあります。

また、沐浴のあとのスキンケアのポイントや、乳児湿疹などの肌トラブルを防ぐためのちょっとしたコツについても、わかりやすくお伝えします。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートだからこそ、毎日の沐浴と保湿ケアがとても大切です。

この記事を通して、ママ・パパが赤ちゃんと向き合う沐浴タイムが、安心して過ごせるやさしい時間になるよう、役立つ情報をたっぷりお届けしていきますね。

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シャワーを使った沐浴がママパパにおすすめな理由

ベビーバスがなくても安心してできる簡単な沐浴法

赤ちゃんを沐浴させるとき、よく使われるのがベビーバスですが、実はシャワーを使った「かけ湯」でも、しっかりと赤ちゃんの体を清潔にしてあげることができるんです。

ベビーバスはお湯を張ったり片付けたりする手間がかかるので、忙しい毎日の中ではなかなか大変に感じることもありますよね。

それに対して、シャワーを使う方法なら、お湯を溜める必要がないぶん準備や後片付けがとてもラクになります。

それに、赤ちゃんを抱っこしたままスムーズに全身を流してあげられるという大きなメリットもあります。

シャワーから出るお湯の流れによって、赤ちゃんの体についた汗や皮脂、ミルクの残りなどがきれいに洗い流されるので、汚れがたまりにくく、清潔な状態を保ちやすくなります。

また、お湯を都度流せるため、お湯が汚れてしまう心配も少なく、より衛生的にケアすることができるんですね。

とくに、肌がとてもデリケートで乾燥しやすい新生児のうちは、こまめに優しく洗ってあげることが大切です。

そういった意味でも、シャワーでのかけ湯は、赤ちゃんの肌をやさしくいたわりながら、毎日無理なく続けられるぴったりな沐浴方法といえますよ。

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シャワーで赤ちゃんを沐浴させる基本の手順

お湯の温度は「ぬるめ」が安心

赤ちゃんのお肌はとっても薄くてデリケートなので、大人が感じる「ちょうどいい温度」でも、赤ちゃんにとっては熱すぎたり冷たすぎたりすることがあるんです。

お湯の温度が高すぎるとすぐに肌が赤くなってしまいますし、逆にぬるすぎると寒くなって体温が下がってしまうこともあるので注意が必要ですね。

だからこそ、お湯の温度は38~39℃くらいの「ちょっとぬるめ」に設定するのがおすすめです。

これは赤ちゃんにとって安心できる快適な温度帯といわれていて、体をあたためながら、やさしく洗ってあげることができます。

温度をチェックするときは、ママやパパの手のひらを使って確認してみてください。

手のひらで触って「少しぬるいかな?」と感じるくらいが、実は赤ちゃんにはちょうどいいんですね。

また、シャワーの場合はお湯の出始めに温度が変わることがあるので、必ず流し始めてから肌にあてるようにすると安心ですよ。

ベビーソープは泡タイプが使いやすい

赤ちゃんを洗うときには、泡タイプのベビーソープを使うのがおすすめです。

泡立てる手間がいらないので、準備がスムーズにできて、ワンオペでのお風呂でもとってもラクに使えるのが嬉しいポイントですね。

とくに新生児のうちは、体が小さくて繊細なので、片手で赤ちゃんを支えながら、もう片方の手でサッと使える泡ソープは大助かり。

液体タイプよりも流れ落ちにくいので、赤ちゃんの肌にやさしく密着して、汚れをしっかり落としやすいのもメリットです。

手のひらに泡を適量とって、ふわふわの泡でなでるようにやさしく洗ってあげてくださいね。

とくに首まわりや耳のうしろ、ひじの内側などは汚れがたまりやすいので、やさしく丁寧にケアしてあげましょう。

洗いすぎは刺激になることもあるので、やさしさを第一にしたいですね。

洗うときは「上から下へ」が基本

沐浴では、基本的に頭→顔→胴体→腕→足→おしりという順番で、上から下へと洗っていくのが基本です。

この順番にすることで、泡や汚れが自然と下へ流れていくようになり、効率よく全身を清潔に保つことができるんです。

特にワンオペのときは、順序立てて洗うことで動きにも無駄がなくなり、時間も短縮できますよ。

洗うときは、やさしい泡を手のひらにとって、赤ちゃんの肌にそっとのせるように広げてから、なでるようにやさしく洗ってあげてください。

ゴシゴシと強くこするような洗い方は、赤ちゃんの薄くて敏感なお肌に刺激を与えてしまう原因になってしまうので、力を入れすぎないように注意が必要です。

また、首のしわの間や耳のうしろ、手足の指の間など、つい見落としがちな部分も、汗やミルクの成分、皮脂がたまりやすいので、泡を使ってやさしく丁寧に洗ってあげましょう。

