生後5ヶ月頃になると「そろそろ離乳食かな?」と楽しみと不安が入り混じった気持ちになりますよね。
私も娘の離乳食を始めるとき、ワクワクしながらスケジュールまで立てて準備していましたし、どんな食材をどのタイミングで与えるかノートに書いて計画を立てたりもしていました。
でも、現実は思った以上にうまくいかず、全然食べてくれなくて落ち込んだことも…。
頑張って作ったのに口も開けてくれなかったり、何度もべーっと出されたりして、泣きそうになった日もありました。
それでも、今振り返ると食べない日があるのは当たり前で、無理しない進め方が大切だったなと思いますし、その経験のおかげで気持ちの余裕も持てるようになりました。
今回は私自身の体験も交えながら、離乳食初期で食べない赤ちゃんのためにできる工夫や落ち込んでしまったときの気持ちの持ち方まで、たっぷりお話していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
離乳食初期に食べない赤ちゃんは珍しくない!まずは安心して
初期に食べない赤ちゃんは多い?よくある理由
離乳食初期はまだ「栄養を取るための食事」ではなく「食べる練習」の時期なので、赤ちゃんが食べないのも自然なことなんです。
我が家の娘も、初めてスプーンを口に運んだときはギュッと口を閉じたり、べーっと出したりしてばかりで、私も「こんなに嫌がるの?」と驚きました。
赤ちゃんはまだ母乳やミルクの安心した味や飲み方に慣れているので、新しい食感や温度に戸惑ってしまいますし、口の中に固形物が入る感覚も違和感が強いみたいなんです。
それに、眠かったり、お腹が空いてなかったり、周りの音や光が気になる日もありますし、ほんの些細なことで「今日は食べたくない」になることも珍しくありません。
さらに、スプーンの感触が苦手だったり、食べ物の匂いが気になる子もいて、それぞれ個性が出る時期なんですよね。
うちの場合も、日によっては全く食べない日もあれば、意外とパクパク食べる日もあったので、その振れ幅があるのも自然なことなんだと後から気づきました。
食べないのにはいろいろな理由があって、必ずしもママのせいではないんです。
母乳やミルクで栄養は足りるので心配しすぎない
私も最初は「このままで栄養が足りないのでは…」と不安になりました。
体重が減ってしまうのではと夜も心配で、離乳食の本を何冊も読み返したほどです。
でも、保健師さんに「まだ母乳やミルクで十分足りているから大丈夫ですよ。
離乳食は練習のようなものだから、気にしなくていいですよ」と優しく言われて、肩の力が抜けましたし、涙が出るくらいホッとしました。
特に6ヶ月くらいまでは、栄養源は母乳やミルクで十分ですし、赤ちゃんもまだ飲むことが中心です。
離乳食は味や食感に慣れていくステップだと思って、楽しむ気持ちで焦らず続けてみてくださいね。
私もその後は、少しでも口に入れてくれればよし!と思えるようになって、心が軽くなりました。
無理に食べさせないことが大切!進め方の基本
赤ちゃんのペースを尊重しよう
どうしても親の方が「進めなきゃ!」と焦ってしまいがちですが、赤ちゃんのペースが一番大事です。
私も「今日はちょっと気分じゃないのかな」と感じたら、思い切ってお休みしていましたし、お休みすることで私自身も気持ちをリセットできました。
無理強いしないことで、次の日にすんなり食べてくれることもありましたし、逆に笑顔で食べてくれる日が増えてきた気がします。
赤ちゃんも小さな体でたくさんのことを吸収していて、昨日できなかったことが今日できることもあるんですよね。
赤ちゃんが食べたいサインを出してくれるまで待つくらいの気持ちで接すると、お互いに楽しく離乳食を進めていけると思いますよ。
少量ずつ慣れさせるコツ
いきなり10倍がゆをたっぷり食べさせようとすると赤ちゃんもびっくりしますし、怖がってしまうこともあります。
私はまず、おかゆの上澄みだけをスプーンの先にちょこんとつけて、唇に触れる程度から始めました。
それだけでも赤ちゃんにとっては大きな刺激になるようで、舌をぺろっと出したり不思議そうな表情をしたりしていました。
これだけでも「食べる練習」になりますし、嫌がられにくいのでおすすめです。
さらに、上澄みに慣れたら少しずつとろみをつけていくなど、段階を踏むとよりスムーズでした。
練習を積むうちに、赤ちゃん自身がスプーンに興味を示してくれるようになるのも嬉しかったです。
