1歳児の絵の具遊びのねらいとは?楽しく育つ5つの力と関わり方

絵の具遊びって、きれいに描けるかどうかよりも、もっと手前のところに大事な意味があるんですよね。

1歳くらいだと、まだ線を上手に描くことより、手で触った感じを楽しんだり、色が広がる様子にわくわくしたりする時期です。

でも実際は、汚れそう、口に入れそう、これって何のためにやるのかなと不安になることもあると思います。

私も最初は、遊ばせる前より片づけのことばかり考えていました。(現実的すぎますよね)

それでも、少し構え方を変えると、絵の具遊びは1歳児の感覚や手指の動き、表現する楽しさを育てる時間になりやすいです。

今日は、そのねらいをわかりやすく整理しながら、無理なく楽しむコツまでまとめていきます。

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1歳児の絵の具遊びのねらいは感覚と表現の土台づくり!

1歳児の絵の具遊びで大切なのは、上手に作品を作ることではありません。

大丈夫ですよ。

この時期は、触る・広げる・混ざる・びっくりする・うれしいといった体験そのものが大きな意味を持ちます。

まだ何かを完成させることよりも、今の月齢に合った関わりの中で、「楽しい」「やってみたい」「もう一回」という気持ちが育つことのほうがずっと大切です。

1歳児の絵の具遊びで育ちやすい力を、まずは整理するとこんなイメージです。

ねらい 育ちやすいこと 大人の関わり方
感覚を味わう ぬるぬる・ひんやり・べたっとした違いに気づく 嫌がる感触は無理強いしない
手や指を使う 塗る・押す・つまむ・こする動きが増える 大きな紙で自由に触らせる
色の変化を知る 赤と黄を混ぜると変わるなど見て楽しむ 正解を教えすぎず一緒に驚く
気持ちを出す うれしい・不思議・楽しいを表しやすくなる 作品の評価より気持ちを言葉にする
やってみたいを育てる 自分から手を伸ばす・試す経験が増える 止めるより安全を整えて見守る
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きれいに描くより大切なことがある!

絵の具遊びのねらいは、見た目の完成度ではなく、子どもの内側で起きている小さな変化にあります。

ここを知っておくと、途中でぐちゃぐちゃになっても、ちょっと気持ちがラクになります。

感触を楽しむことが学びの入り口!

1歳児は、目で見るだけでなく、触って確かめながら世界を知っていく時期です。

絵の具の冷たさややわらかさ、手のひらで広がる感じは、それだけで十分に豊かな体験になります。

私の場合、上手にやらせようとした日に限って嫌がられました。

触って終わりの日でも、実はそれでよかったんですよね。

手や指を動かす経験が積み重なっていく!

手のひらでぺたっと押す、指先でちょんと触る、紙の上でこする。

そんな動きのくり返しが、少しずつ手指の使い方につながっていきます。

もちろん、すぐに器用になるわけではありません。

でも、手を使って遊ぶ経験そのものが、次の遊びや生活動作の土台になりやすいです。

自分なりに表す楽しさにつながる!

1歳児は、まだ言葉で説明できないことも多いですよね。

だからこそ、色をのばす、手形をつける、偶然できた模様を見て笑う、そんな表し方がすごく自然なんです。

上手か下手かを急がなくて大丈夫です。

まずは、表したくなる気持ちが芽生えること。

それが大きな一歩です。

うちの子は、最初は指先で少し触るだけでしたが、私が紙に手形をつけると安心したのか、次は自分から手のひらでぺたっと押していました。

青色を広げたときに一番うれしそうに笑っていて、色の違いもちゃんと見ているんだなと感じました。

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楽しみ方しだいで満足度はかなり変わる!

ここでは、1歳児でも取り入れやすい絵の具遊びのやり方を3つ紹介します。

どれも難しい準備は要りません。

大事なのは、短時間でもいいから気持ちよく終われることです。

手形遊びでまずは一回成功させる!

大きめの紙を用意して、手のひらに少量の絵の具をつけてぺたっと押す方法です。

動きがシンプルなので、初めてでも取り入れやすいです。

手形がついた瞬間に、大人が「わあ、出たね!」と反応すると、子どもも楽しくなりやすいです。

やりすぎると疲れてぐずることもあるので、数回で終わっても十分です。

指でちょんちょん触る遊びで感触に慣れる!

いきなり手のひら全部では抵抗がある子もいます。

そのときは、指先だけでちょんちょん触れるところからで大丈夫です。

絵の具を一度に数色並べすぎると迷いやすいので、最初は1色か2色くらいがやりやすいです。

私も欲張って3色出したら、管理する側だけが大忙しでした。(あるあるです)

袋の外から触る遊びなら汚れにくい!

絵の具をチャック付き袋などに入れて外から押したり伸ばしたりする遊び方もあります。

直接触るのが苦手な子にも向きやすく、片づけがラクなのが魅力です。

ただし、袋の破れや口に入れる行動には注意が必要です。

遊ぶ間は必ず近くで見守ることが大切です。

やってほしくないことを先に決めておく!

楽しい遊びでも、無理をすると親子ともにしんどくなります。

避けたいのは次のような流れです。

  • 嫌がっているのに続ける
  • 口元まで絵の具を持っていくのを放置する
  • 長時間やって疲れさせる
  • 作品をきれいに仕上げようと大人が主導しすぎる

とくに1歳児は、遊びたい気持ちと口に入れたい動きが重なることがあります。

使う絵の具は年齢に配慮されたものを選び、遊ぶ前に口に入れないよう短く伝えつつ、実際には大人が手の届く距離で見守ることがいちばん大切です。

わが家では、お風呂前の10分だけと決めて、床には大きめのレジャーシートを敷いていました。

終わったらそのまま手を洗って着替えられる流れにすると、私の気持ちにもかなり余裕が出ました。

うまくいかない日があってもそれで大丈夫!

絵の具遊びは、毎回楽しく盛り上がるとは限りません。

触らない日もありますし、すぐ終わる日もあります。

でも、それは失敗じゃないんです。

触れなかった日は見るだけで十分!

今日は見て終わり。

そういう日もあります。

1歳児は気分も体調もかなり大きく変わります。

見るだけ、指一本だけ、親がやるのをじっと見るだけでも、その子なりの参加なんですよね。

焦らなくて大丈夫です。

片づけまで含めて無理のない形にする!

親がしんどいと、次にやろうと思えなくなります。

だからこそ、最初から完璧を目指さないことが大切です。

新聞紙より拭きやすいマットのほうが合う家もありますし、テーブルの上だけで済ませたほうがラクなこともあります。

私は広げすぎて後悔したことがあるので、小さく始めるほうをおすすめしたい派です。

1歳児の絵の具遊びのねらいを知ると見守りやすくなる!

1歳児の絵の具遊びは、作品づくりの練習ではなく、感触を楽しみ、手や指を動かし、自分なりに表す土台を育てる時間です。

きれいにできたかより、どんな顔をしたか、どんなふうに触ったかを見てあげると、この遊びの意味がぐっとわかりやすくなります。

安全に配慮しながら短時間でも楽しめれば、それで十分です。

最初からうまくやろうとしなくて大丈夫です。

親のほうが身構えていたのに、やってみたら案外あっさり終わることもありますし、その短い時間の中に、その子らしさが見えることもあります。

ほんの少し色に触れて、「楽しかったね」で終われたら、それだけでも十分いい時間です。

親子で気楽に続けられる形が見つかるといいですよね。