洗いながら赤ちゃんの肌の様子を確認できるのも、ママ・パパにとって安心ポイントのひとつです。

もし赤ちゃんが動いてしまってうまく洗えないときは、歌をうたったり話しかけながら洗ってあげると、リラックスしてくれてお互いに楽しい時間になりますよ。

毎日の沐浴が、赤ちゃんとの大切なふれあいタイムになるように、やさしく楽しく洗ってあげましょう。

シャワーで流すときは弱めの水圧と近めの距離でやさしく

洗い終わったら、泡をしっかり流してあげることもとても大切なステップです。

シャワーヘッドは赤ちゃんの体からなるべく近い位置に持っていき、お湯の水圧はできるだけ弱めに設定してあげましょう。

勢いが強いままだと赤ちゃんがびっくりして泣いてしまうこともあるので、やさしく静かに流れるように調整してあげると安心です。

まずは体の上のほうから下へ向かって、お湯をゆっくりかけながら泡を落としていきます。

泡が体に残ってしまうと肌荒れの原因になることもあるので、時間をかけてやさしく丁寧に流してあげましょう。

背中やおしりのあたりなど、見えにくい場所にも泡が残っていないか確認しながら流すと安心です。

とくに顔まわりはとてもデリケートな部分です。

なので、シャワーをそのままあてるのではなく、おでこから鼻先に向かって手を添えて、手のひらでお湯をそっと流すようにしてあげてください。

目や鼻にお湯が入らないようにするための大切な工夫です。

片手で顔をやさしく支えながら、もう片方の手でシャワーの向きを調整してあげると、スムーズにすすぎができますよ。

全体を流している間も、お湯の温度が変わっていないか、ときどき手でチェックしてみてください。

とくに寒い季節や長く流しているときは、お湯が冷たくなっていないかを確認することで、赤ちゃんが快適に過ごせるようになります。

やさしく、ていねいに、赤ちゃんの気持ちに寄り添いながら流してあげましょう。

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沐浴のあとに気をつけたい赤ちゃんのスキンケア

赤ちゃんの肌は乾燥しやすいからこまめな保湿が大事

沐浴が終わったあとの赤ちゃんの肌は、見た目にはしっとりしているように見えても、水分がどんどん蒸発してしまい、実はとても乾燥しやすい状態になっています。

赤ちゃんのお肌は、大人に比べておよそ半分の薄さしかなく、バリア機能もまだ未熟なんですね。

だから、ちょっとした乾燥や温度差でも、すぐにカサカサしたり、赤くなったりと肌トラブルにつながりやすいんです。

こういった乾燥をそのままにしておくと、肌が外からの刺激を受けやすくなってしまって、かゆみをともなったり、ひっかいてしまうことで傷ができてしまうこともあります。

さらに、乳児湿疹などの肌トラブルの原因にもなりかねないので、日々のケアがとても大切になってきます。

だからこそ、沐浴後のスキンケアはとても大切です。

お風呂からあがったら、なるべく早めに、そしてやさしくしっかりと保湿してあげることで、赤ちゃんのお肌を乾燥から守ってあげることができます。

タオルでそっと水分をふき取ったら、時間をあけずにすぐ保湿ケアをしてあげるのが理想です。

毎日のルーティンとして習慣づけることで、赤ちゃんのお肌のコンディションも安定していきますし、ママやパパも安心できますよ。

スキンケアの時間は、赤ちゃんとのスキンシップの時間としても大切なひととき。

赤ちゃんの表情や肌の様子を見ながら、やさしく声をかけてあげることで、お互いの気持ちも穏やかになっていきます。

保湿はできるだけ早めに!目安は“3分以内”が理想

タオルで水気をふきとるときは、ゴシゴシこすらずに、やさしくポンポンと押さえるようにふいてあげましょう。

強くこすると摩擦によって赤ちゃんのデリケートな肌に刺激がかかってしまい、乾燥や赤みの原因になることもあるので注意が必要です。

ふき取る際は、タオルを赤ちゃんの肌にそっとあてるようにして、やさしく水分を吸い取ってあげるイメージでおこなうといいですよ。

タオルドライが終わったら、できれば“3分以内”を目安に、すぐに保湿ケアを始めてあげてくださいね。

この「3分ルール」は、肌の水分が蒸発してしまう前にうるおいを閉じ込めるための大事なポイントなんです。