食べない時期でも続けてみる意味
「一度嫌がったからやめよう」と思いがちですが、少しずつ続けることで徐々に慣れていくものなんです。
私の娘も最初の頃は口を閉ざしてほとんど食べませんでしたが、毎日少しずつ出しているうちに、ある日突然パクパク食べるようになって本当に驚きました。
その時の嬉しさと達成感は今でも覚えています。
赤ちゃんも毎日少しずつ成長していて、昨日できなかったことが今日できるようになることもあります。
続けることで赤ちゃんも食事が習慣になり、安心して受け入れてくれるようになるんですね。
そう思うと、諦めずに続ける意味って本当に大きいんだなと感じました。
食べないときに試してみたい工夫
時間帯やタイミングを変えてみる
お腹が空いていても眠気が勝っていると食べてくれませんし、逆に空腹すぎても不機嫌になって泣いてしまうこともあります。
私は午前中やお昼寝の後に試してみたり、授乳の少し前にスプーンを出してみたりして、娘にとって食べやすい時間を見つけました。
その日の気分や体調によってベストタイミングが変わるので、何パターンか試してみるといいですよ。
時間帯を変えるだけで意外と食べてくれる日もあって、「こんなに違うんだ!」と驚いたこともありました。
形状や味付けを変えてみる
ずっと同じ10倍がゆばかりだと飽きてしまうのか、娘は途中で口を開かなくなりました。
そこで、かぼちゃやにんじんのペーストを用意してみたら、嬉しそうに食べてくれて「こんなに違うんだ!」と私まで嬉しくなりました。
フルーツも甘みがあって、赤ちゃんには人気ですよし、ヨーグルトやだし風味をほんの少し足してみるのもおすすめです。
形状をなめらかにしたり、逆に少し粒を残してみたりすると、食いつきがよくなる子もいるので、いろいろな組み合わせを楽しんでみてくださいね。
雰囲気や環境を整える
お気に入りのぬいぐるみと一緒にテーブルに座らせて「くまさんも食べてるよ~」と声をかけたり、お気に入りの音楽を流したり、照明やイスの高さを調整したり。
ちょっとした演出で赤ちゃんの興味を引くと、気がまぎれて食べてくれることが増えましたし、親の私もリラックスして楽しく過ごせました。
家族で「おいしいね~」と笑顔で声をかけながら一緒に食べると、赤ちゃんも安心して口を開けてくれたりします。
雰囲気づくりって本当に大事なんだなと感じました。
「食べないのはダメ?」と不安なときの相談先
健診や専門家に相談してみよう
「本当にこれでいいのかな?」と不安が消えないときは、遠慮なく相談してみてくださいね。
私も市の子育て支援センターに電話したり、保健師さんに直接相談したりして、アドバイスをもらいましたし、先輩ママや友達にもたくさん話を聞いてもらいました。
悩みを口に出すだけでも気持ちが軽くなりますし、新しいヒントがもらえたり、自分のやり方が間違っていないと確認できたりして、安心できます。
保健師さんはとても優しく親身になってくれるので、どんな小さなことでも相談してみてください。
成長曲線や体重のチェックも大切
定期的に体重や身長を測って、成長曲線の中に入っていれば大きな心配はいりません。
私は月に1回ほど家で体重を量ったり、支援センターの計測会に参加したりして、娘の成長を確認していました。
食べないときもちゃんと成長していることが分かると、気持ちも落ち着きますし、「これでいいんだ」と自信を持てました。
成長曲線のグラフに印をつけて記録していくと、頑張った証にもなって励みになりますよ。
まとめ|離乳食初期は焦らずに赤ちゃんの成長を見守って
離乳食初期は「思い通りにいかないのが普通」くらいに思って大丈夫ですし、それが当たり前だと考えていいと思います。
私自身、娘の離乳食で泣きそうになったことも何度もありましたし、心が折れそうになったこともありましたが今ではいい思い出で、むしろ娘と一緒に成長できた貴重な時間だったと感じます。
無理に食べさせようとせず、赤ちゃんのペースを大切にして、楽しい気持ちで食べる練習を続けるのが一番ですし、そのほうが赤ちゃんもリラックスして食べてくれるようになります。
悩んだときはまわりに相談して、気持ちを吐き出したりアドバイスをもらったりして、ママ自身の心も軽くしてあげてくださいね。
いつかきっと食べてくれる日が来ますし、その日が来たときの嬉しさは格別ですよ!大丈夫、ゆっくりでいいんです!