沐浴は、毎日1回入れてあげることが基本となっています。
きっと産院での沐浴指導のときにも、そのように助産師さんから教えていただいたことがある人、多いのではないでしょうか?
でも、冬生まれの赤ちゃんを持つお母さんにとっては、お風呂上がりに体が冷えて風邪を引かないか心配になってしまいますよね。
夏の汗をかきやすい季節ならともかく、気候の良い秋や寒い冬も毎日沐浴しないといけないんでしょうか?
新生児の沐浴の頻度で冬でも毎日入れるべき?季節によって変える必要は?
まず沐浴は、産院でも言われるように「冬でも季節問わず、基本的に毎日」入れてあげましょう。
赤ちゃんは新陳代謝がとても活発なので、寝ているだけでも汗や皮脂を多く分泌しています。
それは冬でも同じです。
冬の方が厚着をしていることもあって、意外とわかりにくいのです。
なので、季節問わず赤ちゃんが風邪を引かないように、環境設定を整えることが大切になってきます。
では、赤ちゃんを風邪を引きにくくするために工夫してほしいことをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
どうして沐浴を毎日した方が良いのか?
赤ちゃんの新陳代謝はとても活発なので、寝ているだけでも汗や皮脂で体が汚れてしまうのです。
また、おしっこやうんちの回数が頻回にあるのが新生児なので、体を清潔にする必要があるのです。
このような理由から、基本的には季節問わず、毎日赤ちゃんを沐浴させてあげるように心掛けましょう。
だけど、慣れない赤ちゃんのお世話で疲れが溜まってしまって。
今日はどうしても沐浴をする気力がない…
そんなときには、お休みをしても問題ないですよ。
その場合は、赤ちゃんの体を柔らかい布製のガーゼを濡らして、優しく体を拭いてあげましょう。
沐浴をするのに適した場所は?
沐浴をする時には、室温が保てる場所であり、洗う人が動きやすい場所が良いですよ。
私のおすすめは、浴室ですね!
温度と湿度を保つことができるし、着替えをさせるのも脱衣所ですぐに出来るからです。
また、リビングやキッチンなどもおすすめです。
自分で何度かいろいろな場所を試してみて、1番「ここ!」と感じる場所だと楽に沐浴が出来ますよ。
沐浴をするときの適切な湯温は?
大体の目安として、38℃が適温だと言われています。
湯温計を使って温度を調整するのが1番良いですが。
赤ちゃんを湯船に入れる前に、必ず自分の肌で温度を確かめてくださいね。
大人が入るには、「少しぬるいかな?」と感じる程度の温度が、ちょうど良いですよ。
新生児の沐浴の目安時間はどれくらい?おすすめの時間帯とかあるの?
沐浴をする目安の時間は、大体10分程度が良いとされています。
赤ちゃんにとって、お風呂に浸かることは大人以上に疲れることです。
なので、赤ちゃんにとっては「10分くらい」が、ちょうど良い時間なのです。
また、沐浴を入れるタイミングとして、おすすめの時間帯についてもご紹介しますね。
沐浴の目安時間について
沐浴をするときに、お風呂に浸かる時間帯は「大体10分程度」を目安にすると良いです。
赤ちゃんにとって、少し疲れる程度が心地よく感じられるのです。
また、赤ちゃんは基本の体温が高いです。
なので、長めにお湯に浸かっているとのぼせてしまう恐れがあります。
特に冬場の浴室は室温が下がりやすいです。
そいうすると「しっかりと温めなきゃ風邪をひいちゃうかも」と、長めに入れてしまいがちです。
そういう場合も、沐浴時間を長くするよりも、気温の変化を感じる時間がなるべく少なくなるように。
着替えを含めて20分以内に終わるよう、目安にするといいですよ。
おすすめの沐浴の時間帯は?
赤ちゃんの生活リズムを作るとき、最も大切なことは「沐浴を毎日同じ時間帯にすること」です。
時間帯は午前中でも午後でも、あなたのライフスタイルに合わせて都合の良い時で大丈夫ですよ。
ここでは、私がおすすめする時間帯について、ご紹介をします。
おすすめの沐浴の時間帯①午前中:9:00~11:00
午前中のこの時間帯は、朝ごはんや洗濯など一通りの家事が終わって、ようやく一息つくことが出来る時間ですよね。
沐浴は、
- 赤ちゃんを落とさないように
- 風邪をひかないように
なので、落ち着いている時間帯がおすすめです。
さらに、夏場は涼しく、冬場はちょうど室内が温まってきた時間帯でもあると思います。
室内の気温が一定に保たれていると、赤ちゃんにとっても気持ちのよい沐浴になりますよ。
おすすめの沐浴の時間帯②午後:16:00~18:00
まだ生活リズムが整わない赤ちゃんにとって、夜に近い時間帯に沐浴をすることは、生活リズムを整える近道とも言えるのです。
もし可能な方は、夕方の時間に沐浴をすることをおすすめします!
私も娘が生まれた時には、なるべく夕方の時間に沐浴をしていました。
生後1ヶ月半のときには、しっかりと夜を識別できていたのか、生活リズムが整うのも早かったです。
でも、
- 兄弟が家に帰ってきてバタバタしたり
- 夕方は少しでもゆっくりと過ごしたい
沐浴をしてはいけない時にはどんなときがある?
では、赤ちゃんの沐浴をしない方がよいときって、どんなときがあるのでしょうか?
沐浴をやめておいた方が良いとき①赤ちゃんの体調が万全ではないとき
基本的に赤ちゃんの元気がないときは、沐浴は避けてください。
- 厚着もせず室温が高くもないのに体温が37.5℃以上あるとき
- くしゃみや咳がよく出るとき
- 全身がぐったりして元気がないとき
- 風邪気味、下痢が続くとき
- 機嫌が悪くぐずっているとき
沐浴をやめておいた方が良いとき②皮膚の状態がすごく悪いとき
また、
- 膿をもった湿疹が強く出ていているとき
- 皮膚が化膿しているとき
沐浴をやめておいた方が良いとき③授乳前後
それと、授乳直前や授乳直後30分は避けましょう。
お腹が空いているときは機嫌が悪くなりがちで、沐浴中にぐずり出すことがあります。
逆にお腹がいっぱいの時に沐浴をすると気持ち悪くなることがあり、吐き戻しをする可能性があります。
授乳後30分以上たって落ち着いた状態で沐浴するのがベストです。
沐浴をやめておいた方が良いとき④夜の時間帯
また、夜の時間帯は体を冷やしてしまうので避けましょう。
パパの帰宅を待って手伝ってもらうというのは、やめておいた方がいいですね。
冬は日中の温かい時間帯に、夏は夕方でもOKです。
特に冬は暖房で室温を上げておいてください。
肝心なのは毎日同じ時間帯に沐浴することです。
沐浴にかける時間は、服を着せる時間を合わせて10分を目安にしましょう。
沐浴は体力を消耗するし、赤ちゃんはのぼせやすいので出来るだけ短時間で済ませるようにします。
沐浴をする頻度のまとめ
新生児の赤ちゃんは、気温の変化にとても敏感です。
そして肌もデリケートなので、心地の良い環境を整えてあげることが大切になります。
赤ちゃんとの沐浴の時間は、あっという間に終わってしまいます。
ぜひ今しかない「沐浴の時間」を噛み締めて、一緒に楽しんで過ごしてくださいね。