特にお風呂上がりは肌のバリア機能が一時的に弱まっているため、早めの保湿がとても大切になります。

保湿に使うアイテムは、赤ちゃん用に作られた低刺激のベビーローションやベビークリームなど、肌にやさしい保湿剤がおすすめです。

顔や首、ひじやひざの裏、わきの下、お腹や背中など、乾燥しやすいところを中心に、手のひらで包み込むようにして、やさしく塗ってあげましょう。

赤ちゃんが寒がらないように、できれば暖かい部屋で、手のひらで保湿剤を少し温めてから使うと、さらに快適にお手入れできますよ。

寒い季節や、エアコンや暖房を使用している環境では空気が乾燥しがちなので、いつも以上に肌が乾燥しやすくなります。

そんなときは、1日に何度か保湿をしてあげるのもおすすめです。

朝と夜だけでなく、日中にも乾燥が気になる部分があれば、こまめに塗りなおしてあげると、肌トラブルの予防につながります。

この保湿の時間は、単なるスキンケアとしてだけでなく、赤ちゃんとのスキンシップにもなる大切な時間です。

やさしく声をかけながらケアしてあげることで、赤ちゃんも安心してくれて、親子の絆も深まっていきます。

毎日の習慣として、楽しみながら続けていけるといいですね。

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乳児湿疹が出てきたときの対処法

沐浴や保湿をしっかりしていても、赤ちゃんの肌に赤みや小さなブツブツが出てくることがあります。

これは「乳児湿疹」と呼ばれていて、生後間もない赤ちゃんにとてもよく見られる肌トラブルのひとつです。

原因としては、皮脂の分泌が活発な時期に、毛穴が詰まったり、汗や汚れがたまったりすることがあげられます。

また、ちょっとした乾燥や刺激でも赤ちゃんの敏感な肌は反応してしまうので、とても気をつかうところですよね。

そんなときは、毎日の沐浴で肌を清潔に保ち、やさしく保湿を続けていくことが大切です。

とくに顔まわりや首、頭皮など皮脂が出やすい部分は、丁寧に洗ってしっかりと泡を流し、清潔な状態を保ってあげましょう。

そのうえで、乾燥しやすい部分にはベビー用の保湿剤をやさしく塗って、うるおいを補ってあげると、たいていの場合は自然と湿疹が落ち着いてきますよ。

ただし、赤みがどんどん広がってきたり、ジュクジュクしている、黄色っぽいかさぶたができている、赤ちゃんがかゆそうにして頻繁に顔をこすってしまうなどの様子が見られたら、無理をせず、できるだけ早めに小児科や皮膚科を受診してみてくださいね。

専門の先生に相談することで安心できますし、必要に応じてお薬を処方してもらえることもあります。

まとめ|シャワーかけ湯で沐浴も育児もラクに楽しく!

シャワーを使ったかけ湯の沐浴は、ワンオペでも取り入れやすくて、とっても衛生的な方法なんです。

赤ちゃんのお世話に慣れていないママやパパでも、お湯を張ったり汚れたお湯を入れ替えたりといった手間が省けるので、日々の育児の負担を減らすのにぴったりなスタイルといえます。

さらに、お湯の温度の調整や、洗い方の工夫、シャワーの流し方など。

ちょっとしたポイントをおさえておくだけで、赤ちゃんのやわらかいお肌をやさしく、しっかりと守ってあげることができます。

お湯の温度はぬるめに保つ、洗う順番は上から下へ、シャワーは弱めの水圧でなど、どれも今日からすぐに実践できることばかりなので、安心して取り組めますよ。

沐浴のあとは、タオルでやさしく水分をふき取ってから、なるべく早めに保湿ケアをしてあげるのが大切です。

赤ちゃんの肌はとっても敏感だからこそ、毎日のちょっとした保湿の積み重ねが、乾燥を防ぎ、乳児湿疹などのトラブルの予防につながっていきます。

しっかりと肌のうるおいを守ってあげることで、赤ちゃんもご機嫌でいられますし、ママやパパも安心して過ごせますね。

これからの沐浴タイムが、ただの“お風呂の時間”ではなく。

赤ちゃんとの心あたたまるスキンシップのひとときとして、もっと楽しくリラックスした時間になるように、ぜひ今回ご紹介したポイントを活かしてみてくださいね。

育児のなかでの「ちょっと不安」が「ちょっと楽しみ」に変わる、そんなきっかけになればうれしいです。